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クエリ検索: "四つのお願い"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 箕岡 真子
    日本臨床麻酔学会誌
    2016年 36 巻 3 号 308-312
    発行日: 2016/05/14
    公開日: 2016/07/07
    ジャーナル フリー
    多くの病院で日常的にDNAR指示(=Do Not Attempt Resuscitation)が出されている.しかし,患者の自己決定権の尊重が不十分であったり,また,DNAR指示の解釈が医療者個人個人で異なり,DNAR指示によってCPR以外の生命維持治療も制限されてしまい,実質的な延命治療の差し控え・中止となってしまっている可能性がある.そこで,このようなDNAR指示実践における混乱を改善するために,日本臨床倫理学会はワーキンググループを発足させ,日本中の医療機関で使用可能なDNAR指示の作成指針の雛形を発表した.当指針は【基本姿勢】【書式】【ガイダンス】よりなり,CPR以外の他の医療処置に関する具体的指示も含んだPOLST=Physician Orders for Life Sustaining Treatmentという形式を採用することにし,正式名称は「POLST(DNAR指示を含む)作成指針」とした.
  • ―われわれは,どこまで,概念の “ゆらぎ” を許容できるのか―
    箕岡 真子
    臨床倫理
    2022年 10 巻 45-57
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/01
    ジャーナル フリー

     意思決定能力が低下(境界領域・グレーゾーン)し,「自律」が脆弱になった人々に対して,どのような姿勢で倫理的配慮をするのかという問いに対して,多くの場合,shared(supported)decision makingをすればよいという回答が返ってくるが,では,その場合の「自律」の概念をどう捉えるのかについては,十分な議論がなされていない。

     いったい,家族や介護者に依存している認知症の人の「自律」とは,何を意味するのか?あるいは,自律の概念を広く認めることを許容すれば,法的にも倫理的にも不安定になり,“ゆらぎ” が生じる。それにもかかわらず,なぜ厳格な自律の概念を棚上げしてまでも,広い自律の概念を提唱しなければならないのか?

     そこで,自律の概念について,「個別的な自律の概念」意思決定能力の構成要素を満たしひとりで自己決定できることから,「より広く,より豊かな自律の概念」へ。そして,さらには(1stステップ自己決定から,2ndステップ代理判断へ “飛び越える” のではなくて)自己決定と代理判断を一連のスペクトラムとしてとらえる「関係性的自律Relational Autonomy」「共感的自律Compassionate Autonomy」について言及し,自律の再概念化を論じる。

  • 百瀬 由美子
    日本老年医学会雑誌
    2011年 48 巻 3 号 227-234
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/07/15
    ジャーナル フリー
    平均余命の延伸に伴い死亡者の平均年齢が高まり,85~90歳以降の死因順位は成人期とは異なり,がん患者の緩和ケアのみならず,ケアニーズが多様化し,また介護保険制度の導入により,高齢者が終末期を過ごす場の選択肢も増えた.しかし,認知機能や身体機能の障害,文化的価値観などにより,高齢者自身が終末期をどこで,どのように過ごしたいのか意思を把握することが困難な場合も多い.これらの課題を踏まえ,高齢者の尊厳を重視した終末期看護の在り方を検討する.
  • 大桃 美穂
    生命倫理
    2010年 20 巻 1 号 111-119
    発行日: 2010/09/23
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
    透析医療に携わる現場では、長期間の維持透析生活の後に終末期を迎える患者の看取りについて検討を要するケースが増加している。本稿では維持透析患者に焦点をあて、「透析と終末期医療のあり方」を検討した。日本の医療現場では一般に事前指示書が尊重されているとは言い難い。ことに透析医療においては、透析導入から終末期を迎えるまでの長期の間に、患者個人の病状や心理も変化してゆくので、患者の意思を把握する機会をたびたび設けることが必要であると考える。医療者には患者・家族と共に個人に即した終末期医療を作り上げるという姿勢で臨むこと、患者の意思決定を支援することが求められている。実際の事前指示の運用場面では、医療者と患者の橋渡し役として、透析導入期・維持期・終末期と長期にわたる関わりの中で患者との人間関係を構築している透析看護師が担う役割が大きくなるだろうと推測される。
  • 秋葉 裕美
    こころの健康
    2009年 24 巻 2 号 93-94
    発行日: 2009年
    公開日: 2022/06/29
    ジャーナル フリー
  • 中西 三春
    こころの健康
    2009年 24 巻 2 号 92-93
    発行日: 2009年
    公開日: 2022/06/29
    ジャーナル フリー
  • 小森 めぐみ, 武田 美亜, 高木 彩
    実験社会心理学研究
    2023年 62 巻 2 号 195-207
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/27
    [早期公開] 公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー

    COVID-19以外のハザードで示されているリスク認知や予防行動の影響因がCOVID-19においても同様に機能するのかを明らかにするために,リスク関連知識量とリスク認知,予防行動の関連を調べる探索的なインターネット調査をCOVID-19流行拡大初期に行った。知識の測定は主観的見積もりを質問したほか,クイズによる客観的測定も行った。リスク認知は様々な対象(自己,家族,高齢者,子ども,国民全体)について感染に伴う身体的健康へのリスクを尋ねたほか,感染拡大と対応に伴う社会問題(自粛に伴う肉体的健康,精神的健康,環境,経済,主権,差別)についてのリスク認知も質問した。その結果,COVID-19への関心は総じて高かったが,潜伏期間や感染,濃厚接触についての詳細な知識は定着していなかった。感染健康リスク認知との関連がもっとも大きかったのは関心であり,主観的知識,客観的知識,政府信頼感も関連をもっていた。予防行動は因子分析の結果,外出対策・健康維持,咳・手洗い,備蓄に分かれ,関心,主観的知識,政府信頼感,国民の感染健康リスク認知と正の関連を示し,経済リスク認知と負の関連を示した。

  • ──東日本大震災支援において果たした役割──
    山内 明子
    生活協同組合研究
    2011年 429 巻 31-36
    発行日: 2011/10/05
    公開日: 2023/12/25
    ジャーナル フリー
  • 濱吉 美穂, 河野 あゆみ
    日本地域看護学会誌
    2014年 16 巻 3 号 32-40
    発行日: 2014/03/31
    公開日: 2017/04/20
    ジャーナル フリー
    目的:自らの意思決定が可能な地域住民を対象とした,邦訳版アドバンス・ディレクティブ(Advance Directive;AD)知識度尺度と態度測定尺度の信頼性・妥当性とわが国での活用可能性を検討する.方法:研究対象者は,A市S区の老人会会員104人である.研究方法は,無記名自記式質問紙調査であり,調査項目は,Murphyらが作成した尺度の邦訳版AD知識度尺度10項目,AD態度尺度13項目と基本属性基準関連妥当性検証を目的とした質問項目「ADについて聞いたことがあるか」「AD作成者を知っているか」「家族の看取り・介護経験の有無」「家族と終末期について話した経験の有無」「過去の大病・手術歴の有無」の5項目,合計28項目である.結果:回答者は102人(98%),平均年齢は74.9±6.6歳,男性,女性共に51人であった.I-T相関係数0.3以下の項目を削除した結果,AD知識度尺度は8項目,最小値2点〜最大値8点,平均は5.6±1.9点,AD態度尺度はll項目,最小値1点〜最大値11点,平均は7.5±3.2点であり,両尺度共に分布の正規性が認められた.尺度全体のCronbachのα係数は,AD知識度尺度が0.67,AD態度尺度は0.86であった.基準関連妥当性の検証では,AD知識度尺度で「過去に大病・手術歴がある」の1項目,AD態度尺度では「ADについて聞いたことがある」「過去に大病・手術歴がある」の2項目において外的基準項目との間に関連が認められた.結論:邦訳版AD知識度尺度と態度尺度は,一定の信頼性・妥当性が検証されたが,今後も関連尺度を精査し併存妥当性の検証も含め,わが国の現状により合致させるために精査を続けていく必要がある.
  • キャリブレーションフリー BM 計への取組~実践と展望
    神長 英俊, 渡辺 憲幸, 塩田 直二, 明円 隆, 高野 一志, 竹井 秀雄, 高橋 三十四, 米司 実
    紙パ技協誌
    1997年 51 巻 3 号 479-496
    発行日: 1997/03/01
    公開日: 2009/11/19
    ジャーナル フリー
    Basis weight and Moisture control systems have shown us remarkable progress in both sensors and control technology today. However, these advanced sensors still require a lot of maintenance activities. Specially, static and dynamic calibration are most time consuming works to maintain the sensors with required accuracy.
    A common and earnest desire of instrumentation and control engineers is to eliminate the troublesome calibration works.
    The panel discussion on the topics will attempt to seek the expected goal of the subject, if it is an impossible dream or not.
  • 臨床神経学
    2015年 55 巻 Supplement 号 S1-S197
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/26
    ジャーナル フリー
    第56回日本神経学会学術大会
    会 期:平成27年5月20日(水)~5月23日(土) 
    会 場:朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)・ホテル日航新潟 
    大会長:新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野 西澤 正豊
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