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505件中 1-20の結果を表示しています
  • 庄子 加奈子, 髙橋 真実, 長島 康雄, 菊池 正昭
    仙台市科学館研究報告
    2016年 25 巻 25-31
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/09/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    仙台市科学館が所蔵する仙台市西部に分布する白沢層産の植物化石と,東北大学総合学術博物館に所蔵されている白沢層産の植物化石を合わせて整理した。
  • 古田 京太郎
    日本林学会誌
    1965年 47 巻 9 号 313-325
    発行日: 1965/09/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    九州中部火山地帯の北方,平家出国有林,中州国有林など水源かん養,土砂かん止のため保護された低山地帯600~1,000mの地域の天然林植生を調査し,植物社会学的に3群集に区分されることを確認した、ブナ=スズタケ群集は800m以上(平均気温, 11.4°C, 生育期間6カ月)に生有する。下部限界付近の林相を呈し,モミ=シキミ群集の地域的標徴種である常緑広葉樹生態群を含む,ブナ=ササ型森林で,プナ=コハウチワカエデ=スズタケ=ツクシカンアオイ.分群集を典型とする。
    クマシデ
    =コガクウツギ群集は新群集で600m(平均気温12.5°C, 生育期間7ヵ月)から950m(平均気温9.5°C,生育期間6ヵ月)までに発達し,落葉広葉高木と落葉広葉低木との組合せからなるシデ=クロモジ型森林を主とし,クマシヂ=シラキ=ウスゲクロモジ=コガクウッギ分集を典型とする。中間温帯を指示する落葉広葉樹生態群が主な組成要素である。第3の群集は,イヌシデを優占種とする特殊なモミ=シキミ群集で600m から830m(平均気温, 11.2°C, 生育期間6ヵ月)にわたり,落葉広葉高木(高木層)と常緑広葉高木(亜高本層)との組合せによる森林で,主としてシデ=アオキ型,典型的にはイヌシデ=シキミ=ミヤマシギミ分群集となる。この3群集の成立についてけ温度以外の大気候因子は特別の関係はない。土壌型はブナ型森林土とシイ型森林土との移動を示し,精に常緑広葉樹林の土壌生成に対する影響力が認められる。
    造林適地,治山上禁伐の必要などを指示する指標価値をもつ,いくつかの生態群を区分した。
  • 鈴木 時夫, 小野 厚子
    日本林学会誌
    1966年 48 巻 12 号 415-424
    発行日: 1966年
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    古田京太郎1)は九州中北部低山帯のモミニシキミ(モミを欠き落葉広葉樹優占の型),
    クマシデ
    ニコガクウッギ,ブナニスズタケの3群集を区別した。この3群集からシキミ,イヌガヤ,ブナ,ミヤマシキミ,コガクウツギ,スズタケ,ツルキンバイなど22種の林冠,林床の植物を社会学的にまた生態学的に主要なる種について,浜田富雄2)のおこなった方法で,葉の横断面における表皮紐織,同化組織,細胞間隙,葉脈の各組織別,同化組織については葉緑体,細胞質,細胞膜,液胞の条要素別の比率を求めた。その他直接測定しなかった種に対しては,その生活形に対する平均値を適用した。
    この組織比率を群集に短して適用するため群集組成表(古田の表-2)の種の総合優占度と乗じて,各階層ごとに集計した。顕微鏡下における組織比率はこうして群実に対する生態的な組織優占度とすることができる。この場合階層は単なる林分の高さの区分でなく相互に関係をもった社会的構造であることはいうまでもない。
    またその森林生態的意義を考察するために9燗の生態群を温度,水湿,人類文化の強弱に区分して考察を試みた。その結果丘陵帯に接するモミニシキミ群集では,細胞間隙に富み,同化組織の液胞が強化され,葉は厚いことが特微的で,階層においては亜高木層がよく発達している。反対に山地帯に接するブナニスズタケ群集は低木層がよく発達し,葉は薄く,葉脈と同化組織内の葉緑体が強化され,
    クマシデ
    ニコガクウツギ群集では,その中間であった。生態群を通じて考察すると,3群集は入為の影響,水湿に多少の差はあるが,これら群集は高度すなわち温度で分化した植物社会で,その解剖的特徴はモミニシキミ群集では,葉の越冬による長期宿存に対する適応であり,またブナニスズタケ群集では積雪に対する林床の適応と考えることができる。
  • 兒島 大雪, 親富祖 翔太郎, 江良 真名美, 松尾 洋介, 齋藤 義紀, 野中 源一郎, 田中 隆
    天然有機化合物討論会講演要旨集
    2014年 56 巻
    発行日: 2014年
    公開日: 2018/07/19
    会議録・要旨集 フリー HTML

    1.序論

    加水分解型タンニンの一群であるエラジタンニンは,glucoseにエステル結合した複数のgalloyl(3,4,5-trihydroxybenzoyl)基の間の酸化的カップリングにより生合成される極めて構造多様性に富んだ物質群である1。エラジタンニンを特徴づける最も単純なアシル基は,2つのgalloyl基がC-C結合したhexahydroxydiphenoyl (HHDP)基であり(Scheme 1),これが加水分解されてellagic acidが生成することがエラジタンニンの名称の由来である。このHHDP基形成におけるglucose上での位置選択性と軸不斉での立体選択性はそれぞれの植物に特異的であることから,この反応が酵素により制御されていることは明らかで,実際に酵素の分離も行われている2。しかし, 反応機構そのものが完全に理解されているわけではない。現在HHDP基はgalloyl基の酸化的カップリングで直接生合成されると推測されており(Scheme 1,実線矢印),エラジタンニンの構造多様性はこのHHDP基がさまざまに代謝されて生じるとされる。Dehydrohexahydroxydiphenoyl (DHHDP)基は,トウダイグサ科など一部の植物に多量蓄積されるデヒドロエラジタンニン類を特徴づけるアシル基であり,これもHHDP基の酸化により生成すると考えられている。さらに,今回研究対象とした

    クマシデ
    葉特有のhydrated bicyclohexenetrione dicarboxyl (HBCHT)基は,DHHDP基がさらに酸化されたアシル基として位置づけられる。我々はエラジタンニンの構造多様性がどのようにしてもたらされるのかに興味を持って研究を行っており,その過程でカバノキ科の
    クマシデ
    3およびアカシデ4新鮮葉のエラジタンニン組成が葉の成長に伴って大きく変化することを見出し,それについて化学的検討を行った。その結果これまでの推定とは異なりHHDP基が還元的代謝により生成している可能性を示唆する現象を見出したので報告する(Scheme 1,破線矢印)。

    Scheme 1 エラジタンニンの生合成仮説

    (実線:従来の推定生合成経路,破線:還元的生合成経路)

    2.

    クマシデ
    葉エラジタンニン組成の季節変化とcarpinin類の反応性

     4月と8月の

    クマシデ
    葉をHPLC分析した結果,4月の葉ではcarpinin F (1), E(2),及びB(3)が主タンニンであるが,8月の葉ではcarpinin A (4) とisocarpinin A(5) が主タンニンであった3。葉の肥大成長に伴ってタンニン濃度は減少しているものの,夏の主タンニンは春の主タンニンの還元生成物であることから,DHHDP基からHHDP基への還元的代謝が起こっていることが示唆された。

    Figure 1. Reversed phase HPLC of fresh leaves of C. japonicacollected in April and August (1.0 g / 15mL of 60% acetonitrile) and structures of ellagitannins.

    そこで次にアシル基の反応性を知ることを目的として,まず

    クマシデ
    に特有のHBCHT基の反応について検討した(Scheme 2)。その結果, carpinin D (6) の水溶液を加熱するだけで(S)-DHHDP-glucose (9)が生成した。これはおそらく酸化還元不均化反応によると推測される。さらに,ascorbic acidを加えて加熱すると(S)-HHDP-glucose (10)まで還元されることが分かった。

    (View PDFfor the rest of the abstract.)

  • 辻 誠一郎
    第四紀研究
    1997年 36 巻 5 号 309-318
    発行日: 1997/12/31
    公開日: 2009/08/21
    ジャーナル フリー
    縄文文化の成立と展開が生態系の変化とどのようにかかわったかを明らかにするために,日本列島における晩氷期から後氷期にかけての植生の急変を見直した.関東から西日本ではおもに4回の段階的な変化を認め,照葉樹林期(約8,000年前以降)までに,温帯性針葉樹林とコナラ-
    クマシデ
    属型落葉広葉樹林(約13,000-12,000~10,000年前),コナラ-
    クマシデ
    属型落葉広葉樹林(約10,000~9,000年前),エノキ-ケヤキ型落葉広葉樹林(約9,000~8,000年前)が優占する3つの時期を認めた.東北・北海道ではおもに3回の変化を認め,ブナ属・コナラ亜属林かコナラ亜属林期(約8,000年前以降)までに,温帯・亜寒帯性針葉樹(約13,000-120,000~10,000年前),カバノキ属・ハンノキ属(約10,000~8,000年前)の優占する時期を認めた.約10,000年前の変化はもっとも大きな変化で,縄文文化の諸要素が出揃う縄文時代の始まりにほぼ一致する.縄文文化が落葉広葉樹林への変化によって育まれたとすると,コナラ-
    クマシデ
    属型落葉広葉樹林がいち早く広域に拡大した西南日本が縄文文化の要素を育んだ一地域と考えられ,縄文文化が東進した可能性が指摘された.
  • 樹種分布に及ぼす地形と施業歴の影響
    *崎尾 均, 石橋 整司, 佐々木 章子
    日本林学会大会発表データベース
    2004年 115 巻 P4101
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    目的  埼玉県の北向き斜面の森林では、冬季の寒風害のために不成績造林地化した落葉広葉樹林がしばしば見られる。広葉樹二次林の構造は、沢すじ・尾根などの地形の影響だけでなく、その施業方法の影響を大きく受けることが予想される。特に、残存木は、伐採木から発生した萌芽の成長を抑制するし、発生した実生の生存をとおして侵入樹種を制限する。本研究においては、広葉樹二次林の樹種構成やサイズ構造が過去の施業の違いや地形によってどのような影響を受けているか明らかにすることを目的とした。調査地 調査地は埼玉県比企郡都幾川村大野に位置し、クリ・ヤマザクラ・
    クマシデ
    ・ミズナラなどを林冠木とした落葉広葉樹林である。土壌は褐色森林土で、標高650mから770mの北東向きの斜面で、傾斜は10-40度である。1993年に15km東に離れた鳩山町で観測された年降水量は1415mm、年平均気温13.1度である。標高100mあたりの気温の低減率を0.6度とすると、調査地の年平均気温は約9.3度である。方法 1993年5月に2.67 ha の調査地を設定した。調査地は、林相と地形によって1_-_4区に区分した。1_-_2区は、ヤマザクラとクリを上木として残してスギが植林された48年生の林分である。3_-_4区はすべての広葉樹が伐採されスギが植林された。3区は40年生で急傾斜の尾根部分を含んでいる。4区は35年生で、調査区の端を渓流が流れている。1993年6_-_7月にこの林分の毎木調査を行った。胸高直径5cm以上のすべての樹木の樹種・胸高直径・萌芽を測定し、樹木の位置図を作成した。結果(1)樹種構成 1区と2区では、アブラチャン・
    クマシデ
    ・クリ・ヤマザクラ・ミズキ等が優占種し、樹種構成がほぼ同じであった。出現樹種数、本数密度もそれほど差が見られなかった。3区では、
    クマシデ
    ・ヤマザクラ・ミズキに加えてイヌシデ・ミズナラ・リョウブ・アオハダの本数が多かった。また、ヤシャブシ・アセビなどの尾根に分布する樹種も見られた。4区では、
    クマシデ
    ・ミズキに加えてフサザクラ・ミズナラ・アワブキが優占種であった。また、チドリノキ・ヤマハンノキ・サワシバなどの渓畔樹種も含まれていた。(2)サイズ構造 4調査区のすべての樹木の平均DBHにははっきりした差は見られなかったが、クリとヤマザクラのDBHには、有意差が見られた。クリでは、1区と3・4区、2区と3・4区に、ヤマザクラでは1区と3・4区、2区と3区に有意差が見られた。一方、各調査地にほぼ同じ個体が分布するミズキでは、4つの調査区の間にDBHの有意差は見られなかった。(3)樹種分布 クリは1・2区に、ミズナラは3区に集中していた。ヤシャブシとリョウブは3区の尾根部に集中していた。フサザクラは3_から_4区の渓流に沿って多く分布していた。考察 ヤマザクラとクリを残した過去の施業歴は現在の二次林の樹種構成やサイズ構造に影響を与えていた。1・2区で切り残されたクリとヤマザクラは、そのまま成長を続けることによって、萌芽から成長した3・4区の個体より大きなDBHサイズを示した。萌芽から更新したと思われるミズナラは3・4区では本数密度が423本/ha、162本/haと多いのに対し、1・2区では15本/haと非常に小さな値を示した。これは、1・2区では伐採によって発生した萌芽が、残存木による被陰によって成長できずに枯死したためと考えられる。また、残存木の影響は種子で侵入した実生の成長をも制限したことが予想される。また、尾根や沢沿いでは、地形に対応した樹種分布が見られたが、これらは萌芽能力の高い、撹乱耐性樹種やパイオニア種に限られていた。
  • 新村 義昭, 川上 誠一
    砂防学会誌
    1993年 45 巻 6 号 35-41
    発行日: 1993/03/15
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    In this paper we assume that the physical process of cutting of the tree rootlets by the large-sized construction machine under forest road construction is as same as the mechanism of the mountain slope slide and the diameter of the cut rootlets of 8 spicies was measured. As the result of measurement, it become clear as following.
    1) The distribution of cut diameter of the tree rootlets was statiscally significant among the same species.
    2) The distribution of cut diameter of the tree rootlets was statiscally significant among the different species.
    3) The 95% of cut rootlets were included to the extent of 6 mm of the diameter class except Carpinus Japonica.
    The mechanism of the tree rootlets cutting process was modelled and the decomposition process after felling of the tree was investigated. As the result of investigation, it was suggested that if the decomposition process reach to the 6 mm diameter class, it will be disapear the protection effect against land slide.
  • 吉田 和男, 杉木 修一
    日本緑化工学会誌
    2002年 28 巻 1 号 173-176
    発行日: 2002年
    公開日: 2004/08/27
    ジャーナル フリー
    滋賀県北部の山間部に自生する樹木19種について結実調査(前報)を行うとともに, 自生個体から採取した種子を低温貯蔵およびジベレリン処理を施して播種し, 発芽率(前報), 生存率, 生育状況を調査した。本報告では発芽率と生存率から得た得苗率をもとに, 各樹種を効率的に生産するための発芽処理法を判断した。この結果, 2種については低温貯蔵後ジベレリン処理を施すことによって, 17種については低温貯蔵のみで高い得苗率を呈し, 各々を効率的な一手法とした。また, 各樹種の得苗率と採種地で確認した種子量等をもとに母樹1個体からの得苗数についても概算したので報告する。本試行では結実調査, 播種試験をとおして, 自生樹木の生産にかかる一資料を得ることができた。
  • 種子採取~発芽状況
    吉田 和男, 杉木 修一
    日本緑化工学会誌
    2001年 27 巻 1 号 231-234
    発行日: 2001/08/31
    公開日: 2011/02/09
    ジャーナル フリー
    滋賀県北部の山間部に自生する樹木19種について、4年間の結実状況を確認するとともに、自生個体から採取した種子を低温, ジベレリン処理を施して播種し、発芽状況を調査した。この結果、17種について当地域での採種適期が明瞭となり、発芽状況は18種について播種の処理条件の違いによる差がみられた。樹種によっては発芽に有効な低温処理期間が異なり、7種は数週間の低温処理で、10種は約半年の低温処理で高い発芽率を呈した。また、2種についてジベレリン処理を施すことによって高い発芽率を呈した、本試行では結実調査, 播種試験をとおして、種子の採取から発芽状況までの自生樹木の生産にかかる一資料を得ることができた。
  • 中村 創, 小山 克輝, ファン クイン=チ, 中原-坪田 美保, 坪田 博美
    ヒコビア
    2023年 19 巻 1 号 37-47
    発行日: 2023/12/28
    公開日: 2024/02/12
    ジャーナル フリー
    We have documented the addition of the following vascular plants confirmed or recorded for Miyajima Island, Hatsukaichi City, Hiroshima Prefecture, SW Japan, although detailed flora surveys have been conducted for over a century. We provide the first record of the occurrence of Carpinus japonica Blume (Betulaceae) for the island. We also provide additional information on previously reported plants. New localities were confirmed for Carpinus laxiflora (Siebold & Zucc.) Blume and Lonicera affinis Hook. & Arn. (Caprifoliaceae), as well as specimens not cited in previous reports. Sequence data for DNA barcoding of the samples were obtained and phylogenetic analyses were also conducted.
  • 三宅 尚, 中村 純, 山中 三男, 三宅 三賀, 石川 愼吾
    第四紀研究
    2005年 44 巻 5 号 275-287
    発行日: 2005/10/01
    公開日: 2009/08/21
    ジャーナル フリー
    高知平野伊達野の低湿地堆積物の花粉分析から,当地域の最終氷期以降の植生史を明らかにした.少なくとも最終亜間氷期(MIS 3)には,スギ,モミ属,ツガ属が優勢な温帯針葉樹林が分布し,サルスベリ属やハマナツメといった暖温帯性落葉広葉樹も残存していた.湿地ではハンノキ林が優占していた.約30,000yrs BPのMIS 3後期にはスギ優占林はほぼ消滅した.MIS 2には,ツガ属とモミ属が優勢で,コナラ属コナラ亜属,ブナなどを伴う温帯針広混交林が成立した.湿地のハンノキ林は衰退し,その縁辺ではヨモギ属とカラマツソウ属の優勢な乾生草原が,湿潤地ではワレモコウ属,セリ科,イネ科などを主とする湿生草原が拡大した.後氷期(MIS 1)に入ると,ヤマモモ,コナラ属アカガシ亜属,シイ属が順を追って分布を拡大し,約8,000yrs BP以降,照葉樹林が低地を広く覆った.約1,700yrs BP以降には,人為の森林干渉によって照葉樹林が破壊され,マツ属やヤマモモの優勢な二次林に移行した.
  • 堀川 富彌
    植物分類,地理
    1953年 15 巻 1 号 12-13
    発行日: 1953/03/30
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
  • 山中 二男, 森下 和男
    植物分類,地理
    1956年 16 巻 5 号 155-159
    発行日: 1956/09/10
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
  • *菅沼 好一, 鈴木 和次郎
    日本森林学会大会発表データベース
    2010年 121 巻 I20
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/03/12
    会議録・要旨集 フリー
  • *糟谷 信彦, 齋藤 秀樹, 高原 光, 植苗 幸司, 徳田 利春
    日本林学会大会発表データベース
    2003年 114 巻 P2179
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/03/31
    会議録・要旨集 フリー
    1.はじめに森林の炭素固定機能は大気中の二酸化炭素濃度上昇を軽減するための方策として大きな役割を期待されている.根系は植物体の中でも炭素貯蔵器官として重要な位置を占めている.根量の正確な推定のためには,さまざまな樹種,樹木サイズのデータが必要となるものの特に広葉樹二次林においてはこれまで十分なデータが得られているとはいいがたい.今回スギの混交する落葉広葉樹二次林に根量を測定し,相対成長関係について解析した.2.材料と方法京都府立大学久多演習林内の落葉広葉樹二次林において2001年8月から2002年6月にかけて現存量調査を行った.調査地は,標高約600__m__であり天然生スギの混交する冷温帯落葉広葉樹二次林である.調査区の大きさは30 m x40m(斜距離)で,その中にはミズナラ,アカシデ,
    クマシデ
    ,スギ,ミズメが優占し,その他ブナ,アオハダ,マルバマンサク,ウリハダカエデなどが生育していた.毎木調査結果から樹種毎の胸高断面積合計の大きい順に並べると,アカシデ,スギ,ミズメ,ミズナラであった.調査区内の胸高直径(以下Dとする)最大値はスギの45.0 cmであった.幹の地際における年輪解析によれば,スギが最大約100__から__120年,ミズナラが最大約60年,その他の広葉樹が最大約50年であった.すなわち,攪乱後50__から__60年経過した林分であった.根量測定は次のように行った.根株と一次根(本研究では根株より直接分岐している直径5mm以上の根と定義する)の境界で切断した後に,チルホールを用いて一次根を掘り取り,その際直径5 mm以上の根がちぎれた場合には根が直径5 mm未満になるまで追跡した.掘り取ってから直径5 mm未満の細い根はノギスで測定しながら切り落とした(直径5 mm未満の根については別に土壌ブロックサンプリングにより面積あたりの現存量を推定した).その後一次根の長さと生重を測定し,根の試料全部あるいは一部を乾物率測定のため持ち帰った.根量測定は,アカシデ(5),スギ(7),ミズメ(4),ミズナラ(4),
    クマシデ
    (2),アオハダ (1),ウリハダカエデ(1),コハウチワカエデ(1),コシアブラ(1),ソヨゴ(1),マルバマンサク(1)の11樹種28本について行った(かっこ内はそれぞれの本数を表す).相対成長式Y=aXhを用いてD,D0.0(地際直径),あるいはD2H(H:樹高)と一次根重,個体あたりの根量,地上部重などとの関係を調べた.3.結果と考察試料木のD,D0.0の範囲はそれぞれ5__から__22,7__から__33 cmであった.個体あたりの一次根の本数をみると,同じ樹種の中ではDが大きくなると増える傾向があったが,樹種別でみればスギやアカシデ,ミズメで多く,ミズナラやコシアブラで少なかった.図-1に広葉樹(スギは省略)におけるD2H,D2,あるいはD0.02に対する根量の相対成長関係を示す.その結果 D2で決定係数が大きかった.また,スギにおいては三者で決定係数の大きさはほぼ同様であった.地下部現存量(根量)を求める際に実測していない場合これまでT/R比=一定とされることが多い.本研究ではT/R比0.85__から__6.4とばらついたが,D>10cmに限定すると広葉樹,スギの平均でそれぞれ3.9(1.8__から__6.4, n=17),4.1(2.9__から__6.2, n=5)となった.さらにD>15cmでは広葉樹,スギでそれぞれ4.4(3.7__から__6.4, n=8),3.7(2.9__から__4.8, n=3)となった.同一樹種の中で比較したところサイズによる傾向は明らかではなかった.各樹種で一次根についても相対成長関係を調べ,これと一次根長などから根系構造を定量的に評価し,林分の根量推定値に与える影響について検討する
  • *石田 孝英, 奈良 一秀, 寳月 岱造
    日本森林学会大会発表データベース
    2006年 117 巻 F34
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/03/15
    会議録・要旨集 フリー
  • 小川 滋之, 沖津 進
    植生学会誌
    2010年 27 巻 2 号 73-81
    発行日: 2010/12/25
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー
      1. 東日本太平洋側の落葉広葉樹林において,カバノキ林は二次林とのみかたが一般的であったため,林分が形成される立地環境や維持機構についての研究は少なかった.そこで,ヤエガワカンバ,シラカンバ,ミズメのカバノキ属樹木3種の林分からこれらを検討した
      2. 埼玉県外秩父山地の高篠山北側斜面を調査地として,相観植生とカバノキ属樹木の個体分布の調査を行った.さらにカバノキ林と外秩父山地の主要植生となるコナラ林において,土壌と斜面傾斜の調査,毎木調査を行った.
      3. カバノキ林は,斜面中腹の地表攪乱に由来する土砂礫が堆積する区域にパッチ状に分布していた.コナラ林は,地表攪乱が無く腐植土が厚い平坦地を中心に広く分布していた.
      4. カバノキ林とコナラ林を比較すると,カバノキ林はカバノキ属樹木の優占度が12.3%から33.0%であり,コナラの優占度が低く,多様な樹種により構成されていた.コナラ林はコナラの優占度が60.0%以上となり,出現種数は少なかった.
      5 成長段階ごとのカバノキ属樹木の個体分布をみると,カバノキ林内では樹高12m以上の成木に個体が集中し,幼樹はみられなかった.稚樹や当年実生の分布をみても,成木の直下では少なく,カバノキ林と他の林分や人為的開放地との境界付近にみられた.
      6. カバノキ林の形成には,比較的近年に発生した斜面崩壊による地表攪乱が関与していることを指摘した.斜面崩壊により土砂礫が堆積する開放地が出現し,そこに先駆種であるカバノキ属樹木がいち早く侵入することでカバノキ林が形成されたと考えられる.
      7. カバノキ林は,カバノキ属樹木の個体寿命より早い周期で地表攪乱が発生することにより維持されると考察した.カバノキ属樹木は,後継樹により林分内で順次更新しているわけではなく,地表攪乱による開放地の出現で一斉に更新している可能性が高い.地表攪乱については,高篠山では基盤岩の地形形成特性により数十年周期で斜面崩壊が発生している.斜面崩壊により開放地が出現するたびに,カバノキ属樹木は一斉に侵入して林分を形成していると考えられる.したがって,カバノキ林は将来にわたり維持されると結論付けた.
  • 田川 基二
    植物分類,地理
    1933年 2 巻 4 号 312-313
    発行日: 1933/11/11
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
  • 山崎 次男, 竹岡 政治
    日本林学会誌
    1958年 40 巻 1 号 7-11
    発行日: 1958/01/25
    公開日: 2008/12/18
    ジャーナル フリー
    第I報に述べたCarbon replica法によつて,さらに5種の樹木花粉の表面微細構造について電子顕微鏡的研究を行つた。その結果の大要は次の通りである。
    1. イヌガヤ (C. drupacea SIEB. et ZUCC.) 花粉;表面はすべてコンペイトウ型粒状物によつておおわれており,この粒状物は第I報所載のスギ,コノデガシワと同様剥離しやすい性質をそなえている。しかしながら,その粒状物の表面にある微小な突起物の先端並びに粒状物が剥離した跡の肌理は若干ことなつている。
    2. アカマツ (P. densiflora SIEB. et ZUCC.) 花粉;表面はI報に述べたクロマツ花粉と全く同様である。しかし,胴体における花野菜型の隆状突起物の大きさがクロマツとは若干ことなつている。なお,発芽孔の表面を明らかにすることができた。
    3. コウヨウザン (C. lanceolata HOOK.) 花粉;表面はコンペイトウ型粒状物によつておおわれている。このコンペトウ型粒状物の形はスギの場合と酷似しているが,その大きさ及び配列状態がことなつている。
    4. オオバヤシヤブシ (A. Sieboldiana MATSUM.) 花粉;表面は微細な刺状物によつておおわれており,この刺状物はすでに述べた
    クマシデ
    及びオニグルミの花粉と同じ性質のものである。しかしながら,この花粉粒の発芽孔の間は顕著な弓形の一辺をなしている。
    5. アラカシ (Q. glauca THUNB.) 花粉;表面は外壁のもり上つた隆状物が伏瓦状に配列し,しかもその隆状突起の表面に微細な刺状紋が多数散在している。
  • *菊地 陽太, 大久保 達弘, 梶 幹男, 澤田 晴雄
    日本森林学会大会発表データベース
    2006年 117 巻 PD34
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/03/15
    会議録・要旨集 フリー
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