詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "バヤシ"
912件中 1-20の結果を表示しています
  • 中原 聰, 芦田 恒雄, 衛藤 幸男, 吉川 恒男, 井手 武, 田端 司郎
    アレルギー
    1990年 39 巻 2-1 号 104-109
    発行日: 1990/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    オオ
    バヤシ
    ャブシによる本邦最初の花粉症が, 昭和62年4月, われわれの診療所で発見された.患者は54歳の主婦で, 15年来現住所の表六甲山麓に住み, 3年前から春季に花粉症症状に悩まされるようになった.六甲山系には古くより土砂崩れ防止の目的で, オオ
    バヤシ
    ャブシが多数植林されており, 患者の住宅地一帯はオオ
    バヤシ
    ャブシ林に囲まれて, 濃厚な花粉飛散の環境下にあった.したがって, 同地域住民のオオ
    バヤシ
    ャブシ花粉症の多発が推測されたので, 翌63年春に花粉症疫学調査を実施した.その結果, 同地域とくに1丁目の住民には, オオ
    バヤシ
    ャブシ花粉症の高い有病率が認められた.
  • 足立 厚子, 堀川 達弥
    アレルギー
    2006年 55 巻 7 号 811-819
    発行日: 2006/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    【目的】六甲山にはシラカンバと類似するハンノキ属オオ
    バヤシ
    ャブシAlnus sieboldianaが植林され,阪神間にはオオ
    バヤシ
    ャブシ花粉症に伴う口腔アレルギー症候群(OAS)が多い.六甲山より離れた東播磨地域の花粉症に伴うOASについて調査し阪神間と比較する.【方法】アレルギー外来受診者に花粉症・OASの有無を聴取,花粉特異IgEの測定,果物によるプリックテストを施行した.【結果】阪神間では9例のOASを経験したが,全例ハンノキ属特異IgE陽性.対象患者377例のうち,オオ
    バヤシ
    ャブシ特異IgE陽性者中のOAS有病率は11.0%と陰性者中の0%に比し高く,オオ
    バヤシ
    ャブシ花粉症はOAS発症に関連があると考えた.東播磨では19例のOASを経験したがハンノキ属特異IgEは6例で陰性.対象患者2000例のうちハンノキ属特異IgE陽性者中のOAS有病率は6.8%と阪神間に比し低く,一方ヨモギ特異IgE陽性者中OAS有病率が11.8%と高く,ヨモギ花粉症とOAS発症には関連性がある可能性がある.【考察】OASの原因花粉症は阪神間ではオオ
    バヤシ
    ャブシが主であるが,東播磨ではヨモギ・ハンノキなど多彩と考えた.
  • 齋藤 秀樹
    日本花粉学会会誌
    2006年 52 巻 2 号 121-126
    発行日: 2006/12/31
    公開日: 2017/11/17
    ジャーナル フリー
    The production rates of pollen, male catkins, female strobili and seed cones in a 26-year-old Alnus sieboldiana stand, planted on the site of an old landslide in a Sugi and Hinoki plantation, were studied in 1987 and 1988. These rates, in terms of number and dry weight on an area basis, were measured using litter traps. Male catkins from four trees in the study stand were sampled on suitable dates before pollen release. Number of bracts per catkin, number of stamens per bract, and number and dry weight of pollen grains per stamen were measured, and pollen yields per catkin were estimated by multiplying the mean values for the trees. Mean pollen quantities per catkin were 22.34×10^6 grains and 227.3mg in 1987, and 19.47×10^6 grains and 180.9mg in 1988. The dry weight of a single pollen grain, obtained by dividing the weight by the number of pollen grains per stamen, was 10.29×10^<-6>mg in 1987 and 9.41×10^<-6>mg in 1988. Pollen production rates, obtained by multiplying the pollen yield (by number and dry weight) per catkin by the number of open male catkins per ha, were estimated to be 40.5×10^<12> grains/ha and 412kg/ha in 1987, and 35.1×10^<12> grains/ha and 326kg/ha in 1988. The mean numerical ratio of pollen grains to ovules (P/Ov ratio) for the two study years was 120×10^3. The dry-matter production rates of male components were 829.5kg/ha in 1987 and 755.6kg/ha in 1988, and pollen allocations reached 49.7% and 43.2%, respectively. The investment of photosynthates in reproduction or the mean dry-matter production rate for male plus female components was 1,035.9kg/ha, among which pollen allocation reached 35.7%.
  • 疫学調査ならびに花粉抗原との関係
    小笠原 寛
    口腔・咽頭科
    2001年 13 巻 2 号 165-171
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    シラカンバ花粉症には共通抗原性により口腔アレルギー症候群 (OAS) がしばしば合併する.オオ
    バヤシ
    ャブシはハンノキ属で, 土砂崩壊を防ぐためや緑化として更地によく植えられている.芦屋市においては, 以前の疫学調査でハンノキ属の空中花粉数と花粉症が相関することを示した.902名の住民のうち, OASは山間部で6.3%, その平地部で1.6%であった.143名の学童では11名のOASがみられ, そのうち2名のみが花粉症に合併していた.宝塚の新興住宅地では3997名の住民のうち4.0%にOASがみられた.ハンノキ属の花粉量が花粉症とOASの有症率に関係していた.ハンノキ樹木の伐採により花粉症だけでなくOASも改善した.
    リンゴ果実とオオ
    バヤシ
    ャブシ花粉の間にある共通抗原性は, イムノブロット抑制試験ならびに患者血清と主要抗原に対するモノクロナール抗体を用いたtissue prints法により証明された.profilinはminor allergenであるが, 全身症状を呈するOASではリンパ球幼弱化試験, ヒスタミン遊離試験で強い反応を示し, ELISAで測定したprofilinに対するIgE抗体は4.5U/mlであっだ.
  • *石川 陽, 奈良 一秀
    日本森林学会大会発表データベース
    2022年 133 巻 P-423
    発行日: 2022/05/30
    公開日: 2022/06/21
    会議録・要旨集 フリー

    ハンノキ属樹種は外生菌根菌と窒素固定放線菌の双方と共生関係を持ち、攪乱跡地に先駆的に侵入する樹木の一種である。一次遷移過程において、植生と同様に共生微生物群集も種数の増加や種組成の変化が見られることが知られているが、分類上大きく異なる外生菌根菌と窒素固定放線菌では植生発達にともなう群集動態が異なることが予想される。本研究では、火山遷移過程におけるオオ

    バヤシ
    ャブシの外生菌根菌および窒素固定放線菌を調査し、植生発達にともなう群集動態を比較した。伊豆大島の火山荒原における植生発達過程を、オオ
    バヤシ
    ャブシ実生、オオ
    バヤシ
    ャブシ若木(単木)、オオ
    バヤシ
    ャブシ若木(植生パッチ内)、オオ
    バヤシ
    ャブシ成木林(林縁)の4段階に区分し、それぞれ30個体、計120個体から根系を採取した。外生菌根および根粒について、それぞれITS領域およびnifD-K領域のDNA解析を行った結果、外生菌根菌では植生発達による種数の増加が見られたのに対し、窒素固定放線菌ではほぼすべての個体で単一系統のみが検出された。また、実生ではハンノキ属に高い特異性を持つ外生菌根菌種であるアルポバ属 Alpovaが高頻度で検出された。

  • *崔 東寿, 戸田 浩人, Kim Yongsuk
    日本森林学会大会発表データベース
    2014年 125 巻 P1-100
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/07/16
    会議録・要旨集 フリー
     三宅島における2000年の噴火及びそれ以降継続されている火山活動により、広範囲にわたって植生被害が発生している。本研究では、現在も噴出している高濃度の亜硫酸ガスが三宅島に自生するオオ
    バヤシ
    ャブシの成長および生理反応に及ぼす長期間の影響を明らかにするために、2007年4月、亜硫酸ガスの濃度により3箇所(高、中、低)の調査区を設けた。
     調査区高で成長するオオ
    バヤシ
    ャブシは調査区中と低に比べて低い光合成速度とクロロフィル蛍光反応(Fv/Fm)を示した。さらに、窒素固定根粒菌のアセチレン還元率は有意に低下した(P < 0.05)。調査区高で成長するオオ
    バヤシ
    ャブシの葉内窒素濃度とクロロフィル(a+b)の有意な変化はなかったが、光合成窒素利用効率と光合成水利用効率は有意に低下した。その結果、生育場所の亜硫酸ガス濃度の増加によるオオ
    バヤシ
    ャブシの成長の低下(50-70%)が見られた。
  • 齋藤 秀樹
    日本花粉学会会誌
    2006年 52 巻 1 号 41-45
    発行日: 2006/06/30
    公開日: 2017/11/17
    ジャーナル フリー
    The production rates of pollen, male catkins, female strobili and seed cones in a young, 7-8 year old, Alnus sieboldiana community, growing on freshly dumped detritus with little humus, were studied in 1987 and 1988. The rates in terms of number and dry weight on an area basis were measured using litter traps and also by the clipping method. Pollen yields per catkin have been reported previously. Pollen production rates, obtained by multiplying the pollen yield per catkin (number and dry weight) by the number of open male catkins per m^2, were estimated to be 2.21×10^9 grains/m^2 and 29.58g/m^2 in 1987, and 2.42×10^9 grains/m^2 and 21.23g/m^2 in 1988. The pollen allocations, in terms of dry-matter production rates for male components, were 34.1% in 1987 and 37.8% in 1988. In the study community a large number of male catkins fell before flowering, accounting for 25.3% and 39.3% of the total number in 1987 and 1988, respectively. Dropping rates as high as about 70% were recognized in both years for female strobili and immature seed cones. As these dropping rates would have been affected by late frost damage, the potential production rates if all male catkins had flowered and all female strobili had matured, were estimated. The potential pollen production rates were estimated to be 3.0×10^9 grains/m^2 and 40g/m^2 in 1987, and 4.0×10^9 grains/m^2 and 35g/m^2 in 1988. The pollen dry-matter allocations in terms of the potential rates for male components reached 42% in 1987 and 46% in 1988, and those for male plus female components, reached about 27% in both years. The actual numerical ratio of pollen grains to ovules (P/Ov ratio) was 50〜60×10^3, compared with a potential ratio of 70〜100×10^3.
  • 松林 正樹, 下見 正明
    鋳造工学 全国講演大会講演概要集
    2019年 174 巻 67
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/03/01
    会議録・要旨集 フリー
  • 藤林 晃一郎
    日本臨床歯周病学会会誌
    2018年 36 巻 1 号 53-57
    発行日: 2018/06/25
    公開日: 2022/03/29
    ジャーナル オープンアクセス
  • 山下 研介
    園芸学会雑誌
    1983年 52 巻 3 号 223-230
    発行日: 1983年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    本実験においては, ウンシュウミカンとナツダイダイの接木キメラと言われているコ
    バヤシ
    ミカンを材料として, 新•旧葉, 果実, 実生のアイソザイムパターンを観察し, ウンシュウミカンおよびナツダイダイのそれと比較した.
    1. 7月の新旧葉, 果実各部位について得られたパーオキシダーゼアイソザイムパターンは, 新•旧葉とアルベドについてはコ
    バヤシ
    ミカンとナツダイダイとの間にはっきりとした類似性がみられた. しかし, 砂じょうについては, コ
    バヤシ
    ミカンとウンシュウミカンとの間に類似性がみられた. エステラーゼアイソザイムパターンについてみると, フラベドとアルベドに関してコ
    バヤシ
    ミカンはナツダイダイと全く同一のパターンを示した.
    2. 10月の新旧葉, 果実各部位について得られたパーオキシダーゼアイソザイムパターンについてみると, コ
    バヤシ
    ミカンは旧葉とフラベドに関してナツダイダイときわめてよく似たパターンを, またアルベドと新葉に関してもかなりよく似たパターンを示した. エステラーゼアイソザイムパターンについてみると, 旧葉と種子に関してコ
    バヤシ
    ミカンとナツダイダイは全く同じパターンを示した. フラベド, アルベド, 新葉に関しても, コ
    バヤシ
    ミカンはナツダイダイに類似したパターンを示した.
    3. 実生の葉および根のパーオキシダーゼおよびエステラーゼアイソザイムパターンについてみると, コ
    バヤシ
    ミカンはナツダイダイにきわめてよく似たパターンを示した.
    以上の結果より, コパヤシミカンが生長点組織分化層の第I層が温州ミカン因子, 第II層がナツダイダイ因子よりなる周縁キメラであることについて確証が深められた.
  • 吉村 史郎
    耳鼻咽喉科臨床
    1993年 86 巻 12 号 1715-1721
    発行日: 1993/12/01
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    Alnus sieboldiana (alder) was thickly planted against floods or after land development at the base of Mt. Rokko. This investigation of 272 patients with spring hay fever due to Japanese cedar or alnus sieboldiana showed a correlation between the positive rate of the radioallergosorbent test to alder and alder pollen counts. Seventy three patients with alnus sieboldiana pollen allergy answered a questionnaire about food hypersensitivity. Hypersensitivity to apples was reported by twenty-two per cent of the patients. All of the 7 applehypersensitive patients had positive IgE antibodies to apples.
  • *山中 高史, 赤間 慶子, 早乙女 梢, 根田 仁
    日本菌学会大会講演要旨集
    2009年 53 巻 A26
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/10/30
    会議録・要旨集 フリー
    1998年9月、2002年10月、伊豆諸島三宅島の火山噴出物堆積地に生育するオオ
    バヤシ
    ャブシの地下からAlpova属と思われる地下生菌を採取した。また、三宅島2000年噴火によってオオ
    バヤシ
    ャブシが枯死した地点から土壌を採取し、そこでオオ
    バヤシ
    ャブシ実生を育てたところ、地下部にAlpova属と思われる子実体が形成されていた(Yamanaka and Okabe 2006)。これら子実体から分離した菌株を、フランキア菌株を接種して根粒を形成させるか、菌を接種しないが窒素施与して育てた、オオ
    バヤシ
    ャブシ苗にそれぞれ接種した。その結果、いずれも外生菌根を形成し、それらはこれまで海外において、Alpova diplophloeusの接種によってハンノキ属実生苗に形成された外生菌根とよく似た特徴を有していた。これら菌の窒素栄養源の利用能を調べたところ、アンモニア態窒素およびグルタミン酸をよく利用していた。また、nucLSU領域を使用し、これら分離菌の分子系統解析を行ったところ、本菌はハンノキ属樹木の菌根菌として海外で報告されているA. diplophloeusA. austroalnicolaと同一クレードを形成し、近縁であることが示された。その一方で、本菌はA. diplophloeusA. austroalnicolaとは大きく異なるnucLSU塩基配列を有しており、異なる種である可能性が示唆された。
  • 吉村 史郎, 小笠原 寛, 中原 聰, 藤谷 哲造
    アレルギー
    1995年 44 巻 6 号 602-608
    発行日: 1995/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    オオ
    バヤシ
    ャプシは六甲山系の開発後に多数植林されており, その開花時期はスギ花粉飛散期の後半に重なる. 1991年の花粉飛散期に芦屋市内に10年以上居住する532名の女性を対象にスギならびにオオ
    バヤシ
    ャブシ花粉症の疫学調査を行った. スギとの重複感作例を含めたオオ
    バヤシャブシ花粉症有病率はオオバヤシ
    ャブシが密植されハンノキ属の落下花粉総数が977個/cm^2/年の山腹では26.1%で, 山腹から約5km離れ落下花粉総数386個/cm^2/年の平野部では4.3%にすぎなかった. 平野部には交通量の多い幹線道路が通過し, 大気汚染は山腹よりも有意に強かった. しかし, 我々の調査結果から, しばしばスギ花粉症で報告されているような大気汚染の花粉症に対するアジュバント効果は認められなかった.
  • 佐藤 治雄, 梅迫 泰年
    造園雑誌
    1986年 50 巻 5 号 173-178
    発行日: 1986/03/31
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
    大規模な土砂採取のあと, 約10年前よりアカマツ・オオ
    バヤシ
    ャブシ混植による緑化が行われた北生駒地域内15地点における毎木調査, 林床植生調査の結果, 植栽直後の乾燥によりヤシャブシが枯死したところではアカマツが生育するが, 両種が共存したところではヤシャブシによる被陰によりマツが枯死し, 混植の効果がないこと, 林床にはエノキ, クマノミズキなどが多く, かなり順調な植生回復が進行しつつあることなどが分った.
  • 山中 高史, 岡部 宏秋
    日本林学会誌
    2003年 85 巻 2 号 147-151
    発行日: 2003/05/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    伊豆諸島三宅島での火山噴火による噴出物の堆積地に生育する, クロマツの外生菌根表面, 外生菌根菌菌糸の拡がる土壌 (菌糸圏土壌) および非菌糸圏土壌中の細菌数を1999年3月に調査した。また, あわせてクロマツ菌糸圏土壌, およびオオ
    バヤシ
    ャブシ根圏土壌中に存在するフランキア菌および外生菌根菌の分布を調査した。その結果, 細菌は外生菌根表面で最も多く, 菌糸圏土壌, 非菌糸圏土壌の順で少なかった。フランキア菌は, オオ
    バヤシ
    ャブシ根圏土壌に多く, クロマツ菌糸圏土壌においてもわずかではあるが存在していた。クロマツに菌根を形成する外生菌根菌は, クロマツ菌糸圏土壌において多く, オオ
    バヤシ
    ャブシに菌根を形成する外生菌根菌はオオ
    バヤシ
    ャブシ根圏土壌において多かった。
  • 関根 博之
    看護と情報:日本看護図書館協会会誌
    2023年 30 巻 37-43
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/07/01
    ジャーナル フリー
  • *藤井 美央, 上條 隆志, 黛 絵美
    日本森林学会大会発表データベース
    2011年 123 巻 Pa190
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/29
    会議録・要旨集 フリー
  • 福本 勉, 石沢 謙哉, 武藤 直紀
    日本土壌肥料学雑誌
    1994年 65 巻 4 号 392-399
    発行日: 1994/08/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
    1)オオ
    バヤシ
    ャブシ根粒より分離したフランキア 13-3-2 株の菌学的特徴は次の通りである. (1)形態的性状;液体培地中および寒天培地上で分岐を有する基生菌糸に胞子を形成し,気菌糸は観察されなかった.胞子のうは苺形ないし短円筒形で,そのなかに数十個の胞子を含有していた. (2)化学分類学的性状;ジアミノピメリン酸はメソー型,特徴的糖類は,キシロース,ガラクトースおよびラムノースを含有し,燐脂質は PI 型で,メナキノンは MK_9(H_4), MK_9(H_6) および MK_9(H_8)が検出され,ミコール酸は検出されなかった. (3)培養性状;各種液体および寒天培地において,基生菌糸および可溶性色素は灰色を帯びた黄褐色を呈していた. (4)生理学的性状;酸素の要求性は微好気性で,生育温度は中温性であり,メラニン色素は,生成せず,各種窒素源および炭素源の資化性を有していた. 2)フランキア 13-3-2 株の接種試験 (1) オオ
    バヤシ
    ャブシの根粒着生率は窒素濃度によって変化し,窒素濃度 0〜2 mM と窒素濃度が高くなるにつれて,70,50 および 20% と著しい低下を示した. (2) オオ
    バヤシ
    ャブシの根粒着生は pH 3.6 以上で認められ, pH 4.0〜pH 9.3 の範囲においては根粒着生率は 100%であった. (2)ポット栽培植物に対するフランキア 13-3-2 株の接種試験 (1)バーミキュライト栽培したオオ
    バヤシ
    ャブシではフランキアの接種により,すべての個体に根粒を着生し,非接種区に比べて著しく良好な生育を示した. (2)滅菌土壌に栽培したオオ
    バヤシ
    ャブシでは,接種フランキアの接種により高確率で根粒が着生し,植物体は良好に生育した.非接種区の植物体には根粒着生が認められず,植物体は葉が黄変して明らかな窒素飢餓症状を呈した.
  • *佐々木 龍一, 花岡 功大, 戸田 浩人, 生原 喜久雄
    日本森林学会大会発表データベース
    2006年 117 巻 E08
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/03/15
    会議録・要旨集 フリー
  • 吉野 豊
    日本林学会誌
    2000年 82 巻 4 号 384-387
    発行日: 2000/11/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    花芽分化前のオオ
    バヤシ
    ャブシ (Alnus sieboldiana) にジベレリン (GA3, GA4), IAAおよびBAPを葉面散布し, シュートの伸長成長および花芽分化に及ぼす影響を調査した。ジベレリン処理では, GA3 (100mg•L-1) は著しく伸長成長を促進し, 花芽分化を完全に抑制したが, GA4 (10 mg•L-1,100 mg•L-1) は伸長成長, 花芽分化のいずれについても影響を及ぼさなかった。この結果からオオ
    バヤシ
    ャブシでは花芽分化期に伸長成長を促進すると,花芽分化が抑制されることがわかった。また, オオ
    バヤシ
    ャブシの伸長成長に関与する内生ジベレリンは早期13水酸化経路を経由するGAsである可能性が推察された。高濃度のIAA処理 (500 mg•L-1) は伸長成長を抑制した。 BAP処理は伸長成長および花芽分化には, ほとんど影響を及ぼさなかった。
feedback
Top