面記録密度を2 terabit/inch^2と仮定し,有限要素法(FEM)を用いて静磁界解析を行い,高い記録磁界勾配を得るために単磁極(single-pole-type:SPT)ヘッド構造の最適化を行った.次に,最適化した記録ヘッドによる
記憶媒体
へのマイクロマグネティック記録シミュレーションを行った.さらに,ビットパターン媒体(bit-patterned media:BPM)に適当なタイミングで記録する上で動特性が重要なことから,LLG(Landau-Lifshitz-Gilbert)マイクロマグネティック解析により記録電流に対する記録磁界の追従性を求めた.なお,LLGマイクロマグネティック解析計算はマルチコアを内蔵したメモリ共有型システムとOpen Multi-Processing(OpenMP)を用いた並列処理プログラムを用いて行った.
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