現実の組織改革は，組織全体の枠組みの変革と，その内部の変革とが絡み合って進められる．しかもそれは人に関わるパラダイムの変革を強く要請し，人事管理の内容が改変していく．
　本稿では，チーム型組織，アウトソーシング，・といった概念で説明される組織の変革内容を取り上げ，それぞれにおける人と人事管理に関する問題を考えてみる．

抄録全体を表示

働き方改革の推進により、知的生産性の向上につながる環境整備や多様な働き方を選択できる社会の実現が必要とされている。テレワークの実施率の上昇に伴い、サードプレイスの併用も多くなっている。 本研究ではオフィス・自宅周辺のサードプレイス施設の有無とサードプレイス勤務の有無の関係の検討を目的とし、首都圏の執務者を対象にwebアンケート調査を行った。自宅周辺にサテライトオフィスがある人、オフィス周辺にカフェがある人はサードプレイス勤務ありのオッズが高いことがわかった。

抄録全体を表示

「アクティビティベースワーキング(ABW)への人間工学会の取り組みと展望」についての当シンポジウムの一部として、NTTファシリティーズが提唱する新しいワークスタイルとワークプレイスに関する考察を発表する

抄録全体を表示

Though positive effects of WLB policies on productivity have been suggested in many cross sectional studies, whether it was because WLB affected productivity positively, or whether it was because highly productive firms could afford to adopt WLB policies remains unknown. Therefore, in order to clarify this question, panel analysis using 338 individual firm data for a total of 5 years was conducted. Results indicated that, in these 338 firms, WLB policies or a combination with gender equality policies affected productivity positively, not the other way around.

抄録全体を表示

This paper introduces activities of Reliability Engineering Association of Japan (REAJ). REAJ is a volunteer group of professionals who engages in assuring reliability and safety of various products, system, and human systems. REAJ organizes some symposiums and forums to encourage for academic and industrial developments, and publishes scientific journal to introduce the latest research. Some study groups are contributing to mutual communications of members who have similar challenges.

抄録全体を表示

2040年の大学進学者数は少子化により51万人へと，現在から12万人ほど減少する．国立大学法人の2018年度の定員は95,650人なので，この数は全国立大学法人の定員をはるかに超える規模である．このような経営環境の劇的な変化を受け止め，それを追い風に発展を目指すならば，大学としての「ドメイン」を再定義することが必要となる．この劇的な変化を見据えて，高知大学では，本年4月に就任した櫻井克年学長が「Super Regional University（SRU）」を目指すことを宣言した．本稿では，地域連携を現場で担ってきた立場から，SRUを掲げる本学の事業ドメインについて再定義を試みると共に，その実現に向けて今後，本学が取り組むべき具体的な活動について述べてみたい．

抄録全体を表示

人々の移動に由来するCO2排出をICTにより抑制する方法について検討している。本発表では、通勤、就労に関する現状、および通勤手段のモーダルシフトまたはテレワークのICTによる実現について、インターネット調査を実施し、その結果を元に通勤時に排出されるCO2を、ICT進展により抑制できる可能性について試算したので、その結果について報告する。

抄録全体を表示

現状の地域情報化およびメディア技術の動向を探り, その中から21世紀の始めに地域ネットワーク社会がどのようになるのかの予測を含めた展望を述べる。地域情報化が単なる地域INSに納まるとは思えない事を世界のメディアの動き, ホームメディアの動き, 個人情報化の動き, 等を交えて述べる。

抄録全体を表示

Now the so-called teleworking is emerging and nibbling away the conventional offirces worldwide. Although people have been vocal about the necessity of this new workstyle, few research have been conducted with regard to individuals' preference to teleworking. A questionnaire survey was conducted, and seven hypotheses were formulated and put to the test. One of the findings is that people turn to teleworking not because of the value system stemmed from their occupational status, but of necessities of their daily working life.

抄録全体を表示