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全文: "デング熱"
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  • 九州歯科学会雑誌
    1954年 8 巻 3 号 49-
    発行日: 1954/12/30
    公開日: 2017/12/23
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  • 米島 万有子, 中谷 友樹, 安本 晋也, 詹 大千
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018s 巻 725
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/06/27
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    1.研究背景と目的

     デング熱は,熱帯地域や亜熱帯地域を主な流行地とする代表的な蚊媒介性感染症の一つである.近年,温暖化や急速に進む都市化,グローバル化に伴い国内外の人や物の流れが活発になり,これまでデング熱の流行地ではなかった温帯の地域においても,デング熱の定着が懸念されている.日本では,2013年に訪日観光客のデング熱感染が報じられ,国内感染による流行が警告された(Kobyashi et al. 2014).翌2014年には首都圏を中心に,約70年ぶりの国内感染に基づくデング熱流行が発生した.これを受けて,防疫対策上,デング熱流行のリスクを推定することは,重要な課題となっている.
     これまでデング熱流行のリスクマップ研究では,様々な方法が提案されているものの,その多くはデング熱流行地を対象としている(Louis et al. 2014).デング熱が継続的に流行していない地域を対象とした近未来的な流行リスクを評価する方法は,気候条件によって媒介蚊の生息可能性のみを評価する方法(Caminade et al. 2012など)と,デング熱の流行がみられる地域の気候データと社会経済指標から流行リスクの統計モデルを作成し,これを非流行地にあてはめて,将来的な流行リスクの地理的分布を評価する方法がある(Bouzid et al. 2014).本研究ではこれらの先行研究を参考に,媒介蚊の生息適地に関する気候条件と,日本に近接する台湾でのデング熱流行から作成される統計モデルに基づいて,日本における現在と将来のデング熱の流行リスク分布を推定した.


    2.研究方法

     本研究では,はじめにデング熱流行地の中でも日本に地理的に近く,生活様式も比較的類似している台湾を対象とし,台湾におけるデング熱流行リスクの高い地域を予測する一般化加法モデル(GAM)を作成した.デング熱患者数のデータは,台湾衛生福利部疾病管制署で公表されている1999年~2015年に発生した郡区別の国内感染した患者数を用いた.Wen et al. (2006)を参考に,患者数のデータからデング熱の年間発生頻度指標(Frequency index(α))を求め,これを被説明変数とした.説明変数には,都市化の指標として人口,人口密度,第一次産業割合を,気候の指標として気温のデータから算出した積算rVc(relative vectorial capacity)値を,媒介蚊の違いを考慮するための指標として,Chang et al.(2007)をもとにネッタイシマカの生息分布の有無を示すダミー変数を設定した.rVcはデング熱ウイルスに感染した蚊が人間の間に感染を広める能力を示す指標である.rVcは月平均気温の関数として求めており,その詳細については,安本・中谷(2017)を参照されたい.

     上記の作成したモデル式に,日本国内の人口や気候値をあてはめて,台湾のデング熱流行経験に基づいた日本での流行発生頻度の予測値を求めた.人口および第一次産業割合のデータは2010年の国勢調査のデータを,2050年の人口データは国土数値情報の将来推計人口を用いた.なお,日本のリスクマップ作成では台湾の郡区と平均面積がおおむね一致する2次メッシュ単位で作成した.


    3.結果

     台湾の郡区別にみたデング熱の発生頻度を従属変数としたGAM分析結果,気候指標の積算rVc,都市化の指標の人口密度,第一次産業割合に有意な関係性が認められた.
     このモデルを用いて,日本の2010年と2050年のデータを用いて,現在と将来のデング熱の流行リスクマップを描いた.現在では,リスクの高い地域は大都市圏の中心部に分布している.しかし,気候変動の影響によってデング熱の流行リスクの高い地域は著しく拡大することが推定された(図1).

    4.おわりに

     本研究は,台湾のデング熱流行経験に基づいて,現在の日本のデング熱の流行リスク分布と気候変動の影響による流行リスク分布の推定を定量的な手法によって行った.2014年の流行発生地は,本研究の結果においてもリスクの高い地域であった.長期的にも気候の温暖化の影響によって,デング熱流行リスクの地理的分布は拡大することが示された.

    付記:本研究は,JST-RISTEX「感染症対策における数理モデルを活用した政策形成プロセスの実現」(代表:西浦博)において実施した.
  • 後藤 健介, PANDITHARATHNE N. G. S., 金子 聰
    日本地理学会発表要旨集
    2016年 2016s 巻 P049
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/08
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    1. はじめに
    デング熱は、媒介蚊により伝播するデングウイルスによる感染症であり、現在、100以上の国々で、年間5千万人から1億人が感染していると報告されている。しかし、特効薬の開発やワクチン開発は、まだ実用段階に至らず、蚊の防圧のための少量殺虫剤噴霧においては、殺虫剤への耐性の獲得の問題や蚊以外の昆虫に対する影響を無視できず、環境に対する負荷が少なく有効な対策を検討する必要がある。本研究では、スリランカにおけるデング熱の実態を把握するとともに、同国でデング熱の対策として実施されている、地域レベルでの地域清掃プログラムについて、プログラムの広がりとその地域および周辺地域におけるデング熱罹患者数の変化を地理的かつ時系列に見ていき、評価を行うこととした。
    2. スリランカにけるデング熱の実態
    スリランカの2005年から2010年における県ごとのデング熱の罹患率(人口10万対)の分布図を作成した結果、コロンボ県を中心とした南西部の湿潤地域で罹患率が高くなっていることが分かった。季節的には、季節風の影響を受けて年間を通して降雨量が多くなる6月と7月、および年末の2つのピークを有している。
    3. 地域清掃プログラム
    ラトナプラ県では、2008年にチクングンヤの大流行があったことから、各種調査を進めた結果、同地域に分布する蚊は、デング熱も媒介するヒトスジシマカが優位であり、その蚊の幼虫を有する容器の多くは、屋外に廃棄されたプラスチック容器やココナッツの殻であったことが判明した。この結果を受けて、2010年~2012年にかけて、同地区において、県保健局が主体となり、地域住民を巻き込んだ清掃プログラムを展開した。その後、デング熱のアウトブレークが発生し、デング熱罹患率を清掃活動が普及した地域と普及しなかった地域の間で比較した結果、清掃活動が普及した地域に比べ、普及しなかった地域のデング熱の罹患率が高いことが判明したため、清掃活動地域をさらに拡大している。現在、罹患者の地理的分布についての情報を収集しており、清掃活動における環境変化がどのようにデング熱の予防に影響しているかを調査しているところである。
    4. おわりに
    清掃活動は、環境負荷もほとんどなく、さらに清掃により収集されたプラスチック容器は、リサイクルに回すことにより資金の回収が可能であることから、持続的可能な公衆衛生対策であると言える。本研究によりその効果が確認できれば、スリランカのみではなく世界中のデング熱感染国で実施可能な対策として提言できる。
  • 阪本 直也
    日本内科学会雑誌
    2014年 103 巻 11 号 2653-2656
    発行日: 2014/11/10
    公開日: 2015/11/10
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    2014年8月27日に,都内で感染したと考えられるデング熱患者が確認された.この症例を契機に,海外渡航歴のないデング熱患者の報告が続き,10月8日現在,国内で感染したと考えられる患者は157名に達している.デング熱は蚊によって媒介されるウイルス感染症であり,媒介蚊であるヒトスジシマカが生息する青森県以南の日本国内で流行する可能性がある.臨床医はデング熱患者を診療する際の臨床知識を身につけておく必要がある.
  • 沢辺 京子
    衛生動物
    2015年 66 巻 4 号 203-205
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2016/06/25
    ジャーナル フリー
    A total of 162 autochthonous dengue cases were reported in Japan in 2014, after the absence of any such cases for approximately 70 years. During this period of dengue outbreak, vector control using an insecticide was performed for Aedes albopictus at almost all areas where dengue virus transmission was suspected.
    On March 28, 2015, an urgent symposium and public lecture was held in the 67th annual meeting of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology by Professor Shigeto Yoshida, the President/Chairperson. Three scientists agreed to give a presentation in this meeting, which was titled “Autochthonous dengue outbreak in Japan after a blank of 70 years and the future prediction of such cases”. Here their topics are published in this Journal, as part of a special issue. To ensure that an outbreak of dengue fever which will inevitably occur in Japan in the near future is better managed, it is important to understand the conditions underlying the autochthonous dengue outbreak in Japan in 2014. This program will provide a considerable amount of valuable information to all members of the Medical Entomology and Zoology.
  • 馬渡 駿介, 岸本 健雄
    学術の動向
    2015年 20 巻 7 号 7_87
    発行日: 2015/07/01
    公開日: 2015/11/06
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  • 高崎 智彦
    ウイルス
    2015年 65 巻 1 号 115-118
    発行日: 2015/06/25
    公開日: 2016/02/27
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  • 安本 晋也, 中谷 友樹
    日本地理学会発表要旨集
    2017年 2017s 巻 P042
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/03
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    1.研究の背景

    2014年に東京都の代々木公園を中心としたデング熱の流行発生(70年ぶりの国内感染による流行)が示すように,日本における蚊感染性感染症の対策は喫緊の課題となっている.しかし,日本においてデング熱の流行リスクがどのように分布し,気候変動の影響によりそれがどのように変化していくかについては良く分かっていない.本研究では蚊媒介性疾患の理論疫学モデルに基づいた流行リスク指標を用いて,気温分布に基づく日本全土のデング熱流行リスク分布および気候変動予測に基づく将来の流行リスク分布を推定した.

    2. 分析手法 

    気温の分布データは,1981~2010年の気候平年値および2031~50年の将来予測データ(地球温暖化予測情報
    格子点値 気象庁)と2014年を含む近年の気象観測値 (アメダス
    気象庁)を用いた.
    デング熱の流行リスク指標としてロスマクドナルドモデル に基づいたrVcを計算した.
      
    a: 吸血の頻度

    bm: 1回の吸血による人間から蚊への感染確率

    bh: 1回の吸血による蚊から人間への感染確率

    n:  外潜伏期間(蚊の潜伏期間),μm: 蚊の死亡率

    rVcは感染した蚊が人間の間に感染症を広める能力を示す指標であり,この値が高いほどデング熱の流行ポテンシャルが上昇し,0.2を超えると流行発生への注意が必要とされる. 蚊と人間の人口比の影響を調整した指標であり(すなわち,蚊の個体群密度そのものは評価しない),気候値からみたリスク分布推定の基礎として利用される.モデル中のパラメターはそれぞれ媒介蚊の種類および気温に依存する。日本におけるデング熱媒介蚊は、ヒトスジシマカと想定されており、気温を変数とするパラメターの具体的な数値はCheng et al.(2016)において整理された既往研究の成果を参照した.気温データとして前述のデータを投入し,それぞれrVcがどのように分布・時系列推移しているのかを算出し,GISを用いてリスクマップを作成した.

    3. 分析結果 

    代々木公園近辺のアメダス観測所によって取得された2014年度の気温データに基づくヒトスジシマカのrVcの日別推移をみると,流行発生期間(8月から9月)はrVcが0.2を超える期間とほぼ一致することが分かる(図1)
     
    また,2010年の気温分布の推定値データおよび将来推計データを用いてデング熱の流行リスクマップを描くことで,現在と将来の流行リスク分布を定量的に評価した(図2に将来のリスク分布図を示す).

    4. 考察

    2014年の流行発生の事実と照らすことにより研究手法の妥当性について確認した上で,日本のデング熱流行リスクの空間分布と気候変動の影響を定量的に明らかにした. 


  • 石井 信太郎, 三苫 靖子, 矢島 嘉清, 大串 卓朗, 鴨脚 光増, 福田 雅夫, 木村 京子, 徳原 秀子
    実験医学雑誌
    1944年 28 巻 2 号 109-111
    発行日: 1944/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 高久 勇一朗, 大鶴 洋, 田村 航, 猪飼 祥子, 大嶋 可奈恵
    日本口腔科学会雑誌
    2016年 65 巻 3 号 279-282
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/09
    ジャーナル 認証あり
    Dengue fever is a tropical disease caused by the dengue virus, and is prevalent in tropical and subtropical regions. In August 2014, a case of dengue fever in a patient with no history of overseas travel was confirmed in Japan for the first time in approximately 70 years. We herein report on this patient with dengue fever, whom we had the opportunity to treat for concomitant acute gingivitis.
    The patient was a 17-year-old girl who visited the department of general internal medicine at our hospital in late August 2014 with a chief complaint of fever. Three days later, she visited the same department due to persistent fever, and was admitted for general management. Gingival swelling and redness in the right maxilla were observed following admission, and due to increased gingival swelling in both the upper and lower jaws the patient was referred to our department, on hospital day two, for detailed examination and treatment. The patient was diagnosed with acute gingivitis, which was treated using local irrigation.
    On hospital day three, a diagnosis of dengue fever was confirmed. Local irrigation of the gingiva was continued daily, and gingival swelling and redness disappeared with improvement of her general condition.
    The patient was thought to have developed acute gingivitis as a symptom accompanying the contracted dengue fever. Given that patients with dengue fever may visit dental clinics with complaints of oral symptoms, it is important for dental professionals to pay sufficient attention to these conditions.
  • 堀田 進
    VIRUS
    1951年 1 巻 3 号 187-197
    発行日: 1951/10/10
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 石井 信太郎, 矢島 嘉清, 大串 卓朗, 鴨脚 光増, 三苫 靖子, 木村 京子
    実験医学雑誌
    1944年 28 巻 1 号 21-27
    発行日: 1944/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 池田 苗夫
    感染症学雑誌
    1977年 51 巻 2 号 59-61
    発行日: 1977/02/20
    公開日: 2011/09/07
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  • 高崎 智彦
    獣医疫学雑誌
    2015年 19 巻 1 号 1-3
    発行日: 2015/07/20
    公開日: 2016/01/04
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    Dengue fever is a mosquito-borne viral disease. Dengue virus (DENV) infections occur in most of the tropical and subtropical areas of the world. DENV infection with any of four serotypes leads to a broad spectrum of clinical symptoms and their severity, including asymptomatic infection, dengue fever (DF) and fatal dengue hemorrhagic fever (DHF). DF/DHF is considered to be one of the most important re-emerging infectious diseases. Physicians and pediatricians in non-endemic countries are often unfamiliar with the symptoms and unaware of the potential importation of patients with DF/DHF. In August of 1942, an epidemic occurred suddenly in Nagasaki city and then in Sasebo city, Osaka and Kobe city. The epidemic in 1942 was subsided in November, but in the next summer it broke out again and recurred every summer until 1945. There were no dengue endemics in Japan since then.
    In late August of 2014, three autochthonous dengue cases were reported in Japan. Since then, as of 31 December 2014, a total of 162 autochthonous cases have been confirmed. While cases were reported from throughout Japan, the majority was linked to visiting a large park or its vicinity in Tokyo, and the serotype detected has been serotype 1.
  • 忽那 賢志, 加藤 康幸, 大曲 貴夫
    衛生動物
    2015年 66 巻 4 号 207-209
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2016/06/25
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    Autochthonous dengue fever was recently reported in Japan for the first time in about 70 years. We report autochthonous dengue fever in 19 patients who presented to the National Center for Global Health and Medicine in Tokyo, Japan during August 26, 2014–September 22, 2014. Fifteen of these patients had recently visited Yoyogi Park, Shibuya-ku, Tokyo, and the remaining 4 patients had visited other public places in Tokyo. The dengue virus genome was detected from the serum of 18 patients, and the serotype in all was dengue virus serotype-1 (DENV-1). Phylogenetic analysis of the DENV E-protein genome sequence obtained from the serum sample of 3 patients revealed that these sequences had 100% identity to the sequence of a DENV strain of the first diagnosed case in Japan. The DENV-1 strain possessed a high degree of homology with the sequence of a DENV strain isolated from China in 2013 and Indonesia in 2010.
  • 大木 美香, 砂原 俊彦, 山本 太郎
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2011年 63 巻 A30
    発行日: 2011年
    公開日: 2014/12/26
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    デング熱は熱帯・亜熱帯地域を中心に深刻な公衆衛生上の課題となっている。現時点でデング熱流行に対する予防手段はベクターコントロールが唯一であり、多くの流行地では殺虫剤噴霧や媒介蚊発生源の除去活動がおこなわれているが、その有効性に対する評価はいまだ議論を上下している。これら予防活動の効果判定は介入時または介入後ごく短期間に、主として媒介蚊個体群の増減によって評価されており、長期的にかつ有効にデング熱患者を減少させているかという検証はこれまでほとんどなされていない。そこで今回われわれは、デング熱伝播数理モデルExcel-Entを用いて、殺虫剤噴霧と発生源除去の長期的なデング熱流行予防効果について検証した。<方法>人口の50%が免疫を保有する設定下でシミュレーションをおこなった。殺虫剤は年一回最適日に噴霧、一回当たり成虫を60%減少させるとし、単年で実施した場合と毎年連続して行った場合を比較した。発生源は20%を除去したのちその数は復元しないと仮定し、その後の長期的な患者数推移をみた。<結果>単年での殺虫剤噴霧はデング熱患者を半減させた。しかし毎年連続して実施した場合は、年々効果が減弱した上、中断後には反動的大流行が観察された。発生源は20%減少した状態を維持することで、長期に亘り患者数を抑制することができた。<結論>殺虫剤は、毎年続けていると効果が減弱するため永続的に患者数を抑制することはできず、また中断後には爆発的流行を惹起する恐れも高い。殺虫剤噴霧は、大流行のリスクが高い年に患者数を例年並みに抑えることを目的とした限定的使用が推奨される。長期的にデング熱流行を抑制するには、やはり発生源を減らしその状態を維持・推進していくしかない。
  • 荻野 和正, 金沢 保
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2011年 63 巻 A29
    発行日: 2011年
    公開日: 2014/12/26
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    農業分野において害虫予防補助液として市販されている植物抽出物発酵液は農業用殺虫剤に混合し、その誘引効果で同時に散布した殺虫剤の効果を高め、結果的に殺虫剤の散布回数や散布量を削減している。この植物抽出物発酵液のハエ及びカに対する誘引効果についての試験結果は、以前南日本支部大会で報告した。この結果は、イエバエ、ショウジョウバエ、センチニクバエに対し誘引効果を示し、殺虫剤と混合することで殺虫剤の致死効果を増強することを示唆した。前回の結果とともに、今回、畜舎及び鶏舎におけるハエ類の防除において植物抽出物発酵液の増強効果を調べたので結果を報告する。
  • 比嘉 由紀子, Arlene Garcia-Bertuso, 徳久 晃弘, 永田 典子, 沢辺 京子
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2012年 64 巻 A04
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/12/26
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    デング熱は20世紀以降,流行が世界中で報告され,2億 5千万人以上が感染リスクを負っており,特に熱帯アジアでの流行が大きく,この地域に限っていえばマラリアを凌ぐ最も深刻な蚊媒介性ウイルス感染症となっている.フィリピンは東南アジアの中でも特にデング熱感染者数,死亡者数が多い国であるが,媒介蚊に関してはマニラを含む首都圏の情報が断片的にあるのみである.そこで,本研究では, 2010年 1月にルソン島において,古タイヤから発生するデング熱媒介蚊調査を行った.侵襲度を調べるとともに,野外にてピレスロイド系殺虫剤感受性簡易試験を行った. その結果,135地点から蚊の幼虫を採集した. 3,093個のタイヤのうち,775個のタイヤをチェックした. 有水,有蚊幼虫タイヤ数はそれぞれ 341(44.0%),127(16.4%)個だった. ネッタイシマカはルソン島に広く生息しており,ヒトスジシマカは北部と南部の一部にみられた.デング熱媒介蚊以外にネッタイイエカも採集された ネッタイシマカのほうがヒトスジシマカよりピレスロイド系殺虫剤に対する感受性が低下していることが示唆された.
  • Koon Weng Lau, Chee Dhang Chen, Han Lim Lee, Mohd Sofian-Azirun
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2012年 64 巻 A03
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/12/26
    会議録・要旨集 フリー
    The present study was to determine the vertical distribution and abundance of Aedes mosquitoes in high rise apartment in Selangor State and Kuala Lumpur Federal Territory, Malaysia. Ovitrap surveillance was conducted for 4 continuous weeks in multiple storey buildings in 4 residential areas located in Selangor [Kg. Baiduri (KB)] and Kuala Lumpur[Student Hostel of University of Malaya (UM), Vista Angkasa (VA) and Hang Tuah (HT)]. The results implied that Aedes mosquitoes could be found from ground floor to highest floor of multiple storey buildings and data from different elevation did not show significant different. Ovitrap index for UM, KB, HT and VA ranged from 8.70—14.81%, 8.33—36.84%, 34.21—51.52% and 21.67—69.09%, respectively. Aedes aegypti and Ae.albopictus were found breeding in HT, VA and KB; while only Ae.albopictus was obtained from UM. This study suggests that the invasion of Aedes mosquitoes in high-rise apartments could enhance the transmission of dengue virus and approach on vector control in this type of residential areas should be developed.
  • 石川 琢也, 池田 裕一, 岡本 奈央子, 児玉 雅彦, 秋山 康介, 岡本 義久, 外山 大輔, 西岡 貴弘, 藤本 陽子, 磯山 恵一
    昭和学士会雑誌
    2017年 77 巻 4 号 455-461
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/01/06
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    デング熱は蚊が媒介するデングウイルスの感染症であり,主に熱帯・亜熱帯地域で流行している.日本では長らく輸入感染例のみ報告されてきたが,2014年8月,海外渡航歴のない国内発症のデング熱症例が報告された.当院では同時期にデング熱の2小児例を輸入感染例と国内感染例を1例ずつ経験したので報告する.症例1は12歳男児でタイに渡航歴がある輸入感染例,症例2は11歳女児で代々木公園に訪問歴のある国内感染例であった.2例とも全身倦怠感が強く入院加療を行い,輸液療法で軽快し退院した.発熱と全身倦怠が強い患者では,渡航歴がない場合でもデング熱を鑑別すべきであると考える.
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