目的
写真
撮影・保存技術の発達する現代社会において、子育てを行う保護者が
写真
を撮ること、
アルバム
を作成することは、どのような意義があり、また現代においてはどのように取り組まれているかを明らかにすることを目的として調査を行う。
方法 育ての初期段階にあたる乳幼児を持つ保護者に対して、
写真撮影やアルバム
制作の在り様、子育て意識などとの関係性についてアンケートを用いて明らかにする。関西の保育所、認定こども園等の保護者に協力を得てアンケートを行う。配布は800部、回収は649部(回収率81%)期間は2016年10月に配布、回収を行った。
結果 保護者が子どもの
写真
を撮影する機器として、特に使用するものはスマートフォンである。一方で撮影した
写真
を現像する機器としては、スマートフォンとコンパクトデジタルカメラには大きな差を見ることは出来なかった。
写真
の現像を積極的に行っている保護者は回答者の半数以下であるが、その保護者の多くが
写真
を現像することが、育児や家族関係に良い影響を与えると感じている。また、
写真
の撮影・現像を行っている保護者の多くが育児に対して肯定的な意見を持っている。このことから、現代において
写真アルバム
の作成は積極的には行われていないが、
写真アルバム
を作成することには肯定的に感じており、育児への積極性を表すひとつの指標となっている。
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