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クエリ検索: "井戸"
48,712件中 1-20の結果を表示しています
  • 石川 大輔, 岩屋 隆夫
    土木史研究
    2000年 20 巻 243-247
    発行日: 2000/05/01
    公開日: 2010/06/15
    ジャーナル フリー
    東京都伊豆小笠原諸島には, 「まいまいず
    井戸
    」と呼ばれる
    井戸
    がある.この「まいまいず
    井戸
    」は, 近世前の
    井戸
    形態の一つで, 直接, 地表部をオープンカットするという盤井である. これらの
    井戸
    は, 武蔵野台地や徳島県徳島市にも存在していることが確認されている. 本論は, 全国の「まいまいず
    井戸
    」を調査し, かかる
    井戸
    の特徴などを検証する.
  • 多田 邦雄
    応用物理
    2000年 69 巻 11 号 1292-1298
    発行日: 2000/11/10
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
    量子
    井戸光変調デバイスは半導体量子井戸
    における量子閉じ込めシュタルク効果に立脚しているが,通常は矩形量子
    井戸
    を用いているので,光導波路型構成ではTE偏光のみしか扱えず,また吸収端から離れた透明域では電界誘起屈折率変化もきわめて小さい.ポテンシャル制御量子
    井戸
    とは,矩形以外の任意のポテンシャル分布をもつ量子
    井戸
    で,バンドエンジニアリング的手法で選定,設計されたものである.放物線董子
    井戸および質量依存井戸幅量子井戸
    は,偏光無依存化に有用である. 5層非対称結合量子
    井戸
    (FAGQW) では,透明域での巨大な電界誘起屈折率変化が予測されており,超高速・低電圧・広波長域光変調デバイスのために有望と考えられている.
  • *谷口 智雅, 濱田 浩美, Bhanu B.Kandel, 岡安 聡史
    日本地理学会発表要旨集
    2013年 2013s 巻 P062
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/04
    会議録・要旨集 フリー
    高濃度のヒ素が検出されるテライ低地のナワルパラシ郡パラシの東西約6km、南北約10kmの地域において、地下水の動態とその利用の実態を把握するために、地下水調査を実施している。この地域における生活用水の水源の多くは地下水に依存しており、各家庭で掘られた
    井戸や共同井戸
    から地下水が汲み上げられている。
    井戸は伝統的な開放井戸
    と15年ほど前から掘削の始まった打ち込み
    井戸
    に分類されるが、その多くは打ち込み
    井戸
    が中心で、開放
    井戸
    の数や分布は限られている。本発表では、対象地域におる開放
    井戸
    について報告する。 調査地域内の25の集落を対象に地下水調査を実施し、各集落において開放
    井戸
    、掘り抜き
    井戸
    1か所を原則とし調査を行っている。その過程の中で聞き取り調査により集落内の開放
    井戸
    の有無について調査を行った。調査は2012年3月2日~6日、8月19~23日に実施した。観測項目として、現地において
    井戸
    の形状・大きさ・地下水位・ヒ素濃度・水温・pH・EC・ORP・DO等を測定した。その結果、開放
    井戸
    のある集落は未使用と見られる4つを含む15集落で、Mahuwa(地点8)については集落内に2つの開放
    井戸
    が存在していた。聞き取りによる
    井戸
    の作成年は150~200年前と回答した
    井戸
    が11箇所と非常に古くから設置されている。
    井戸
    の形状はAtharahati(地点2)の正方形、Khokharpurwa(地点4)の五角形を除き、円形である。また、Goini(地点26)の
    井戸は井戸
    自体が円形だが、前方後円噴のような型どりになっている。2012年3月の観測結果に基づく
    井戸
    概観において、
    井戸
    枠高は0.00~0.95mで、地盤高と同じ高さを除く、
    井戸
    枠の高さの平均は0.43mである。
    井戸
    底までの深さは、Mahuwa(地点8)の9.3mが一番深く、一番浅いのは
    井戸枠も崩れて未使用井戸
    であるPipara(地点9)の2.55m、使用されている
    井戸
    の中ではGoini(地点26)の3.40mであった。
    井戸
    底までの深さの平均は6.02mである。 2012年3月における地下水面までの深さは2.15~6.55m、湛水深は0.4~4.35mであった。8月の地下水面までの深さは0.94~4.73m、湛水深は1.61~4.22mであり、3月の乾季における湛水深が小さくなっている。地下水面は、乾季(3月)より雨季(8月)の方が低く、湛水深でSarawal(地点21)の4.9m差が最大、最小でManari(地点27)の0.69m、平均は1.76mであった。浅層地下水の流動形態は、地下水等高線図として示すことが有効であるが、地下水面計測および対象地域の地形や地質構造の把握が不十分なため、今回は示すに至っていない。
  • *河野 忠
    日本地理学会発表要旨集
    2004年 2004f 巻
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/11/01
    会議録・要旨集 フリー
    1.はじめに
    井戸
    枠はその材質(木材,石)に基づく技術的制約から四角形,もしくは丸形にするのが一般的である.しかし日本各地には六角形,八角形の
    井戸
    が40ヶ所程存在する.なぜ六角にするのかという疑問から,まず数字の意味に注目してみた.日本では八は縁起の良い意味で使われるが,六は神聖な数として知られている一方で,墓や地獄などといった事象に通じる数として認識されている.数の意味で六角
    井戸
    をとらえた場合,そこには「六」本来の意味とは別の,特別な意味があるに違いないと考えた.そこで,本研究は日本各地の六角
    井戸
    の分布や現地調査から,六角
    井戸
    が造られた人文,自然地理学的背景を明らかにすることを目的とする.2.六角
    井戸の分布と故事来歴六角井戸
    は秋田から沖縄まで,全国各地に見られるが,その分布は京都・奈良,淡路島周辺,長崎・沖縄に集中する傾向が見られた.またその半分近くが海岸付近に存在し,弘法伝説のある
    井戸
    が6ヶ所あった.中部地方以北の六角
    井戸
    は,元々あった丸い
    井戸
    側にあとから六角形の枠をつけたものが多く,正確には六角
    井戸
    とは言い難いものであった.京都・奈良は歴史上の人物や史実に基づく
    井戸
    が多く,史蹟となっている場合が多かった.淡路島周辺の
    井戸
    は記紀や風土記などに登場する古
    井戸
    が多く,海岸付近に存在する.長崎の
    井戸
    はやはり海岸付近にあるが,中国人が築造して南蛮貿易船などへ水を供給した史実がみられる.3.多角形にする特別な理由沖縄はもともと丸形の
    井戸
    側であるが,そこに
    井戸
    枠を造る材料として石灰岩のブロックを使用した.このブロックを組み合わせて
    井戸
    枠を作るには,小型の
    井戸
    は六角形,大型は八角形にすると効率がよい.石の文化圏に属する沖縄ならではの
    井戸
    といえよう.一方で神奈川県鎌倉市小坪海岸にある六角
    井戸
    は,六角の二辺を逗子側,四辺を鎌倉側が使用する水利権を表すために築造された.これは,六角
    井戸が朝夕に井戸
    の利用が集中する際の合理的な対策として築造された典型的な理由であろうと考えることができる.
  • *竹中 千里, 富岡 利恵, 吉田 耕治, 鈴木 勇貴
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2007年 20 巻 P-39
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/04/03
    会議録・要旨集 フリー
    ラオスのビエンチャン平野において、農村開発が
    井戸
    水の水質に及ぼす影響を調べることを目的として、28村から
    井戸
    水を採取し、化学分析をおこなった。この地域の
    井戸
    は、深
    井戸
    (DW)、コンクリート壁浅
    井戸
    (SCW)、土壁浅
    井戸
    (SSW)の3タイプに分類でき、水質の特徴が異なることが見出された。特にSSWタイプの
    井戸
    からは、pHの低い
    井戸
    水が見出され、硝酸酸性であることが明らかになった。ラオスにおけるこの地下水の硝酸汚染の問題については、今後、その原因を明らかにしていく必要がある。
  • 宮崎 憲二, 佐藤 俊典, 持田 賢治, 大林 市幸, 宮﨑 一道
    農業農村工学会誌
    2022年 90 巻 2 号 101-104,a1
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/03/15
    ジャーナル フリー

    取水

    井戸
    施設では,取水ポンプのような施設機械だけでなく,取水
    井戸
    本体も経年劣化が考えられるが,管理の現場では
    井戸
    の状況や劣化程度を把握することは難しく,揚水時に
    井戸
    内水位がポンプ停止水位まで低下して,初めて異常に気づく場合が多い。そこで,日常管理データを活用して
    井戸
    の集水能力の状態監視ができれば,劣化要因の究明や
    井戸
    洗浄などの機能回復効果を評価することが可能となり,効率的・計画的な
    井戸
    管理のあり方が見えてくる。本報では,日常管理データを用いて,
    井戸
    内水位と揚水量および比湧出量の時系列図を作成することにより,状態監視の可能性を示すとともに,今後の
    井戸
    管理の取組みについて提案する。

  • 磯島 義一
    農業土木学会誌
    2005年 73 巻 12 号 1071-1076,a1
    発行日: 2005/12/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    圃場整備の水源調査のため, 揚水試験をしたことがある。ところが揚水試験より透水係数を求めることができなかった。揚水
    井戸
    から半径方向に設けた, 二つの観測
    井戸
    の水位は, 揚水
    井戸
    へ向かう勾配にならなかった。観測
    井戸
    の水位は, 潮汐の影響を受けたことも, 透水係数を求めることができなかった原因の一つかもしれない。揚水
    井戸
    の水位低下は, 水が砂礫の間隙を揚水
    井戸
    に向かって流動するとき, 透水問題の解決に重要な応答であると著者は考えた。
    本報は, 揚水
    井戸
    の水位低下より砂礫の透水係数を求めることを試みたものである。等値
    井戸
    という考え方を導入して問題解決の方向を示した。
  • 磯島 義一
    農業土木学会誌
    2006年 74 巻 10 号 911-914,a2
    発行日: 2006/10/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    圃場整備の水源として揚水試験を行ったが, 透水係数を求めることができなかった。揚水
    井戸の直線上に設けた二つの観測井戸
    の水位は役にたたなかった。
    揚水試験で一定流量の地下水を汲み上げるとき, 揚水
    井戸
    は80数cmも水位が低下する。これは地下の重要な透水に関する応答である。このデータを生かしたいと思い揚水
    井戸
    の水位低下から透水係数を求める試みをした。揚水
    井戸
    は, 直径10cm程度の鉄管の側面に設けたスリットから地下水が流入する
    井戸
    である。この
    井戸
    の特長は, 地下水が一本の流管から, いくつかの流管に分岐して, スリットから
    井戸
    の中に流入する。
    この流管の分岐という水理学上の問題の解決をして, 透水係数を得ることができた。
  • 兼子 健男, 竹本 眞悟, 緒方 生治, 赤池 高則
    農業土木学会誌
    1996年 64 巻 12 号 1213-1218,a2
    発行日: 1996/12/01
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    フランジ機能を利用した耐水圧容器にビデオカメラを格納した深
    井戸
    モニターシステムを開発し, 揚水に障害がある深
    井戸
    を修復した。
    機材は, シンプルな機能で構成されており, 購入は容易にでき, 一式で100万円程度の低価格で製作できる。またこの深
    井戸
    モニターシステムは,(1)
    井戸管理者による井戸
    の維持管理,(2) 施工業者の施工管理,(3)
    井戸
    の竣工検査などに利用が可能であり, また水中でのあらゆるモニターに利用できる。
  • *中尾 正喜, 吉信 椋太, 徳田 隆秀, 辻 裕伸
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2022年 2022.2 巻 G-11
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/10/27
    会議録・要旨集 フリー

    都市域で帯水層蓄熱システムを企画する場合、狭隘な敷地の制約の下で二つの

    井戸
    の間隔を検討することが必要となる。そこで、適切な
    井戸
    間隔の決定に寄与することを目標に、
    井戸
    間の熱干渉を考慮したモデルを用いて、帯水層蓄熱システムの
    井戸
    間の距離を含む無次元パラメータに対する揚水温度変化のデータベースを整備した。
    井戸
    間隔と熱関係の比から簡易に揚水時無次元化温度平均を推定する式を得た。

  • *遠藤 崇浩, 飯塚 智規, 古閑 仁美, 濵田 菜穂子
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2023年 36 巻 OP-9-01
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/01
    会議録・要旨集 フリー

    災害用

    井戸
    は震災や水害などで断水が生じた際,飲用や生活用として近隣住民に開放される
    井戸
    を指す.災害時における
    井戸
    の重要性は新聞でたびたび指摘されてきたが,自治体の公的記録に残ることは稀であるため実態が不明である.本稿は2010年から2020年の間に大規模な震災被害を受けた三つの政令指定都市(北海道札幌市、宮城県仙台市、熊本県熊本市)の災害用
    井戸
    登録者(
    井戸
    水提供者)と高齢者関連施設(
    井戸
    水需要者)にアンケートを配布し,三市における災害時における
    井戸
    活用の実態と利用度の違いの背景を考察する.そして今後の政策課題として災害用
    井戸
    の位置情報の共有化を指摘する.

  • 荒川 泰彦, 高橋 琢二
    応用物理
    1988年 57 巻 5 号 697-702
    発行日: 1988/05/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    最近,半導体微細加工技術の進展に伴い,量子
    井戸
    構造のみならず,量子
    井戸細線や量子井戸
    箱を作製する試みが,いくつかの研究機関で開始されている.半導体量子
    井戸
    箱構造の概念は,1982年に荒川と榊によって,レーザーへの応用を目的として提案されたものである.本小論では,量子
    井戸
    箱構造の導入による,半導体レーザーの高性能化の可能性について議論し,達しうる特性の限界を明らかにするとともに,乗り越えるべき問題点について論じている.その結果,活性層内の量子
    井戸
    箱の数を適切に選ぶことにより,しきい値電流,変調帯域幅,雑音特性が,大幅に改善される可能性があることが明らかになった.また,多数の量子
    井戸
    箱を均一に作製することの重用性を指摘した.
  • Kiyomitsu FUJII
    石油技術協会誌
    1959年 24 巻 6 号 238-242
    発行日: 1959/11/30
    公開日: 2008/06/30
    ジャーナル フリー
    油田の開発において最も重要である
    井戸
    のスペーシングに関して研究を行い,次のような結論を得た。(1)油屑内における流体の流れの特殊性を考慮し,かつ油層の実際について調査した結果より判断すれば、
    井戸
    のスペーシングと油の最終回収量の間には関係がない。(2)
    井戸
    のスペーシングに影響を与えるものは,油層の状態,開発方法および経済条件の3つである。したがつて
    井戸
    のスペーシングの問題を解く方程式には,必ずこの条件を含まなければならない。(3)
    井戸
    よりの石油の累計産出曲線は油層の状態と開発方法の影響をうけるので,この研究では
    井戸
    のスペーシングの方程式にこの曲線を使用する。(4)スペーシングの式に経済条件を入れることにより,最も有利な
    井戸
    数と産出より生ずる利益とを計算することができる。(5)最も有利な
    井戸
    数は掘鑿費,単位時間当りの採油費および採油期間の影響をうける。(6)
    井戸
    数が一定な時には、最も有利な採油期間は単位時間当りの採油費の影響をうける。
  • *遠藤 崇浩
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2019年 32 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/07
    会議録・要旨集 フリー

    給水確保は地震災害時の最重要課題の一つである。国の防災基本計画においても、阪神・淡路大震災での反省を受けて、ライフライン施設の系統多重化、拠点分散、代替施設の整備が提唱された。本稿の扱う災害用

    井戸
    はそうした代替給水手法の一つである。災害用
    井戸は防災井戸
    とも呼ばれ、地震により水道施設が被害を受けた際、緊急的に活用される
    井戸
    を指す。これまでも阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と大規模震災に即した個別事例が報告されている。しかし災害用
    井戸
    の広域的普及度は未だ不明なままである。そこで本報告では市町村地域防災計画の悉皆調査を通じて日本全体における災害用
    井戸
    制度の普及状況を明らかにする。

  • *秋山 翹一, 小寺 浩二
    日本地理学会発表要旨集
    2025年 2025s 巻 P066
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/31
    会議録・要旨集 フリー

    Ⅰ はじめに

     三富新田は、1692年に川越藩によって武蔵野台地、関東ローム層のやせた土地に開発された。この地には川が無いために、当時11の

    井戸
    が掘られたと記されている。吉村(1943年)は、これら
    井戸
    の浅層地下水について研究し、集落の発達について考察した。そこで、吉村の論文を参考に、現在も残る浅
    井戸
    (浅層地下水)について調査研究を行った。三富新田を中心に120箇所の
    井戸
    を調べ、そこから23カ所の
    井戸
    を抽出し、月1回のペースで調査した。今回は、202308-202407の結果について報告する。

    Ⅱ 調査地域

     調査した23カ所は、水位の結果から、(1) 狭山市北入曽・所沢市北岩岡、(2) 狭山市の堀兼、川越市の下赤坂、(3) 三芳町と所沢市の上富・中富・下富、(4) 所沢市南永井、三芳町の竹間沢、新座市の中野地区の大きく4カ所に分けて結果を考察した。

    Ⅲ 研究方法

     現地では水温、気温、電気伝導度(EC)、pH、RpH,

    井戸
    の天端から水面までの深さ(水面の深さ)、
    井戸
    の底までの深さ(井底深)を測定し、この結果から水位を求めた.採水した水は、研究室でTOCとイオンクロマトグラムを測定した。

    Ⅳ 結果・考察

     1.

    井戸
    の水面の深さは、(1)狭山市の北入曾・所沢市の北岩岡)地区で、1月から3月にかけて水が枯渇する
    井戸
    が2カ所観察された。(3)上富・中富・下富地区では夏から冬にかけて(-10mから-22m)と大きく変動する
    井戸
    が、(4)南永井地区では―5mからー6mと浅い位置で変動する
    井戸
    が観察された。

     2.測定地点の

    井戸
    の標高を2500分の1の地図から読み取り、
    井戸
    の標高を求めた(図1)。
    井戸の標高に井戸
    の天端までの高さを加えた値と水面の深さから、各月の水面標高を求めた。年間で10月の水面標高が最も高く、3月が最も低かった。水面標高から、10月と3月の各
    井戸
    の水面等高線を求めた。水面等高線は、10月には南に、3月には北にシフトしていた。水面等高線に垂直に示した矢印から、流向を求めた。

     3.水温の変化を測定して(2)の地区には,水温が年間で、通常より高い、19℃から21℃で変動する

    井戸
    が存在した。

     4.pHの変化を調査し、(4)地区の中野地区では,通常より高いpH 6.8-7.0で変動する

    井戸
    が存在した。イオンクロマトグラムの結果、重炭酸イオン濃度が高いことが分った。

     5.ECの変化を測定し、(3)の北永井地区で、年間に、ECが350~450で推移する

    井戸
    が見つかった。ECの中央値と変動係数を(図2)に示した。

    Ⅴおわりに

    これらの結果を踏まえて、今後、各季節ごとにイオンクロマトグラムを行い、季節的に変化する、各イオン濃度の動態と農事作業との関連で明らかにしたい。また、国土地理院地図の縦断面を元図として、

    井戸
    の断面図の変化とボーリング柱状図を加えて、
    井戸
    の性質と、土壌との関係を明らかにしたい。

    参考文献

    吉村信吉 1943. 所沢町北東上富に於ける地下水の変化、陸水雑誌13,2-3: 55-62.

  • 遠藤 崇浩
    地下水学会誌
    2018年 60 巻 1 号 29-40
    発行日: 2018/02/28
    公開日: 2018/04/05
    ジャーナル フリー

    井戸
    は江戸末期から明治時代にかけて濃尾平野南部の輪中地域に存在した地下水管理制度である。一般に「株」とは営業上の特権を意味する。よって株
    井戸
    とは「特別に採掘を認められた
    井戸
    」,裏返せば
    井戸
    の掘削規制と解釈できる。明治初期,濃尾平野には約80の輪中があったが,株
    井戸
    は少なくとも福束・高須・下笠・禾森・墨俣輪中に存在したことが指摘されている。しかし輪中全体における広がりについては未解明である。本稿は株
    井戸
    の広がりが上記輪中に留まらないことを示したうえで,株
    井戸
    発達の背後にある自然条件を明らかにする。

  • *松尾 宏
    日本地理学会発表要旨集
    2012年 2012a 巻 P031
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/03/08
    会議録・要旨集 フリー
    1. 目的・調査方法 本研究では、ネパール南部のテライ低地ナワルパラシの農村集落における水利用の特色、利用上の問題、ヒ素汚染の実態を把握するため、住民の水利用(
    井戸
    )の調査を実施した。調査方法は、飲用水、生活用水の
    井戸
    水利用に関する地域的特色および問題とその対策、生活と水利用の関係を把握するため、地域内の25のワード(集落)において、水利用状況の住民アンケート調査と複数の
    井戸
    での聞き取り調査および生活状況の調査を行った。2. 調査地域 調査地域は、テライ低地のナワルパラシNawalparasi郡パラシParasiの東西約6km、南北約10kmの水田を主とした農業地帯であり、ここには約31ワード(集落)が分布し、その中の25のワードを対象とした。3.調査概要 おもな調査の実施内容は、以下の通りである。                          (1)アンケート調査  住民アンケート調査は、調査対象地域の各ワードを訪問し、聞き取り形式による
    井戸
    水利用の住民アンケート調査を行った。調査地域は25ワード(集落)、回収アンケート数は117件(人)であった。アンケート調査は、ネパール語に翻訳したアンケート用紙により、ネパール人スタッフ3名を同行して行った。今後は、回収アンケート内容を集計整理し、利用状況について検証する。(2)
    井戸
    利用実態調査  各
    井戸
    の概要と利用状況把握のための聞き取り調査は、各
    井戸地点の状況調査と各井戸
    の持ち主・利用者に対しての聞き取り調査を行った。調査箇所は25ヵ所(ワード)で
    井戸
    数100箇所について行った。利用されている
    井戸
    には、堀
    井戸
    (開放井)とポンプ(
    井戸
    )及び水道(地下水源)がある。主な聞き取り内容は、各
    井戸
    の深さ、
    井戸
    の掘削・設置年、利用目的(飲用かどうか)である。(3)生活状況調査 生活状況調査では、
    井戸
    調査と並行して各ワードにおける生活・文化の特色に関する聞き取りおよび現地での確認を行った。実態調査による地域の特色を概観すると、各ワード(集落)は農業が基幹産業であって自給的農業を営んでいる地域である。生業は、米作(雨季)を主とし、調査した乾季には小麦やサトウキビ、豆類、牧草などを栽培し、牛、水牛、ヤギ、鶏などの家畜飼育がほとんどの家でみられ、海外出稼ぎ労働もみられる。 なお、今後は、集落ごとの生活レベルの差、民族の違いと水利用、生活との関わり、ワード別の違い等
    井戸
    (地下水)の利用形態について検証する。
  • 金城 芳秀
    日本健康学会誌
    2019年 85 巻 6 号 197-198
    発行日: 2019/11/30
    公開日: 2019/12/20
    ジャーナル フリー
  • 理化學的檢査並ニ細菌學的檢査
    石橋 卯吉
    日本微生物學病理學雜誌
    1935年 29 巻 10 号 1130-1138
    発行日: 1935/09/15
    公開日: 2009/09/16
    ジャーナル フリー
    約1700ノ
    井戸
    ニ就テ, ソレガ構造, 水質ノ理化學的檢査並ニ細菌聚落數ノ檢索ヲ行ヒ, 井水ノ適, 不適ヲ
    井戸
    ノ構造ヨリ, 或ハ理化學的檢査成績ヨリ, 或ハ細菌聚落數ヨリ論ジ, 特ニ細菌數ト
    井戸
    構造並ニ化學的成績トノ間ニ何等カノ關係ナキヤニ就テ攻究セリ.
  • 吉村 信吉
    陸水学雑誌
    1943年 13 巻 2-3 号 55-62
    発行日: 1943/09/30
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    1. 上富には地下水面の深さから云つて三種の地下水がある。最も淺いものは年中宙水をなし,中位のものは低水時には一時的に宙水となるが,高水時には下位の一般自由地下水と一緒にになる。下位の地下水面は柳瀬川,入る間川の水と平衡を保ち,低水時には河水面に等しい所まで低下する。
    2. 深
    井戸の多くは中位の深さの井戸
    の底を昭和8,9年の渇水に際し掘り拔いたものである。その結果將來中位の深さの
    井戸
    水は釜.減少するであらう。
    3. 上富の發生當時には現在のやうに深く且平時湛水の厚い
    井戸
    は存在せず,中位の高水時以外は湛水の少い
    井戸
    に依存したのであつた。當時としては中位の
    井戸
    を掘ることも容易でなく.元祿時代まで聚落を發生せしめなかつた原因をなしたのであつた。それ以後には地下水状態は必しも居住を決定してゐない。深
    井戸
    は最近の渇水時に掘つたものである。昭18.V,17
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