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クエリ検索: "アングロアメリカ"
151件中 1-20の結果を表示しています
  • (11) British Coloumbia州のパルプ工場, 製紙工場概要 (12) MacMillan Bloedel社 Harmac パルプ工場
    米谷 稔
    紙パ技協誌
    1984年 38 巻 4 号 412-418
    発行日: 1984/04/01
    公開日: 2009/11/19
    ジャーナル フリー
  • 山根 和代
    比較文学
    1978年 21 巻 148-125
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2017/06/17
    ジャーナル フリー

     日系アメリカ文学は一般的に無視されている。これは他のアジア系アメリカ文学、例えば中国系アメリカ文学についても同様な事が言える。たとえ無視されなくてもそれは文学としてではなく、ドキュメンタリーとして考えられがちだ。それは日系アメリカ人のイメージと密接に関連している。

     日系アメリカ人は戦前は「ジャップ」として排斥され強制収容所に入れられた。しかし、戦後は市民権を渡得し「少数民族の模範」とされている。最初に移民者がアメリカの土を踏んで以来約百年が過ぎたものの、日系人の歴史や西部開拓への貢献は長い間十分評価されていない。日系人そのものの評価が不十分な中で、日系アメリカ文学も一般的に文学的価値に乏しいという評価しかなされていない。しかしそういう状況に対してアジア系アメリカ文学の選集である「アイー!」が出版された。それは叫びというよりも、むしろアジア系アメリカ人も

    アングロアメリカ
    人と同様にアメリカ人であるという人種的平等の主張であり、又アジア系アメリカ文学の存在の主張でもある。

     日系アメリカ文学を定義するとすれば、それは日本文学でもなく、又

    アングロアメリカ
    文学でもなく、文字通り日系アメリカ文学であると言えよう。その日系アメリカ文学は、日本人でもなく、又
    アングロアメリカ
    人でもない日系アメリカ人によって創造されたが、その文学を理解するには、日系アメリカ人そのものを彼らの生きてきた時代背景を通して理解する事が重要である。

     日系アメリカ人の歴史は排日との闘いの歴史であり、社会的には人種差別問題が彼らの生活に大きくかかわっている。

     戦前においては経済不況の責任を日系人に転嫁し排日運動が起こった。一九二四年には排日法が通過し、排日運動が盛んになった。第二次大戦に入ると強制収容所に抑留されたが、その際アメリカに忠誠だった二世も含まれていた。しかし多くの二世はアメリカへの忠誠を証明するために自主的にヨーロッパで戦った。戦後収容所から出され、一九五二年についに市民権を獲得した。以後黒人等の少数民族と比べ、「よく働き教育水準が高く、おとなしい」等の理由で「少数民族の模範」とされている。一九七四年にはアジア系アメリカ文学選集が出版され、一九七七年にはアジア系アメリカ人作家の会議が初めてワシントン大学で開かれた。

     次に主な作家と作品にふれてみよう。一九一〇年から一九二〇年の間はアメリカにおける日本文学の黄金時代と言われている。その代表的作家として翁六溪があげられる。一世の作品の特徴は実生活を題材としていることだ。主題は実に様々であり、例えばアメリカへの夢、排日、幻滅、西部開拓の誇り、望郷等である。中でも望郷のテーマは代表的と言えよう。今日、あまり日本語の分からない二世や三世の世代に移っている中で、まだ地下室に一世の作品が眠っていると言われている。

     二世の作品の主題で重要なのは、「日本人かそれともアメリカ人かというアイデンティティの探究」である。その背景には、アメリカで生まれ育ったにもかかわらず、戦時中収容所に入れられた状況がある。代表的作品としては、ジョン・オカダの「ノーノーボーイ」という小説がある。それは二世の内面的葛藤を見事に表現している。この作品は英語で書かれているが、この作品のように二世の内面を日本語で描いている作品として阿部芳雄氏の「二重国籍者」がある。短編小説ではトシオ・モリの「ヨコハマ・カリフォルニア」がよく知られている。彼の作品は、一九三〇年から一九四〇年の頃の一世や二世の生活や感情を見事に描いている。一九七五年には二世の作家によるシンポジウムがサンフランシスコで開かれた。やっと日系アメリカ人自身により日系アメリ力文学の存在が問われ始めたと言えよう。

     三世による作品のテーマで重要なのは、「日系アメリカ人としてのアイデンティティの探究」である。代表的作品として、ローソン・フサオ・イナダの「戦前」という詩集がある。彼は、“Black is beautiful”に代表される黒人解放運動に影響されて、“Yellow is beautiful”という考えを詩の中に表現している。又彼の英語は黒人英語の影響が見られるが、内容的には日系アメリカ人の声を表現している。その他の詩人として、ジャニス・ミリキタニがあげられる。彼女の詩は収容所における体験を基に創造されたものが多い。おもしろいのは作品の中に日本語が意識的に使われていることだ。そうすることにより、日系アメリカ人としてのアイデンティティを表現しようとしているようだ。

     劇にはモモコ・イコの「金の時計」がある。これは貧しいながらも幸せに生きる日系人の家族を描いているが、テレビでも放映された。又、一九七七年に第一回アジア系アメリカ人作家会議が開かれた時、“Nisei Bar Grill”という劇が上演された。

     最近の三世の作品は“Amerasia Journal”に発表されている。

     ところで日系アメリカ文学の特徴の一つとして、それが

    アングロアメリカ
    文学と対比されて創造されたという点があげられる。それは日系アメリカ人が自分のアイデンティティを、
    アングロアメリカ
    人と比べる中で考えてきたからである。テーマに関して言えば、テーマそのものが日系アメリカ人の歩みをアングロアメリ力社会と対比させる中で物語っている。一世の望郷のテ—マの背景には、
    アングロアメリカ
    社会における排日がある。二世の「自分は日本人か、それともアメリカ人か、というアイデンティティの探究」のテーマは、
    アングロアメリカ
    社会においてアメリカ人でもなく日本人でもないという二世の中途半端な立場を表わしている。三世になってやっと自分を日系アメリカ人として位置付けようとしているが、文学においても同様だ。日系アメリカ文学は
    アングロアメリカ
    文学と対比される中で創造されていると言っても過言ではなかろう。従って日系アメリカ文学を評価する際、
    アングロアメリカ
    文学における価値基準で評価するのは疑問だ。

     形式面においては、使われている言葉に特徴がある。一世は当然日本語で書いたが、二世は英語で書いている。その英語も

    アングロアメリカ
    人の使う英語ではなく、日系アメリカ人が使う英語で書かれている。三世になるとたとえ間違っていても日本語を意識的に使っておもしろい。

     日系アメリカ文学は、少数民族の一つである日系アメリカ人の視点から見たアメリカを表現している。それは日本人であれアメリカ人であれ自分のアイデンティティを考える場合何かを考えさせてくれる。現在は日系アメリカ文学のルネッサンスと言えるかもしれない。

  • 日本都市との比較
    正井 泰夫
    アメリカ研究
    1975年 1975 巻 9 号 80-93
    発行日: 1975/04/01
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
  • 宮城 征四郎
    日本内科学会雑誌
    2002年 91 巻 Supplement-Sep 号 186-191
    発行日: 2002/09/20
    公開日: 2008/08/14
    ジャーナル フリー
  • -特に Port 系統について-
    小川 博三
    北海道地理
    1968年 1968 巻 40 号 11-23
    発行日: 1968/03/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 正井 泰夫
    地理学評論
    1973年 46 巻 1 号 61-68
    発行日: 1973/01/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    本報告は,国際地理学連合のCommission on the Processes and Patterns of Urbanization (1968~72年,委員長:木内信蔵)の研究計画の一環としてなされた「1970~90年代の世界の都市化の傾向」についてのアンケート(本報告の末尾にあるリストを参照)を整理し,さらに筆者の見解を加えて再編成したものである.今後30年間におげる世界の都市化は,本質的な変容をもって進むというよりは,1950~60年代の延長として,あるいは,それが加速化されたものとしてとらえることができる.ただ,加速化された都市化によって生じる都市環境問題については,世界的なスケールで対策を建てる必要がある.都市環境問題は,国によってかなり重点の置き所が違っており,東南アジアの卓越都市,開発途上国の不法占拠スラム,アメリカやソ連の多民族都市,自然・準自然地域の都市化,都市環境問題などさまざまである.
  • *加護野 忠男
    經營學論集
    2017年 87 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/09/26
    会議録・要旨集 フリー

    バブル崩壊以降,金融庁と東京証券取引所が主導して行った企業統治制度改革は,日本の産業界にさまざまな影響を及ぼした。よい影響より悪い影響のほうが多かったと私は感じている。雇用の不安定化や非正規従業員比率の増大など,健全だった日本的雇用慣行が劣化した。このままでは日本企業の競争力が失われるのではないかと危惧する専門家も出てきている。長期のメリットよりも短期の利益が優先された結果だといえるであろう。配当や自社株買いなどのペイアウトが増大し,投資が縮退した。新事業開発投資は行われなくなり,低収益事業からの撤退が相次いだ。撤退はトップ主導で行うことができる。日本企業の強みであったボトムアップ経営は弱体化し,トップダウン経営が強化された。低収益事業からの撤退は,短期的には利益率の改善をもたらす。経営者の短期利益志向,リスク回避の傾向がより顕著になり,長期志向の抜本的な事業改革よりも短期的視野での利益率改善策が優先されるようになった。並行して行われた銀行融資制度の改革にともなってリスクヘッジとなる内部留保が必要以上に増大した。企業統治制度改革は,これらの経営劣化の唯一の原因だとは言うつもりはないが,少なくとも多様な原因の一つ,それも重要な原因の一つとなっていたとは言えるだろう。なぜこのような失敗が犯されたのか。これらの劣化から脱却し,企業の長期的活力を高めるために,金融庁や東京証券取引所などの市場規制当局や企業経営者自身は何をなすべきか。また経営学者は何をすべきか。これらの問題をこの講演で考えたい。

  • 小泉 諒
    地図
    2022年 60 巻 1 号 113
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2023/09/14
    ジャーナル フリー
  • 武田 珠美, 福田 靖子
    日本調理科学会誌
    1996年 29 巻 4 号 281-291
    発行日: 1996/11/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    This study clarifies the cooking methods used for sesame seeds throughout the world. Answers to a questionnaire were received from 252 persons in 38 countries during January-March 1993, and literature research was conducted on “Sekai no tabemono” published by Asahi (1980-1982) and on “Africa and Arab cooking”.
    In East Asia, both white and black seeds are used for cooking in the whole, rough ground or paste form. On the other hand, in the Near and Middle East, mainly the white seeds are used in the paste form. The difference in the usage of sesame between the two regions seems to principally depend upon the degree of grinding.
    South Asian people often eat sesame seed, although its characteristic usages as a food was not clear from this examination. In North America, only the granular type of sesame seeds are used, while in Europe and South America, very little use of the seeds was found.
    It is apparent from these investigations that the use of sesame depends on the dietary culture established in each area of the world.
  • 地学雑誌
    1909年 21 巻 5 号 382a-383
    発行日: 1909/05/15
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
  • 鹿毛 雅治
    日本教育心理学会総会発表論文集
    1991年 33 巻
    発行日: 1991/08/01
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 青山 裕子
    経済地理学年報
    2003年 49 巻 5 号 467-481
    発行日: 2003/12/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本論文は,グローバリゼーションに関する議論を整理するとともに,経済地理学がそうした議論にいかに貢献しうるかを明らかにしようとするものである.まず始めに,雑誌Economic GeographyとEnvironment and Planning Aに掲載された論文を中心に,1970年代以降のグロバリゼーションに関する研究動向を整理した.その結果,70年代・80年代には,脱工業化,直接投資,国際貿易,地域経済の変化といった具体的な分析,ミクロな分析が中心であったが,90年代以降は,社会や制度や政治に力点を置いた切り口や抽象的な概念での議論が増えてきている点を指摘することができる.こうした研究動向に対して,我々はむしろ空間の多元的観点に立って,空間的相互関係に研究の焦点を当てていく方向に回帰すべきだと主張したい.また,
    アングロアメリカ
    のコンテキストのみにとらわれず,他の世界での経済地理学理論・実証研究の成果を考慮に入れ,グローバリゼーションに関する議論において比較研究の重要性を強調したい.
  • 山口 平四郎
    人文地理
    1957年 9 巻 4 号 313
    発行日: 1957/10/30
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
  • 海野 一隆
    人文地理
    1961年 13 巻 5 号 464-465
    発行日: 1961/10/30
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
  • 北構 太郎
    法社会学
    2003年 2003 巻 59 号 242-248
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2009/04/22
    ジャーナル フリー
  • 日本内科学会雑誌
    2002年 91 巻 Supplement1 号 95-98
    発行日: 2002/02/20
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
  • 齋籐 英彦, 猿田 享男
    日本内科学会雑誌
    2002年 91 巻 Supplement-Feb 号 95-98
    発行日: 2002/02/20
    公開日: 2008/08/14
    ジャーナル フリー
  • 田林 明
    地理学評論 Series A
    2022年 95 巻 5 号 317-318
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2024/03/16
    ジャーナル フリー
  • 地学雑誌
    1909年 21 巻 5 号 382
    発行日: 1909/05/15
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
  • 木下 俊彦
    国際P2M学会記念論文集
    2005年 1 巻 32-45
    発行日: 2005/10/30
    公開日: 2017/10/18
    ジャーナル オープンアクセス
    This paper is to introduce why P2M was born in Japan but will be eligible to international community. P2M was born in the late 1990s in a process how to breakthrough plant and machinery industries and engineering companies which were placed in difficult situation despite their relatively superior technology and engineering capability. That is why the Japan-based project management which only deals with an individual project in case of the U.S.-born PMBOK, linked logically to the group of projects, or program, making project and program management. Similar situation may exist in the continental Europe and other areas, Asia in particular. It may well be implanted in such area like Asia in accordance with Economic Partnership Agreement between Japan and ASEAN countries, etc. Academic contacts with many international business school seeking new lecture contents will make fruits both P2M stakeholders and them. Also, of vital importance is to deploy IP strategy as much as possible in the future integrated P2M operation world-wide.
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