岩手大学人文社会科学部では、1997年にWWW(World Wide Web)をフロントエンドに用いたシラ
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データベースシステムを構築した。本システムの目的は、学生など一般ユーザが行う閲覧・検索のみならず、事務官が行う科目テーブル・教官テーブルの入力や教官が行うシラ
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テーブルの入力、さらには事務官が行う1年生用印刷シラ
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の原稿(TeXソースファイル)作成もWWWページから簡単に行えるようにして、ユーザすべての利便性をはかることである。シラ
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の検索では一般の項目検索のみならず全文検索が可能で、ユーザが目的の授業を探しやすいようになっている。システムは1997年から利用されてきたが、所期の目的はほぼ達成された。社会情勢を鑑み、今後多くの大学でシラ
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データベースシステムを開発する必要が生じると思われるが、そのような場合には、本システムが前例として参考になるだろう。
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