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クエリ検索: "アレルギー"
133,577件中 1-20の結果を表示しています
  • 日本
    アレルギー
    学会
    アレルギー

    1969年 18 巻 6 号 504-
    発行日: 1969/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 森山 達哉
    日本醸造協会誌
    2011年 106 巻 10 号 645-655
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/03/13
    ジャーナル フリー
     近年,花粉症,アトピー性皮膚炎等の
    アレルギー症や食物アレルギー
    が増加し,その治療法のために原因究明の研究が精力的に行われている。中でも大豆
    アレルギー等の食物アレルギー
    について抗原蛋白質が同定されるなど研究が進んでいる。近年の研究によって
    アレルギー
    発症機構からクラス1,クラス2の食物
    アレルギー
    が存在することがわかってきた。味噌,醤油,納豆等のわが国の伝統発酵食品と大豆
    アレルギー
    との関連性が注目されているが,アレルゲン蛋白質の消長に関する研究が進んでいる。本解説では,食物
    アレルギー
    研究をご専門とする著者に,最新の研究成果の一端を紹介していただくとともに食物
    アレルギー
    の多様性と味噌のアレルゲン蛋白質の低減化について分かり易く解説していただいた。
  • 小倉 幸夫, 岩倉 盈, 伊藤 和彦
    医療
    1971年 25 巻 5 号 325-337
    発行日: 1971/05/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    One hundred and thirty-three patients with asthma were treated with auro-thioglucose (Romosol).
    1) The treatment was continued for a period longer than one year in 31 of the 133 cases. Clinical effects were evaluated from changes in severity of asthmatic symptoms before and after the administration of auro-thioglucose. Good results were obtained in 23 (74.2%) of 31 cases, including excellent results in 9 (29.0%).
    2) The effects of the drug appeared after the cumulative dose had amounted to approximately 300mg, to which it takes about 3 months from the start of the treatment. Clinical effects were manifest within 6 months in 15 cases (65%), and between 6 months and one year in 3 cases (35%). Increased effectiveness of the drug after the lapse of 6 months was observed in 4 cases (17%).
    3) The level in plasma gold content at one week after an intramuscular injection showed a small amount of increment compared to the level of one week before in the cases with a less cumulative total of the drug, while in the cases with a cumulative total of more than 300 mg no increment in the level of plasma gold content was observed at each week measurement.
    The plasma gold content were: when given 10 mg, up to 150 μg/dl; when given 25 mg, 150 to 250 μg/dl; when given 50 mg, 250 to 350 μg/dl.
    4) The side effects observed were: proteinuria (mostly evanescent) in 44 %; skin disorders in 56 %; stomatitis in 9 %; that is, almost the same as previously repoted with other kinds of gold preparation. The treatment with this preparation had to be withdrawn because of the side effects in 21 cases (15 %).
    5) Considering the side effects, the dosage of this preparation should be kept at the minimal effective amount, by evaluating clinical effects against accumulation of gold, and speed of excretion in individual cases.
  • 春藤 真知子, 白石 明子, 赤間 智之, 高森 一乗, 平澤 雅利, 時安 喜彦, 渡部 茂
    小児歯科学雑誌
    2000年 38 巻 1 号 123-128
    発行日: 2000/03/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    近年,
    アレルギー
    疾患の増加に伴い,同疾患をもつ患児の歯科受診も増加しつつある。
    今回,著者らは重度の食物
    アレルギー
    を有する患児の歯科治療を通じて,
    アレルギー
    疾患の実態を把握する必要性を感じ,本学小児歯科近隣の幼稚園児(3~6歳児計270名)を対象に
    アレルギー
    疾患に関するアンケート調査を行った。調査内容は,園児および2親等までの
    アレルギー
    疾患(気管支喘息,蕁麻疹,アトピー性皮膚炎,
    アレルギー
    性鼻炎,
    アレルギー
    性結膜炎,食物
    アレルギー
    )の既往ならびに
    アレルギー
    疾患の原因についてである。アンケートの集計の結果,なんらかの
    アレルギー
    疾患を有するものは,園児全体の約半数に認められ,その頻度は,アトピー性皮膚炎が最も多く,ついで,気管支喘息,
    アレルギー
    性鼻炎,食物
    アレルギー
    ,
    アレルギー
    性結膜炎の順であった。また,複数の
    アレルギー
    疾患を持つ園児の割合は,約3人に1人であり,加齢に伴う
    アレルギー
    疾患の変化においては,従来報告されている
    アレルギー
    マーチにそった変化を示した。
    アレルギー
    の原因としては,ハウスダストが最も多く,ついで花粉,食物,ダニの順であった。食物
    アレルギー
    の原因としては,卵,牛乳が約半数を占めていた。両親および兄弟に
    アレルギー既往が認められた園児にアレルギー
    疾患が高率に認められた。
    今回のアンケート調査の結果より,各
    アレルギー
    疾患の病態の理解ならびに医科との連係強化,十分な問診を行う必要性が再確認された。
  • 山本 貴和子
    日本小児
    アレルギー
    学会誌

    2019年 33 巻 1 号 20-25
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル 認証あり

    アレルギー
    マーチは, いくつかの
    アレルギー
    疾患が原因 (抗原) と発現臓器 (疾患) を異にしながら経過していく現象と定義され, 1つの
    アレルギー
    疾患を契機にアトピー性皮膚炎 (AD), 食物
    アレルギー
    ,
    アレルギー
    性鼻炎 (花粉症), 喘息といった一連の
    アレルギー
    疾患を次々と発症していくことが示された. 一般的に1歳までにまずはじめにアトピー性皮膚炎を発症し, 続いてその後の小児期に, 食物
    アレルギー
    , 気管支喘息,
    アレルギー性鼻炎などのアレルギー
    疾患を次々と発症する.

     様々なコホート研究から, 乳児期早期のアトピー性皮膚炎によりその後の食物

    アレルギー
    , 喘息,
    アレルギー
    性鼻炎のリスクが高まると報告されている. 将来的な
    アレルギー
    マーチの予防のためには,
    アレルギー
    マーチの源流にあるADに対する適切な介入が重要であると考えられ, 早期積極的治療介入により, その後の食物
    アレルギー
    , 気管支喘息,
    アレルギー製鼻炎などのアレルギー
    疾患の発症を抑制することができるのではないかと期待されている.

  • 佐々木 真紀子, 菊地 由紀子, 工藤 由紀子, 長谷部 真木子, 杉山 令子
    日本看護研究学会雑誌
    2023年 46 巻 4 号 4_693-4_702
    発行日: 2023/10/20
    公開日: 2023/10/20
    [早期公開] 公開日: 2023/10/13
    ジャーナル フリー

    目的:本研究の目的は,病院に勤務する看護職の

    アレルギーの状況と職場のアレルギー
    に関する健康管理状況を明らかにすることである。方法:病院に勤務する看護職430名に横断的調査を行った。調査内容は
    アレルギー
    の有無,発症時期,職場のアレルゲン物質への接触頻度や職場の健康管理などであった。結果:有効回答者は264名,いずれかの
    アレルギー
    がある者は82.6%で,最も多かったのは
    アレルギー
    性鼻炎の41.7%であった。入職後に
    アレルギー
    症状が強くなった者は32.2%で,強くなった要因にはゴム製品
    アレルギー
    ,洗剤・石鹸
    アレルギー
    アレルギー
    性鼻炎があることが有意に関連していた。しかし,
    アレルギー
    に関する入職後の健康管理は個人に委ねられていた。結論:大部分の看護職にいずれかの
    アレルギー
    があったが,職場の健康管理は不十分であった。今後は看護職の
    アレルギー
    に関する詳細な把握と職場の組織的な健康管理が必要である。

  • 西間 三馨
    アレルギー

    2017年 66 巻 3 号 190-203
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/17
    ジャーナル フリー
  • 西間 三馨
    アレルギー

    2008年 57 巻 6 号 699-705
    発行日: 2008/06/20
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • その日本との比較
    由 栄, 田口 喜雄, 三好 彰, 久道 茂, 程 雷, 殷 敏, 徐 其昌, 殷 明徳, 彭 解人, 陳 潔珠, 三邉 武幸, 国井 修
    耳鼻と臨床
    1998年 44 巻 4Supplement3 号 634-643
    発行日: 1998/09/20
    公開日: 2013/05/10
    ジャーナル フリー
    日本と中国におけるわれわれの9651例の鼻
    アレルギー
    疫学調査から、日本人の鼻
    アレルギー
    有病率に較べ中国人の有病率が顕著に低いことが明らかとなった。この差は人種的な相違とは考えにくく、鼻
    アレルギー
    の背景に存在する社会的経済的要因の差異によるものと推測される。日本はすでに社会的経済的発展を遂げ、鼻
    アレルギー
    も増加している。増加してしまった鼻
    アレルギー
    について、過去を振り返って増加要因解析を試みてもそれは困難と思われる。それに対し現在増加中の中国において、鼻
    アレルギー
    の増加傾向を確認しながら社会や経済の変貌を観察できるならば、鼻
    アレルギー
    の増加要素を明確に特定できる可能性がある。それは逆に、鼻
    アレルギーを始めアレルギー
    性疾患の原因究明に役立ち、日本の
    アレルギー
    性疾患解決、そして中国の
    アレルギー
    性疾患予防の糸口となるかも知れない。
  • 高橋 由利子, 市川 誠一, 相原 雄幸, 横田 俊平
    アレルギー

    1998年 47 巻 1 号 26-33
    発行日: 1998/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    そば
    アレルギー
    は蕁麻疹, 喘鳴, 呼吸困難などアナフィラキシー型の反応を呈する頻度が高く, 注意深い対応が必要である疾患であるが, その羅患率は明らかではない.今回横浜市の全小学校341校の養護教諭にアンケート調査を行い, 回答のあった166校, 92680名の児童について, 学童期のそば
    アレルギー
    羅患状況を検討した.同時に調査した
    アレルギー
    疾患の羅患率は, 気管支喘息5.6%, アトピー性皮膚炎4.2%,
    アレルギー
    性鼻炎3.1%,
    アレルギー
    性結膜炎1.6%, 食物
    アレルギー
    1.3%であった.これに対しそば
    アレルギー
    児童は男子140名, 女子54名, 計194名で, 羅患率は0.22%であった.症状は蕁麻疹が最も頻度が高く(37.3%), ついで皮膚〓痒感(33.3%), 喘鳴(26.5%)で, アナフィラキシーショックは4名(3.9%)が経験しており, 卵・牛乳
    アレルギー
    より高率であった.また, 学校給食で7名, 校外活動で1名の児童がそば
    アレルギー
    症状の出現を経験していた.養護教諭を中心とした小学校児童の
    アレルギー
    歴の把握が積極的に実施されている実態が明らかになり, これによりそば
    アレルギー
    は稀な疾患では無いことが明らかになった.学校生活においても十分な予防対策を講じる必要がある.
  • 高橋 由利子
    アレルギー

    1996年 45 巻 12 号 1244-1255
    発行日: 1996/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    そば
    アレルギー
    は, そばの摂食・吸入により蕁麻疹, 喘鳴, 呼吸困雄, アナフィラキシーショック等の即時型症状を呈する疾患で, I型
    アレルギー
    反応の関与がその発症機序とされる. 今回3〜34歳のそば
    アレルギー
    患者血清を用いてそば蛋白に対する免疫応答性の解析を試みた. そばIgE-RAST値のスコアが2以上の陽性であった被験者血清の比率は, 患者では80%, 症状は認めず検査のみ陽性のRAST陽性対照者では66.6%, RAST陰性対照者では0%であった. そば粉より抽出したそば蛋白を抗原としELISA法で測定したそば塩可溶性, 塩不溶性分画に対するIgG抗体価は, 患者血清・RAST陽性対照血清で有意に高値であった. IgG-イムノブロット法では, 塩可溶性分画では10本, 塩不溶性分画では6本のバンドが検出され, IgE-イムノブロット法では, バンドパターンが検体ごとに異なった. 以上からそば
    アレルギー
    患者ではIgE抗体のみならずIgG抗体の上昇を認め, そば蛋白に対する免疫応答全般の活性化が認められた. しかし症状の発現にはその他の因子の関与も考慮する必要のあることも示唆された.
  • 木原 令夫, 足立 哲也, 藤永 秀子, 小川 隆一, 小関 隆, 姫野 友美, 牧野 荘平
    アレルギー

    1995年 44 巻 6 号 609-617
    発行日: 1995/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    伊豆大島住民のうち15歳以上の4673名を対象としてスギ花粉症のアンケート調査を行ったところ回収率は22.3%であり, 春先 (2月中旬から3月中旬) に鼻症状を有する例は8.9%, 眼症状例は5.7%, 皮膚症状例は8.1%であった. 有症状例に行ったスクラッチテストで13.8%の例がスギ抗原陽性であり, IgE RAST score 2以上の例は33.3%であった. 平成2年2月から4月までの最高スギ花粉飛散数は北部診療所で3月7日に118個/cm^2, 南部診療所では2月28日に271個/cm^2であった. 全住民に対するスギ花粉症患者を推定すべく再度アンケート調査を行ったところ (回収率53.1%) 鼻症状3項目以上と眼症状2項目とを同時に有する例は4.7%であり, 未回答者のうちランダムに選んだ100名に対する電話での調査結果と合わせて頻度を検討すると, 全住民のうち5.64%にスギ花粉症を疑わせる例が見出された.
  • 疋田 善平, 服部 譲
    医療
    1971年 25 巻 5 号 339-344
    発行日: 1971/05/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    The bronchial asthma can be recognized clinically by episodes of breathlessness and wheezing. While many factors have been discussed about the cause of the bronchial asthma, hypersusceptibility of the asthma apparatus may be indispensable.
    In this respect, following patients were observed as 64 cases of out-come asthmatics, 25 cases of admitted asthmatic patients and 16 cases of chronic bronchitis with asthmatic symptoms.
    The immunological response including reaginic and non-reaginic types may play an important role to build such hypersusceptibility. In all asthmatic cases, however, immunological response may not always be detacteble clinically either on skin testing or after inhalation challenge. Another factors may be concerned with producing the hypersusceptibility in each asthmatic patient, such as hereditary, environmental, bodily and emotional factors and so on.
    Treatment of the asthmatic patients must be indicated to eliminate the factors which have pro-duced the hypersusceptible asthma apparatus of each case. It may be different ways in individual asthmatics how they have acquired the hypersuscetibility. It may be necessary to analyse the factors in each case, and then physicians together with patients themselves have to strive to elimi-nate each hypersusceptibility from respective asthma apparatus for long duration.
    It may be thought that the treatment of asthma must be pointed not only to the bronchial asthma as disease but also to the asthma patients as human beings.
  • 伊藤 浩明
    アレルギー

    2012年 61 巻 8 号 1047-1053
    発行日: 2012/08/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 節子
    アレルギー

    2006年 55 巻 12 号 1491-1496
    発行日: 2006/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 西藤 成雄, 山本 淳, 野々村 和男, 青谷 裕文, 島田 司巳
    アレルギー

    1998年 47 巻 11 号 1205-1209
    発行日: 1998/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 木原 令夫, 足立 哲也, 小林 秀子, 小関 隆, 姫野 友美, 牧野 荘平
    アレルギー

    1997年 46 巻 11 号 1114-1122
    発行日: 1997/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    八丈島住民のうち坂下地区 (三根, 大賀郷) および坂上地区 (樫立, 末吉, 中之郷) における15歳以上の7946名を対象としてスギ花粉症のアンケート調査を行ったところ回収率は21.3%であり, 春先 (2月末から3月下旬) に鼻症状3項目以上と眼症状2項目とを同時に有する例は坂下地区で1.8%, 坂上地区で0.3%であり, 八丈島住民のうち1.5%にスギ花粉症を疑わせる例が見出された。有症状例に行ったスクラッチテストで9.2%の例がスギ抗原陽性であり, IgE RAST score 2以上の例は12.1%であった。平成4年2月11日から3月31日までの最高スギ花粉飛散数は坂下地区で3月6日に74個/cm^2であり, 坂下地区では同日の127個/cm^2であった。東京から290kmも離れた大海の孤島である八丈島においても, わずかではあるがスギ花粉症の存在が認められた。
  • 中村 晋
    アレルギー

    1996年 45 巻 4 号 378-385
    発行日: 1996/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    著者は花粉抗原への感作と発症との関連を調べる目的で大学生における杉花粉症の頻度調査を実施してきた. 今回は1988年以来7年間に得られた成績を綜括報告する. 新入生における特異抗体保有率は1988年には27.4%で, 1989〜1993年には32.0〜38.1%のlevelを維持した. また有病率は1988年には12.0%, 1989〜1993年には15.5〜17.4%のlevelにあった. しかし1994年にはそれぞれ29.3%, 14.7%と低値を示しこれは前年の異常気象による花粉飛散の減少と関連するものと考えられた. 著者はさらに在学中の特異抗体保有率と有病率の推移についても調査を行った. 1990年以前の入学者では4年次のこれらの頻度は明確な上昇がみられた(抗体保有率38.6〜43.0%, 有病率23.1〜24.9%)が, 1991年入学者においては花粉飛散の減少との関連で1994年には有意の低下がみられた.(抗体保有率25.2%, 有病率13.6%) これらの調査結果から花粉症の症状発現は花粉抗原への曝露の多寡と直結することが結論された.
  • 小俣 貴嗣, 宿谷 明紀, 今井 孝成, 田知本 寛, 海老澤 元宏
    アレルギー

    2009年 58 巻 5 号 524-536
    発行日: 2009/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    【背景・目的】当科で施行したシングルブラインド法による非加熱全卵/卵黄乾燥食品粉末を用いた食物負荷試験について臨床的検討を行った.【方法】1995年から2005年に当科にて入院でブラインド全卵/卵黄乾燥食品粉末負荷試験を施行した全卵92試験・卵黄109試験の患者背景,負荷試験結果,および負荷試験陽性症状について検討した.【結果】非加熱全卵負荷試験の陽性率は76.1%であった.陽性症状は消化器,皮膚,呼吸器症状の順に多く,アナフィラキシーを呈したのは4.3%であった.陽性70例のうち,62例に加熱全卵を用いたオープン負荷試験を行い,加熱全卵を摂取できたものが18例(29.0%)存在した.負荷試験陽性/陰性群の比較では,卵白特異的IgE値が負荷試験陽性群において有意に高値であった.一方,卵黄負荷試験の陽性率は23.9%で,症状は皮膚,消化器,呼吸器症状の順に多く,アナフィラキシーを呈した例はなかった.【結語】(1)ブラインド負荷試験は年長児の鶏卵
    アレルギー
    の診断に有用であった.(2)卵白IgE CAP RASTは負荷試験時期を決める一助となった.(3)非加熱全卵負荷試験が陽性でも30%程度の患者は加熱全卵を摂取することができた.鶏卵
    アレルギー
    患者の日常生活の質を高めるためには,卵黄,加熱全卵,非加熱全卵の順に負荷試験を行い,年長児では必要に応じてブラインド法にて行うことが重要と考えられた.
  • 村田 有希, 中山 優子
    桐生大学紀要
    2018年 29 巻 93-95
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
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