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クエリ検索: "モリタ宮田工業"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 富田 賢吾, 原田 敬章, 三品 太志, 林 瑠美子
    環境と安全
    2022年 13 巻 3 号 57-62
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/10
    [早期公開] 公開日: 2022/10/30
    ジャーナル フリー

    二酸化炭素消火器は小さな火や電気火災等には効果的であるが、特に室内で使用する際には二酸化炭素中毒の危険性に留意しなければならない。本研究では、室内で二酸化炭素消火器を使用した場合の二酸化炭素濃度とその時間変化を二酸化炭素モニター(測定範囲:0~9,999 ppm)を用いて測定した。床から50 cmの高さにおける濃度は消火器の噴射開始から約20秒後に10,000 ppmを超えた。窓を開放し、換気を行っていた場合、40秒程度の間10,000 ppmを越えていたが、その後、一気に減少した。一方で、窓を閉じていた場合は、200秒以上の間10,000 ppmを越えており、その後の濃度減少も緩やかだった。10,000 ppmを越えた濃度について、指数近似曲線を用いて最大濃度を推定したところ、窓を開けていた場合は約20,000 ppm、窓を閉じていた場合は約40,000 ppmとなった。床から150 cmの高さにおける濃度は、窓の開閉状態に関わらず、最大4,000 ppm程度であった。一般に二酸化炭素濃度が30,000 ppmを超えると頭痛やめまい、100,000 ppmを超えると意識喪失を引き起こすとされており、床付近の二酸化炭素濃度は比較的高く、中毒の危険はあるが、即時に意識を喪失する程ではないと推定された。二酸化炭素消火器を直接顔に吹き付けるなどの行為は避けなければならないが、極端に狭い空間ではなく、窓の開放等で換気ができる状況であれば、安全に使用できると考えられる。

  • 鳥飼 宏之
    日本臨床麻酔学会誌
    2019年 39 巻 4 号 460-466
    発行日: 2019/07/15
    公開日: 2019/08/01
    ジャーナル フリー

    手術室火災に対して病院内に消防法で設置が義務づけられているABC消火器を用いた場合,たとえ初期消火に成功したとしても,消火器から放出された微細な消火剤粉末が手術室全体に飛散し,ほとんどの医療機器が汚損する.その機器の汚損回避のためには,二酸化炭素消火器の利用が有効となるが,義務設置として導入することは難しい.ただし,消防法令に則って義務設置とされた消火設備等が適正に配置されている病院に対しては,自主設置として二酸化炭素消火器を導入することは可能である.二酸化炭素消火器を自主的に導入する場合,所轄消防に相談するとともに,使用者は消防訓練等を通してその操作法や危険性について理解することが大切となる.

  • 鍛冶 博之
    徳島文理大学研究紀要
    2020年 100 巻 1-12
    発行日: 2020/09/30
    公開日: 2021/01/09
    研究報告書・技術報告書 フリー

    近年のランドマーク商品研究の課題のひとつとして,比較研究の重要性を指摘できる。特にランドマーク商品の国際比較研究は,日本に偏重しがちであったランドマーク商品研究の多様化と深化を図るだけでなく,海外の視点から日本社会を眺望するうえで重要な研究視点である。本稿はこの点を踏まえたうえで,交通の商品史的研究の事例分析として,日本におけるオートバイの普及経緯とその背景を考察する。本稿第1章では,日本においてオートバイが出現し普及した経緯について,明治期,大正期・昭和戦前期(〜1940年代前半),終戦直後(1940年代後半),1950年代前半,1950年代後半〜1970年代前半,1970年代以降の6時期に区分して考察する。本稿第2章では,オートバイが日本社会に普及した要因を12項目列挙して考察する。本稿で展開するオートバイに関する研究は,将来的なランドマーク商品の国際比較研究を見据えた基礎研究としての意味を持つ。

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