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クエリ検索: "コモンマーモセット"
318件中 1-20の結果を表示しています
  • 鈴木 一臣, 片貝 淳次, 加部 春一, 相内 聖峰
    比較眼科研究
    1994年 13 巻 3-4 号 3-4_129-3-4_137
    発行日: 1994年
    公開日: 2020/12/25
    ジャーナル フリー

    2~5歳齢の

    コモンマーモセット
    (Common marmoset)を用い,麻酔下における暗順応各時間(暗順応前,暗順応後0, 5, 10, 15, 30, 45, 60分)を含むERG (Electroretinogram)の測定を行ない3歳齢のカニクイザル(Cynomolgus monkey)のそれと比較検討した。

    Common marmosetのERGの測定は適切に設計されたコンタクトレンズ型電極(直径7.6mm, 角膜半径3.5mm, 強膜半径4.5mm)の使用により可能であった。両サル種とも,その波形はa波,b波および数個の律動様小波から成り,15分後には極値に達したが,Common marmosetにおいて,より急激な経過であった。

    Common marmosetの麻酔下におけるERGは,コンタクトレンズ型電極の使用により測定が可能となり,その波形はCynomolgus monkeyと比較しても大きな差異は認められなかった。

  • *堀田 英莉, 齋藤 慈子, 中村 克樹
    霊長類研究 Supplement
    2012年 28 巻 P-27
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/11/01
    会議録・要旨集 フリー
     養育行動とは子の生存する可能性を高める行動であり、新生児の心身発達においてもっとも重要な要素の一つである。養育行動にはオキシトシンというホルモンが関与することが知られており、ヒトにおいては親行動(Feldan et al.,2010)や信頼行動の変化(Kosfeld et al., 2005)、サルにおいては経鼻投与による配偶者選好の変化(Smith et al., 2009)、子に対する寛容度の変化(Saito & Nakamura, 2011)に関わっている。
     ヒトでもオキシトシンと養育行動等の社会性に関する研究は増えてきているが、オキシトシンが行動に影響を与えるメカニズムは不明である。霊長類における詳細なメカニズムの検討には、サル類を対象とした研究が不可欠である。南米の小型ザルである
    コモンマーモセット
    は、霊長類の中でも珍しくヒトに近い家族形態を持ち、母親のみならず父親や兄姉も子育てに参加する。
    コモンマーモセット
    を対象に、養育行動とオキシトシンの関係を調べる目的で、周産期における末梢オキシトシン変動を調べた。
     最近、
    コモンマーモセット
    ではオキシトシンのアミノ酸配列が一般的哺乳類とは異なっていることが報告された(Lee et al.,2011)。そのため、まず
    コモンマーモセット
    と同配列のオキシトシンを化学合成し、既存の測定系の妥当性を確認した。一般的哺乳類のオキシトシン溶液と
    コモンマーモセット
    型のオキシトシン溶液の濃度変化に伴う吸光度の変化には違いが見られた。そこで、
    コモンマーモセット
    型のオキシトシン溶液に最適なスタンダードを決定し、濃度曲線を得た。この測定系を用いて、繁殖ペア6組(計12頭)を対象に、周産期におけるオキシトシン濃度の変化を検討した。その結果を報告する。
  • *中村 克樹, 三輪 美樹, 鴻池 菜保
    霊長類研究 Supplement
    2019年 35 巻 P08
    発行日: 2019/07/01
    公開日: 2020/03/21
    会議録・要旨集 フリー

    コモンマーモセット
    は、近年さまざまな生命科学研究に用いられていて、ここ15年の間に日本でもその利用が急速に増えてきている。個体の大きさを比べると、日本の
    コモンマーモセット
    は欧米に比べて小型で、アダルトでも体重が300g前後のものがほとんどである。一方、例えばドイツでは平均して400gを超えたくらいの個体を実験に利用している。こうした体格の差は、用いる実験手技の制限にもつながる大きな問題である。しかし、400gを超える体重を持つ野生の
    コモンマーモセット
    はあまり報告されておらず、野生のデータを考えると300g程度が適正体重であると考えることもできる。飼育下の実験用
    コモンマーモセット
    の適正体重を知るための一つの手がかりとして、体重と脳の大きさの関係を調べた。小型動物用MRI装置(ブルカー社製 PharmaScan 4.7T)を用い専用のステレオ装置に頭部を固定した状態でT1、T2強調画像を撮像し、大脳の前後長と左右の幅を計測し、体重との相関を調べた。1.5歳以上で体重が300gから350gまでの個体14頭で計測した。少なくとも調べた14頭では、体重が大きいほど脳の前後長も幅も大きい傾向が見られた。この結果から、少なくとも300gは
    コモンマーモセット
    が十分に発育した状態であるとは考えにくい。

  • *伊藤 達矢, 佐々木 えりか, 今村 公紀
    日本繁殖生物学会 講演要旨集
    2016年 109 巻 P-6
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/16
    会議録・要旨集 フリー

    【背景・目的】我々はこれまでに霊長類である

    コモンマーモセット
    の精子形成において,マウスと異なる遺伝子発現やDNAのメチル化状態を経ることを報告してきた。その中で,幼年期の
    コモンマーモセット
    精細管内腔にゴノサイト由来の細胞を発見した。この細胞は興味深いことに減数分裂を介してアポトーシスを起こす。この現象は霊長類において出生から性成熟に至るまでに長期の性的に未成熟な時期が介在している事に関連していると考えられ,そのメカニズムおよび生物学的意義に興味が持たれる。近年マウスにおいてはアポトーシスのメカニズムとして,H4のシトルリン化が関連していることが確認されており,アポトーシスおけるエピジェネティック修飾動態の重要性が増している。本研究では,幼年期
    コモンマーモセット
    の精子形成過程における精細管内腔細胞のアポトーシスに関して,エピジェネティック修飾動態に着目し,シトルリン化をはじめとしたヒストン修飾やその制御因子の発現パターンの解析を行った。【方法】実験には
    コモンマーモセット
    の精巣切片を用いて,蛍光免疫染色を行った。パラフィン包理した組織切片を脱パラフィン処理した後,抗原賦活化を行った。次にブロッキングを行い,一次抗体,二次抗体,核染色をした後,封入を行った。一次抗体としては,H3のシトルリン化,メチル化,アセチル化,リン酸化に関連したものを使用した。【結果】幼年期の
    コモンマーモセット
    精細管内腔のゴノサイト由来の細胞において,H3のシトルリン化を確認した。また,この細胞と基底膜のゴノサイトにおけるH3のシトルリン化とを比較すると精細管内腔細胞で明らかに強い修飾を示した。この細胞間において,アポトーシスマーカーの発現後でH3K4me2, H3K27me3, H3K36me3の修飾動態の変化を確認したことに加えて,DNA脱メチル化酵素の発現を確認した。これらの事から,
    コモンマーモセット
    精細管内腔細胞において特異的なエピジェネティック修飾動態とアポトーシスとの関連が新たに示唆された。

  • *島田 亜樹子, 大岩 亮, 上岡 美智子, 横山 円, 富岡 郁夫, 佐々木 えりか
    日本繁殖生物学会 講演要旨集
    2008年 101 巻 P-29
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/09/09
    会議録・要旨集 フリー
    [目的]
    コモンマーモセット
    は比較的ヒトと生理学的に近い真猿類であり、繁殖効率が良く、小型で取り扱いが容易であることからヒト疾患モデル動物としての有用性が高い。特に遺伝子改変技術を用いたヒト疾患モデル動物の作出が望まれているが、生殖・発生工学の研究報告は多くない。遺伝子改変
    コモンマーモセット
    作出には、より効率良く成熟卵子を得る必要があるが、
    コモンマーモセット
    を含む霊長類の過排卵誘起は卵胞成熟ホルモン(FSH)製剤によって、卵胞発育、採卵数、卵子の質など多大な影響を受けることが知られている。本研究所では、ヒトFSH製剤であるフェルティノームP注75を用いてきたが、今後利用不可能になる為、代替のFSH製剤を検索する必要がある。そこで、フェルティノームP注75およびフォルリモンP注75を用い、採卵数、成熟率の比較検討を行った。 [材料および方法] 性成熟に達した
    コモンマーモセット
    (n=33)に、フェルティノーム、あるいはフォルリモンを投与し卵胞刺激を行った。卵胞刺激はそれぞれのFSH、50IUを10日もしくは11日間筋肉内投与し、FSH投与終了翌日にヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(human Chorionic Gonadotorophin;hCG) 75IUを筋肉内投与した。hCG投与後16時間で卵胞吸引により採卵し、採卵数およびMII期への成熟率を比較した。有意差検定法は採卵数にはWilcoxonの符号付順位和検定を、成熟率にはカイ2乗検定を用いた。 [結果および考察] MI期およびGV期卵の採卵数は、フェルティノーム処理区で230個、フォルリモン処理区で287個であり、有意な差は認められなかったが後者で多い傾向にあった。一方、MII期への成熟率はフェルティノーム処理区で49.1%、フォルリモン処理区で56.1%と、有意な差は認められなかったが後者で高い傾向にあった。以上により、フォルリモンは
    コモンマーモセット
    の卵胞刺激にフェルティノームと同程度以上の効果を示し、代替可能であることが示された。
  • 細谷 誠
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報
    2022年 125 巻 12 号 1633-1639
    発行日: 2022/12/20
    公開日: 2023/01/01
    ジャーナル フリー

     近年の分子生物学的研究手法の発展により, 内耳基礎研究分野において次々と科学的な新しい知見の集積がなされてきている. これまで, 遺伝子改変マウスを中心とした齧歯類が内耳の研究プラットフォームとして利用されてきたが, 遺伝性難聴研究の進展やヒト iPS 細胞研究の研究成果により内耳研究における種差の影響が徐々に明らかになってきた. しかし, 新規の解析技術が生まれ進展する一方で, 検体採取の困難さや倫理的な問題から研究ツールの主体となるべきヒト内耳検体の利用は世界的にもますます困難となっている. このような背景から, ヒト内耳の代替となり得る新たな研究プラットフォームの創生が求められていた.

     本稿では, 当科で霊長類モデル動物としてこれまで利用してきた

    コモンマーモセット
    に焦点をあてて, 新規研究プラットフォームとしての本動物の有用性を述べるとともにこれまでの検討によって明らかとなった最近の知見を概説する.

  • 岩田 康希, 兼子 峰明, 中江.健
    人工知能
    2025年 40 巻 2 号 200-206
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    解説誌・一般情報誌 認証あり
  • *菊池 瑛理佳, 三輪 美樹, 中村 克樹
    霊長類研究 Supplement
    2012年 28 巻 B-02
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/11/01
    会議録・要旨集 フリー
    ヒトの子どもには、おもちゃの選好性に性差があることが報告されている。例えば、男の子はミニカーなどの動くおもちゃを好み、女の子はぬいぐるみや人形などを好む。これらの選好性が親の教育方針などによって左右されるという見解も多くあったが、こうした選好性は、出生前のホルモン暴露の影響を強く受けていることなど生物学的要素が影響しているという考えが支持されている。さらにヒト以外の霊長類でも、ベルベットモンキー(Alexander and Hines, 2002)やアカゲザル(Hassett, Siebert, & Wallen, 2008)でもヒト用おもちゃに対する選好性の性差が報告されている。ヒト以外の霊長類がおもちゃの意味を理解しているとは考えにくいが、こうした物体の何らかの要素に対する選好性の性差が存在することを示唆する。本研究は、小型新世界ザルである
    コモンマーモセット
    が物体の選好性に関する性差を示すか否かを、ヒト用おもちゃを刺激として調べることを目的とした。実験には1歳半以上の
    コモンマーモセット
    のオス9頭、メス9頭を対象に実験した。刺激として、ぬいぐるみ(ヒトの女児用おもちゃ)とミニカー(ヒトの男児用おもちゃ)を用いた。実験は飼育ケージで行なった。実験1では、ぬいぐるみとミニカーを同時に30分間個体に提示し、実験2では、ぬいぐるみ2つとミニカー2つを用意し、一つずつ5分間個体に提示した。おもちゃの提示期間中、
    コモンマーモセット
    の行動をビデオ撮影した。結果、実験1において有意差は見られず、実験2においてメスがぬいぐるみに接触する時間がオスよりも有意に長かった(Mann-Whitney’s U test, P < 0.05)。
    コモンマーモセット
    にも物体の選好性に関する性差が存在することが示唆された。
    コモンマーモセット
    は霊長類における行動の性差を研究するモデルになる可能性がある。
  • *立田 委久子, 沓掛 展之, 川?ア 章弘, 横山 ちひろ, 尾上 浩隆, 長谷川 眞理子
    霊長類研究 Supplement
    2009年 25 巻 P-42
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/06/17
    会議録・要旨集 フリー
    コモンマーモセット
    は,ヒト以外の霊長類では珍しい共同繁殖を行う新世界ザルの一種である。共同繁殖とは,母親だけでなく他の血縁グループメンバーが協力して子育てをする繁殖システムのことである。
    コモンマーモセット
    の妊娠期間は約5ヶ月間で,母親は自身の体重の10%程度の大きなコドモを通常二子出産する。母親は出産後すぐに次の妊娠が可能となり子育て期間中に次の妊娠をする。また樹上生活種であるために,常にコドモを抱いて運搬する必要がある。このように子育てのコストが大変大きいため,父親や兄姉個体が参加する共同繁殖の習性が,コドモの生存率の維持と関連していると考えられている。
    本研究では,共同繁殖種
    コモンマーモセット
    の子育てのエネルギーコストに関連する指標として,ペアメスの出産前後におけるオスの体重変化に注目した。対象は兄姉ヘルパーのいない状態でペア飼育されている繁殖用
    コモンマーモセット
    のオス個体(N=6)である。2006年6月から2009年3月まで毎週測定されている体重データを用いて,一般線形モデル(GLM)により統計解析を行なった。
    その結果,オスの体重は,ペアメスの出産に向けて増加し,出産後子育てが始まっても変化しないことがわかった。またこの出産後の体重変化は,子の数,子育て経験,健康度,ペアメスの体重に関連していなかった。しかし,子背負い行動の量(背負い時間×子の体重)を測定したデータセットの解析から,オスの体重は子育て期間初期に減少し,その減少の度合いと子背負い行動の量の関係が週数によって異なることがわかった。
    先行研究では,
    コモンマーモセット
    の父親はペアメス出産の前に体重を増やし,子育て期間中に体重を減らさないことが報告されている。今回,オスの子背負い行動量を考慮することにより,子育て期間初期はオスの体重減少があることが明らかになった。
  • 林 砂緒, 菊池 泰子, 原田 勝彦, 川原 潤一
    サイトメトリーリサーチ
    2007年 17 巻 1 号 21-28
    発行日: 2007/03/25
    公開日: 2017/07/04
    ジャーナル フリー

    The Common marmoset becomes increasingly important in the development of recombinant monoclonal antibody drugs, which react with only primates, because of both their relatively close immunological relationship with humans and their relative small size. However, there is little information about cross-reactivity of commercial monoclonal antibodies with Common marmosets for lymphocyte subset analysis. In this study,we compared cross-reactivity with Common marmosets, Cynomolgus monkeys and humans using 19 commercial monoclonal antibodies. Furthermore, we optimized the method of preparation of Common marmoset peripheral blood in flow cytometric analysis. Eleven of 19 monoclonal antibodies that react with human or monkey antigens of CD-defined molecules were cross-reactive with Common marmoset antigens. Those antibodies that cross-reacted with Common marmosets were sufficient for lymphocyte subset analysis. Five lysing solutions were used for preparation of Common marmoset peripheral blood. By using Red Blood Cell Lysing Buffer, Common marmoset peripheral blood cells can be separated to each fraction of cells while maintaining cell viability. The minimum quantity of Common marmoset peripheral blood was only 25 to 50 μl for flow cytometric analysis of lymphocyte subsets. This flow cytometric method using Common marmoset peripheral blood can be used to speculate on the potential immunotoxic effect of monoclonal antibody drugs on humans.

  • 細谷 誠
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報
    2024年 127 巻 12 号 1199-1207
    発行日: 2024/12/20
    公開日: 2025/01/01
    ジャーナル フリー

     発生に関する知識は再生医療や遺伝子治療の基盤となる重要な知見である . 現 代ではヒト胎児の内耳発生研究への継続的利用は倫理的問題から困難であるた め , 哺乳類の内耳蝸牛の発生学は齧歯類モデルを用いて検討が進められてきた . しかし , 齧歯類とヒトの間では , 内耳発生に関する発生学的な相違点が指摘され ていた . 同時にヒト iPS 細胞研究や内耳再生医療 , 遺伝子治療の発展に伴いヒト 内耳発生に関する知見の医学的・科学的な重要性は増している . このため , ヒト により近いモデルによる内耳発生研究の基盤が求められていた.

      当科では新規内耳研基盤の創生を目指し小型霊長類モデル動物であるコモンマ ーモセットを標的に研究を進めてきた .

    コモンマーモセット
    Callithrix jacchus) は , 南米原産の新世界ザルであり , 霊長類の中では類人猿・旧世界ザルに 次いでヒトに近く , 霊長類モデル動物として中枢神経系の研究などにおいて広く 用いられている .  当初は遺伝性難聴研究などを中心に成体での検討がメインであ った本動物による内耳研究であるが , 最近 , 内耳発生研究への応用が進んでい る . 本動物を用いた内耳研究は , 従来の齧歯類を中心とした研究とは異なる角度 から新たな知見をもたらすことが期待されている . 本稿では , 本動物における内 耳発生について概説するとともに , 今後の本動物を用いた内耳研究の展望をまと める .

  • 三輪 美樹, 兼子 明久, 中村 克樹
    霊長類研究
    2024年 40 巻 1 号 論文ID: 40.002
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/07/04
    [早期公開] 公開日: 2024/04/02
    ジャーナル フリー

    The importance of the common marmoset (Callithrix jacchus) as a laboratory animal in biomedical research continues to grow, as does the need for appropriate treatment of the various health problems they exhibit in captivity. Due to their small body size and rapid metabolism, the time spent making treatment decisions can be critical.

    This article, drawing on 15 years of case experience at Kyoto University, outlines the management and treatment of common clinical problems in captive marmosets such as anorexia, diarrhea, constipation, vomiting, and respiratory, oral, and injury-related issues. Initial emergency care is also described. Our practical and concise treatment manual would be useful to veterinarians and caregivers when faced with these problems in their colonies.

  • *権田 彩, *松村 秀一, *斉藤 正一郎, *郷 康広, *今井 啓雄
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 P-180
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     近年,味覚受容体が舌だけでなく消化器系やその他の臓器にも存在していることが,各種哺乳類において報告されている.本研究では,ニホンザルと
    コモンマーモセット
    を中心に, RT-qPCR法を用いて,味覚情報伝達に関わるであるGタンパク質 α -gustducinとTRPM5,および各種味覚受容体などの存在量を定量解析した.その結果,
    コモンマーモセット
    で特異的にこれらの mRNAが,盲腸や大腸などで,舌と同量もしくはそれ以上に発現していることが確認された.また,免疫組織染色法を用いて,これらのタンパク質が存在している細胞の特定を試みた結果,特徴的な細胞に陽性シグナルが観察された.
     
    コモンマーモセット
    で観察された盲腸・大腸における味覚情報伝達分子群の特異的な発現は,マカクに加えてリスザルやヒヒなどでも観察されなかったことから,霊長類の中でもマーモセット科に特殊な現象である可能性が高い.マーモセットは樹脂や樹液を摂取し,盲腸で発酵することが知られている.盲腸における味覚情報伝達タンパク質群の発現は,この食性に関係しているかもしれない
  • 三輪 美樹
    日本野生動物医学会誌
    2024年 29 巻 2 号 39-45
    発行日: 2024/09/20
    公開日: 2024/11/20
    ジャーナル フリー
    近年,医科学および生命科学領域で
    コモンマーモセット
    Callithrix jacchus を用いる研究が増加してきている。しかし ながら,その飼育管理方法は未だ十分に確立されていないため,飼育現場では様々な問題が生じてくる。本稿では,こ れまで筆者が実験動物として
    コモンマーモセット
    を飼育管理してきた中で,それらの問題点に気付き,悩み,解決のた めに取り組んだ結果,論文報告・学会発表・研究資金獲得につながった事例の一部を紹介する。これらは全て飼育下コ モンマーモセットの生活の質(QOL:Quality of life)を向上させたい一心で実施してきた。日常の飼育管理業務から研 究活動につながった例として参考になれば幸いである。
  • 動物を売るのではなく「システム」を提案
    大島 泰輔
    日本科学技術ジャーナリスト会議 会報
    2024年 2024 巻 112 号 10-
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/15
    解説誌・一般情報誌 フリー

     JASTの見学会で6月20日、川崎臨海部にある公益財団法人実中研(旧名称 実験動物中央研究所)を訪ねた。参加者は18人。野村龍太理事長、末松誠所長はじめ所員の方々の話を伺い、腫瘍などの画像解析システムとして世界最大級のMRI設備、英科学誌「Nature」の表紙を飾った霊長類、

    コモンマーモセット
    行動観察室等を見学した。

  • 細谷 誠, 藤岡 正人, 小川 郁
    AUDIOLOGY JAPAN
    2014年 57 巻 5 号 369-370
    発行日: 2014/10/30
    公開日: 2015/04/10
    ジャーナル フリー
  • 三輪 美樹, 鴻池 菜保, 中村 克樹
    霊長類研究 Supplement
    2022年 38 巻
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/07
    会議録・要旨集 フリー

    近年、医科学や生命科学など様々な領域で

    コモンマーモセット
    を用いる研究が活発に実施されている。実験に供している個体の大きさを国内外で比較すると、日本ではアダルトで300~350gの個体が多いのに対し、例えばドイツでは平均して400gを超える個体を使用しているなど、体重差が大きい。体重の重い個体の方が用いる実験手技の制限が少なく体力的に余力もあるため実験動物として好ましい反面、体重データだけでは真に体格が良い、すなわち筋肉量や骨量が多いのか、あるいは体脂肪が増えて肥満であるのかを判断することができない。そこで、飼育下における実験用
    コモンマーモセット
    の適正体重を知るため、小動物用DXA体組成・骨密度測定装置(OsteoSys製 iNSiGHT)を用いて体脂肪量、除脂肪量、骨密度を測定し、体重との相関を調べたところ、少なくとも450g付近までは体重と体脂肪量および除脂肪量が相関していた。骨密度と体重の間に相関は認められなかった。これらの結果から400g以上になっても肥満とはいえず、体重と体脂肪量および除脂肪量が相関している範囲内なら体重が重い方が実験利用に適しているものと考えられた。

  • 栗原 渉, 藤岡 正人, 吉田 知彦, 細谷 誠, 小川 郁, 小島 博己
    AUDIOLOGY JAPAN
    2017年 60 巻 5 号 266
    発行日: 2017/10/30
    公開日: 2018/03/01
    ジャーナル フリー
  • コモンマーモセットの可能性
    中村 克樹
    ファルマシア
    2011年 47 巻 9 号 799-803
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2018/08/23
    ジャーナル フリー
  • 細谷 誠, 栗原 渉, 平林 源希, 西山 崇経, 大石 直樹, 小澤 宏之
    AUDIOLOGY JAPAN
    2022年 65 巻 5 号 317
    発行日: 2022/09/05
    公開日: 2022/12/16
    ジャーナル フリー
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