詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ルートプレーニング"
1,695件中 1-20の結果を表示しています
  • 鈴木 基之, 山倉 久史, 益子 丈, 宮下 元, 長谷川 紘司
    日本歯周病学会会誌
    1985年 27 巻 1 号 188-196
    発行日: 1985/03/28
    公開日: 2010/07/16
    ジャーナル フリー
    ルートプレーニング
    終了の客観的指標を求めるために,
    ルートプレーニング
    時に発生する擦過音に着目し, 擦過音の変化がどのような際におきるかを検討した。歯石付着面, 歯石付着の見られない面,
    ルートプレーニング
    面, 研磨象牙質面の4種歯根面にグレーシータイプキュレットを用いてスケーリングおよび
    ルートプレーニング
    を行い, 発生した擦過音をソナグラフおよびナロウバンドスペクトラムアナライザーを用いて周波数分析を行った後に操作歯根面のSEM観察を行った。
    その結果,
    ルートプレーニング
    面や研磨象牙面で発生する擦過音では周期性構造をもつ音であったが, 他の2面では周期性構造を持たない雑音様の音であった。また1ストローク中の音の発生にも変化が見られた。本法を更に簡易化することにより, スケーリング,
    ルートプレーニング
    の完了の客観的指標の一助となると思われる。
  • 鈴木 基之
    日本歯周病学会会誌
    1990年 32 巻 1 号 129-139
    発行日: 1990/03/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ルートプレーニング
    時に発生する擦過音が
    ルートプレーニング
    終了の客観的指標となるかを検討するため,
    ルートプレーニング
    開始時の歯根面 (以下, 開始時) と, 擦過音にて
    ルートプレーニング
    終了と判定した歯根面 (以下終了時) との形態学的, 生物学的性状の比較を行なった。
    その結果 (1) 開始時, 終了時における擦過音の変化はソナグラム上で確認された。 (2) 終了時歯根面は, 電子顕微鏡的観察においても, 表面粗さ計による観察においても, 開始時に比べ, 平滑であった。 (3) セメント質はほぼ全例において削除されていた。 (4) 細胞付着増殖は開始時より終了時に明らかに増加していた。以上の結果より, 擦過音を
    ルートプレーニング
    終了の臨床的指標とすることは有効と思われる。
  • 富田 幸代, 太田 幹夫, 渋川 義宏, 村本 睦司, 黒岩 恵, 河田 英司, 山田 了
    日本歯周病学会会誌
    2008年 50 巻 4 号 269-277
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • - 各種シャープニング用砥石の耐摩耗性と研削能率の検討-
    音琴 淳一, 沼崎 光, 小林 雅実, 伊藤 公一, 村井 正大
    日本歯周病学会会誌
    1988年 30 巻 2 号 583-595
    発行日: 1988/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯周治療におけるスケーリングおよび
    ルートプレーニング
    を効率よく行うためのシャープニングに関する研究の一環として, 著者らは市販の各種砥石の耐摩耗性と研削能率について検討した。
    ISF, ISM, AS, GCS, CS, WAS320, WAS1000の7種砥石および被研削試料としてステンレススチールを選択し, 両者を著者らが考案した研削用試験機 (シャープニングマシン) に装着して往復運動によるシャープニングを行った。
    砥石の表面粗さおよび粗さ曲線を耐摩耗性, 被研削試料の摩耗重量を研削能率とし, さらに研削試料の表面粗さを測定し, 以下の結論を得た。1. 砥石の耐摩耗性はISF, ISMがすぐれていた。2. 砥石の研削効率はISF, ISM, CSがすぐれていた。3. 被研削試料の表面粗さはWAS1000, ASを使用した場合は滑沢であり, CSを用いた場合は粗造であった。4. 砥石の耐摩耗性および被研削試料の表面粗さは砥石自身の表面粗さによる影響が大であった。
  • 西連寺 充彦
    日本歯内療法協会雑誌
    1992年 13 巻 2 号 239-246
    発行日: 1992年
    公開日: 2020/02/22
    ジャーナル フリー
  • 東 富恵, 中西 恵治, 岡本 莫
    日本歯周病学会会誌
    1983年 25 巻 4 号 800-805
    発行日: 1983/12/28
    公開日: 2010/07/16
    ジャーナル フリー
    病的露出根面の処置法を確立するための第一段階として, 未処理,
    ルートプレーニング
    ,
    ルートプレーニング
    後クエン酸処理または sodium deoxycholate と human serum 処理の4種類について, 歯周病罹患抜去歯露出根面への, ヒト歯肉由来培養線維芽細胞の付着増殖効果を, 付着細胞の計数と走査電子顕微鏡観察により検討した。
    その結果, 未処理群の根表面には付着細胞はほとんど認められなかった。一方, クエン酸処理群の根表面には基質線維の裸出像が観察され, 付着細胞数は4群の中最も高い値を示し, sodium deoxycholate 処理群,
    ルートプレーニング
    群の順に付着細胞数の減少が認められた。未処理群と実験群の付着細胞数の間には統計的に有意差が認められた。実験群間では
    ルートプレーニング
    群とクエン酸処理群およびNaD処理群との間には有意差が認められた。
  • *山岸 貴美恵
    会議録・要旨集 フリー
  • ヒト歯根膜由来線維芽細胞培養系による評価
    藤井 健男, 小鷲 悠典, 矢嶋 俊彦
    日本歯周病学会会誌
    1994年 36 巻 3 号 612-624
    発行日: 1994/09/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯周疾患罹患根面に対する根面処置法の有効性をヒト歯根膜由来線維芽細胞培養系を用いて評価した。その結果, 罹患根面の深部セメント質を保存した
    ルートプレーニング
    とクエン酸処理を行った根面上の細胞増殖は, 非罹患根面上と同様の動態を示した。クエン酸処理を行った場合, 細胞接合性は向上した。また, エンドトキシン量は
    ルートプレーニング
    で52%, クエン酸処理によりさらに清浄化され64%が除去された。細胞のアルカリホスファターゼ活性は, 培養経過とともに活性の低い罹患根面群および
    ルートプレーニング
    群と約2倍の高い活性を示す非罹患根面群およびクエン酸処理群との二極化を示した。以上より, 罹患根面深部セメント質保存の
    ルートプレーニング
    は, エンドトキシンを物理的に除去して細胞を処置根面上で早期に付着・増殖させ, クエン酸処理は, 根面へ対する細胞接合性の向上とともに細胞分化を促進する有用性の高い処置であることが示唆された。
  • 線維芽細胞の初期付着について
    藤井 健男, 岩井 宏之, 小鷲 悠典, 松尾 朗, 矢嶋 俊彦, 加藤 ヒロシ
    日本歯周病学会会誌
    1989年 31 巻 1 号 176-183
    発行日: 1989/03/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯周治療による根面処置が, 線維芽細胞の処置根面へその結果。
    1) 線維芽細胞の初期付着形態は, スケーリングでは短紡錘形のものが大半であるのに対し, ルートブレーニングでは非罹患根面と同様によく伸長していた。更にクエン酸処理を施すと, より薄く偏平に伸長する傾向が認められた。2) 初期付着細胞数は, スヶーリング群72±8個/mm2, スケーリング+クエン酸処理群74±13個/mm2に比較して,
    ルートプレーニング
    群110±18個/mm2,
    ルートプレーニング
    +クエン酸処理群107±15個/mm2, 非罹患根面群127±5個/mm2は有意に高い値を示した。3) スケーリング,
    ルートプレーニング
    にクエン酸処理を施した場合, 初期付着細胞数の有意な増加は認めなかった。従って, 処置根面への線維芽細胞の初期付着には
    ルートプレーニング
    が有効で, クエン酸処理は細胞の初期付着形態に付加的効果があることが示唆された。
  • 吉沼 直人
    日本歯周病学会会誌
    1988年 30 巻 2 号 375-382
    発行日: 1988/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    非付着性プラーク中の内毒素と臨床所見の関連性を検討するために, 49名の被験者の歯周疾患罹患歯64歯に対し, 歯肉縁下洗浄を行い, そのポケット洗浄液中の内毒素量を測定し, 臨床所見と比較した。また, スケーリング,
    ルートプレーニング
    後の歯肉縁下洗浄を行い, 臨床所見と内毒素量の変化を観察した。Westphahlらの温フェノールー水抽出法にて内毒素を抽出し, パイロディック®を用い, 定量を行った。さらに15名の被験者の2歯を
    ルートプレーニング
    し, 一方は週に1度, 1ヵ月間歯肉縁下洗浄を行い, 他方は行わなかった。その結果, ポケット洗浄液中の内毒素量とPD, GIおよびGBIは統計的に有意な正の相関を認めた。また,
    ルートプレーニング
    後に歯肉縁下洗浄を行った場合, 行わなかった場合に比較し, GI, GBIおよびポケット洗浄液中の内毒素量は低下し液中の内毒素量とPD, GIおよびGBIは統計的に有意な正の相関を認めた。また,
    ルートプレーニング
    後に歯肉縁下洗浄を行った場合, 行わなかった場合に比較し, GI, GBIおよびポケット洗浄液中の内毒素量は低下した。
  • -各種根面処理によるルートプレーニングの基礎的研究-
    木村 純一, 土屋 昭夫, 本田 忍, 鴨井 久一
    日本歯周病学会会誌
    1986年 28 巻 3 号 813-824
    発行日: 1986/09/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯周疾患に罹患した抜去歯を用いて, 清拭処理,
    ルートプレーニング
    処理, 象牙質露出+
    ルートプレーニング
    処理の3種類の前処理を施し, 35S (Na235SO4水溶液) に浸漬後, 無処理 (前処理のみ), ロビンソンブラシによる清掃処理,
    ルートプレーニング
    処理の3種類の後処理を根面に対して行ない, 35Sの歯根歯質への浸透性を, 研磨切片の透過光像とオートラジオグラムにより検討した。結果は次の通りである。
    1. 前処理において根面にセメント質が残存している場合。
    前処理において, ロビンソンブラシによる清掃処理, および
    ルートプレーニング
    処理を行なった根面は, 無処理の根面に比べ, オートラジオグラムにおける黒化度は低く, その幅も狭い傾向がみられた。
    このことから, 35Sはセメント質の残っている根面において主に付着していることが考えられた。
    2. 有細胞セメント質と無細胞セメント質の浸透性については, 後処理のロビンソンブラシによる清掃処理面のオートラジオグラム所見より, 有細胞セメント質において35Sの浸透がみとめられた。
    3. 前処理において象牙質を露出させた場合。
    前処理において,
    ルートプレーニング
    処理を行なった根面では, ロビンソンブラシによる清掃処理を行なった根面とくらべて, オートラジオグラムにおける黒化度は低く, その幅も狭い傾向がみられた。
    一方, 無処理の根面とロビンソンブラシによる清掃処理の根面との問には, 著明な差は認められなかった。このことから, 根面直下の象牙質内部で, 象牙細管を介して, 35Sが浸透していることが考えられた。
  • 黒木 清志, 竹内 敏郎, 中間 洋一, 瀬戸口 尚志, 田方 義弘, 横田 誠, 末田 武
    日本歯周病学会会誌
    1988年 30 巻 1 号 279-286
    発行日: 1988/03/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, グレーシータイプのスケーラーの刃部と歯面との適合性の程度を調べ検討することである。市販の6社のグレーシータイプのスケーラーと歯周疾患により抜去された被検歯90本を用いた。スケーラーは, 上方からの刃部の長さと曲率半径, 側方からの刃部の角度と曲率半径を調べた。被検歯は, セメントエナメルジャンクション (CEJ), CEJより2mm根尖側 (CEJ') において上方からの各歯面の曲率半径, 側方からの各歯面の曲率半径とその円弧の角度を調べた。その結果, 上方及び側方からのCEJ, CEJ'におけるスケーラーの刃部と歯面との適合性は点接触であった° なお, 上方からのスケーラーの刃部の形態は, ほぼストレートに近いものであった。
  • 35Sによる歯根部歯質への浸透性
    本田 忍, 木村 純一, 鴨井 久一
    日本歯周病学会会誌
    1985年 27 巻 2 号 369-387
    発行日: 1985/06/28
    公開日: 2010/07/16
    ジャーナル フリー
    歯周疾患に罹患した抜去歯を用いて, その露出根面と非露出根面に対し, 清拭処理,
    ルートプレーニング
    処理, 露出象牙質+
    ルートプレーニング
    処理の3種を施した根面の浸透性について検討した。すなわち, 35S (Na2 35S O4) を根面に作用させ, その浸透性を研磨片のオートラジオグラフィーにより検討した。
    得られた結果は次の通りである。
    1. 35Sは象牙質, セメント質のいずれの根面においても付着, ないしわずかに浸透しているように思われた。
    2. 根面がセメント質の場合, 清拭処理と
    ルートプレーニング
    処理を施した場合との間には35Sの根面での付着性と浸透性に著しい差異はみられなかった。
    3. 根面が象牙質の場合, セメント質の場合に比較して根面に対する35Sの付着性ならびに浸透性は著しく弱かった。
    4. 各種の根面処理を方法別にみた場合, 露出根面と非露出根面の間では, 35Sの付着性ならびに浸透性に著しい差異はみられなかった。
  • 杉尾 良平
    日本歯周病学会会誌
    1983年 25 巻 1 号 80-97
    発行日: 1983/03/28
    公開日: 2010/07/16
    ジャーナル フリー
    歯周炎罹患歯を用いてスケーリング,
    ルートプレーニング
    の歯肉縁下歯根面における器具操作の効果について観察した。スケーリング,
    ルートプレーニング
    後抜去した歯の10倍拡大投影写真観察および走査型電子顕微鏡観察の結果, 歯種別にみると, 前歯に比べて大臼歯の方が歯面沈着物を取り残す率が高く, また景的にも多かった。また歯面別にみれば, 唇側, 近心側, 舌側, 遠心側の4歯面で器具操作の効果に差は認められなかった。さらに歯周ポケットの深さ別にみると, 3mm以下の浅いポケットにおけるスケーリング,
    ルートプレーニング
    の器具操作の確実性は高く, 一方5mmを越えるような深いポケットにおいては根面処置が困難になることが示された。
  • 沼崎 光
    日本歯周病学会会誌
    1991年 33 巻 2 号 261-269
    発行日: 1991/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯周ポケット内滲出液 (滲出液) のpHを測定するためにビートロード電極に改良を加えたpH測定器を用いて, 歯周初期治療およびその処置内容が滲出液のpHにおよぼす影響を, 臨床症状の変化とともに経時的に検討するために, 37名の被験者の歯周疾患罹患歯125歯に対し, ブラッシングのみの群, 歯肉縁下洗浄のみの群, スケーリング・
    ルートプレーニング
    のみの群, スケーリング・
    ルートプレーニング
    と歯肉縁下洗浄の併用群に分け, 4週間にわたり滲出液のpH, 滲出液量および臨床所見の変化を観察した。さらに歯周初期治療を施し, その処置効果が確実に表れた患者25名の41歯に対し, 初診時と再評価時で各項目の変化を観察した。その結果, 歯周炎患者の滲出液のpHは, 歯周初期治療による歯周炎症状の改善に伴って上昇し, 処置内容としては, 歯肉縁下洗浄, スケーリング・
    ルートプレーニング
    およびその両者の併用が滲出液のpHを上昇させるために有効であった。
  • 橋本 宣慶, 加藤 秀雄, 松井 恭平
    ヒューマンインタフェース学会論文誌
    2013年 15 巻 4 号 469-476
    発行日: 2013/11/25
    公開日: 2019/07/01
    ジャーナル フリー

    To acquire skill in tooth scaling, students aiming to become dentists and dental hygienists train with instructors and on their own. Although this skill requires controlling the scaler with appropriate force from the hand, most self-training systems cannot help trainees improve upon this. Several systems can teach the appropriate magnitude and angle of force through calculus; however, force control also requires an appropriate magnitude and angle of force on the tooth to support the hand using the scaler. This paper presents an evaluation system for effective self-training of the force control for the tooth scaling skill. This system evaluates the skill according to three parameters that are calculated from the measured force during operation: the direction of the supporting force, magnitude of supporting force, and ratio of the supporting force magnitude to the removing force magnitude. These were determined from the force measurement results of many operations by three experts and eighteen novices. A teaching system that incorporates the evaluation system was built. This system presents three scores calculated from the three evaluation parameters after operations by the trainee. If the skill is evaluated to be immature, information for improvement is displayed. Five testees were trained by performing ten operations with the system. The results showed that four testees improved their skill according to the evaluation parameters by force measurement, and three testees improved their skill based on a subjective evaluation by teachers. These results validate the effectiveness of the oronosed teachine system.

  • 伊藤 菜穂, 大澤 銀子, 小川 智久, 川村 浩樹, 仲谷 寛
    日本歯周病学会会誌
    2010年 52 巻 4 号 429-433
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/04/27
    ジャーナル フリー
  • 上田 雅俊, 緒方 智喜子, 菅 人志, 河野 智生, 今井 久夫, 曹 采方, 耿 素芳, 張 立, 安 悦邦
    歯科医学
    2001年 64 巻 2 号 187-190
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/04/20
    ジャーナル フリー
    歯周疾患治療の流れのなかで, 抗生物貿をどのような時期に歯周ポケットに投与すると, 最も治療効果があがるかを検討するために, (1)実験開始日に被験歯とその両隣在歯にスケーリングと
    ルートプレーニング
    を行う群(以下A群とする). (2)実験開始日に被験歯とその両隣在歯のスケーリングと
    ルートプレーニング
    をA群同様に行い, その後, 1歯当たり1mgのペリオクリン^【○!R】歯科用軟膏(サンスター株式会社, 大阪)を1週1回, 4週にわたって4回連続投与する群(以下, B群とする)の2群を設定し, 臨床的(Plaque index, ポケットの深さ, プロービング後の歯肉出血の有無, Clinical attachment level, PeriotestによるTooth mobility, Gingival crevicular fluid量)に観察した. その結果, plaque index以外の5つの臨床的パラメーターは, 各実験群とも経週的に, 概して改善傾向を示し, しかも, A群に比較してB群の方がその改善傾向が強かった.
  • 走査型電子顕微鏡による観察
    氏家 久, 秋山 浩教, 加藤 孝, 小菅 一弘, 伊藤 公一, 村井 正大
    日本歯周病学会会誌
    1992年 34 巻 2 号 402-409
    発行日: 1992/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    この研究の目的は, 歯周疾患罹患歯根面にスケ― リング (Sc),
    ルートプレーニング
    (Rp) および歯面研磨用バー (Tpバー) による処置を施し日処置面に対する培養細胞 (Ca 9-22 cell, L 181cell) の付着, 形態を走査型電子顕微鏡 (SEM) により比較し, Tpバーによる処置の有効性を検討することである。
    被験歯として, アタッチメント・ロス5mm以上の歯周疾患罹患抜去歯を20本用い, 以下の処置を行った。1) 未処置 (NT面) 2) Sc処置 (Sc面) 3) Rp処置 (Rp面) 4) Tpバーによる処置 (Tp面) 。日群の5試片に, 日々の培養細胞を2.0×104個になるように播種し, 96時間インキュベートした。その後, SEM観察を行った。
    その結果, NT面, Sc面において培養細胞の発育, 増殖は不良であった。一方, Tp面では培養細胞の発育, 増殖は良好でRp面とほど同様であった。このことから, Tpバー使用による歯周疾患罹患根面に対する処置が有効であることが示唆された
  • 柳村 光寛, 小池 文一, 佐藤 悦子, 呉 忠憲, 原 耕二, 川上 隆也, 北村 正博, 川越 昌宜
    日本歯周病学会会誌
    1988年 30 巻 4 号 1168-1179
    発行日: 1988/12/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯周治療においてスケーリング,
    ルートプレーニング
    はきわめて重要な処置である。日常の臨床でスケーリング,
    ルートプレーニング
    は手用スケーラーや超音波スケーラーでなされているが研磨剤を水と圧縮空気により歯面に噴射し歯冠, 歯根面を研磨するair powder abrasive system (A. P. A. S.) の歯周治療への可能性について検討した。その結果, A. P. A. S. によればきわめて短時間に沈着物, 着色が除去された。また歯肉辺縁に対してわずかな損傷がみられたが, 処置7日後では処置前との間に差は認められなかった。A. P. A. S. を歯根面1ヵ所に連続作用させると5秒で約140μm, 60秒で約1, 400μmの距離の陥凹が生じ, 乾燥重量で0.2mgおよび2.4mgの歯質除去がみられた。A. P. A. S. で処置した歯根面は分岐部を含むすべての面で一様にきわめて滑沢であり, セメント質は完全に除去されており,
    ルートプレーニング
    への応用の可能性が認められた。
feedback
Top