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クエリ検索: "カフェイン11"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 池ケ谷 賢次郎, 日野 明寛, 魚住 純, 高柳 博次, 阿南 豊正, 岩元 睦夫
    日本食品工業学会誌
    1985年 32 巻 8 号 553-559
    発行日: 1985/08/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,近赤外分光法(以後近赤外法という)による緑茶の化学成分値の非破壊分析法を確立するとともに本法を緑茶の迅速品質評価法に応用することであって,次の結果を得た。
    (1) 緑茶の近赤外スペクトル(1100~2500nm)は従来報告されている小麦,大豆などと異なり,特に2000~2220nmの範囲で特徴的な形状をした。
    (2) 緑茶の近赤外スペクトルは強弱合わせ約30の吸収からなり,乾のりのスペクトルと比較することにより緑茶に特有な吸収を考察し,1696nm付近における吸収はカフェインの-CH3基によるものと判断した。
    (3) スペクトルの吸収の強さと全窒素含量との相関を求めた結果,相関係数はたん白質,遊離アミノ酸・アミド類及びカフェイン由来の吸収帯で正,炭水化物由来の吸収帯で負といずれも高い相関を示した。
    (4) 1978, 2018, 1442及び1338nmの波長における2次微分スペクトルと全窒素含量との重回帰分析の結果,重相関係数0.995,回帰の標準誤差0.072%を得た。
    (5) 31個の未知試料を用いて得られたキャリブレーションの精度を検定し,近赤外法が,実用上緑茶の全窒素含量分析に使いうることを確認した。
    なお,本研究は茶業試験場製茶部化学研究室と食品総合研究所食品工学部計測工学研究室との流動研究による。
  • 平柳 要, 佐藤 誠, 中村 泰輔, 白松 葉子, 夏野 豊樹, 山口 喜久, 滝口 俊男
    人間工学
    2007年 43 巻 6 号 341-348
    発行日: 2007/12/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    カー・シミュレーション動画像による視聴覚刺激をフェイスマウントディスプレイで被験者に負荷した際に, 抗催吐性などを有する試験成分の入ったガムが, 動揺病をどの程度抑制できるかを検討した. 動揺病既往のある健常男女各12名 (平均23.2歳) を対象とした. 安静後に5段階の視覚刺激を順次負荷し, 負荷区間の前後に2種類の質問票を用いて動揺病の主観評価を行った. 試験品として, (1) 澱粉, (2) 澱粉にショウガエキス250mgとカフェイン50mgとビタミンB6 10mgを混ぜたもの, (3) 試験成分の量を (2) の2倍としたもののいずれかのカプセルを, 負荷開始30分前に頓服するか, (4)ペパーミント味, (5) ペパーミント味にショウガエキス27.8mgとカフェイン5.6mgとビタミンB6 1.1mgを加えたもの, (6) 試験成分の量を (5) の2倍としたもののいずれかのガムを, 負荷開始30分前から10分交換で噛んでもらった. その結果, 板ガム1枚あたりペパーミント味にショウガエキス27.8mgとカフェイン5.6mgとビタミンB6 1.1mgの入ったガムが動揺病による悪心・嘔吐などを最も軽減することがわかった.
  • 真邉 彩, 小畑 弘己
    植生史研究
    2017年 26 巻 1 号 27-40
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/03/17
    ジャーナル オープンアクセス
    土器の圧痕調査の進展に伴い,とくに九州地域の縄文時代を中心にカラスザンショウZanthoxylumailanthoides の種実が数多く発見されるようになった。カラスザンショウは今ではほとんど利用されない植物であるが,その人為的な出土状況や出土量の多さからみると,縄文時代~弥生時代の西日本地域の当時の代表的な照葉樹林構成種を示すばかりでなく,当時の人々によって果実が利用されていた状況を強く示唆している。その効用を探るため,カラスザンショウを中心にサンショウ属果実の成分分析をおこなった。カラスザンショウ種実に多く含まれていた精油成分のテルペン類,1,8- シネオールが貯蔵食物害虫の駆除に効力を発揮するため,これらが縄文時代の多数の遺跡から土器圧痕として発見されるコクゾウムシの防駆虫剤として利用された可能性を提示した。
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