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クエリ検索: "依田彩"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 今瀬 玲菜, 遠藤 駿, 笹原 有紀子, 新村 卓也, 小澤 貴裕, 馬嶋 秀考, 原 哲, 島田 裕之, 山内 秀太, 神 靖人
    気管支学
    2018年 40 巻 6 号 548-552
    発行日: 2018/11/25
    公開日: 2018/12/19
    ジャーナル フリー

    背景.Fibroepithelial polyp(線維上皮性ポリープ)は,良性上皮性のポリープであり,気管支に発生することは比較的珍しい.我々は気管支鏡下で高周波スネアにより切除した,気管支原発fibroepithelial polypの1例を経験した.症例.53歳男性.胸部異常陰影にて当科を初診した.胸部CTでは健診で指摘された部位に異常はなく,偶発的に右主気管支にポリープ状病変を認めた.気管支鏡検査を施行したところ,右主気管支入口部の粘膜にポリープ型腫瘤を認め,同部位の生検結果ではfibroepithelial polypと診断された.後日,気管支鏡下で高周波スネアを使用しポリープを茎部より切除した.結論.気管支原発のfibroepithelial polypに対して内視鏡的に切除可能であった1例を経験した.

  • 後町 杏子, 磯部 和順, 清水 宏繁, 松田 聡, 栃木 直文, 本間 栄
    肺癌
    2015年 55 巻 3 号 176-182
    発行日: 2015/06/20
    公開日: 2015/07/24
    ジャーナル オープンアクセス
    背景.肺多形癌は紡錘形細胞または巨細胞からなる肉腫様成分を含む稀な低分化な癌で,診断に難渋することが多く,その予後は不良である.症例.73歳男性.発熱を主訴に近医を受診し,左上葉の腫瘤と腹部腫瘤を指摘され当院に紹介された.左上葉腫瘤に対して経気管支的肺生検を行い,癌腫が証明されたが,組織型の確定は困難であった.さらに腹部腫瘤は小腸内視鏡生検にて低分化癌と診断され,免疫染色パターンから肺原発が疑われた.腸閉塞や穿孔を来す危険性が高いと判断し,小腸切除を行った.手術所見では計3か所に小腸腫瘍を認め,うち1か所は既に横行結腸に穿通し,さらに空腸動脈浸潤,腹壁・膀胱浸潤も伴っていた.腫瘍は,紡錐形細胞,巨細胞を特徴とする肉腫様成分とともに低分化な上皮性腫瘍を混じた多形癌であった.結論.本症例は原発巣の肺生検組織のみでは診断が困難であった.抗生剤不応性の遷延性発熱,炎症反応の上昇を伴った消化管転移を認める症例の鑑別には肺多形癌を考慮すべきで,病状が重篤化する前に積極的に転移病巣の切除を検討すべきである.
  • 岡田 浩晋, 田村 昌也, 宮崎 涼平, 山本 麻梨乃
    気管支学
    2023年 45 巻 1 号 13-18
    発行日: 2023/01/25
    公開日: 2023/02/09
    ジャーナル フリー

    症例.症例は71歳の男性.胸部打撲後に呼吸苦を自覚し当科紹介となった.胸部CTで左主気管支入口部に9 mmの腫瘍を認め,気管支鏡検査にて左主気管支内腔の約半分を狭窄する表面部分葉状で光沢のある隆起性病変を認めた.超音波気管支鏡(endobronchial ultrasound:EBUS)にて隆起性病変の充実部は上皮下層と連続していた.高周波スネアにて腫瘍を切除した.病理組織検査にてfibroepithelial polypと診断された.術後6年再発を認めていない.結論.稀な気管支原発のfibroepithelial polypに対して内視鏡的に完全切除を施行した.

  • 蔵谷 大輔, 柴田 賢吾, 菊地 健, 植村 一仁, 髙橋 宏明, 伊藤 美夫
    日本外科系連合学会誌
    2014年 39 巻 6 号 1116-1121
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/12/28
    ジャーナル フリー
    症例は77歳女性.腹部膨満および食欲不振の精査加療目的に当院転院した.身長155cm,体重33.7kg,BMI 14.0.上腹部の著明な膨隆を認めた.腹部X線で胃および十二指腸の著明な拡張を認めた.腹部エコーでは,大動脈とSMAのなす角は24度であった.CTにて,十二指腸を挟む部位での大動脈とSMAの距離は6mmであった.以上よりSMA症候群と診断した.以前にも本症の既往があり,患者本人が手術による根治を選択したため,手術を施行した.臍部に12mmのカメラポート,左下腹部に12mm,左上腹部に5mmのポートを挿入.腹腔鏡下に十二指腸水平脚を露出し,Treitz靱帯から約30cmの空腸とENDO-GIAトライステープル60キャメル(コヴィディエン社)を用いて逆蠕動に側々吻合した.術後9日目に食事摂取可能となり,20日目に紹介元の病院に転院した.
  • 妹尾 知哉, 三竿 貴彦, 森 俊介, 鹿谷 芳伸, 青江 基
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2025年 39 巻 4 号 370-375
    発行日: 2025/05/15
    公開日: 2025/05/15
    ジャーナル フリー

    背景.Fibroepithelial polyp(線維上皮性ポリープ)は正常な上皮に覆われ膠原線維の増生した間質構造をもつ良性上皮性ポリープであり,気管支に発生することは稀である.今回我々は右上葉支を閉塞する腫瘤に対して右肺上葉切除術を行い,気管支原発のfibroepithelial polypと診断された一例を経験した.症例.75歳男性.膀胱癌術前の全身評価目的の造影CTで右上葉気管支内の腫瘤性病変を指摘された.気管支鏡検査を行ったが診断確定には至らなかった.腫瘤は上葉気管支入口部より末梢に向かって鋳型状に長く進展しているため経気道的な内視鏡的切除は困難と判断した.右上葉切除術により腫瘤を完全に摘出し,最終病理診断は気管支原発のfibroepithelial polypであった.結論.外科的切除を要した気管支原発のfibroepithelial polypの一例を経験した.

  • 野津田 泰嗣, 星川 康, 桜田 晃, 野田 雅史, 岡田 克典, 近藤 丘
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2010年 24 巻 5 号 859-863
    発行日: 2010/07/15
    公開日: 2011/02/09
    ジャーナル フリー
    症例は42歳,男性.2ヵ月つづく38℃台の発熱を主訴に前医を受診した.白血球数2万台.胸部CTでは右上葉に縦隔胸膜に接する径6cmの腫瘤影を認めた.右肺膿瘍として1ヵ月間抗菌治療を受けたが軽快せず当科に紹介された.血中G-CSF,IL-6高値であり,G-CSF産生肺癌疑いとして右肺上葉切除術を施行した.迅速病理診断で低分化腺癌.ND2b追加.上縦隔胸膜浸潤を認め,pT3N0M0,stage IIBであった.術後すぐに解熱し,白血球数,G-CSF,IL-6も正常値に復した.免疫組織染色上,肺癌組織はG-CSF陽性であった.G-CSF産生肺癌は一般に予後不良とされる.今後慎重な経過観察を要する.
  • 村上 寛子, 山西 恵, 江本 郁子, 藤井 剛, 安原 裕美子
    産婦人科の進歩
    2014年 66 巻 1 号 36-42
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/03/28
    ジャーナル 認証あり
    G-CSF産生腫瘍は,婦人科領域では比較的まれな腫瘍である.今回われわれはG-CSF産生卵巣未分化癌の1例を経験した.症例は47歳,未経妊で発熱,腹痛を主訴に救急外来を受診した.来院時の白血球数は21130/μlと高値であった.造影CTにてS状結腸癌穿孔による限局性腹膜炎の診断となり,S状結腸部分切除,小腸部分切除,子宮全摘,両側付属器切除を施行した.病理組織診断にて,卵巣未分化癌の腸管浸潤と判明した.脳性麻痺であり,追加治療が困難な状況であったため術後化学療法は施行せず,外来フォローとなった.術直後より白血球数は正常範囲内で推移したが,術後3カ月にて腹腔内再発を確認した.再発腫瘤の増大と並行して白血球数は158930/μl まで増加し続け,術後約6カ月で死亡に至った.再発時の著明な白血球数増加からG-CSF産生腫瘍を疑い,腫瘍摘出後に白血球数が減少したこと,剖検後の病理組織学的検索にて免疫染色にてG-CSF陽性であることから,G-CSF 産生腫瘍と診断した.悪性腫瘍に白血球数増加を伴う場合,G-CSF産生腫瘍を念頭におくことの必要性が示唆され,若干の文献的考察も加えて報告する.〔産婦の進歩66(1):36-42,2014(平成26年2月)〕
  • 原 信太郎, 山本 和子, 依田 彩文, 中山 聖子, 坂本 憲穂, 石松 祐二, 迎 寛, 河野 茂
    日本呼吸器学会雑誌
    2009年 47 巻 9 号 839-843
    発行日: 2009年
    公開日: 2025/09/26
    ジャーナル フリー
  • 大西 康貴, 中原 保治, 白石 幸子, 加藤 智浩, 鏡 亮吾, 勝田 倫子, 横井 陽子, 水守 康之, 塚本 宏壮, 守本 明枝, 佐々木 信, 河村 哲治, 望月 吉郎
    気管支学
    2015年 37 巻 1 号 99-105
    発行日: 2015/01/25
    公開日: 2016/10/29
    ジャーナル フリー
    症例.症例は67歳男性.検診で右肺門部腫瘤影を指摘されたため前医を受診.胸部CTで右S^3に47mmの腫瘤影を認め,気管支鏡下生検が施行されたが確定診断が得られず,当院に紹介された.当院受診時に38℃台の発熱と白血球, CRPの上昇,胸部CTでは前医初診時より腫瘤影が増大し,造影で内部低吸収域が認められ,さらに周囲に浸潤影の出現をみた.腫瘤影の超音波ガイド下経皮穿刺によりGroup C Streptococcus, Streptococcus gordoniiを検出したため,肺膿瘍とそれに随伴する細菌性肺炎と診断し, piperacillin/tazobactamを2週間投与したが解熱せず,胸部CTで周囲浸潤影の増悪を認めた.膿瘍とその周囲の感染症が内科的には制御不可能と判断し,さらに悪性疾患が潜在している可能性も考えられ,右上葉切除術を施行した.病理診断にて巨細胞と紡錘細胞からなる腫瘍を認め,肺多形癌と診断した.また腫瘍内部には強い壊死がみられ,腫瘍周囲には広範な器質化肺炎像が認められた.結論.本症例は気管支鏡下肺生検を契機に腫瘍内感染を発症した肺多形癌症例で,腫瘍周囲に器質化肺炎を伴っていた.多形癌と肺膿瘍の鑑別,膿瘍周囲の細菌性肺炎と器質化肺炎の鑑別など,示唆に富む症例である.
  • 依田 彩文, 中山 聖子, 阿部 航, 井上 圭太, 中村 洋一, 田川 努, 林 徳真吉, 迎 寛, 河野 茂, 大園 惠幸
    日本呼吸器学会雑誌
    2009年 47 巻 8 号 751-757
    発行日: 2009年
    公開日: 2025/09/26
    ジャーナル フリー
  • 日本内科学会雑誌
    2013年 102 巻 10 号 2741-2756
    発行日: 2013/10/10
    公開日: 2014/10/10
    ジャーナル フリー
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