地理学評論
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世界の都市化の現状と将来
正井 泰夫
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1973 年 46 巻 1 号 p. 61-68

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抄録
本報告は,国際地理学連合のCommission on the Processes and Patterns of Urbanization (1968~72年,委員長:木内信蔵)の研究計画の一環としてなされた「1970~90年代の世界の都市化の傾向」についてのアンケート(本報告の末尾にあるリストを参照)を整理し,さらに筆者の見解を加えて再編成したものである.今後30年間におげる世界の都市化は,本質的な変容をもって進むというよりは,1950~60年代の延長として,あるいは,それが加速化されたものとしてとらえることができる.ただ,加速化された都市化によって生じる都市環境問題については,世界的なスケールで対策を建てる必要がある.都市環境問題は,国によってかなり重点の置き所が違っており,東南アジアの卓越都市,開発途上国の不法占拠スラム,アメリカやソ連の多民族都市,自然・準自然地域の都市化,都市環境問題などさまざまである.
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