2021年7月末から8月、いわゆる新型コロナウィルスの第5波感染拡大があり開催が懸念されたものの、同時にワクチン接種が急速なピッチで進んだこともあり、感染が収まり、直前の10月には緊急事態宣言が解除された。昨年、オンラインのみ開催であったマイクロウェーブ展(MWE)は、学会・産業界の努力の結果、リアル及びオンラインのハイブリッドとして開催された。残念ながら、企業展示は例年の半分程度であったものの、関係者の感染症対策などの多くの努力もあり、緊急事態宣言解除後の大型イベントとなり、懸念された新型コロナ感染症のクラスター発生の報告もなく、来場者は3000人を超え、無事、終了した。本学会JEMEAと日本学術振興会 R024電磁波励起反応場委員会はMWEについて協賛となっており、例年のMWEと同様、セッションタイトルを「マイクロ波加熱(化学)の社会実装に向けた部品・装置関連の最新技術」としてワークショップを、私がオーガナイズし開催を行なった。このワークショップ以外に、マイクロ波加熱に関連するものとして、(株)マイクロ波化学取締役・
塚原氏
がMWカフェにてマイクロ波が実現するカーボンニュートラルについて講演され、企業展示もされていた。
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