Web 2.0と呼ぶ「次世代のWeb」の動きは今後10年程はビジネスの分野のみならず, 情報の分野でも大きな変化を起こす。情報の「発信」「共有」の部分が簡単なスキルで高レベルで使われ, Webの動きが現実社会での情報流通とマーケティング活動にも大きく影響を与える。また, Googleは世界の情報のDB化を目指しており, 欧米では図書館自体を丸ごとDBとして取り込む計画も進んでいる。さらに, 研究成果は機関リポジトリとして自機関のサーバーで公開する動きも進んでおり, これらは研究評価のあり方自体も変える可能性がある。情報担当者はこれらの進んだITテクノロジーをユーザーである“人間”の特性に合わせて使用する必要がある。
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