Voice User Interface(VUI)を搭載したスマート
スピーカー
,対話型
スピーカー
が家庭へ急速に普及している.母親を対象にした家族や育児に関する調査では育児に不安を持つ母親も多く,子ども向け対話型
スピーカー
の需要も高まることが予想される.今後の家庭における育児支援を期待した対話型
スピーカー
の研究が複数行われているが,それらの先行研究では,既存のサービスの利用や対話型
スピーカー
に対する印象調査に留まっている.そこで,本研究では子ども用対話型
スピーカー
の開発に向けた基礎的知見を創出することを目的とし,子どもと半自律型
スピーカー
との対話遊びにおけるインタラクションを観察し分析を行った.実際の使用環境に近い環境で行ったインタラクションの結果を子どもの性格特性と関連付けて分析した.その結果,情緒が安定している,神経質ではない,あるいは幼稚園や保育園に適応していると母親に評価された子どもは,対話型
スピーカー
とより良い対話遊びを行うことが確認された.新たな対話型
スピーカー
の開発には子どもの性格特性に応じた振る舞いやデザインが必要である可能性が示唆された.
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