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クエリ検索: "アジサイ"
1,267件中 1-20の結果を表示しています
  • 上町 達也, 水原 有理, 出口 佳代子, 新庄 康代, 梶野 恵理子, 大場 秀章
    Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
    2014年 83 巻 2 号 163-171
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/04/29
    [早期公開] 公開日: 2014/02/26
    ジャーナル オープンアクセス HTML
    日本には
    アジサイ
    の育種に有用な遺伝資源となる野生のガク
    アジサイ
    Hydrangea macrophylla(Thunb.)Ser. f. normalis (E.H.Wilson)H.Hara)およびヤマ
    アジサイ
    H. serrata(Thunb.)Ser.)が数多く自生している.しかしこれらの遺伝資源を用いた効率的な育種に必要となる系統学的情報が不足している.本研究では,日本に自生するガク
    アジサイおよびヤマアジサイ
    について,RAPD マーカーと葉緑体 DNA の塩基配列に基づき系統解析を行った.RAPD 解析と matK 並びに rbcL 配列解析のいずれにおいても,ヤマ
    アジサイ変種ヤマアジサイ
    H. serrata var. serrata,以下,ヤマ
    アジサイ
    と表記する)はガク
    アジサイやエゾアジサイ
    H. serrata(Thunb.)var. yesoensis(Koidz.)H.Ohba)より遺伝的多様性が高いことが示唆された.またこれらの解析の結果,ヤマ
    アジサイ
    は日本の東海地方以東に自生する東部グループと近畿地方以西に分布する西部グループに大別されることが示された.ヤマ
    アジサイ
    西部グループは,matK および rbcL の塩基置換部位に基づきさらにいくつかのサブグループに分けられ,四国地方のヤマ
    アジサイ
    は他の西部グループと区別されることが示された.ヤマ
    アジサイ
    東部グループの rbcL および matK 配列は,ガク
    アジサイおよびエゾアジサイ
    のものと同一であった.また matK 配列において,これら 3 つの系統はいずれも 6 bp(GGTTAT)の重複配列を有していたが,ヤマ
    アジサイ西部グループや他のアジサイ
    属植物種ではこの重複配列は認められなかった.matK および rbcL 配列に基づいた系統解析の結果,ヤマ
    アジサイ
    は側系統で東部系統と西部系統に分かれ,ヤマ
    アジサイ東部系統とガクアジサイ
    ,エゾ
    アジサイ
    はまとめて単系統となることが明らかとなった.本研究で得られた結果は,
    アジサイの育種並びにガクアジサイ
    ,ヤマ
    アジサイ
    ,エゾ
    アジサイ
    の分類学的な位置づけの解明に寄与するものと考えられる.
  • 大場秀章, 秋山 忍
    植物研究雑誌
    2016年 91 巻 6 号 345-350
    発行日: 2016/12/20
    公開日: 2022/10/21
    ジャーナル フリー

    De Smet ら(2015) は, 彼らの葉緑体領域の結合データから合意樹を作成し,これを基礎としてEngler (1930) の

    アジサイ
    連(Hydrangeeae) に分類された全属をHydrangea 一属に合一する新分類体系を提唱した.Engler が
    アジサイ
    連に分類した諸属はHydrangea など数属を除き,いずれも1 または少数の種からなり,固有な形態形質または形質の組合せによって他の属から明瞭に区分されるものである.そのため,この連の多様性が特に高い東アジアでは,国や地方レベルの植物誌をはじめ,園芸,伝統文化等において広くEngler 体系での諸属が用いられてきた経緯がある.

     そこでこれらの諸属をDe Smet らの合意樹に則して,属として認めるためにDe Smet らの合意樹で単系統群となるように,従来のHydrangea を複数の属に区分する提案を行った.Hydrangea(アメリカノリノキ属,新称)のタイプは北米産のアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens L.) で,これに近縁なアジア産種はなく,ガク

    アジサイ
    (とその近縁種),ガクウツギ(同様),コ
    アジサイ
    Hortensia
    アジサイ
    属)に分類され,上記の3 種はそれぞれ,
    アジサイ
    節,カラコンテリギ節(新称),コ
    アジサイ
    節(新称)を代表する.タマ
    アジサイとヤハズアジサイ
    はバイカアマチャ属(Platycrater),クスノハ
    アジサイ
    Cornidia(クスノハ
    アジサイ
    属,新称),ツル
    アジサイ
    Calyptranthe( ツル
    アジサイ
    属,新称),ノリウツギはHeteromalla(ノリウツギ属,新称)にそれぞれ分類される.上記の提案で必要となる学名の変更を行った.

  • 大澤 啓志, 新井 恵璃子
    日本緑化工学会誌
    2016年 42 巻 2 号 337-343
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/16
    ジャーナル フリー
    花木である
    アジサイ
    の植栽利用に関わる文献類の渉猟を行い,その植栽に対する嗜好の時代変遷を考察した。また,観光対象としての
    アジサイ
    寺の成立時期について,文献・ヒアリング調査を行った。嗜好の時代変遷では,鎌倉時代頃から庭への植栽が普通となり,江戸時代には
    アジサイ
    の栽培・増殖法も記された出版物が発刊されるとともに,「花が多数群れ咲く」ことへの嗜好の萌芽が認められた。明治以降も庭への植栽は普通に行われており,またセイヨウ
    アジサイ
    の輸入が始まり,公園等に群植がなされていた可能性もあるものの,直ぐには今日のようなブームにはならなかった。この間,「
    アジサイ
    と社寺」の関わりを示す資料が認められた。そして 1960年代以降になって明月院 (神奈川県鎌倉市) に群生する
    アジサイ
    が多くの人の目に止まり,これまでには無かった新たな観賞価値が
    アジサイ
    に付与され,今日的な嗜好が確立されたと考えられた。各地で植栽される観賞用の緑化植物の一つである
    アジサイ
    について,「庭の花木」を経て「社寺の花」という文化を底辺に持ちつつ,今日の「群生する花の美」の価値が生じた過程を明らかにした。
  • 大場秀章, 秋山 忍
    植物研究雑誌
    2017年 92 巻 4 号 245-247
    発行日: 2017/08/20
    公開日: 2022/10/21
    ジャーナル フリー

    著者ら(Ohba and Akiyama 2016) は旧

    アジサイ
    属の再分類と学名提唱を行ったが,コ
    アジサイ
    の2 品種(シロバナコ
    アジサイとミドリコアジサイ
    )とカラコンテリギの1 変種(ヤエヤマコンテリギ)の新組合せを提唱する.また,ヤエヤマコンテリギのレクトタイプを再確認し,ヤエヤマコンテリギと同時に発表された台湾産のHydrangea formosana Koidz. のレクトタイプの選定を行った.

  • 巣山 拓郎, 谷川 孝弘, 山田 明日香, 松野 孝敏, 國武 利浩
    園芸学研究
    2010年 9 巻 4 号 387-394
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    H. serrataH. macrophyllaの種間雑種の早期育成を図るため,胚珠培養および開花調節による育成年限短縮について検討した.H. serrataH. macrophyllaの種間交雑を6月に行い,得られた雑種個体を交雑翌年の6月より自然光下で,15℃,60日間の涼温処理を行い花成を誘導した.次に5℃,50日間の低温処理を行い休眠を打破した後,加温したハウス内で栽培した.雑種個体は交雑から約1年半後の12月に開花し,4組の交雑組み合わせにより得られた雑種個体の開花率は77~96%であった.この12月に開花した雑種個体‘04MaP1’とH. macrophylla‘墨田の花火’間で交雑を行い,交雑60日後に胚珠培養を行った.得られた雑種個体を25℃,16時間日長の培養室および順化室内で生育させ,7月より無加温のガラスハウスで栽培し,翌年2月より夜間最低気温15℃で加温した.雑種個体は12月の交雑から約1年半後の4~5月に開花した.本研究により,H. serrataH. macrophyllaの交雑から約3年で交雑第2世代の開花個体を獲得することが可能であることが明らかとなった.
  • 巣山 拓郎, 谷川 孝弘, 山田 明日香, 松野 孝敏, 國武 利浩
    園芸学研究
    2008年 7 巻 3 号 337-343
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/07/25
    ジャーナル フリー
    H. serrataH. macrophyllaの交雑親和性,胚珠培養による雑種獲得の効率化および種間雑種系統の交雑親和性について検討した.H. serrataH. macrophyllaの種間交雑では,H. macrophyllaを種子親とすると種子を形成する確率が高かったが,H. serrataを種子親とすると全く種子を形成しなかった.但し,ほとんどの交雑組み合わせで,胚珠培養により雑種個体を獲得できた.交雑60日後もしくは75日後以降の交雑胚珠を,ジベレリン(GA3)を1 mg・L1添加した1/2MS培地を用いて培養することにより,雑種個体を効率良く獲得できた.H. serrataH. macrophyllaの種間雑種系統をH. serrataおよびH. macrohyllaと交雑したところ,いずれの組み合わせも胚珠培養により雑種個体を獲得でき,種子を形成する組み合わせもあった.
  • 松野 孝敏, 國武 利浩, 谷川 孝弘, 巣山 拓郎, 山田 明日香
    園芸学研究
    2008年 7 巻 2 号 189-195
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/25
    ジャーナル フリー
    ヤマ
    アジサイ
    の鉢物生産技術を確立するため,ヤマ
    アジサイ
    の着花特性を解析し,さらに挿し木時期と摘心が花房の着生に及ぼす影響を調査した.ヤマ
    アジサイ
    16品種の着花特性を調査した結果,ほとんどのヤマ
    アジサイ
    は腋芽にも花房を着生する頂腋芽着花型品種であった.また,ほとんどのヤマ
    アジサイ
    の花芽分化は,10月下旬に始まり,11月下旬にはがく片形成期から花弁形成期となった.しかし,‘白扇’と‘マイコ
    アジサイ
    ’のがく片形成期は12月下旬であった.頂腋芽着花型である‘七変化’および‘シチダンカ’を6月上,中および下旬に挿し木し,鉢上げ5週間,6週間後に摘心した.‘七変化’の花房の着生数は挿し木時期が遅いほど減少した.また,摘心によって側枝数は増加したが,花房の着生数は無摘心に比べて減少した.以上のことから,頂腋芽着花型のヤマ
    アジサイ
    に関しては,6月上旬に挿し木し,その後摘心を行わずに管理することにより,十分な花房数を確保できると考えられた.
  • 山崎敬
    植物研究雑誌
    2001年 76 巻 3 号 174-175
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2022/10/21
    ジャーナル フリー
  • 宗像 達夫
    ファルマシア
    2016年 52 巻 5 号 436
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/05/01
    ジャーナル フリー
    梅雨の季節も近づく中,青や赤といった様々な色彩で私たちの心をそっと和ませてくれる身近な花といえば,
    アジサイ
    Hydrangea macrophylla)だろう.
    アジサイ
    の色は自生している土壌の酸性度によって変化するが,これは酸性土壌において土壌中にアルミニウムイオン(Al3+)が溶け出し,それが根から吸収されることに起因する.また
    アジサイ
    の様々な色彩はアントシアンに由来するものであるが,赤色色素としては着色料などに広く利用されているものの,青色色素としては安定性の問題もあり使用が限定的である.本稿では,
    アジサイ
    の青色色素の多様性の解明について積極的に取り組んでいるOyamaらの研究を紹介する.
    なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
    1) Oyama H. et al., J. Agri. Food Chem., 63, 7630-7635 (2015).
    2) Takeda K. et al., Phytochemistry, 24, 1207-1209 (1985).
    3) Takeda K. et al., Phytochemistry, 24, 2251-2254 (1985).
  • 植物研究雑誌
    1918年 2 巻 1 号 論文ID: 2_1_143
    発行日: 1918/09/20
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー
  • 藤井 敏男, 吉田 智彦
    日本作物学会紀事
    2006年 75 巻 3 号 306-310
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/09/05
    ジャーナル フリー
    高品質の甘茶品種育成のため, まず甘味の主成分であるフィロズルチンのHPCLを使用した分析法の分析時間短縮化を試み, 1日当り従来約20点だったものを50点分析可能とした. 分析精度は育種のためには十分であった. 甘茶向けの品種を用いた交配を行い, 50 ppmジベレリンの播種直後散布, 液肥の葉面散布などで健全苗を多数得た. アマチャ×アマギアマチャの組み合わせの交配後代で, 1株当たり生葉重, フィロズルチン含有率, 1株当たりフィロズルチン量は頻度が連続的な正規分布であり, 多数遺伝子によって支配されていることが推察された. 1株生葉重やフィロズルチン含有率は多くが両親の間に分布したが, 1株当りフィロズルチン量では両親を上回るものが多数あった. 生葉重とフィロズルチン含有率との相関はなく, 生葉重とフィロズルチン含有率の両方の値が高く, その結果1株当たりフィロズルチン量が両親を大きく上回る系統が比較的容易に得られたものと思われる. フィロズルチン含有率の年次間相関は高かった.
  • 藤井 敏男, 吉田 智彦
    日本作物学会紀事
    2005年 74 巻 1 号 52-57
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/04/28
    ジャーナル フリー
    アマチャ新品種の育成ならびに栽培法の確立を目指すため, まずアマチャが
    アジサイ
    属の中で形態, DNA量, 染色体数, 分子マーカーなど多方面からみた総合的な特性でどのような特徴を持つのかを知ろうとした. 供試品種はアマチャ (Hydrangea macrophylla Ser. var. thunbergii Makino) やアマギアマチャ (Hydrangea macrophylla Ser. var. amagiana Makino) などのアマチャ群の4品種を含む
    アジサイ
    属の代表的な25品種である. 形態的特性, フローサイトメーターによるDNA量, 根端細胞観察による染色体の調査, およびSSR分析を行い, それらにもとづき主成分分析を行った. この結果, アマチャ群の品種を総合的な特性からみると, 他の
    アジサイ
    属品種と比較的似ており,
    アジサイ
    属のなかで特異的ではないことが認められた. しかしアマチャ群の品種間でも染色体数に変異が見られ, また収量を構成する葉数や生育に適する光の強さなど実用上意味のある差異が見られた. アマチャ群の品種間および
    アジサイ
    属品種との交雑や倍数性育種による多収高品質の新品種育成の可能性を示唆した.
  • 津山尚
    植物研究雑誌
    1949年 22 巻 7-9 号 141
    発行日: 1949/01/10
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー
  • 工藤 暢宏, 木村 康夫, 新美 芳二
    園芸学研究
    2002年 1 巻 1 号 9-12
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    カシワバ
    アジサイの有用形質をセイヨウアジサイ
    に導入することを目的として,種間雑種の作出方法を検討した.
    1.セイヨウ
    アジサイ
    を種子親,カシワバ
    アジサイ
    を花粉親にした種間交配では,受粉後2週間ほどで子房が緑化肥大し,さく果を形成するが,完全な種子はできなかった.
    2.交配後のさく果から胚珠を取り出し培養すると胚が発達して,肥大した胚が出現することが確認された.しかし,‘ハルナ’を種子親にした場合では,出現直後に胚が生育を停止し枯死した.‘ブルーダイヤモンド’を種子親にした場合には,非常に低い割合であるが,順化可能な雑種と思われる個体が得られた.
    3.順化後温室で栽培した再性個体にはカシワバ
    アジサイ
    特有の鋸歯が観察され,雑種であると判断された.しかし,雑種個体の全体的な形態は種子親の特徴を多く受け継いでいた.培養開始から2年後に胚珠から再生した雑種6個体のうち1個体が開花したが,花序は中心がやや山型に盛り上がったテマリ型で,種子親の‘ブルーダイヤモンド’の特徴が強く現れていた.
  • 藤井 敏男, 吉田 智彦
    日本作物学会紀事
    2006年 75 巻 4 号 554-556
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/29
    ジャーナル フリー
    アジサイ
    属に属する西洋
    アジサイ
    のブルースカイと甘茶向け品種であるアマギアマチャの交配組み合わせから, 甘味成分を持ち, 草型が優れ, 2倍体で稔性も良いと思われるうどんこ病抵抗性系統を育成した. この系統は甘茶向け品種のうどんこ病抵抗性系統の育成を行う際に母本として有用である.
  • 渡辺 京子, 小林 享夫, 土居 養二
    日本菌学会会報
    1998年 39 巻 1 号 論文ID: jjom.H09-21
    発行日: 1998年
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー

     Truncatella sp.の分生子果を葉片法で処理した

    アジサイ
    葉とポテトデキストロース寒天培地(PDA)上で形成させた.その結果,
    アジサイ
    葉上では分生子層が形成されたが,PDA上では菌糸より直接形成した分生子形成細胞から分生子が形成された.つまり,本菌は異なる培養基によって,分生子果不完全菌または糸状不完全菌に属する形態を持つことが示された.

  • 人と自然
    2009年 20 巻 1-14
    発行日: 2009年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー
    屋久島の照葉樹林を対象に,種組成および種多様性の調査を行った.調査の結果,タブノキ-アコウ群落,スダジイ-ヤクシマ
    アジサイ
    群集(ユウコクラン下位単位とホソバオオカグマ下位単位),イスノキ-シキミ群集の4 単位群落が区分された.タブノキ-アコウ群落は耐潮性のあるハマビワなどによって特徴づけられるタブ型の群落で,沿岸部に分布していた.スダジイ-ヤクシマ
    アジサイ群集はヤクシマアジサイ
    などによって特徴づけられるシイ型の群集で,低山地に分布していた.イスノキ-シキミ群集はホソバコケシノブなどの着生植物やハイノキなどによって特徴づけられるカシ型の群集である.本群集は山地に分布していた.1 調査区あたりの平均照葉樹林構成種数(種多様性)をみると,タブノキ-アコウ群落は21.4 種,スダジイ-ヤクシマ
    アジサイ
    群集は56.6 種,イスノキ-シキミ群集は34.8 種であった.タブノキ-アコウ群落,イスノキ-シキミ群集の種多様性がスダジイ-ヤクシマ
    アジサイ
    群集に比較して低いのは潮風と低温条件が影響していると考えられた.スダジイ-ヤクシマ
    アジサイ
    群集の種多様性は屋久島以北の照葉樹林の中でもっとも高かった.
  • 坂村 貞雄, 渡辺 進, 小幡 弥太郎
    天然有機化合物討論会講演要旨集
    1962年 6 巻 12
    発行日: 1962/07/06
    公開日: 2017/08/18
    会議録・要旨集 フリー
  • 大場秀章
    植物研究雑誌
    1989年 64 巻 7 号 199-203
    発行日: 1989/07/20
    公開日: 2022/10/19
    ジャーナル フリー
  • 田村 実, 小室 康雄
    日本植物病理学会報
    1967年 33 巻 1 号 27-31
    発行日: 1967/01/30
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    (1) 金沢市内および郊外において
    アジサイ
    (四季咲)のモザイク症状株を2株採集した。
    (2) 病徴は典型的なモザイク症状を呈し,葉は小型になり,また奇形症状を呈した。これら病株から汁液接種により容易に伝搬されるウイルスが分離された。
    (3) その病原ウイルスは,その寄主範囲,物理的性質などから,また抗CMV血清との沈降反応,径30mμ内外の球状粒子がみられることなどからCMVの1系統によるものと判断された。
    (4) 主として
    アジサイ
    に着生しているアブラムシ6種のうち,モモアカアブラムシ,ハゼアブラムシおよびイバラヒゲナガアブラムシの3種による伝搬が確認された。後2者は本試験によつて初めて媒介昆虫であることが明らかにされたものである。
    (5) CMVが自然状態の
    アジサイ
    から分離されたことおよびCMVが
    アジサイ
    に病原性をもつことに関する報告としては本報が最初のものである。
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