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クエリ検索: "不忍池"
480件中 1-20の結果を表示しています
  • 福田 道雄
    Bird Research
    2012年 8 巻 S11-S14
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/14
    ジャーナル フリー
     東京の都心に位置する上野公園
    不忍池
    では,上野動物園によって1966年頃から野生のカモ類への給餌が行なわれはじめた.そのため,毎冬多種のカモ類が多数飛来し,1980年代からオナガガモが優占種となっていた.そのオナガガモが
    不忍池
    をどのように利用しているかを調べるため,1987年11月から1988年3月までの冬期間,オナガガモのオスを捕獲し,白い胸に個体識別用の番号を書き込み,放鳥後の飛来状況を調べた.
    不忍池
    では給餌が毎日行なわれていたため,オナガガモは常時多数見られていた.しかし,標識個体の飛来状況から,多数のオナガガモは断続的に
    不忍池
    を利用していて,日常的に利用する個体は少数だと推測できた.
  • II. 1974年度-1976年度冬期間の飛来状況
    福田 道雄

    1977年 26 巻 4 号 105-114
    発行日: 1977/12/31
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    東京都上野
    不忍池
    のカモ類の飛来状況について9月下旬から4月中旬までの約7ヵ月間、1974年度1975年度および1976年度と調査を行なった。得られた主な結果は次のとうりである。
    1.飛来羽数は毎年続けて増加し、最高時の1月は5,000-6,000羽数えられた。定時調査(午前7時30分-8時30分)では早朝の投餌が多くみられるようになってきたボート池での羽数の増加が著しく、1976年度は園内部よりも多く飛来するようになった。
    2.飛来種数は13または14種と毎年度ほとんど変化がなかったが、調査期間中迷鳥のアメリカヒドリと本邦初渡来確認と考えられるクビワキンクロが飛来した。飛来羽数ではホシハジロとキンクロハジロが次第に増加し、オシドリが減少し、その他の種には大きな変化が認められなかった。
    3.主な飛来種の性比については、キンクロハジロで雌が多く数えられた以外は雄の方が多く数えられ、毎年度ほほ類似した傾向を示した。
    4.定時調査時
    不忍池
    全体の飛来羽数のうち、ボート池の羽数の占める割合は、オナガガモとヒドリガモでは増加し、ホシハジロとキンクロハジロでは減少した。
    5.
    不忍池
    各部分に飛来したカモ類の多くは、各々の種によって様式は異なっていたが、給餌時間を中心に園内部に移動し、翌朝までには元の部分に戻るという往復移動をしていた。
    6.飛来したすべての種類で群形成が崩れ、連続して同じ位置を占めていることが次第にみられなくなってきた。
    7.以上の調査結果に基づいて、
    不忍池
    のおかれたいろいろな条件から推測される飛来状況に影響をおよぼしたいくつかの要因について検討を加えた。
  • I.1973年度冬期間の飛来状況について
    福田 道雄

    1975年 24 巻 97-98 号 29-44
    発行日: 1975/12/30
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1973年9月下旬から1974年4月中旬までの約7ヶ月間,
    不忍池
    で鴨類の飛来状況について調査観察を行なった.
    1.午前7時30分から8時30分の間に行なった羽数調査では,1973年12月上旬から1974年2月中旬までの約2ヶ月間は2,500-3,000羽数えられ,羽数の変動も少なかった.この時期を定着期と考え,これより以前を増加期, 以後を減少期として区分した.
    2.飛来した鴨類の種類はアカハジロ,トモエガモそしてマガモとカルガモの交雑種を含め13種であった.しかしオナガガモとホシバジCtが各々全体の約8割と1割を占めていた.
    3.性比はキンクロハジロとスズガモで雌の方が多かった以外は,カルガモ及びマガモとカルガモの交雑種を除きすべての種類で雄の方が多ぐ数えられた.
    4.
    不忍池
    は園内部,ボート池及び蓮池の3部分に仕切られているが,各々異なる特長を備えていて,飛来した鴨類は各時期によって使い分けをしていたことが認められた.
    5.飛来した鴨類の羽数は1日の内で各時間によって変化していた.この羽数の増加及び減少の変化は各時期によって異なる型を示していたように考えられるが,いずれの場合も園内部での給餌に大きく影響されており,また全体としては朝から夕方にかけて羽数は増加していた.
    6.ほとんどの種類の鴨類は各々池内で大体同じ位置を占有していた.しかし氷結した日は異なる型の占有分けを示した.
    以上の調査観察結果について,
    不忍池
    の立地条件等から推測されるいくつかの要因について検討を加えた.
  • 丹羽 みさと
    日本文学
    2019年 68 巻 9 号 60-61
    発行日: 2019/09/10
    公開日: 2024/12/12
    ジャーナル フリー
  • 小久保 彌太郎, 丸山 務, 金子 誠二, 神崎 政子, 松本 昌雄, 増井 光子, 平松 廣, 野瀬 修央, 田代 和治
    日本獣医師会雑誌
    1987年 40 巻 2 号 113-117
    発行日: 1987/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1984年6月から翌年の3月にかけて, 東京都恩賜上野動物園の
    不忍池
    において, アヒルや野生カモの集団艶死が認められた. その原因を究明した結果, 次のようなことからC型ボツリヌス菌によることが判明した.
    1) 6月に生息する水禽類のほぼ半数が, さらにカモ類の多数飛来する秋~冬期にかけて60羽以上のカモがボッリヌス中毒特有の運動神経麻痺を主徴として発死した.
    2) 6月に発死したアヒルとカモ計9例中7例の血液からC1型ボツリヌス毒素が証明され, このうち2例の筋胃内容物からC型ボツリヌス菌も分離された. ついで, 11月~翌年の1月に発死したカモ類26例中23例の血液からもC1型毒素が証明され, 筋胃と盲腸内容物中にもそれぞれ7および14例からC型ボツリヌス菌の存在が認められた.
    3)
    不忍池
    のほぼ全域について, 7月と翌年の2月に採取した泥土のそれぞれ15例中13例, および11例中10例からC型ボッリヌス菌が認められた.
  • 奴賀 俊光, 小島 一幸, 永友 繁, 前川 真紀子
    Bird Research
    2017年 13 巻 S1-S4
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/15
    ジャーナル フリー

    2015年と2016年に東京都内湾運河部の防衝杭上でウミネコの繁殖を確認した.2015年6月18日にヒナを,2016年5月10日には同じ場所で3卵の巣を2巣確認し,周囲に10~20巣程度あると考えられた.5月18日にはヒナを確認し,6月24日には16羽の幼鳥を確認した.過去の繁殖記録から,ウミネコは内陸部から海岸部へ徐々に営巣地を移し,当地で営巣するようになったと考えられる.

  • 福田 道雄
    日本鳥類標識協会誌
    2019年 31 巻 1_2 号 43-52
    発行日: 2019/12/31
    公開日: 2021/05/14
    ジャーナル フリー

    ロシア連邦沿海地方のフルゲリマ島で標識放鳥されたカワウPhalacrocorax carbo 1羽が,2013年3月に島根県江津市で回収された.カワウはユーラシア大陸に分布する亜種P. c. sinensisに対して,国内に分布するカワウは別亜種P. c. hanedaeとされているので,成鳥メスの1個体に過ぎなかったが,体サイズと骨サイズの計測値を国内産個体と比較した.その結果, 骨盤長を除く全ての計測値がロシア産個体P. c. sinensisと国内産個体P. c. hanedaeで重複していて,外部形態にも差異がみられないことから,ロシアからの渡来個体を形態的に識別することは困難であると考えられる.

  • 福田 道雄
    日本鳥類標識協会誌
    1994年 9 巻 1 号 5-10
    発行日: 1994年
    公開日: 2015/08/20
    ジャーナル フリー
    東京都上野公園
    不忍池
    のコロニーに住むカワウの,日常的な行動範囲はコロニーから30~40km以内とみられる。この範囲を越える50km以上離れた地点で,7羽のカラーリングを装着したカワウが観察確認または回収された。それらが出生コロニーから消失したのは2~11カ月齢であった。関東地域に生息するカワウは定住していたが,幼鳥がより遠方まで移動するという3種のウ類についての報告と同じ傾向を示していた。
    不忍池
    コロニーのカワウは,100km以内の移動は短期的な放浪で,出生コロニーに帰還することも多く,200km以上の移動は分散で,他のコロニーに住み着いてしまうことが多いと考えられる。これらのことには,
    不忍池
    の200km以内に,個体の行き来のあるコロニーが無いという立地条件が大きく影響していた。さらに,
    不忍池
    のように定住したカワウでも、生息地域内での羽数の増加やコロニーや塒が複数化することで,移動・分散しやすくなるとみられた。
  • 福田 道雄
    日本鳥学会誌
    2002年 51 巻 2 号 116-121
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    日本に生息するカワウは一年のさまざまな季節に繁殖した.しかしながら,繁殖開始時期や期間の長さには,コロニー間に差がみられた.オスが多くの巣材を運んだ.巣内にある卵数は2~3個が多く,雌雄で交代して約1か月抱卵した.
    不忍池
    コロニーの樹上巣では雛は31B~59日齢,平均約45日齢で巣立った.一夫一妻だが,同一繁殖シーズン中での再婚もみられた.繁殖開始年齢は
    不忍池
    コロニーで平均オス2.1歳(1~6歳),メス2.6歳(1~8歳)で,オスの方がメスよりも若く繁殖を開始した
  • 安田 篤
    植物学雑誌
    1896年 10 巻 113 号 216-220
    発行日: 1896年
    公開日: 2007/04/05
    ジャーナル フリー
  • 野口 喜三雄
    地震 第1輯
    1942年 14 巻 9 号 228-230
    発行日: 1942/09/18
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
  • 福田 道雄
    日本鳥類標識協会誌
    1997年 12 巻 2 号 31-38
    発行日: 1997年
    公開日: 2015/08/20
    ジャーナル フリー
     東京都台東区上野公園にできたカワウの
    不忍池
    コロニーは,関東地域の創設コロニーで,1987年10月上旬頃に一部の個体が,東京都大田区森ヶ崎に小形のサブコロニーを形成した.そこで,サブコロニー形成時の生態的な両コロニーの関係を調べた.
     その結果,大きな特徴は,若齢の個体が多く移住していたこと,サブコロニーでは,
    不忍池
    コロニーの繁殖休止期にも繁殖活動を継続し,周年繁殖つがいがいたことであった.このことは創設コロニーの繁殖活動リズムからずれた個体が多く集まっていたか,あるいは若齢つがいは出身コロニーの繁殖活動リズムの影響が少ないことを示していたと考えられる.
  • ―「しのばずラボ・わくわく体験プログラム」の実践から―
    河村 幸子, 飯沼 慶一
    湿地研究
    2022年 12 巻 1-22
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/10
    ジャーナル オープンアクセス
    動物園や水族館(以下,動物園)では,地球規模での野生動物の保全教育は盛んに行われているが,地域の環境を対象とした教育実践の事例は少ない.ラムサール条約では,登録地に限らず,全ての湿地において保全に関する教育実践の重要性が述べられているが,湿地を持つ動物園における湿地教育プログラムの内容や実施方法の視点は研究されていない.本研究の目的は,日本の動物園における湿地教育の視点を明らかにすることである.そこで,この目的を達成するために,恩賜上野動物園で2年7 ヶ月に渡って実施した実践プログラムで収集したエピソード記述や,来園者と学生に対する質問紙調査をもとに分析を行った.その結果,動物園における湿地教育の視点は,①自然環境保全や野生動物保護の教育プログラム,②地域の動物や環境を対象,③主なCEPA 活動,④インタープリテーション,⑤参加,⑥教育と交流,の6 点が重要であることがわかった.
  • 福田 道雄
    日本鳥学会誌
    1986年 35 巻 2-3 号 81-82
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Between 1974 and 1983 the breeding of Little Grebes in autumn and winter was observed at the Shinobazu Pond, Ueno Park, Tokyo as follows: October(4 cases), November(1 case), December(2 cases), and January (2 cases). In all these cases they had successfully reared the chicks.The birds are probably capable of breeding at almost any time of the year and they started breeding when conditions seemed to be favorable.
  • 福田 道雄
    日本鳥類標識協会誌
    1987年 2 巻 3 号 63-70
    発行日: 1987年
    公開日: 2015/02/27
    ジャーナル フリー
    907 Common Cormorants Phalacrocorax carbo were banded with colored plastic bands to distinguish individuals in 5 colonies, from 1975 to August 1987. The movements of the cormorants were analyzed on the basis reports of color-banded cormorants.
    Cormorants from two colonies were found. Cormorants from the Unoyama colony dispersed extensively. In the flock that moved to Hamana Lake, many banded young birds and a single banded adult bird were found. Three young cormorants which were born in Shinobazu Pond colony moved to a distance. One of these moved adout 200 km, and was found in the roost formed by the flock that moved from Unoyama colony.
  • 倉本 宣
    造園雑誌
    1985年 49 巻 5 号 275-280
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2011/07/19
    ジャーナル フリー
    不忍池
    についての流域生態学的研究の第一歩として、陸域の土地利用をメッシュ法によって解析した。1880、1909、1937、1982年の地形図から土地利用を、1978年の土地条件図から地形を読み取った。土地利用項目の遷移をみると、農地が都市的土地利用に転換すると同時にその一部が樹林地へと転換した時期があった。土地利用の多様性と安定性との相関はみとめられなかった。土地利用項目は地形類型に対して有意な特化度を持っていた。
  • 福田 道雄

    1977年 26 巻 2-3 号 95-96
    発行日: 1977/11/30
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    A female of the Ring-necked Duck Aythya collaris was first noticed in Japan. This stray duck was observed at the Shinobazu Pond (the part of Ueno Zoological Gardens, Tokyo) during the early morning of March 13-15, 1977. She was mixed in a small flock of the Tufted Duck A. fuligula.
  • 黒田 長禮
    山階鳥類研究所研究報告
    1976年 8 巻 3 号 282-283
    発行日: 1976/11/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    A presumed old female pintail Anas acuta with masculinized plumage pattern is here reported with its photo taken by Mr. Akio Sasagawa at Shinobazu pond, Ueno Zoo, Tokyo, early February, 1974. It has rough flank markings and elongated central tail feathess.
    Another example of different plumage pattern also found at the same pond, photographed a 10 February 1976, by Mr. Kazue Nakamura is added.
    Kuroda (1929, '39) had reported another old record of the pintail and a female Mandarin duck Aix galericulata was masculinized when molted after long kept in author's aviary.
  • 常陸宮 正仁, 吉井 正
    山階鳥類研究所研究報告
    1974年 7 巻 4 号 351-361
    発行日: 1974/12/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    Numbers of all ducks caugth in the three duck hunting refuges of Shinhama, Koshigaya and Hama-Rikyu since 1929 were tabled here. The catch rates (number of catch for one species/number of total catch x 100), by year or by refuge show interesting alternation in the predominat species in the duck catches. After around 1965 the pintail Anas acuta has remarkably ascended in the catch rate, becoming predominant, at the both refuges of Shinhama and Koshigaya. On the contrary, the teal Anas crecca, which was formery predominant, has remarkably decreased at the said refuges. Also, the results of duck censuses at the Shinobazunoike show similar phenomenon, increase of pintails and decrease of teals in recent years. Besides the above, the recent increases of wigeons Anas penelope and pochards Aythya ferina in Shinhama, shoverllers Anas clypeata in Koshigaya and pochards in Shinobazunoike should be noted.
  • 福田 道雄, 金田 彦太郎, 荒井 秀一郎

    1984年 33 巻 1 号 43-44
    発行日: 1984/08/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    An adult male Ring-necked Duck Aythya collaris was observed at Shinobazu Pond, Tokyo, from February 29 through April 9, 1984. It was seen with flocks of Pochards Aythya ferina and Tufted Ducks A. fuligula. This is the second record of Ring-necked Duck in Japan.
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