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1,925件中 1-20の結果を表示しています
  • 西郷 甲矢人
    認知科学
    2021年 28 巻 1 号 57-69
    発行日: 2021/03/01
    公開日: 2021/03/15
    ジャーナル フリー
  • 図書館界
    2012年 64 巻 2 号 174-
    発行日: 2012/07/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • 図書館界
    2007年 59 巻 1 号 55-
    発行日: 2007/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • 図書館界
    2005年 57 巻 1 号 56-
    発行日: 2005/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • 図書館界
    2001年 53 巻 3 号 407-
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • 図書館界
    2000年 52 巻 1 号 35-
    発行日: 2000/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • 図書館界
    1999年 51 巻 1 号 49-
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • K
    ドクメンテーション研究
    1982年 32 巻 2 号 114-115
    発行日: 1982/02/01
    公開日: 2017/10/06
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 小泉 直
    英文学研究
    1992年 69 巻 1 号 91-104
    発行日: 1992/09/30
    公開日: 2017/04/10
    ジャーナル フリー
  • 杉村論文への意見を兼ねて
    望月 八十吉
    中国語学
    1977年 1977 巻 224 号 60-69
    発行日: 1977/11/10
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • ―Ura(2007)の批判的検討―
    畠山 雄二, 本田 謙介, 田中 江扶
    言語研究
    2008年 134 巻 141-154
    発行日: 2008年
    公開日: 2022/03/08
    ジャーナル フリー

    Ura(2007)は,一部の関西方言において「僕はジョンにそのことをできる(て)思う」のような構文が成り立つことを指摘し,「長距離の例外的格付与(Long-Distance ECM: LD-ECM)」として分析した。その際の省略可能な補文標識は「弱い」フェイズを形成するとして,「補文標識の省略が許されない言語では,LD-ECMは許されない」という一般化を示した。この一般化に対し,本稿では,60人の非関西方言話者について対応構文を調査し,(i)補文標識が省略可能であるが,LD-ECMが許されない場合(弱い反例),および(ii)補文標識が省略不可能であるが,LD-ECMが許される場合(強い反例)という二種類の反例を提示する。特に(ii)の反例は,Uraの一般化にとって大きな問題であり,補文標識の省略とLD-ECMの成立との間に強い相関関係がないことを指摘する。さらに,フェイズ理論に頼らない分析として,補文の対格名詞句が焦点を当てられるために補文CP指定部に非顕在的に移動し,そこで対格の認可を受けるという分析を示す。この分析では,Uraの分析とは異なり,文法操作の局所性や最短距離性といった文法理論の核を成す制約を変更することなく,日本語にみられるLD-ECMの有標性を捉えることが可能になる。

  • 西川 茉椰, 岩根 文男, 眞鍋 浩子
    岡本医学雑誌
    2024年 2 巻 論文ID: 2024-003
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/07/05
    ジャーナル フリー HTML

    入院患者の早朝採血検体(早朝病棟検体)の結果報告は始業時までに完了していることが望ましいとされている.当院において8時30分までに100%結果報告するためにはどのように改善すればよいか検討した.対策として,早出出勤時間の30分

    繰り上げ
    ,臨床検査技師による早朝病棟検体の回収と照合の簡略化,分析機の有効活用を行い,効果を対策前後で比較した.対象として検査室への検体到着時間と,生化学項目(生化学)と血球計算項目(血算)について8時00分と8時30分時点での報告完了割合(報告率)を比較した.結果,到着時間はA病棟群で7時11分から6時40分となり,B病棟群についても7時18分から7時04分と早くなった.報告率は,生化学が8時00分では39.9%から86.6%,8時30分では84.5%から97.5%となり,血算は8時00分では84.8%から93.5%,8時30分では96.1%から98.3%と上昇した.報告が早くなったことで迅速な治療が行われ,早期退院,在院日数の短縮に繋がることが期待できる.

  • 処置の“把”と非処置のV
    町田 茂
    中国語学
    1992年 1992 巻 239 号 95-104
    発行日: 1992/11/07
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 山口 直人
    中国語学
    1991年 1991 巻 238 号 115-124
    発行日: 1991/10/10
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 竹澤 聡, 三谷 哲也, 中村 香恵子, 平元 理峰, 堀内 寿晃, 長松 昌男
    工学教育
    2016年 64 巻 6 号 6_87-6_92
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/07
    ジャーナル フリー
    It is very important for the university student to be assisted the passionate and skillful person who is able to teach them aware and experience to the students for future career achievement. One of choices for strategy is growing the visiting professor program for effective education system while minimizing expenses of the university budget. In the department of mechanical engineering, Hokkaido University of Science we decided to introduce a work experience person in large companies dare. In this paper we get a conviction and report a fact, because a visiting professor from a large corporation who brought huge effects of career education.
  • 高山 憲之, 白石 浩介
    年金研究
    2017年 6 巻 38-100
    発行日: 2017/05/08
    公開日: 2017/06/09
    ジャーナル フリー

    本稿では、給与所得者として20年以上、勤務した実績を有し、2012年度末の年齢が56~69歳の男性1253人を対象として、年金と高齢者就業の関係を分析している。主な使用データは世代間問題研究プロジェクトが2012年に実施したパネルデータ「くらしと仕事に関する中高年インターネット特別調査」である。分析によって得られた主要な知見は以下のとおりである。

    (1)2012年度における法定の年金受給開始年齢は男性の場合、定額部分が64歳、報酬比例部分が60歳であった。本稿で分析の対象とした男性にとっては報酬比例部分だけで月額10万円前後(平均値)の年金を受給することができたので、定額部分64歳受給開始にもかかわらず、60歳から年金を受給しはじめた人が多かった。ただ、60歳時点では失業給付(求職者給付)を、まず受給し、その受給期間が満了した後から年金を受給しはじめた人も少なくなかった。

    (2)2012年12月時点における年金受給率は60~64歳層で64%、65~69歳層では89%であり、総じて高齢になるほど年金受給率は高くなっていた。

    (3)60歳以降、減額なしで老齢年金を受給する人が圧倒的に多かった。2012年12月時点で60~64歳層の場合、在職により老齢年金が減額されていた人は9%、全額支給停止となっていた人は12%にすぎない。65歳以上では、在職者が減る一方、在職による減額がはじまる屈折点も28万円超が65歳から比較的高めの47万円超に変わるので、減額つきの在職老齢年金受給者や全額支給停止者はきわめて少なくなっていた。

    (4)2012年12月時点で56~59歳だった人については正社員または役員の割合が50%超となっていたが、60歳だった人の正社員割合は24%、さらに61~64歳層では11%、65~69歳層では、わずか2%であった。一方、60~64歳層の非正規就業者割合は約4分の1、無職者42%となっていた。なお、60歳であった人の失業者割合は22%となっており、この年齢層だけ失業者割合が異常に高かった。

    (5)2012年4月時点における厚生年金保険加入率は60歳で50%割れとなっていた。さらに、61~64歳では24%弱、65歳11%弱、66~69歳4%弱と、その加入率は高齢になるほど低くなっていた。

    (6)同時点で厚生年金保険に加入していた人の総報酬月額は56~60歳層で平均50万円前後であったが、61~65歳層30万円台、さらに66~69歳層20万円台であった。ただし、60~64歳で厚生年金保険に加入していた在職者の80%前後が「総報酬月額+年金受給月額」の合計額を28万円以下に調整し、減額なしで年金を受給していた。

    (7)次に、コーホート別の加齢効果を調べたところ、まず、56~59歳時点の正社員割合は、かつて80%であった(または80%に近かった)が、1948年度生まれの世代から低下しはじめ、1952年度生まれ(2012年度には60歳)になると60%強になっていた。60歳を超えるとともに、いずれの世代でも正社員割合は30%前後あるいは、それ以下へ急減しており、被用者だけに限定すると、正規の人より非正規の人の方が総じて多かった。そして、64~65歳時点では無職者が過半数を占めるようになっていた。

    (8)総報酬月額の中央値は、いずれの世代においても59歳時点で50万円以上となっていたが、61歳時点では30万円台または、それ以下に低下していた。ただ、その分布のばらつきは比較的大きく、61歳以降においても月額47万円超の人が30%以上いた(ゼロデータは除いている)。

    (9)いずれの世代においても年金受給率は加齢とともに上昇しており、総じて62歳時点で50%を超え、65歳時点で80%超となっていた。とくに、1949~1951年度生まれについては定額部分に係る法定の受給開始年齢が65歳になっていたにもかかわらず、60歳受給開始者が40%台を占め、さらに61歳時点の年金受給率は60%台に上昇していた。これらの年金受給率は、1948年度生まれ以前の世代のそれより10%程度あるいは、それ以上高かった。

    (10)年金受給者に着目すると、報酬比例部分に係る法定の受給開始年齢が60歳に据えおかれていたときに関するかぎり、定額部分に係る法定の受給開始年齢が段階的に65歳へ引き上げられても60歳から年金を受給しはじめた人が最も多かった。ちなみに、定額部分の法定受給開始年齢引き上げにぴったり合わせて実際に年金を受給しはじめた人は受給者の4分の1あるいは、それ以下にとどまっていた。

    (11)他方、報酬比例部分に係る法定の受給開始年齢が60歳から61歳に引き上げられたとき、該当する厚生年金加入歴20年以上の男性は、その過半が60歳時にも厚生年金に加入していた。そして60歳から老齢年金を受給しはじめる人の割合は激減した。報酬比例部分の受給開始年齢引き上げは多大な雇用促進効果と年金受給開始先送り効果の2つをもっていたことになり、定額部分の受給開始年齢を引き上げたときとは明らかに違っていた。

    (12)60歳時点に関するかぎり、在職によって年金給付が減額される、または全額支給停止となる人が、かつては多かった。ちなみに1948年度以前に生まれた世代の場合、その割合は60%台であった(全額支給停止者を含む)。しかし、1949年度以降に生まれた世代の場合、その割合は50%前後あるいは、それ以下になっていた。その割合は61歳以降、加齢にともなって急激に低下し、65歳時点では10%未満までダウンしていた。

    (13)2012年12月時点で年金を受給していた60~69歳の男性について受給開始前後の就業状況等を調べた結果によると、まず、受給開始1年前の時点では正社員ないし役員が48%、非正規就業20%、失業中8%、無職者17%等であったが、受給開始直後には正社員ないし役員が17%となり、30%近いダウンとなる一方、無職者が36%、失業中15%、非正規就業25%へと、それぞれアップしていた。さらに受給開始2年後になると、正社員ないし役員は10%まで減る一方、無職者割合は48%へ上昇していた。受給開始直前に正社員ないし役員であった人に限定すると、受給開始直後も正社員ないし役員にとどまった人は3分の1にすぎず、無職者27%、失業者17%(無職者と合わせると40%超)、非正規就業21%へと就業状況が大きく変わっていた。

    (14)就業状況が変わると週あたり労働時間も変わる。年金受給開始1年前には労働時間40時間以上の人が52%を占めていたが、年金受給開始直後には27%へと、ほぼ半減していた一方、労働時間ゼロが52%となった。年金受給開始とともに労働時間を減らしたり、勤務を辞めてしまったりした人が、それなりに多く、就労を抑制したり、早期引退を促進したりする効果が年金受給にあることが、パネルデータによって計量的に確認された。

    (15)年金受給開始1年前の総報酬月額および「その他の月収」(報酬や週30時間未満の勤務から得られた賃金等)と、年金受給開始1年後の「年金+総報酬月額+その他月収」の合計額を比較すると、年金受給開始後、大幅に収入を減らした人が圧倒的に多かった。ちなみに、後者の前者に対する割合は20%未満の減が6%、20%以上40%未満の減8%、40%以上60%未満の減18%、60%以上80%未満の減25%、80%以上の減19%となっていた。

    (16)実際に年金受給を開始した年齢が60~64歳であり、かつ年金受給開始直後においても総報酬を手にしていた人に限定すると、受給開始1年前の総報酬月額は15万円未満の人が13%、30万円未満40%であったが、受給開始直後になると、総報酬月額15万円未満の人は40%となっていた。そして、受給開始直後における「総報酬月額+年金給付(基本月額)」の合計額は20万円未満が21%、20万円以上28万円以下が31%、28万円超40万円未満29%、40万円以上10%となり、20万円以上28万円以下のところに、それなりの塊りがあった。総報酬月額と年金給付月額の合計額を28万円以下に制御し、年金を減額なしで受給するために総報酬月額を下方に調整した人が30%弱に及んでいた。

    (17)生存時間解析をした結果によると、総じて、老後資金に余裕があったり、就業継続によって稼得が期待される賃金が従前賃金の60%未満であったりすると、早めに就労を停止し、年金を受給し始める傾向がある。さらに、無配偶者の方が有配偶者より就労を早期に停止する確率が高い。

  • 白石 碧
    フランス語学研究
    2017年 51 巻 1 号 23-42
    発行日: 2017/06/01
    公開日: 2021/12/04
    ジャーナル フリー

    Cet article a pour but d'analyser les discordances verbales en Right-Node Raising ‘mise en facteur à droite' en français. Le Right-Node Raising est une construction elliptique dans laquelle l'élément à droite est partagé par deux conjoints illustrée par J'ai eu à traiter (un certain nombre de dossiers de ce type) et je traite encore un certain nombre de dossiers de ce type. ABEILLÉ &MOURET 2010. Le Right-Node Raising est souvent considéré comme imposant une condition d'identité entre le matériel commun et le matériel manquant plus stricte que les autres ellipses. Les analyses précédentes supposent une identité phonologique. Cependant, une étude de corpus indique l'existence de discordances des formes verbales sans syncrétisme phonologique comme dans la phrase suivante: …une carte interactive de tous les sites de production à grande échelle qui ont (vu les jours), ou qui vont voir les jours dans les mois qui viennent en France.France Inter, 2015/02/20. Une expérience de jugement d'acceptabilité montre que ces discordances sont acceptables et que la forme syncrétique n'a pas de statut spécial en Right-Node Raising en français. Les discordances sans identité phonologique sont problématiques pour les trois analyses principales en termes du Movement, de la Multiple dominance et de la Deletion. Nous supposons qu'en cas de conflit, l'exigence du deuxième conjoint gagne et les éléments qui montrent des discordances peuvent être supprimés sous identité de lexème.

  • 論理形式, X-構造, α-移動と意味の問題
    井口 省吾
    ドイツ文學
    1987年 79 巻 68-78
    発行日: 1987/10/01
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
    Mit der Einführung der formallogischen, modelltheoretischen Semantik in die Sprachwissenschaft hat die erste Phase der exakten Semantik ohne metasprachliche Erläuterung begonnen. Es gibt aber in der natürlichen Sprache solche Sätze, die auf dem allerersten Blick sehr ähnliche syntaktische Strukturen haben, jedoch verschiedene Bedeutungen tragen. Ein klassisches Beispiel ist Chomskys frying planes.
    Da die formale Semantik sozusagen im Tandem mit der Syntax konstruiert wird, muß man jedesmal verschiedene syntaktische Strukturen auf einer tiefen Ebene voraussetzen, falls syntaktisch ähnliche Sätze semantisch verschieden interpretiert werden sollten. Das ist aber leichter gesagt als getan. Man nehme folgende Sätze zum Beispiel.
    (1) Der Vater hilft der Mutter.
    (1') Das Medikament hilft der Mutter.
    (2) Er weiß, daß er eher einen Roman hätte lesen sollen.
    (2') Er weiß, daß er eher hätte einen Roman lesen sollen.
    Der Bedeutungsunterschied zwischen den Sätzen jedes Paars ist schon bekannt und bisher metasprachlich erläutert worden, aber niemals formallogisch in der Ebene der Objektsprache.
    Um diese Art Bedeutungsunterschied formallogisch plausibel erklären zu können, ist ein dynamisches, neues syntaktisches Gerüst erforderlich, das kategorialgrammatisch gebaut ist. Man muß es semantisch eindeutig interpretieren und daraus gegebenenfalls Strukturen ableiten konnen, welche den originalen ähnlich sehen, aber semantisch anders interpretiert werden können.
    Die neue syntaktische Theorie nach Chomskys Pisa-Vorlesungen (Government and Binding) scheint mit den dynamischen Vorrichtungen, z.B. den X-Strukturen und ihren verschiedenen möglichen Interpretationen, den leeren Kategorien, Move-α-Transformationen u.a. unserer Vorstellung nahe zu kommen. Leider diskutiert man dabei allzu syntaktisch und versäumt, die semantischen Motivationen bzw. die Bedingungen der Transformationen und die Veränderungen der logischen Formen klar zu machen.
    Das Aufsuchen der Motivationen, Bedingungen und der logischen Formen führt notwendigerweise zur Entwicklung der zweiten Phase der exakten Semantikforschung, wo sich die syntaktisch noch nicht ausreichende, jedoch semantisch schon sehr gesicherte Montague-Grammatik mit der syntaktisch viel präziseren, aber semantisch noch sehr unvollkommenen Chomsky-Grammatik verbinden und ferner die semantische Merkmalstheorie mit der syntaktischen Valenztheorie unter einem neuen Gesichtspunkt verbunden wird.
  • 福元 健太郎, 菊田 恭輔
    選挙研究
    2021年 37 巻 1 号 47-57
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/11/16
    ジャーナル オープンアクセス
    投票所の閉鎖時刻は原則として午後8時だが,午後4時までなら
    繰り上げ
    ることができる。本稿は,2009年から2013年までの衆参の選挙について,全市区町村のデータを作成し,差の差分析により,
    繰り上げ
    が投票率だけでなく自民党や諸派の絶対得票率とも逆相関することを示す。さらに,前回選挙期日の降水量を操作変数として利用することにより,前回選挙の棄権率が今回選挙の
    繰り上げ
    を抑制する因果的効果があることを実証する。
  • ――「ようになる」の意味的分析――
    阿久澤 弘陽, 窪田 悠介
    言語研究
    2021年 160 巻 249-261
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/08
    ジャーナル フリー

    「ように」節をとる変化動詞「なる」は

    繰り上げ
    動詞と類似した性質を示し,補文時制辞がル形のみ可能なことから,補文時制が不完全時制(defective tense)の定形
    繰り上げ
    (finite raising)として分析されることがある(Uchibori 2000, Fujii 2006)。本論文では「ようになる」構文の統語的・意味的特徴を再検討し,否定極性表現の認可と間接受身に関する統語的振る舞いから「ようになる」は非
    繰り上げ
    構造であること,また,補文時制辞の分布は「ようになる」が習慣(またはある種の恒常的状態)の意味を含むという語彙意味的特徴から自然な帰結として導かれることを示す。本論文での結論は,意味的特徴を精査することで,従来「擬似的な不定形節」として扱われてきた構文の統語分析を単純化できることを示した点において,近年の定形コントロール(finite control)に関する再検討(Akuzawa and Kubota 2020, Kubota and Akuzawa 2020)に通ずるものである。

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