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クエリ検索: "ベチバー"
67件中 1-20の結果を表示しています
  • 諏訪 竜一, 大見謝 恒太, 西原 隆, 高橋 昌弘, 住 秀和, 殿岡 祐樹, 河野 恵美子
    アロマテラピー学雑誌
    2020年 21 巻 3 号 19-23
    発行日: 2020/06/26
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    沖縄県における海洋汚染の主たる原因の一つとして,畑地からの赤土流出が挙げられる。これらの赤土流出保全のため沖縄県においては

    ベチバー
    Vetiveria zizanioides)がグリーンベルトとして広い地域に植栽されている。本研究では,このグリーンベルトとして栽培がされている
    ベチバー
    から精油の採油が可能であるか,また,市販の精油との比較,さらに採取時期による採油率の変化および成分変動の有無について検証を行った。本研究で比較のために用いた二つの市販精油(インドネシア産およびスリランカ産)では精油中の組成成分の構成が異なっていた。採油を行った精油中の特長では,最も主要な成分ではkhusimolやvetiselinolなどのアルコール類が主要であり,この傾向はインドネシア産と同様であった。また,初夏と初冬における採油率(乾物重あたり)を比較した場合,初夏において0.62%であるのに対して初冬においては0.34%であった。一方,精油製造時に季節を問わず,構成成分の変動が比較的小さかった。このため,採油時期に起因する品質の不安定の懸念が少ないことが示された。今後,グリーンベルトを用いた精油の製造が進むことにより,一次産業とアロマ業界が複合することによる環境保全の促進につながることが想定される。

  • 長谷川 登志夫
    におい・かおり環境学会誌
    2013年 44 巻 2 号 133-140
    発行日: 2013/03/25
    公開日: 2017/10/11
    ジャーナル フリー

    お香は,日本の伝統的な香りの文化である.白檀などの様々な香気素材がお香の香りのもととして使われている.これらの素材は,他には代え難い特徴的な香気を有している.これらの素材の香気についての多くの研究によって多数の構成成分が報告されている.しかし,それらの香気特性はほとんど解明されていない.次のような新規のアプローチによって,それらの香気特性について検討した.(1)香気素材の抽出方法の違いによる香気の違いを利用した解析.(2)素材の香気成分をいくつかの香気の特徴の異なる成分群にわけて解析.(3)素材の香気の経時変化の解析.

  • 田中 佳奈, 緑川 直弥, 長谷川 登志夫, 藏屋 英介
    におい・かおり環境学会誌
    2020年 51 巻 3 号 201-204
    発行日: 2020/05/25
    公開日: 2021/11/14
    ジャーナル フリー

    Khusimolは

    ベチバー
    の主要成分であり,その香気はウッディやアーシーといった他に代えがたい特徴をもっている.その香気を生み出す要因についての知見を得るため,Khusimolについてその構造と香りの関係を検討した.特徴的なKhusimol骨格をもとに,香気に影響を与えると考えられる複数の構造要因を考慮して,種々の化合物を合成した.その結果,ウッディやアーシーな香気発現にとって,置換基の違いよりもKhusimol骨格を維持していることが重要であることが判明した.

  • 鷲岡 ゆき, 大貫 宏一郎, 清水 邦義
    におい・かおり環境学会誌
    2016年 47 巻 1 号 34-43
    発行日: 2016/01/25
    公開日: 2020/09/01
    ジャーナル フリー

    月桂樹の葉,

    ベチバー
    の根のにおいについては,低濃度提示条件にて,持続的注意力の低下抑制効果を示した.一方,モミ精油および酢酸ボルニルについては,高濃度群においては視覚刺激作業中の注意力の低下傾向が観察されたが,低濃度群においては,視覚刺激作業中の注意力の低下を抑制することがなく,作業後の覚醒度の低下を誘導した.このように月桂樹の葉や
    ベチバー
    の根のかすかなにおいは,注意力の維持が必要な作業,例えば,自動車運転等に有用だと考えられるし,モミ精油や酢酸ボルニルは,不眠症等の睡眠障害の予防や改善効果が期待される.

  • 清水 邦義
    産学官連携ジャーナル
    2012年 8 巻 5 号 26-28
    発行日: 2012/05/15
    公開日: 2024/04/26
    ジャーナル フリー
  • 日本芝草学会2015年秋季大会 公園緑地部会記録
    飯塚 克身
    芝草研究
    2016年 44 巻 2 号 162-163
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2021/04/22
    ジャーナル オープンアクセス
  • 杉村 順夫, 戸井 直
    日本作物学会紀事
    1991年 60 巻 2 号 324-331
    発行日: 1991/06/05
    公開日: 2008/02/14
    ジャーナル フリー
  • 森川 久美子, 広瀬 善雄
    日本化學雜誌
    1967年 88 巻 7 号 795-796
    発行日: 1967/07/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
  • 杉山 登, 山田 和俊, 青山 弘, 佐山 徳太郎
    日本化學雜誌
    1967年 88 巻 7 号 794-795
    発行日: 1967/07/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
  • 是沢 儀明
    熱帯農業
    1973年 17 巻 1 号 41-47
    発行日: 1973/06/30
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 小林 奈保子, 下田 実可子, 清水 綾音, 川原 正博, 田中 健一郎
    アロマテラピー学雑誌
    2021年 22 巻 1 号 1-9
    発行日: 2021/02/05
    公開日: 2021/02/09
    ジャーナル フリー

    皮膚は表皮(ケラチノサイト),真皮(ファイブロブラスト),皮下組織から構成されており,生体内部の保護や体温調節などの役割を果たしている。また,表皮最下層の基底層にはメラニンを産生するメラノサイトが局在している。一方,紫外線(UV)などの刺激に曝されると,皮膚障害(ケラチノサイトでの細胞死)・メラノサイトでの過剰なメラニン産生・ファイブロブラストでのコラーゲン産生低下が起こる。このように,皮膚がUVに繰り返し曝露されると,酸化ストレスによる障害が蓄積し,シミ・シワを特徴とする「光老化」が引き起こされる。そこで,本研究では,酸化ストレスによる皮膚障害を抑制する精油を網羅的スクリーニングにより発見することを目的として実施した。その結果,ラベンダー精油がケラチノサイト保護とコラーゲン産生低下の回復,ジャスミンAbs.がメラニン産生抑制とコラーゲン産生低下の回復という複数の保護作用を持つことを見いだした。また,これらの保護作用は抗酸化作用を介する可能性が示唆された。今後さらなる解析を行い,酸化ストレスによる皮膚障害を抑制する最適な精油を提案したい。

  • 城戸 英郎, 宇田 尚, 吉越 昭
    天然有機化合物討論会講演要旨集
    1967年 11 巻 16
    発行日: 1967/09/25
    公開日: 2017/08/18
    会議録・要旨集 フリー
    A novel sesquiterpene carboxylic acid has been isolated from the essential oil of the vetiver (Vetiveria zizanoides Stapf) cultivated in Japan and was named zizanoic acid. The tricyclic structure (I) has been proposed for this acid from evidence outlined below. Dihydrozizanoic acid (V) was degraded to the norketone (X) through several steps, and it has been established that the ring to which the carboxyl group is attached is five-membered. Ozonolysis of methyl zizanoate (II) afforded the keto ester (XII) whose IR spectrum indicated strainless nature of this cyclic ketone and no existence of methylene adjacent to the keto group. On oxidation with lead tetraacetate followed by Jones' reagent, the diolester (XX) gave the seco-diacid (XXII), being a five-membered ketone. The presence of a gem. dimethyl group on C_2 was indicated by appearance of the most intense peak of m/e 102 (CH_3 CH_3 C=C OH^+ OCH_3) in the mass spectrum of the methylester of XXII and formation of isopropenyl group by photochemical cleavage of the ketoester (XIII). The unsaturated diacid (XXVII) was treated with Ac_2O to yield the anhydride (XXIX), and hydrolysis of the latter regenerated the original diacid (XXVI). Futhermore ditosylate of the diol (XXVIII) underwent ring closure to afford a cyclic ether by treatment with base. These results show that C_9-C_1 bond and the carboxyl group of zizanoic acid is in cis relationship. In addition of the above fact, ORD measurement of some ketone derivatives led to the absolute configuration shown by I for zizanoic acid.
  • 塩崎 亨
    日本化粧品技術者連合会会報
    1964年 2 巻 1-6
    発行日: 1964/08/25
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    Menthol and camphor formerly were special essential oil products of Japan. After World War II, however, Japan has been deprived of Formosa, the biggest natural camphor producing area in the world. This, together with the appearance of synthetic camphor, reduced Japan's camphor production down to 1, 700 tons in 1963 from the prewar peak of 9, 000 tons (including Formosan camphor).
    On the other hand, Japan's output of menthol declined to 300 tons (in 1963) from the peak of 700 tons, due to the advance of the Brazilian menthol on the world market, and the development of synthetic menthol.
    Conditioned by climate, weather, and various other factors, Japan is obliged to rely upon imports largely for her essential oils requirements, Japan imported 1, 551 tons of essential oils, worth US9, 640, 000 in 1962, and 1981 tons, valued at US12, 640, 000 in 1963.
    Meanwhile, earnest efforts have been, and are being devoted by the Japanese essential oil producers to derive aromatic from various varieties of plants, including Spearmint, Lavender, Geranium, Ho-sho, Vetiver, and Hamanasu (Rosy Rugosa, Thunb),
    Output of these essential oils in 1963 is given in the following table:
    Production of Essential Oils
    Lavender Oil 4, 000
    Geranium Oil 5, 000
    Ho-sho Leaf Oil 15, 000
    Vetiver Oill 2, 000
    Technics have been developed to very high levels in Japan, for either growing aromatic plants or extraction of oils or construction of refining facilities, since it is especially necessary in this country to produce maximum possible quantity of essential oil in a limites farming area.
    With a view to countering the intensifying efforts are being made to set up refineries in areas fit for growing different varieties of aromatic plants.
  • 遠藤 諒太, 稲垣 照美, 園部 亜由美, 渡邉 恵実, 跡部 裕人
    茨城講演会講演論文集
    2009年 2009 巻 810
    発行日: 2009/08/25
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    This study investigated the relationship among natural colors, aroma essences and human Kansei, and considered how people interpret the nature colors and the aroma essences for creating a healing space. To investigate the relationship, the electroencephalogram (EEG) and Kansei assessment were used. The EEG was measured with watching images of nature colors and smelling aroma essences. After the measurement, the questionnaire was practiced about feeling nature colors and aroma essences, and the factor score was analyzed.
  • 伊藤 仁久, 大西 雄己, 三澤 紅, 藤阪 芽以, 友廣 教道, 松川 哲也, 遠藤 雄一, 梶山 慎一郎, 重岡 成
    アロマテラピー学雑誌
    2023年 24 巻 2 号 14-20
    発行日: 2023/07/15
    公開日: 2023/07/18
    ジャーナル フリー

    精油の皮膚の健康と美に関する機能性を探索することを目的に,アロマテラピーの分野で汎用される精油30種の終末糖化産物(Advanced Glycation End Products : AGEs)産生抑制およびチロシナーゼ阻害効果を評価した。その結果,ローズマリー(Rosmarinus officinalis)精油にAGEs産生抑制効果を見いだした(IC50:124 µg/mL)。また,メリッサ(Melissa officinalis)精油にチロシナーゼ阻害効果が認められた(IC50:276 µg/mL)。ローズマリー精油はAGEs産生抑制に基づくアンチエイジング効果,メリッサ精油はチロシナーゼ阻害に基づくメラニン産生抑制効果をもつ可能性があり,今後の香粧品あるいは機能性食品の分野での活用が期待される。

  • 安藤 忠夫
    環境技術
    1991年 20 巻 5 号 334-339
    発行日: 1991/05/30
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    生産量中心の産業成長の代償として, 公害という人間の健康で快適な生活を脅かす事象をもたらし, その防止対策に真剣に取組まなければならない時代に突入している.とりわけ悪臭公害は毎年公害苦情件数の上位を占め行政面でも種々の法制化が行われている.
    即ち, 悪臭防止法が昭和46年に制定され, その時には8物質 (アンモニア, 硫化水素, メチルメルカプタン, 硫化メチル, 二硫化メチル, スチレン, アセトアルデヒド, トリメチルアミン) が濃度規制の対象となり平成2年には4物質 (プロピオン酸, ノルマル酪酸ノルマル吉草酸, イソ吉草酸) が追加規制されるに至った.しかし, 悪臭は他の公害現象とは違い, 感覚の問題であり, この感覚が非常に低濃度で悪臭を感知し機器分析の能力を上回っており, さらに悪臭は複合臭で相殺, 相乗現象を伴っている事等から単純な濃度測定のみで悪臭を評価する事は出来ずこの規制方法だけでは問題が多いといわれている.
    これらの事から何とか感覚的な測定をと言うことで東京都で三点比較式臭袋法が昭和52年に制定され一躍脚光をあび今では, 30ぐらいの自治体でこの感覚測定法が採りあげられている.こうした行政面での動きとともに当然これを効率良くクリアーしようとする装置が考え出され悪臭対策が種々考案されている.その主なものを列挙すれば,
    (1) 吸着や吸収などの物理的脱臭法
    (2) 中和, 重合, 酸化還元などの化学的脱臭法
    (3) 好気性菌, 土壌菌, 酸素などの生物的脱臭法
    (4) 中和作用, マスキングなどの感覚的脱臭法などがあり, 種々の発生源対策に利用されている.これら防止技術のうち (1) や (2) は化学工学上その反応機構や適応性の検討が比較的よく行われており, 悪臭防止装置の設計段階でだいたいの性能が予測できる.しかし今日の悪臭防止技術は特定の限られたガス成分の除去メカニズムに重点をおいた開発となっているのが大半である.しかも実際に悪臭の問題は殆どの成分がきわめて低い濃度で発生しており, こうした除去のみを脱臭技術とすることには問題が残る.
    こうしたことから, 植物製精油を成分とする消臭剤を使用する中和消臭法が注目されている.特に低濃度で広域的な雰囲気臭には効果があり, 悪臭の発生状態により添加法, 噴霧法, 気化法, 散布法などが採用されている.もっとも, 従来の中和剤は, それらの消臭機構や機能, 構成成分などに関してはほとんど不明のまま使用されており, 経験的で観念的な説明がほとんどで化学的消臭剤のように明快な説明ができずにいる, 以下に植物精油や中和消臭剤の基本的な考え方を示す.
  • 荒木 功平, 奥村 謙一郎, 安福 規之, 大嶺 聖
    土木学会論文集G(環境)
    2012年 68 巻 5 号 I_267-I_272
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/02/13
    ジャーナル フリー
     地球温暖化等の気候変動に伴う大雨の頻度増加が指摘されるようになり,各種産業への影響等が懸念されている.特に沖縄県では,亜熱帯特有の高温多雨気候により,土壌侵食を受けやすく,農地や開発事業地等から流出する赤土等は1950年代頃から問題化しているが,未だ解決に至っていない.沖縄のみならず亜熱帯化が懸念される九州地方においても侵食を受けやすい土壌を有している.
     本研究では,50年,100年スケールで年平均気温や激しい雨の年間発生日数の経年変化を調べ,九州の亜熱帯化の現状把握を試みている.また,亜熱帯地域である沖縄県国頭郡宜野座村の農地で土壌侵食実験環境を整備し,降雨量~土壌水分~土壌侵食量関係の計測および考察を行っている.
  • 岩橋 尊嗣
    におい・かおり環境学会誌
    2013年 44 巻 2 号 115
    発行日: 2013/03/25
    公開日: 2017/10/11
    ジャーナル フリー

    本特集では,日本古来の伝統文化として継承されている華道,茶道,香道の中で“お香”について紹介する.本誌では,これまで“お香”に関連する情報として次に示す二題を掲載している.

    ①本間延実:「香料史概略と幾つかの逸話」(2005年36巻No. 4),

    ②太田清史:「香と日本文化」(2008年39巻No. 3)

    これを機会に,是非これら二誌についても目を通していただきたい.アロマセラピーの普及に伴い,主として植物精油の活用が一般家庭にも拡大する傾向にある中で“お香”は,ちょっと敷居が高いというイメージがありそうだ.しかも,日本社会では,どうしても仏事(焼香)としての印象が強く定着している.しかし,太田氏も誌面の中で述べられているように,近年,日本独自の香文化が再評価されているらしい.和風旅館の玄関に入った瞬間,女将の出迎えとともに「伽羅の香り」がふーっと漂ってくる.こんな洒落た気配りをする施設が,最近増えているような気がする.

    本特集では,“日本古来の香りを通して時代をみる”と題して,4編の記事を掲載する.前半の二題は伝統文化としての“お香”に関する記述である.まず始めに,三井氏(公益財団法人お香の会)には,「香道のすすめ」という題目で執筆していただいた.

    日本における香道の歩みについて,詳細に紹介されている.一般的にはなかなか判りにくい香道の代表的な流派である「御家流と志野流」についての詳細も明確に示していただいた.記述の流れから香道の神髄がみえてくる.

    第2編では,渡辺氏(香研究会IRI)に「お香を現代生活に活かす」という題目で執筆していただいた.渡辺氏が代表を務める団体は,お香文化を広めるために様々な催しを企画し,啓蒙活動を積極的に押し進めている.難しい漢字が並び親近感の湧きにくい“香十徳”についても,噛み砕いた表現で説明され読者の方々も納得されるのではないだろうか.今後のさらなる活動が期待される.

    後半の二題は,香木等の素材に含まれる香り成分に関連する記述となっている.

    第3編では,長谷川氏(埼玉大学大学院)に「お香の香気成分」という題目で執筆していただいた.具体的に白檀,バチュリ,

    ベチバー
    ,乳香等について独自に考案した香気成分の分析から得られた結果を解析し,そこから判明した知見について詳細に述べられており,興味深く読んでいただけると思う.

    第4編では,駒木氏((株)カネボウ化粧品)に「龍涎香の香り」という題目で執筆していただいた.

    龍涎香よりアンバーグリスと呼んだ方がピンとくるかも知れない.龍の涎(よだれ)とは一体どのような香りなのか?興味をくすぐられる.駒木氏は龍涎香に関する分析者として特に著名であるが,決して読者を退屈させないストーリー性持たせた記述になっている.本年3月16日から6月9日まで青森県立美術館にて龍涎香が展示される.百聞は一見にしかずである.

    お香を学ぶためには,一級品の香木に接しなければならないとも言われている.渡辺氏が活動されているお香を体験できる機会をさらに広げていただけたらと願う次第である.“香を聞く”と言うことは,五感を研ぎ澄まし,心を無にし自己の世界に入り込む,究極的な静寂空間の創造なのかも知れない.これらの香に関する感覚的な分野に化学的なメスが確実に入っている.香り立つ複雑な香気成分が明らかにされると,これらの物質の効能についても判ってくる.お香の分野の益々の発展が大いに期待される.

    2011年の奈良正倉院展では“蘭奢待”が一般公開された.人並みに押されながら目にした香木は,予想よりもはるかに大きく存在感は絶大であった.今年は龍涎香の展示が青森県立美術館で催される.時間の許される方は,是非とも東北に目を向けていただきたい.

    最後になったが,本特集を企画するにあたり,ご多忙中にも関わらず多くの情報・データを取り揃えご執筆いただいた著者の方々に対し,本紙面を借り深く感謝申し上げます.

  • 赤土流出を防ぐ、自然環境保全への取り組み
    大城 匡司
    水利科学
    2016年 59 巻 6 号 100-108
    発行日: 2016/02/01
    公開日: 2017/05/12
    ジャーナル フリー
  • 竹内 純, 堀江 博道, 西村 修一
    関東東山病害虫研究会報
    2002年 2002 巻 49 号 85-87
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    Leaf spot of Miscanthus sinensis Anderss. var. condensatus (Hack.) Makino occurred in Aogashimaisland and Hachijo-island of Tokyo Metropolis in 1999. The pathogen isolated from the diseased plant was identified as a species of Stagonospora. An inoculation test confirmed that this fungus was the causal agent of the disease. This is the first report of this disease in Japan.
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