詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "カトンボ"
113件中 1-20の結果を表示しています
  • 二橋 亮
    ファルマシア
    2014年 50 巻 11 号 1086-1090
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/09/30
    ジャーナル フリー
    江戸時代の浮世絵にも描かれている「ア
    カトンボ
    」は,日本人にとって最も馴染みの深い昆虫の1つといっても過言ではないだろう.童謡の「赤とんぼ(作詞:三木露風,作曲:山田耕筰)」は,ほとんどの人が口ずさむことのできる数少ない歌の1つであり,青空を群れ飛ぶア
    カトンボ
    は,秋の訪れを告げる風物詩としても馴染みの深いものといえる.
    日本人なら誰もが知っているア
    カトンボ
    であるが,かつて日本や中国では,漢方薬として使用されていたことをご存じだろうか.ナツアカネやショウジョウトンボなど,特に赤みの強いア
    カトンボ
    が,百日咳や扁桃腺炎,梅毒などに効果があると信じられていたのである.戦後もアキアカネやナツアカネの成虫を乾燥したものが薬局で売られているという紹介記事が出ており,緒方らは,ナツアカネとアキアカネを材料に,「赤蜻蛉成分の研究(第一報)」という論文を1941年の薬学雑誌で発表している.ちなみに,この論文ではア
    カトンボ
    の具体的な成分が同定されたわけではなく,その後続報が発表されることはなかった.それでも,この論文の存在は,ア
    カトンボ
    の薬効成分に着目した研究があったことを伺わせるものである.
    最近では,トマトの赤色色素であるリコペン(カロテノイドの一種)や,イチゴの赤色色素であるアントシアニン(フラボノイドの一種)に,強力な抗酸化能があることから,疾病に対する予防効果があるとも言われている.これらの例をみると,真っ赤なア
    カトンボ
    の赤色色素も,もしかすると本当に健康に良いのかもしれないと思えてくる.その前に,そもそもア
    カトンボ
    の赤色の正体は何であろうか.
  • 宮井 克弥, 齋藤 満保, 神宮字 寛
    農業農村工学会論文集
    2016年 84 巻 3 号 I_201-I_207
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/07/12
    ジャーナル フリー
    水田の普通種であるア
    カトンボ
    が全国的に減少している.減少要因として水田の栽培管理の変化等が挙げられている.これらの影響を緩和させるためには営農現場に則した栽培管理技術の導入が必要となる.本研究では,2009年から2013年の5年間,宮城県大崎市旧田尻町の水田地帯において農業者参加によるア
    カトンボ
    の羽化発生状況と栽培管理を調査した.調査の結果からジノテフランを成分とする育苗箱施用殺虫剤を施用した水田は,不使用の水田と比べてア
    カトンボ
    の発生する水田割合と羽化密度が低い傾向を示すことが明らかとなった.そこで,ア
    カトンボ
    保全のために,ア
    カトンボ
    へ影響が少ない成分の薬剤へ変更すると共に水田周縁部のみに薬剤処理した苗を移植する額縁処理方法を導入したところ,ア
    カトンボ
    の羽化発生の減少を抑えられることが認められた.
  • 松良 俊明, 野村 一眞, 小松 清弘
    日本生態学会誌
    1998年 48 巻 1 号 27-36
    発行日: 1998/04/25
    公開日: 2017/05/25
    ジャーナル フリー
    As a part of a research program on the ecology of odonate larvae inhabiting artificial ponds, we surveyed outdoor swimming pools of primary schools in Kyoto City every late spring. During a 4 year period, 11 species of odonate larvae (Libellulidae, Aeshnidae, Gomphidae and Coenagrionidae: 7, 1, 1 and 2 species, respectively) were collected. Only larval Sympetrum striolatum imitoides predominated at most swimming pools. We took samples from 4 schools every late spring for 4 years and obtained the annual changes in the numbers of their larvae. This survey revealed that while larval S. striolatum imitoides was common in the school pools in Kyoto City, density varied from year to year. To clarify why only larvae of S. striolatum imitoides were dominant in the pools, their life cycle was examined at one pool. Larvae of chironomids, mayflies (Cloeon dipterum), water bug (Anisops ogasawarensis) and diving beetles as well as larval S. striolatum imitoides coexisted among detritus on the bottom. Especially chironomid larvae, which are preferred by larval S. striolatum imitoides, were present at high density. Most eggs of S. striolatum imitoides laid in Autumn hatched by mid winter, then the larvae rearched the final instar in late May. We estimeated that one third of them became adult before mid June, when the water was drained for pool-cleaning. As a reason for the dominance of larval S. striolatum imitoides, the following three traits may have been responsible: (i) their life cycle coincides with the off-season for the pool, (ii) females oviposit directly into the water, and (iii) larval S. striolatum imitoides prey on smaller larvae of other species of dragonflies because their eggs hatch earlier than other species.
  • 神宮字 寛, 露崎 浩, 佐藤 照男
    農業土木学会論文集
    2006年 2006 巻 243 号 355-360
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    本研究では, 代かきがアキアカネ卵に及ぼす影響を考えるための基礎情報を得るために, アキアカネ卵の孵化におよぼす光と水温の影響を明らかにする実験を行った.その結果, アキアカネ卵の孵化には, 光は必要な条件ではないことが明らかとなった.代かき作業で生ずる濁水や卵の埋土は, 卵を減光あるいは暗条件下におくことが想定される.上記の結果から, そのような光条件の変化は孵化に影響しないと推察される.水温低下にともない孵化率と斉一孵化係数は減少する傾向にあった.平均孵化日数は20℃, 15℃条件では, 3.5日, 48日, 10℃, 5℃ 条件では11.6日, 41.0日となり, 有意な差が認められた.また, 水温と孵化速度の関係からアキアカネ卵の発育限界温度は49℃, 有効積算温度は546日度と推定された.これらの水温と孵化の関係から, 野外における孵化と水田圃場管理ならびに代かき方法との関連について考察した.
  • 神宮字 寛, 田代 卓, 佐藤 照男, 露崎 浩, 近藤 正
    農業土木学会論文集
    2006年 2006 巻 241 号 133-140
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    本研究では耕起, 代かき作業の異なる慣行農法, 不耕起農法, 無代かき農法の水田に生息するアカネ属の幼虫個体数, 羽化種と羽化発生の特徴を明ら魁こし, それぞれの農法の栽培管理とそれにともなう農地条件の変化がアカネ属の生慰状況に与える影響について考察した.研究の結果から, 1)アカネ属幼虫の個体数は実験田問で異なり, 不耕起田, 無代かき田の個体数洲貫行田に比べ高し値を示したこと, 2) 5年間の総羽化個体数は50m2当たり慣行田が751個体, 不耕起田が4422個体, 無代かき田が4272個体となり, 不耕起田, 無代かき田で羽化個体数が増加し, アキアカネの羽化個体数は, 無代かき田において多レ頼向にあったこと, 3) 羽化個体の種構成は, 慣行田と無代かき田では類似していたが, 不耕起田では, 初年度はアキアカネの構成割合が高かったが, その後, ノシメトンボが優占種となったこと, を示した. 以上のことから, 代かきによる撹乱作用がアカネ属幼虫の生息に影響を与えていると推察された.また, 不耕起田ではアキアカネの生農個体数が著しく減少した. その原因として, 不耕起農淘よ土壌の彰燥化が起きやすい農地条件であることが推測された.
  • 村上 裕, 久松 定智, 武智 礼央, 黒河 由佳, 松井 宏光
    保全生態学研究
    2020年 25 巻 2 号 論文ID: 2005
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/31
    [早期公開] 公開日: 2020/11/10
    ジャーナル オープンアクセス

    二次的自然としての水田やため池を繁殖場所として利用するトンボ類は、水稲の生育ステージや、ため池の植生、水位管理、周辺環境等が種個体群の存続を許容するものであったことから、水田面積の拡大とそれに伴うため池の造成により安定的な分布域を形成したものと考えられる。本研究は、ため池の水際を主な産卵場所として利用し、冬期に減水したため池の乾出した底質で卵が越冬する可能性を指摘されてきたオオキトンボを対象種とし、ため池の水位管理方針が幼虫発生に与える影響を研究した。現地調査として、本種の産卵行動が例年確認されているため池から無作為に抽出した 3地点で成熟個体および羽化後の未成熟個体のラインセンサスを行ったほか、ため池管理者へ水位管理に関する聞き取り調査を行った。また、ため池の満水位直下の砂礫を採集し、乾燥状態で管理後に翌春湛水して孵化した幼虫数を計測した。調査の結果、冬期に大きく減水したため池の干出した砂礫から多くの幼虫が発生した。ただし、他の池と同等の成熟個体が飛来し、産卵行動が確認され、冬期に減水していたにも関わらず孵化幼虫が認められないため池も存在した。

  • 神宮字 寛, 上田 哲行, 五箇 公一, 日鷹 一雅, 松良 俊明
    農業農村工学会論文集
    2009年 77 巻 1 号 35-41
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル フリー
    フィプロニルやイミダクロプリドを成分とする育苗箱施用殺虫剤は,稲の吸汁性害虫を対象とした殺虫剤であり,育苗箱に用いる.本研究では,本薬剤がアキアカネ幼虫の死亡率,羽化数,羽化行動に及ぼす影響を小型ライシメータにより検証した.各ライシメータは,フィプロニル区,イミダクロプリド区および無処理区とし,それぞれ3反復で実験を行った.アキアカネ卵は,それぞれのライシメータに300卵散布した.そして,各ライシメータ中のアキアカネ幼虫の死亡率,羽化数を求めた.アキアカネ幼虫の死亡率が最も大きい値を示したのはフィプロニル区となり,羽化個体が観察されなかった.イミダクロプリド区では,フィプロニル区に比べて死亡率は低い値を示したが,幼虫の平均成長率および成虫の後翅長が無処理区よりも低下した.また,羽化異常を示す個体が無処理区に比べて高い割合で発現した.フィプロニルやイミダクロプリドを成分とする育苗箱施用殺虫剤の使用は,アキアカネ幼虫の大きな減少を招くことが示唆された.
  • 水田ほ場整備地区における生物保全地の設置間隔に関連して
    若杉 晃介, 長田 光世, 水谷 正一, 福村 一成
    農業土木学会論文集
    2002年 2002 巻 219 号 421-426
    発行日: 2002/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    近年, 農村地域における生物多様性の低下が指摘されており, 原因の一つとしてほ場整備による湿生動物の生息地破壊等があげられている.その改善策として, ほ場整備に際して, 整備区域内に生態系保全地を設ける事例が増えつつあるが, その設置間隔等は明らかになっていない.本研究は, ほ場の湿潤な場所に生息する動物の保全地を設置する場合を想定し, 保全地の最短設置間隔の指標の一つとして, 移動能力が低いとされている湿生動物のアジアイトトンボについて移動距離を調べた.調査は栃木県宇都宮市の一般的な平地水田地帯で, 標識再捕獲法を用いて2000年8月から9月に行った.その結果, アジアイトトンボの移動距離は1.1~1.2kmであること, 出現場所は湛水休耕田の存在に大きく影響を受けていることが分かった.
  • 八谷 和彦
    北日本病害虫研究会報
    2001年 2001 巻 52 号 126-128
    発行日: 2001/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    水田に広く分布する
    アカトンボ
    Sympetrum属2種について成虫の羽化密度を調査したところ, 殺虫剤やアイガモを使用していない水田では8頭/m2前後であったが, これらを使用している水田の多くでは8頭/m2であった。また, 羽化殻の稲株からの脱落率からみて, 羽化期末の1回の羽化殻調査でも羽化密度はある程度把握できると考えられた。
  • 橋本 亜矢子, 伊藤 休一, 三井 雄一郎, 片岡 美和, 一ノ瀬 友博, 斎藤 洋平, 美濃 伸之, 斎藤 庸平
    農村計画学会誌
    2002年 21 巻 21-suppl 号 235-240
    発行日: 2002/11/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
    The objectie of this study is to propose a method for evaluating ecological network. We propose to consider two classes of spatial scales for evaluation. In the macro-scale research, we classified land use types by satellite data, and extracted two areas of heterogeneous or homogeneous land use in the object region In these areas, we performed micro-scale researches through field survey and geographical information based topographical maps. Throughout these researches of different spatial scales, we evaluated present ecological network and discussed the availability of this method.
  • 岩﨑 洋樹, 須田 大祐, 渡辺 守
    日本応用動物昆虫学会誌
    2009年 53 巻 4 号 165-171
    発行日: 2009/11/25
    公開日: 2009/12/16
    ジャーナル フリー
    Adult Sympetrum infuscatum (Selys) live in the forest gaps throughout their life except when visiting rice paddy fields for oviposition. They prey on small flying insects in the forest gaps, using sit-and-wait tactics. They perch on the tips of branches or grass all day and take off when a small flying insect comes into sight. In the present study, the foraging behavior of S. infuscatum in the forest gaps was observed. The perching height was high in the morning and evening and low around noon. The diurnal change in the perching height corresponded to the abundance of flying small insects. The mean daily frequency of foraging flights was 251 for females and 182 for males, and the mean actual number of insects captured was 109 and 89, respectively. A total of 2,935,300 small flying insects were preyed on by S. infuscatum adults during one day in the Satomaya forest gaps.
  • 保科 英人
    伊丹市昆虫館研究報告
    2020年 8 巻 9-17
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/05/06
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 二橋 亮
    蚕糸・昆虫バイオテック
    2013年 82 巻 1 号 1_25-1_29
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/07/24
    ジャーナル フリー
  • 中村 晃洋, 工藤 憲作, 伊藤 慎一郎, 鈴木 健司
    流体工学部門講演会講演論文集
    2012年 2012 巻 G717
    発行日: 2012/11/16
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    The insect obtains driving force and lift force by flapping. The dragonfly changes its flapping state of four pieces of wings according to flight conditions. The wing performance of the robot dragonfly which was able to fly was measured in order to grasp its flight states. The wing performances with the three configurations of the fore and the hind wings were compared in two conditions, steady and unsteady. One of the configurations was the state when the fore and the hind wings flapped synchronously seen in a taking off and landing and turning state phase. The others were the states when the fore and the hind wings alternatively flapped seen in a cruise state. The phase difference in the flapping of the hind wing advancing to that of the fore wing is 90° and 180°. The followings were obtained by these experiments: Free flight conditions of the mechanical dragonfly were realized by wind tunnel measurements. Higher lift force by flapping compared with steady state was confirmed as unsteady lift. Lift force exceeding the body weight was obtained in flapping phase angles of the hind wing advancing for the forewing at the time of 0° and 90 °.
  • どんな昆虫のイメージが食品パッケージによく使われているのか?
    高田 兼太
    伊丹市昆虫館研究報告
    2020年 8 巻 1-7
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/05/06
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 森本 信生
    日本の科学者
    2018年 53 巻 4 号 22-27
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/12/29
    ジャーナル フリー
  • 苅部 治紀
    陸水学雑誌
    2009年 70 巻 3 号 239-245
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/02/16
    ジャーナル フリー
     海洋島である小笠原諸島からは,5種の固有トンボが知られている。これらは1980年代半ば以降,父島・母島の両島において,侵略的外来種グリーンアノールの捕食圧の影響で母島のハナダ
    カトンボ
    を除き絶滅した。残る属島の産地は環境安定性が低く,とくに止水を好むオガサワラアオイトトンボ・オガサワラトンボは危機的状況にある。そこで,これらの絶滅危惧種の保全を人工トンボ池の創出によって試みた。結果として,池の設置を行った弟島・兄島ともこの2種を含む3種が人工トンボ池での発生を継続し,個体数も増加している。保全手法としては確立されたので,今後,父島・母島でのアノールの食害からの防衛策を含めた総合的な保全策を実施していくことが重要である。
  • 地元向け小規模スーパーでの事例研究
    高田 兼太
    伊丹市昆虫館研究報告
    2021年 9 巻 5-8
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/12/23
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • ファルマシア
    2014年 50 巻 11 号 1072-1073
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/09/30
    ジャーナル フリー
    特集にあたって:ケミカルバイオロジーという研究領域が確立され,今日まで各種ゲノミクスやエピジェネティクスなどの手法を活用して,多彩な研究が行われている.既にファルマシア特集号として取り上げられた,バイオイメージングやプローブ研究など,独立したフィールドと呼べるほどのテクノロジーも派生している. 本特集では,ケミカルバイオロジー研究を技術面からではなく,成果の面から紹介する.研究対象としてヒトを含むほ乳類や高等生物だけでなく,昆虫,微生物や植物など幅広い範囲から執筆いただいた.様々な化学技術を利用して,どのような生命現象がどこまで解明されているのか,先端研究の現状を理解する一助となれば幸いである.
    表紙の説明:合成化合物を用いて,生体内遺伝子の ON/OFFやタンパク質合成・発現制御のメカニズムを調査する研究は,ヒトだけではなく昆虫(ア
    カトンボ
    の体色)や植物(葉の折り畳み)など,様々な生物を対象に行われている.それぞれの成果は,個々の種のみならず他の領域ともいずれ関連付けられ,生命現象の解明が進んでいくことであろう.
  • JRA(日本中央競馬会)に登録されている競走馬名に表象する昆虫
    高田 兼太
    伊丹市昆虫館研究報告
    2016年 4 巻 7-10
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2019/11/11
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
feedback
Top