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クエリ検索: "きたろう"
227件中 1-20の結果を表示しています
  • 阪本 大輔, 原田 昌幸, 山根 崇嘉, 守谷 友紀, 花田 俊男, 馬場 隆士, 岩波 宏
    園芸学研究
    2021年 20 巻 1 号 73-78
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

    リンゴの果皮のクロロフィル含量を非破壊で計測するために,携帯型分光計を用い,果皮を透過した650~740 nmの波長域の拡散反射光の反射率を非破壊で測定し,部分的最小二乗回帰分析を行いクロロフィル含量の推定モデルを作成した.その結果,2018年産の ‘あかね’,‘さんさ’,‘

    きたろう
    ’,‘ジョナゴールド’ および ‘ふじ’ において,決定係数r2 = 0.918~0.982と高精度にクロロフィル含量を推定することができた.2018年産の ‘
    きたろう
    ’ で作成した同推定モデルで,2019年の上記5品種および ‘トキ’ のクロロフィル含量の検証を行ったところ,決定係数がr2 = 0.919~0.981と高く,誤差も小さく推定できた.また,すべての品種でクロロフィル含量とこれまで収穫適期の指標として用いられてきた地色やデンプン指数との間に高い相関がみられた.推定モデルは今回試験した温度帯では果実温の影響は少なかった.以上のことから携帯型分光計を用い,果皮のクロロフィル含量を迅速かつ高精度に測定き,リンゴの収穫期判定に活用できる可能性が示唆された.

  • 永田 久美子
    老年看護学
    1997年 2 巻 1 号 17-24
    発行日: 1997/11/15
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー
  • 佐伯 秀宣, 藤岡 良仁, 西村 花枝, 三谷 管雄, 加藤 敏明, 小谷 和彦
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 1169
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】高齢化率の増大と共に、医療費の増大、特に老人医療費の増大が著しい。今後更なる高齢化が進む事が予想されるが、それに伴う老人医療費も増大しそうである。また、日本の国民医療費は国民所得を上回る伸びを示している。このような現状が続くと医療費削減のため診療報酬の改定が必然となり、医療従事者への風当たりはさらに強くなる事も予想される。そのような問題への打開策として、健康寿命の延長が必要であると考える。政府は2000年に健康日本21、2007年には新健康フロンティア戦略を発表した。新健康フロンティア戦略では、運動・スポーツが重点戦略の一つとして位置づけられている。そのような社会の中、理学療法士として何が出来るのでしょうか?医療・福祉の領域での働きも重要であるが、それ以前の領域、つまり生活習慣病・転倒骨折・変形性疾患等の予備群に対しての何らかの戦略が必要であると感じている。そして今回「ゲゲゲの鬼太郎」発祥の地である鳥取県境港市長寿社会課から鳥取大学医学部健康政策医学への依頼を受け、ご当地ソング(
    きたろう
    音頭)を用いての健康体操(
    きたろう
    体操)の考案ならびに普及活動を行った。健康体操の主たる方向性として、心疾患や脳血管障害等になる危険性の高い方々を対象としたハイリスクアプローチではなく、全国民に対し、また低リスクの方々を対象としたポピュレーションアプローチとした。そして、今回最大の目的は「健康体操をツールの一つして行動変容をもたらす」事である。

    【方法】体操する事のみの効果を狙ったものではなく、行動変容をもたらすツールの一つと考え、まず「
    きたろう
    体操の普及員を養成する」事を戦略とした。普及員として40名程度の募集を行い、2週間に1回のペースで全5回、普及員養成講座を開催した。そして、普及員とともに各種イベントへの参加を実施した。また、自宅・地域でも体操を行えるようにDVD作製を行い配布した。

    【結果】普及員養成講座として、定期的な運動の実施が行えた。そして不定期ではあるが地域での各種イベントでの体操披露、各種メディアを通しての普及活動を実施した。普及員の中には、所属する機関での体操教室の実施を行った者もいた。

    【考察】運動を行う事は比較的容易であるが、それを継続して行う事は困難である。そこで健康体操をツールの一つと考え、体操する機会の提供を行った結果、継続的な運動の実施が行えた。これは継続して運動するには何らかの明確な目標の掲示が必要である事が窺えた。

    【今後の展望】本年度で普及活動は終了というわけではなく、来年度には第2期生普及員の養成を行い、その養成指導員として第1期生普及員の参加を図り、継続的な運動の実施を図る予定である。また、鳥取県内の各種体操を使用しての大会を開催し、単に体操をするだけではなく、モチベーションを上げながらの継続的な運動の実施を図る予定である。
  • 遠藤 敏, 安部井 聡, 森本 はつき, 増田 基嘉
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 1170
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    高齢者の介護予防は大変重要であることは明白である。厚生労働省は、特定高齢者数が当初の予想より少なかったのを受け、今年度特定高齢者の基準を見直して、さらなる介護予防を推進しようとしている。地域理学療法に関係している理学療法士もかなり多くこの事業にかかわってきている。ただこの事業における結果報告はまだ少ない。当社も2005年より地域支援事業を行っており、今回当社の3か月のプログラムを行ない、事業前後に体力測定を行った高齢者を調査した結果を報告する。
    【対象】
    2005年8月より2007年3月までに地域支援事業の介護予防プログラムに参加された一般高齢者と特定高齢者で、体力測定が行えた222名(男性69名、女性153名)、年齢が63歳から91歳(平均75.6歳±6.1歳)である。
    【方法】地域支援事業の前と後に、握力、タイムドアップアンドゴー(以下TUGと略)、5m歩行、ファンクショナルリーチ(以下FRと略)、開眼片足立ち、長座位体前屈、膝伸展筋力の7項目の体力測定を行った。分析方法は、統計解析ソフトSTATISTICAを用いウィルコクソンの符合順位検定にて両側検定で危険率5%未満として解析した。
    【結果】
    事業開始前と事業終了後はそれぞれ、握力:24.85±10.65Kg(N=208)、24.63±8.33Kg(N=195)、TUG:8.80±2.38秒(N=207)、8.32±2.21秒(N=193)、5m歩行:4.40±1.18秒(N=222)、4.14±1.04秒(N=205)、FR:28.32±7.54cm(N=208)、30.88±6.85cm(N=193)、開眼片足立ち:27.87±22.29秒(N=220)、31.12±22.69秒(N=207)、長座位体前屈:30.09±11.74cm(N=208)、33.17±11.55cm(N=193)、膝伸展筋力:306.12±130.10N (N=116)、365.42±132.18N (N=100)であった。対応のある検定にて、握力を除く、TUG、5m歩行、FR、開眼片足立ち、長座位体前屈、膝伸展筋筋力の6項目で優位差が認められた。男女別の検定や年齢による前期高齢者と後期高齢者の検定でも同じ結果であった。
    【考察】
    介護予防事業は今後の日本の将来を見据えた重要な事業である。そのためこの事業での結果は重要であるが、まだ少ない。当社の3か月のプログラム終了時に握力を除いた6項目で有意差を得られたのは、当社のプログラムが十分に効果を発揮する内容であることが示された。性別や年齢差の検定でも同じ結果が得られたのは重要である。しかし、このプログラムは下肢の筋力やバランスに重点を置いた練習であるため、握力は変化が少なかったと考えられる。今まで握力は簡便に相対的な筋力を測る指標とされているが、本事業など下肢の筋力を多く練習するような事業で、評価として使用するのは問題があるかもしれない。今後握力に変わって簡便に筋力測定が出来る内容や方法を検討することが必要なことが示唆された。
  • 岩波 宏, 守谷 友紀, 花田 俊男, 阪本 大輔, 馬場 隆士
    園芸学研究
    2021年 20 巻 1 号 79-85
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

    NAC水和剤による摘果効果は年次間差が大きい.そこで,樹体の状態と気象条件から効果に影響を及ぼす要因を抽出し,その要因を用いて,摘果効果(落果率)を予測するモデルを作成するとともに,そのモデルから,年次変動の原因およびその程度を推定した.NAC水和剤処理による‘ふじ’の落下する果実の肥大停止時期は,NAC水和剤を早くに処理しても遅くに処理しても,無処理樹で生理落果する果実が肥大停止する時期と同じ時期であった.NAC水和剤処理による落果率は,処理時の果そう内平均着果数,平均果そう葉数,処理後3日間の平均最高気温,満開後3~4週の平均日射量の4つの要因で概ね推定できた.果そう内着果数と果そう葉数は果そうの栄養状態を表し,果そう内の着果数が多く,果そう葉数が少ないリンゴ樹の果実は落下しやすかった.気象要因である処理後の気温と日射量については,日射量の方が落果率に及ぼす影響は大きく,年次による落果率の違いは,満開後3~4週の平均日射量の年次による違いが主な原因であった.近年はこの時期の日射量が高いため,NAC水和剤の摘果効果が不十分な年が多く,NAC水和剤単独処理では省力化の期待できる落果率80%を安定して達成するのは困難であると推定された.

  • 早瀬 喜太郎, J. Dristas, 須藤 俊男, 大塚 良平, 堤 貞夫, 田辺 幸夫
    粘土科学討論会講演要旨集
    1975年 19 巻
    発行日: 1975/11/01
    公開日: 2016/11/27
    会議録・要旨集 フリー
  • 佐久田 博司, 矢吹 太朗, 香取 英男
    図学研究
    2008年 42 巻 Supplement2 号 107-108
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    PCの性能向上は著しく, 従来のミッドレンジのCADを学習用に利用することが珍しくなくなった.適用可能なCAD製品は数多く, 専門教育や図形学習に利用する方法が提案されている [2] ・ [8] .3次元の図形操作が特徴となることが多いため, 特にユーザインターフェースに着目して調査を行った.本研究は, 代表的なCADとして, Auto CAD Inventor, CoCreate SD, Solid Works, Google Sketchupを対象に図形の構築および編集のインターフェースを比較した.
  • *伊藤 創, 鈴木 大郎
    電気関係学会東北支部連合大会講演論文集
    2014年 2014 巻 2I10
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 下沢 隆
    科学教育研究
    1984年 8 巻 4 号 218-
    発行日: 1984/12/10
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル フリー
  • 片江 安巳, 藤井 舜介
    化学と教育
    1994年 42 巻 4 号 254-255
    発行日: 1994/04/20
    公開日: 2017/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • *吉成 亮
    經營學論集
    2007年 77 巻
    発行日: 2007年
    公開日: 2019/09/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 問題があったろう児1症例の検討
    吉岡 豊, 森 寿子, 折田 洋造
    AUDIOLOGY JAPAN
    1995年 38 巻 5 号 703-704
    発行日: 1995/09/05
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 尾崎 雅篤
    地すべり
    1976年 12 巻 4 号 30-32
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 小島 聖, 細 正博, 松崎 太郎, 渡邊 晶規
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 ヒトを対象とした調査研究より、高齢になるにつれ関節可動域が減少することが報告されている。これには加齢により関節周囲の軟部組織の柔軟性や伸張性が低下し、構築学的変化が生じると考えられている。また別の報告では、加齢による結合組織内の水分量の低下から、組織が速い力に対して最大に抵抗する能力が低下し、可動していた組織面で癒着を生じる可能性が高まり、若年関節より加齢関節で早く可動域が失われるとされている。しかし、これらを組織学的に検討した報告は少なく、加齢による関節構成体の変化や拘縮の発生・進行への影響は明らかにされていない。そこで、本研究では週齢の異なる実験動物ラットを用い、拘縮の発生・進行の程度を病理組織学的に検討することを目的とした。【方法】 対象にはWister系雄ラット全16匹を用いた。9週齢8匹(体重約278g)と、約52週齢のラット8匹を使用した。それぞれ無作為に対照群と実験群に分け、実験群には右後肢に4週間のギプス固定を実施し、膝関節拘縮モデルを作成した。固定肢位は股関節最大伸展位、膝関節最大屈曲位、足関節最大底屈位とした。ギプスは2週間で巻き直しを行うほか、緩みや外れ、足部の浮腫等の不具合を認めた場合は直ちに巻き直しを行い、可能な限り適切な固定を維持した。固定前、ギプス巻き直し時、固定終了後に膝関節可動域を測定した。4週間の飼育期間終了後、両群とも安楽死させ、右膝関節を一塊として採取した。10%中性緩衝ホルマリン液で72時間組織固定し、プランクリュクロ液にて72時間脱灰し、膝関節全体を観察できるように膝蓋骨中央から矢状面に切り出しを行った。その後、中和、脱脂過程を経てパラフィン包埋を行った。3-5μmで薄切後、HE染色を行い、光学顕微鏡下にて観察を行った。加えて画像処理ソフトを用い、染色像から後部関節包の厚さを計測した。【倫理的配慮、説明と同意】 本研究は名古屋学院大学動物実験規定に準拠し、同大学が定める倫理委員会の承認のもとに飼育・実験を行った。【結果】 4週間のギプス固定により生じた膝関節伸展制限角度は、週齢の異なる両実験群間で有意な差を示さなかった。病理組織学的所見では、実験群で大腿骨後方の脂肪組織の萎縮・消失、後部関節包の膠原線維束の肥厚と間隙の狭小化を認めた。これらの所見は週齢間で明らかな違いは認められなかった。それぞれの週齢の対照群を比較すると加齢ラットにおいて、軽微であるが実験群と類似した変化を示した。後部関節包の厚さはいずれの週齢においても対照群と比較して実験群で有意に高値を示し、関節包の肥厚が認められた。両実験群での比較においては有意差を認めず、4週間不動後の関節包の厚みにおいて週齢による差は認められなかった。【考察】 対照群間の比較から、加齢による関節構成体の変化が生じているものと考えられた。しかし、4週間不動後の組織所見は同程度であり、加齢によって拘縮の発生および進行が速くなるとは言えないと考えられる。むしろ、不動化前後での変化の大きさを比較すると、若年群の方がより大きな変化を示したものと考えられた。加齢とストレス応答に関し、正常培養細胞を用いた研究において、ストレスに応答する能力が年齢とともに低下してくることが報告されている(東,1999)。本研究における関節の不動化という環境の変化(ストレス)に応答する能力においても週齢で違いがあり、若年群の方がより早く順応した結果、同程度の組織像を呈したものと考えられた。今後さらに固定期間を短期化、または長期化して検討することにより、進行の違いを明らかにすることが可能であると考える。【理学療法学研究としての意義】 理学療法を実施する上で、関節拘縮が対象となることは多いにも関わらず、その介入効果を病理組織学的に検討した報告はほとんどない。加齢による違いを検討する事は、幅広い年代に対して理学療法を提供する我々にとって必要不可欠であると考える。一律に同じ予防、治療を行うのではなく、加齢をはじめとした各条件に応じた理学療法の実施が望まれる。本研究の成果はその一助となるものと考える。
  • 田中 渉, 松崎 太郎, 細 正博
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 関節拘縮(以下、拘縮)は理学療法の臨床において治療対象となることが多く、これまでに多くの研究対象としても取り上げられてきた。一般に皮膚、筋、腱、関節包、靭帯などが原因であるとされており、どの部位がどのように変化しているかを調べた報告が多い。しかし、拘縮が発生する背景として骨折後によるギプス固定、長期臥床、脳血管疾患、脊髄損傷、末梢神経損傷など様々であり、拘縮の発生する背景が異なると関節に与える影響も変化してくることは十分に考えられる。そこで、今回我々はラット末梢神経切断モデルを作成し、これに膝関節固定を施行することで後肢に受動運動の有無が関節構成体に変化を及ぼすか検討した。【方法】 対象は9週齢のWistar系雄性ラットを使用した。ラットを無作為に大腿神経切断群(n=6)、大腿神経切断+固定群(n=6)、対照群(n=6)の3群に分けた。大腿神経の切断は大腿前部より切開し、大腿神経を切断した。大腿神経切断+固定群においては神経切断後にキルシュナー鋼線と長ねじによる創外固定を用いて膝関節屈曲120°で固定した。実験群は全て右後肢に施行した。尚、ラットはケージ内を自由に移動でき、水、餌は自由に摂取させた。飼育期間および実験期間は2週間とした。実験期間終了後、ラットを安楽死させ、可及的速やかに後肢を股関節離断し、10%中性緩衝ホルマリン溶液にて組織固定後、脱灰液を用いて脱灰を4℃にて72時間行った。その後、膝関節を矢状断にて切り出し、5%硫酸ナトリウム溶液で72時間の中和後、パラフィン包埋を行い、ミクロトームで3㎛に薄切した。薄切した標本組織はヘマキシリン・エオジン染色を行い、光学顕微鏡下で膝関節の関節構成体を病理組織学的に観察した。【倫理的配慮】 本実験は金沢大学動物実験委員会の承認を受けて行われたものである。【結果】 大腿神経切断群では、関節軟骨は対照群と同様の硝子軟骨からなり、変性像や不整は見られなかった。大腿神経切断+固定群においてもこれらの所見と差異はなく、対照群と同様であった。【考察】 先行研究において、大腿神経切断モデルの関節構成体を観察したところ、その変化は極めて軽微にとどまり関節固定モデルでの関節構成体の変化とは大きく異なっていた。この差異の原因として、実験期間中、関節を固定しないまま飼育したことでラットの後肢に加わる受動運動が関与した可能性が考えられた。そこで、本研究では、大腿神経の切断に膝関節固定を施行し、受動運動が関与しないモデルを作成した。しかしやはり、大腿神経切断に膝関節固定を施行し、後肢に加わる受動的な運動を抑制しても、大腿神経切断群や対照群と類似した結果となり、先行研究における関節固定モデルで観察された関節軟骨の変性や滑膜組織の肉芽様の増生、癒着などの変化はほとんど見られなかった。つまり、大腿神経の切断によってこれらの変化が大きく抑制された可能性が示唆された。その原因として考えられるのは、大腿神経切断による大腿四頭筋の筋力や筋張力の関与、関節包や靭帯、筋などで知覚する疼痛や深部感覚の消失の関与、あるいは大腿四頭筋の脱神経筋萎縮に伴う血行動態の変化の関与などが挙げられる。本研究では大腿神経を切断し、膝関節の固定を施行した拘縮モデルを病理組織学的に観察したのみであり、末梢神経の切断が拘縮にどのようなメカニズムで影響を及ぼすかは今後さらなる検討が必要と考える。【理学療法学研究としての意義】 拘縮に対して理学療法を施行するうえで、拘縮の原因部位や発生機序を理解することは重要である。拘縮の発生において末梢神経切断による関節構成体への影響が少しでも理解されることにより、適切な理学療法手技の選択をするための一助となると考える。
  • *石本 壮太, 山村 方人, 梶原 稔尚, 足立 毅太郎, 鹿毛 浩之
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2003年 2003f 巻 E2A03
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/08/18
    会議録・要旨集 フリー
  • *山村 方人, 三浦 秀宣, 梶原 稔尚, 足立 毅太郎, 鹿毛 浩之
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2003年 2003f 巻 E1A05
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/08/18
    会議録・要旨集 フリー
  • *山村 方人, 御厨 隆寿, 梶原 稔尚, 足立 毅太郎, 鹿毛 浩之
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2003年 2003f 巻 X1P21
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/08/18
    会議録・要旨集 フリー
  • 中村 美枝子
    シミュレーション&ゲーミング
    1998年 8 巻 1 号 63-64
    発行日: 1998/12/25
    公開日: 2020/11/24
    ジャーナル フリー
  • 安西 浩
    燃料協会誌
    1970年 49 巻 5 号 221
    発行日: 1970/05/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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