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クエリ検索: "ジャパンフリトレー"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • *山本 剛優, 伊藤 政喜, 奈良 一寛
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2021年 32 巻 2A-12
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/07
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】不溶性食物繊維を多く含む全粒穀物の摂取が、冠状動脈疾患のリスク低減に有効であることが報告されている。スナック菓子の原材料としても多く利用されているトウモロコシも食物繊維の豊富な全粒穀物の一つであることから、その利用が期待される。一方でトウモロコシでは、多糖類にフェルラ酸がエステル結合して存在することが明らとなっているが、穀粒の形や性質による差異については十分に明らかではない。そこで本研究では、トウモロコシ多糖類の微細構造の差異について明らかにするため、トウモロコシの種類さらにはそれらの加工品におけるフェルラ酸量の差異について調査した。

    【方法】トウモロコシ(ポップ種、デント種、ワキシー種)およびトウモロコシ加工品(ポップコーン、コーングリッツ、フライ製品)を材料とした。粉砕した試料を一定量はかりとり、1M水酸化ナトリウムを加えアルカリ処理することでフェルラ酸を遊離させ、遊離したフェルラ酸をHPLCにて測定した。

    【結果・考察】デント種とワキシー種においては差が認められなかったが、ポップ種においては顕著に多かった。ポップ種はバタフライ型とマッシュルーム型に分類されるが、バタフライ型において、よりフェルラ酸が多いことが明らかとなった。コーングリッツおよびコーングリッツを使用したフライ製品では原料に比べ顕著に減少していた。一方で、ポップコーンは加工後も原料と同程度のフェルラ酸が残存していることが明らかとなった。

     以上のことから、トウモロコシ及びその加工品では、種類や加工法によってフェルラ酸に差異が見られることが明らかとなった。中でもポップコーンは、フェルラ酸が多いことから、その摂取源としては有用な素材であることが示唆された。

  • *竹澤 夏菜, 奈良 一寛, 中村 彰男, 山本 剛優, 伊藤 政喜
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2023年 34 巻 2P-16
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】スナック菓子の原材料としても多く利用されているトウモロコシは食物繊維の豊富な全粒穀物の一つである。ポップコーンの食物繊維について調査したところ,フェルラ酸が結合するアラビノキシランの存在が明らかとなった。発酵性食物繊維であるアラビノキシランを摂取することで腸内細菌叢の多様性が保持されるが,フェルラ酸が結合しているポップコーンのアラビノキシランにおける生理機能は十分に明らかになっていない。そこで本研究では,ポップコーンの発酵性食物繊維における胆汁酸の吸着能について検討した。

    【方法】ポップコーンおよびその外皮を試料とした。粉末化した試料の一定量にコール酸を懸濁し,37℃で1時間保温した。その後,遠心分離し,上清中の総胆汁酸量を定量し,吸着能を評価した。それぞれの試料の一部にα-アミラーゼおよびアミログルコシダーゼを加え,残さをポップコーンおよび外皮におけるアラビノキシラン画分とした。アラビノキシラン画分についてもコール酸の吸着能についても評価した。

    【結果・考察】ポップコーンおよび外皮が胆汁酸吸着に及ぼす影響を調べたところ,コール酸の吸着能は,外皮で大きく,いずれも添加量に伴って大きくなる傾向が確認された。ポップコーンおよびその外皮からアラビノキシラン画分が344 mg/gおよび785 mg/g得られた。どちらの試料でもアラビノキシラン画分の分別前に比べ吸着能が顕著に大きくなり,試料の添加量に伴って増加したが,ポップコーンと外皮での吸着能は同程度であった。ポップコーンの外皮に多いアラビノキシランは,胆汁酸を吸着することが明らかとなったことから,ポップコーンが血中コレステロールの低減に寄与する可能性が示唆された。

  • 櫻井 直樹, 秋元 秀美
    日本食品科学工学会誌
    2022年 69 巻 6 号 301-312
    発行日: 2022/06/15
    公開日: 2022/06/15
    ジャーナル フリー

    食品を噛んだ時の歯の振動を総合的に評価するために, 食品に差し込むプローブの振動を互いに直角に取り付けた2つの加速度センサで, 垂直方向と水平方向の振動にわけで検出した. それぞれのセンサから出力された電圧値は, 半オクターブ21帯域のフィルターに分けた. 食感値は帯域の周波数, プローブ挿入時間, プローブの質量を用いて, エネルギー食感値 (Energy Texture Index, ETI, J/s) として各帯域でそれぞれ求められた. リンゴの垂直及び水平振動のETIは, 全帯域を通じてキウイフルーツ, バナナよりも高かった. キュウリと白菜は, 水平振動で高い周波数帯域 (2 240~8 960 Hz) に共通のピークを示した. キュウリと白菜ではプローブ挿入方向を変えると異なる結果が得られた. 焼き菓子である, ビスケット, クッキー, クラッカーでは, 垂直振動では1 120~1 600 Hzに一つのピークが, 水平振動では4 480~8 960 Hzにピークが認められ, 3種焼き菓子のスペクトルはよく似ていた. ビスケットが高周波帯域 (6 400~51 200 Hz) で高いETIを示し, クッキーは低い周波数帯域 (0~280 Hz) で高いETIを示した. スナック菓子 (米菓, トルティーヤチップス, ポテトチップス) の中では, 米菓が垂直・水平振動とも他よりも高いETIを示した. 焼き菓子とスナック菓子は, それぞれ特有の垂直及び水平振動スペクトルを示した. 本測定法は, 食品を前歯で噛むときに発生する振動を楔形プローブの振動としてとらえ, 垂直振動は骨伝導音および歯の根元の神経が感じ取る感覚, 水平振動は空気伝導音として外耳から耳に到達する音の主要因として食感を多面的に評価できる可能性が示唆された.

  • 青木 康彦, 野呂 文行
    特殊教育学研究
    2020年 58 巻 2 号 97-106
    発行日: 2020/08/31
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル フリー

    本研究では、重度知的障害のあるASD児を対象に、要求場面、反応型共同注意場面のそれぞれの場面ごとに適切な強化子を使用した視線移動を指導し、その効果を検討した。要求場面の視線移動の指導では、プロンプト、プロンプト・フェイディング、分化強化を使用し、反応型共同注意場面の視線移動の指導では、プロンプト、プロンプト・フェイディング、ペアリングを使用した。その結果、要求場面における視線移動は指導により生起率が上昇し、また、異なる支援者、要求物においても高い生起率がみられ、2か月後、6か月後のフォローアップ期でも生起率は維持した。しかし、反応型共同注意場面における視線移動 では、介入期の効果が認められなかった。そこで、セッティング、プロンプト、強化子を変更し、介入2期を行ったところ、生起率が上昇し、プローブ2期においても生起率は維持した。考察では、効果を示さない指導手続きの変更、場面に適切な強化子の使用について論じられた。

  • 田代 文子, 林 裕子, 大下 市子, 五島 淑子, 時枝 久子, 橋爪 伸子, 和仁 皓明
    会誌食文化研究
    2013年 9 巻 27-33
    発行日: 2013年
    公開日: 2022/02/17
    ジャーナル フリー

    This chronology is the fourth in a series of publications on comparative food culture. Having previously examined Japanese food culture in the Taisyo and Meiji eras, the Edo era and the Jomon and Momoyama eras, this installment in the series will cover a portion of the Showa era, from 1926 to 1960.

    The authors have compiled information on 422 chronological items from 251 sources, including 48 print publications and 203 electronic publications. In this chronology, food culture phenomenon is classified in the same manner as that of the previous papers in this series.

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