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クエリ検索: "主人公"
21,001件中 1-20の結果を表示しています
  • 柳澤 文香, 菅野 太介, 戀津 魁, 三上 浩司, 近藤 邦雄
    映像情報メディア学会技術報告
    2013年 37.17 巻 AIT2013-89
    発行日: 2013/03/08
    公開日: 2017/09/21
    会議録・要旨集 フリー
    本研究ではシナリオに必要とされる状況変化を明確にすることを目的とする.そのために,
    主人公
    の目的と目的を達成するためのメインストーリーに注目して
    主人公
    のシチュエーション評価を行い可視化し,
    主人公
    のシチュエーションを評価する手法を提案した.可視化は「
    主人公
    のシチュエーション総合評価」グラフ,「
    主人公
    にとって良いシチュエーション評価」グラフ,「
    主人公
    にとって悪いシチュエーション評価」グラフの3つを作成する.これらのグラフを用いることで,状況の変化がいかに発生しているのか可視化した.
  • *伊藤 尚枝
    日本心理学会大会発表論文集
    2021年 85 巻 PI-088
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/30
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では,物語の

    主人公
    の心情理解に対して,
    主人公
    と読者の類似度が影響をあたえるのかを検討した。読者と
    主人公
    との類似度を操作するために,
    主人公
    を「叔母」と表記する叔母条件と,「私」と表記する私条件を設定した。条件に応じた物語を読んでもらい,3つの質問に回答してもらった。質問1「
    主人公
    は年齢的にあなたに似ていると思うか?」では,2条件とで,評定値に有意差が認められた(t(18)=3.95, p<.05)。2条件で,
    主人公
    と読者との類似度を操作できていたと考えられる。質問2「
    主人公
    のは,プレゼントを買ってもらったことを,どのくらいうれしいと思ったか?」では,私条件のほうが,叔母条件よりも有意に「うれしい」と評定していた(t(18)=2.55, p<.05)。私条件の方が,
    主人公
    の心情を読み取りやすいことを示唆している。質問3「
    主人公
    は,今,プレゼントをどのくらい大事にしていると思うか?」では,両条件で有意差は認められなかった(t(18)=0.75, p>.05)。もらった品物を大切にする
    主人公
    の気持ちについては違いはなかった。

  • 熊谷 知子
    演劇学論集 日本演劇学会紀要
    2021年 73 巻 137-138
    発行日: 2021/12/15
    公開日: 2021/12/24
    ジャーナル フリー
  • 越中 康治
    教育心理学研究
    2005年 53 巻 4 号 479-490
    発行日: 2005/12/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 挑発的攻撃, 報復的攻撃, 制裁としての攻撃の各タイプの攻撃行動に関する幼児の認知を比較検討した。4, 5歳の幼児を対象として,
    主人公
    が他児に対して各攻撃行動を示す場面を紙芝居で提示し,(1)
    主人公
    が示した攻撃行動の善悪判断,(2) 攻撃行動を示した
    主人公
    を受容できるかの判断,(3) 幼児が日常,
    主人公
    と同様の攻撃行動をするかの報告を求めた。結果として,(1) 幼児は挑発的攻撃は明らかに悪いことであると判断するものの, 報復的攻撃及び制裁としての攻撃に関しては善悪判断が分かれており, 全体として良いとも悪いともいえないという判断を示した。また,(2) 幼児は挑発的攻撃を示す
    主人公
    を明らかに拒否していたが, 報復的攻撃及び制裁としての攻撃を示した
    主人公
    とは一緒に遊んでもよいと判断した。さらに,(3) 挑発的攻撃及び報復的攻撃に関して, ほとんどの幼児は日常示すことはないと回答したものの, 制裁としての攻撃に関しては示すと回答した者も少なからずいた。本研究から, 報復的公正に関する理解は4, 5歳児にも認められることが明らかとなった。幼児が報復や制裁のための攻撃を正当化する可能性が示唆された。
  • 藤木 卓, 小清水 貴子, 倉田 伸
    日本教育工学会論文誌
    2021年 44 巻 Suppl. 号 157-160
    発行日: 2021/02/20
    公開日: 2021/03/08
    ジャーナル フリー

    本研究では,日本人及び日本人以外の共感性が,VR 平和コンテンツ(英語字幕版)の視聴(以下,VR 視聴)による主観評価に与える影響について検討を行った.その結果,次のことが明らかとなった.日本人の共感性は他者指向的反応が支配的である.VR 視聴の評価には,共感性の他者指向的反応が全般的に影響するとともに,共感性の視点取得が原爆の怖さとコンテンツ

    主人公
    の母親の視点取得に影響する.日本人以外の共感性は被影響性と視点取得が支配的である.VR視聴の評価全般に共感性の他者指向的反応が影響するとともに,共感性の被影響性が
    主人公
    である母親の心情や原爆の怖さ,
    主人公
    である母親の視点取得に影響する.

  • 上田 容一郎, 酒井 朋子
    映像情報メディア学会技術報告
    2000年 24.23 巻 AIT2000-81
    発行日: 2000/03/14
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    主人公が胎内で外の世界を思う話主人公
    を私自身として、意図的な、作為的な物語を廃し、私本人を経験、人生を描写したフィクション。自分が死ぬまで、あと4, 50年撮りつづけていく予定である。今回の作品はその映画のプロローグである。
  • 浅井 佑記範
    日本原子力学会誌ATOMOΣ
    2022年 64 巻 8 号 468_1
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/10
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • *池田 和浩, 仁平 義明
    日本認知心理学会発表論文集
    2007年 2007 巻 p3-040
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/01
    会議録・要旨集 フリー
    自己に関連するような視点で出来事を想起するとき,保持されている記憶にどのような影響を与えるのか検討した.被験者は,高校時代の
    主人公
    と生活態度に問題のある友達の間におきる出来事の物語を熟読した後,物語の
    主人公
    を被験者自身に置き換えて想起する「主観的想起群」と,物語の登場人物と被験者自身を乖離させて想起する「客観的想起群」のどちらかに分けられ,それぞれの視点から物語を想起した.1週間後,物語の内容に関する再認課題を行った.実験の結果,主観的想起群の被験者は,物語の
    主人公
    に関わる情報を正確に認識することができた.しかし,友人に関する情報については記憶変容が認められた.客観的想起群では,
    主人公
    の情報よりも友人の情報を正確に生成した.また,感情的情報については,どちらの視点においても,快情報・中性情報は正確に保持され,不快情報は変容していた.
  • 付 宜紅
    日本教科教育学会誌
    2000年 23 巻 1 号 11-19
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2018/05/08
    ジャーナル フリー
    本研究では,日本と中国の小学校国語教科書における物語文教材を対象として,教材中に登場する
    主人公
    像について比較考察をする。両国の国語科教育において,物語文教材の中の登場人物を通じて,どのような人物像が求められているか,また,それをどのように扱おうとしているかを明らかにするとともに,両国それぞれが理想とする子ども像,及びその背景,さらには,両国の教育,特に,物語文教材の扱い方に関する相違について比較考察することを目的とする。具体的に,両国の教科書における主要な
    主人公
    像とそれらの各学年における特徴を明らかにし,それぞれの国の社会事情,教育観などと関連して分析・考察する。両国の物語文教材では,ファンタジーとリアリズム作品の採録,
    主人公
    の年齢,及び人物像の傾向に大きな相違が見られる。同化体験を求め,子どもの自発性を重視する日本と,モデル人物に学び,客観的,正確な読み取り能力を重んじる中国では
    主人公
    の設定及びその扱い方に大きな相違が認められるのである。
  • 『豊饒の海』論序説
    佐藤 秀明
    昭和文学研究
    1988年 17 巻 35-47
    発行日: 1988年
    公開日: 2023/05/15
    ジャーナル フリー
  • *二村 郁美
    日本心理学会大会発表論文集
    2020年 84 巻 PO-019
    発行日: 2020/09/08
    公開日: 2021/12/08
    会議録・要旨集 フリー

    目的 Hamlin (2014) では,間接互恵場面での向社会的行動の評価において,乳児が,行動の受け手が向社会的か否かという文脈に応じた選好を示すことが明らかにされている。一方Futamura & Shima (2019) では,直接互恵場面については,幼児期においてもまだ向社会的行動の評価の際に文脈情報を利用しないことが示されている。そこで本研究では,間接互恵場面での向社会的行動の評価における,幼児による文脈情報の利用について検討した。

    方法 研究参加者は,幼児35名(平均年齢=6;3,範囲=5;10-6;9)であった。受け手の行動(AがBに向社会的に振る舞ったか否か)と,

    主人公
    の行動(
    主人公
    がAに向社会的に振る舞ったか否か)の組み合わせによる4通りのシナリオが各参加者に提示され,
    主人公
    に対する評価が求められた。

    結果と考察 受け手が向社会的な場合と非向社会的な場合ともに,向社会的な

    主人公が非向社会的な主人公
    よりもポジティブに評価された(順にt(33)=13.02, p<.000; t(34)=13.57,p<.000)。間接互恵場面においても,幼児は
    主人公
    自身の向社会的な振る舞いに着目した判断を行い,その受け手の向社会性に関する文脈情報は利用しないことが示された。

  • *伊藤 尚枝
    日本心理学会大会発表論文集
    2020年 84 巻 PI-086
    発行日: 2020/09/08
    公開日: 2021/12/08
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では,読者の身の回りの人物(叔母さん/親友)に対する親密度が,物語の登場人物の心情理解に影響を与えるどうかを明らかにした。

    主人公
    である「私」が,登場人物[叔母さん/親友]からプレゼントをもらうという物語を読んでもらい,「私」の心情理解に違いがあるかどうかを調べた。すると,以下の3点がわかった。

    (1)

    主人公
    「私」は,「親友」に対して「叔母さん」よりも,有意に親しみを感じていると評定した。この結果は,読者の身の回りの具体的な人物に対する親密度評定と同じだった。

    (2)読者が親しみを感じやすい「親友」の方が「叔母さん」よりも,

    主人公
    がプレゼントをもらった時のうれしさを高く評定した。

    (3)

    主人公
    「私」が,もらった品物を大切にする程度においても,「親友」の方が「叔母さん」よりも,より「大切にする」と評定した。

    これらの結果は,読者の実生活の人間関係の親密度が,物語の登場人物の関係にも反映することを示唆している。そして,

    主人公
    の心情理解を促進すると考えて良いだろう。

  • 大下 祥枝
    フランス文学論集
    1978年 13 巻 55-64
    発行日: 1978/11/19
    公開日: 2018/03/01
    ジャーナル フリー
  • 今井 歩久登, 菅野 太介, 三上 浩司, 近藤 邦雄
    映像情報メディア学会技術報告
    2016年 40.11 巻 AIT2016-127
    発行日: 2016/03/02
    公開日: 2017/09/22
    会議録・要旨集 フリー
    近年、映像コンテンツの増加に伴い、シナリオの需要も増加傾向にある。本研究ではシナリオ執筆者のために、
    主人公
    に対する他の登場人物の行動やセリフである態度の執筆を支援することを目的とした。まず既存の映画作品を調査した。登場時間が最長の人物を
    主人公
    と定義し、
    主人公
    に複数回接触している登場人物を中心に、
    主人公
    に対しての行動やセリフである態度描写を抽出した。その後、抽出した情報を動詞に抽象化して先行研究を参考に分類、これらの分析結果をもとに態度描写を検索や登録できる態度表現支援ツールを開発した。この支援ツールの有効性を確かめるために評価実験をおこなった。その結果、支援ツールを使用することにより新たな態度表現のアイデアを作成できることが分かった。
  • 白倉 一由
    山梨英和短期大学紀要
    1995年 29 巻 15-28
    発行日: 1995/12/10
    公開日: 2020/07/20
    ジャーナル フリー
    近松世話浄瑠璃のこの期の作品の特色は内容の複雑化と人物の性格・思考・行動の現実化である。
    主人公
    善人、副
    主人公
    悪人の構想ではなく、
    主人公副主人公
    共に実存的・現実的になっているのである。この作品は
    主人公
    中心でなく、副主人の貞法・由兵衛が重要の人物であり、特に貞法の見解はテーマの構成に大きく関わっている。貞法の考えは個人的な愛より、家を存続させ維持させる事であった。主人としての世俗的の発想であった。二郎兵衛おきさの愛は初めは自己中心的なエロスの愛であった。二郎兵衛のおきさへの愛は男の一分であり、人間として誇りを持って菱屋に居る事であった。このおきさへの愛は貞法の考えと対立するようになっていく。家の存続と維持は大切な事であったが、人間性の立場に立てば、限界があり、全面的に肯定する事は出来なくなる。二郎兵衛おきさの愛は次第に罪の意識と共に献身的な他者への愛に生きるようになり、宗教の発想と共に死の通行となるのである。自己を罪の意識において他者への献身的愛と家の存続と維持のモラルとの葛藤が主題である。
  • 堀井 謙一
    日本文学
    1991年 40 巻 1 号 67-78
    発行日: 1991/01/10
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    『上海』は、精神に対して物体を根底におき、物体の論理を重視する唯物論的「物理主義」を打ち出した思想小説である。この主義は
    主人公
    の思想・性格のみならず、どの人物の根底にもあり、さらに社会把握、風景の役割、群衆の物体としての性格と、作品全体に染み込んでいる。そして、
    主人公
    の、物体をめぐる精神のありようを中心に作品は展開し、
    主人公
    は現実と精神を結ぶ軸を喪失したニヒリストとして描き出されている。
  • なし
    *岡芹 愛子
    日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
    2011年 54 巻
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/06/26
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】
     日本において「赤ずきん」は特に親しまれている絵本の一つで、一般に1812年が初版のグリム兄弟の原作として知られている。しかし実際はそれ以前の1695年にフランス人のペローが執筆し2年後に出版した童話をもとに、ドイツでグリム兄弟が発表した作品とされている。ペローが童話を著した目的の一つは、子どもをしつけ望ましい発達を促すという教育的効果を意図したことであるといわれ、最後に大人・子ども向けの教訓が記されている。またフランス国内ではペロー原作の再話が多様なバリエーションの形で出版されている。
    「赤ずきん」は有名且つ単純明快な内容であるため、中学校・高等学校の家庭科における保育領域用教材として活用できると考えられる。そこで、初版以来300年以上の時代を経た現在、ペローのメッセージからどのような示唆を得られるか、時代の変遷につれ変化する社会背景、価値観、文化等を反映しながら再話に込められている教育的メッセージは何かを検討し、家庭教育の在り方を取り上げるための教材としての可能性について考えることを目的とする。
    【方法】
    ペローによる原文の童話及び2009年8月と2011年3月にパリ市内の書店で収集した絵本「赤ずきん」を検討した。計35冊中8冊は原作者がグリムとなっており、その他の8冊は原作者不詳であった。そのため残る19冊と原作の計20冊を対象とした。
    【結果・考察】
     原作では、母親が
    主人公
    に森の先にある村に住む病気の祖母にパイとバターを一人で届けるという使いをさせる。途中で狼に出会い話しかけられるが、
    主人公
    は狼に気をつけなければいけないことを知らなかったため、言われた通りにしてしまう。その結果祖母とともに狼に食べられたところで本文は終了し、見知らぬ人間や狼とは口をきいてはいけない旨の教訓が続く。原作と同文の絵本は計10冊あったが、そのうち2冊は教訓がなく本文のみだった。
    再話は計9冊で、いずれも教訓は記載されていなかった。①結末に関し、祖母は全冊において狼に食べられるが、8冊は猟師または樵に助けられた。
    主人公
    は7冊において食べられるが、やはり全ての場合猟師または樵に助けられた。2冊では食べられずに済んだが、内1冊は祖母が食べられ助けられなかったことが強い衝撃となり、後に高齢者となった
    主人公
    は自分の孫に教訓として語り聞かせた。②
    主人公
    が祖母の家に行く事情は6冊が原作と同様で2冊は不明だが、内1冊は
    主人公
    が自らの意志で行くことになった。他の1冊は祖母が病気で孫に会いたがっているとウサギに知らされ、母親の反対を振り切り祖母の家へ向かう内容だった。③道草をしてはいけないと言われたものは2冊だった。狼に用心するよう躾を受けている内容は皆無で、1冊は
    主人公
    の方から狼に話しかけた。森には狼がいることを母親は知らないという内容が1冊あった。帰宅しない
    主人公
    を心配した両親が森へ捜しに行くという内容が1冊あった。
    主人公
    は二度と狼とは会話をしないと約束したもの、二度と道草はしないと約束したもの、その後一度も狼とは口を聞かなかったというもの、助けられた後再び森で狼に会ったが無視したというものがそれぞれ1冊ずつあった。このように再話では原作より子どもに恐怖を与えにくい結末になっており、教訓を削除し本文に暗示した分かりやすい内容構成にしている。
    子どもは大人の予期せぬ行動をとることが当然であり、幼児一人を誰の意志かを問わず人気の少ない場所を通り遠いところまで行かせるような使いに出すこと、通り道にどのような危険が潜んでいるかを確認せずに幼児を使いに出すこと、見知らぬ人間と話をしたり道草をしたりするような軽率な行動を禁じる躾の必要性等について生徒に考えさせる教材として適していると言える。幼児との触れ合い体験学習や子ども文化の授業で製作する教材の参考としても活用できると思われる。
  • 久我 俊二
    英文学研究
    1981年 58 巻 2 号 169-181
    発行日: 1981/12/01
    公開日: 2017/04/10
    ジャーナル フリー
    D. H. LawrenceのSons and Loversは、
    主人公
    が成人するにつれての精神発達をたどった所謂Bildungsroman(教養小説)と見ることができる。本論では、川本静子氏の『イギリス教養小説の系譜-「紳士」から「芸術家」へ』で述べられている時代の推移に伴うBildung(人間形成)の目標の変化という問題を基本とし、Sons and Loversの
    主人公
    Paul Morelがいかにして目ざすビルドゥングの目標を決めているか、その経緯に見られる特質を指摘して彼の(小説の結末及びその行く末をも含めた)人生全体を考えてみたい。
  • 三和 義秀
    情報知識学会誌
    2013年 23 巻 1 号 92-110
    発行日: 2013/02/20
    公開日: 2013/04/18
    ジャーナル フリー
     本研究では,
    主人公
    への理解が成立する小説においては読者のパーソナリティ特性と物語理解における認知的評価との間には因果関係があり,その関係を介して読後の感情状態が形成されるモデルを仮説とした.そして,111 名の被験者の性格と共感性,4 点の短編小説に対する認知的評価,及び読後の感情状態を測定し,共分散構造分析によって仮説モデルの妥当性を検証した.
     その結果,
    主人公
    に対する理解が成立した2 点の素材においては仮説モデルが採択され,外向性や協調性が高い読者ほど共感や同情が強まる因果関係が認められ,その関係が読後の否定的な感情状態の形成に影響する傾向が示された.一方,
    主人公
    の理解が抑制された2 点の素材においては仮説モデルが採択されなかった.これらのことから,
    主人公
    に対する理解が成立する小説においては,読者のパーソナリティ特性と認知的評価との間の因果関係を介して読後の感情状態が形成される可能性を示唆した.
  • 仲上 健一
    計画行政
    2005年 28 巻 2 号 23-24
    発行日: 2005/06/15
    公開日: 2024/04/05
    ジャーナル フリー
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