徳島文理大学研究紀要
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106
  • ─健全な食生活管理を心がけていない学生の生活─
    鎌田 加容子, 井元 啓子, 吉永 純子, 大岡 裕子
    2023 年 106 巻 p. 1-8
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/03
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    我々は,看護学生の健康管理と生活習慣の実態を明らかにするために2021年にWebアンケート調査を行い,「食事に対する関心が低く朝食欠食がみられる」という結果を得た。今回はこれを基に,健全な食生活管理に対する意識の有無と生活習慣との関連について検討した。これにより健全な食生活管理を心がけていない看護学生の生活が明らかになり,健康を守るために必要な食生活における支援の方向性を得ることができると考えた。結果,学生は朝食欠食のうえにバランスの取れた食事を摂らず,その食生活は望ましいものではなかった。また,運動の頻度は低く,睡眠習慣は不適切で,ストレス解消も不十分であった。支援の方向性は,食生活では看護学生が常に健康意識や健康への興味を高く持ち,ポジティブな態度で食生活管理ができるよう働きかけ,朝食摂取を習慣化させることである。他に運動,睡眠,ストレス解消において支援の方向性を得ることができた。

  • 小笠原 尚子, 上田 伊佐子
    2023 年 106 巻 p. 9-15
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/03
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    本研究は,看護学生のレジリエンスに関する先行文献を検討し,看護学生のレジリエンスを構成する要素とそれに影響する要因を明らかにすることを目的とする。医学中央雑誌Web版を用い,看護学生のレジリエンスの構成要素,影響要因に関する15文献を分析した。看護学生のレジリエンスの構成要素は,【支援を受ける力】,【主体的に問題解決できる力】,【思考を変換できる力】,【目標を見いだせる力】,【学ぶ意欲を持つ力】の5つが生成され,主体的に問題解決でき,学ぶ意欲を持つような精神的な強さと,思考を変換したり,支援を受けたり,目標を見いだせるような柔軟さを併せ持つ力であると解釈できた。影響要因のうち促進要因は,【自尊心】,【自己効力感】,【精神的サポート】など9つがあり,抑制要因は,【抑うつ症状】,【気分の変化】などの5つであった。【臨地実習の経験】は学生の捉え方で促進要因あるいは抑制要因のどちらにもなり得る流動性があった。

  • 古家 弘幸
    2023 年 106 巻 p. 17-29
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/03
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    英国女王エリザベス二世は,70年という英国史上最長の君主在位期間を全うし,大きな時代の変化をくぐり抜けた。本稿ではその足跡を振り返りつつ,英国における君主制の仕組み,英国の王室財政,勲章をめぐる日本の皇室とのあまり知られていないやり取りなどについて取り上げる。その上で本題として,私の専門であるスコットランド経済史・思想史学の視点から,エリザベス二世とスコットランドの関わりについて論じる。スコットランド国民党が掲げる「欧州の中のスコットランドの独立」という党是は,英国の欧州連合(EU)離脱を経て,スコットランド独立はEU復帰のためという,以前よりはるかに大きな大義名分を得ることとなった。遅かれ早かれ,スコットランド独立が現実味を帯びてくるようになった現在に至るまでの経緯と,英国からの独立を模索するスコットランドを連合王国につなぎ止めるために苦心したエリザベス二世について論じる。

  • 金子 紗枝子, 岩木 信喜, 髙橋 功
    2023 年 106 巻 p. 31-38
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/03
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    親密な他者との関係という観点から大学生の学生生活における適応感について検討した。人は親密な他者との間にアタッチメント関係を形成してソーシャル・サポートを受ける傾向がある。そこで,大学生を対象にアタッチメント・スタイルの回避次元と不安次元を測定し,それらと学校適応感,および,親密な他者から受けるソーシャル・サポートとの関係を調べた。その結果,回避傾向や不安傾向が低い学生ほど学校への適応がよく,ソーシャル・サポートの享受量も多かった。さらに,親密な他者がいる社会的居場所をもつ者はもたない者よりも学校適応がよく,ソーシャル・サポート量が多かった。したがって,回避傾向や不安傾向が強い者については,ソーシャル・サポートを受けやすくするために社会的居場所を整備すべきことが示唆された。また,社会的居場所の本来感の担保機能は不安次元と主に関連し,一方,自己有用性の担保機能は回避次元と主に関連していた。

  • ―卒業生へのアンケート調査に基づく課題と改善―
    児嶋 輝美, 石井 信子, 下内 新吾, 船本 孝子, 森 万里子, 金子 紗枝子, 古本 奈奈代
    2023 年 106 巻 p. 39-49
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/03
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    教育職員免許法及び同法施行規則の改正に伴い,2019年度から幼稚園教諭の教職課程に「領域及び保育内容の指導法に関する科目」が創設された。この科目は「領域に関する専門的事項」と「保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む)」の12単位から成る。本学では2023年度入学生より新課程が導入され,「領域に関する専門的事項」として「幼児と健康」,「幼児と人間関係」,「幼児と環境」,「幼児と言葉」,「幼児と表現」を新設する。本研究の目的は,改正を機にこれまでの領域に関する授業を見直し,改善に努めることである。本学の卒業生を対象として領域に関する授業内容についてアンケートを行い,保育者の立場での必要感を調べた結果をもとに,担当する授業を検証し改善に向けて考察した。

  • ―サステナブルファッションショー参加より―
    藤本 和賀代
    2023 年 106 巻 p. 51-57
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/11/03
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    年々,大学における地域貢献活動は重要なものとなっている。産官学が連携し地域の特性や恵まれた資源を活かすための取り組みが各地で行われている。また,履修科目として地域貢献やボランティアをすることで単位の取得が可能な大学も少なくない。

     この度,当専攻の総合実習授業で地域貢献活動に取り組んだ。具体的には「とくしまSDGsシンポジウム2022」において県内の企業や他学校と連携しサステナブルファッションショーを実施することである。学生達は古着を自らリメイクしモデルとしてショーにも出場した。

     今回の参加によって学生達は,(1)リメイクに興味を持つようになった。(2)リメイクの面白さを知った。(3)発想力・技術力の向上に繋がった。(4)何より服を大切に思うようになった。

     更に,地域貢献活動は,学生を学外へ連れ出す絶好の機会であることを実感した。

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