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クエリ検索: "奈良知彦"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • *ニシワキ ガストン, 浦辺 幸夫, 田中 浩介
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 90
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
     我々は非接触型膝前十字靱帯(ACL)損傷の予防について研究を進めてきた。ACL損傷は女性に多いが、損傷が多く発生しているジャンプからの着地動作を分析すると、女性は男性と比べて大腿四頭筋活動に対するハムストリング活動が明らかに低いことが示されている。特に着地初期の比較的膝関節が伸展位におかれる位置でこの傾向が著明である。膝関節伸展位はACL損傷が発生しやすい位置でもある。そこで我々は、着地動作でハムストリングの活動をさらに高めるような運動形態を見出す必要があると考えた。今回、下肢関節同時運動で大腿と下腿に負荷をかける方法でどうすればハムストリングの活動が増えるか筋電図を用いて測定を行った。
    【方法】
     対象は膝関節に特に既往のない学生6名(男性3名、女性3名)とした。筋電図は利き脚の半腱様筋(ST)、大腿二頭筋(BF)で記録した。今回考案したエクササイズは背臥位で大腿遠位部と下腿遠位部に牽引フックを固定する治具をつけた幅70mmのカフを装着させた。大腿カフには股関節屈曲方向に牽引するロープをかけオーバーヘッドフレームに固定した滑車を介して重錘負荷を加えた。下腿カフには膝関節伸展方向に牽引するロープを同様にかける。大腿カフと下腿カフに同時に2kg、4kg、6kgの重錘負荷を加え、膝関節屈曲15°、30°、45°を保つように等尺性収縮を行わせた。ハムストリングの活動量を比較するために、対象に50kgのバーベル負荷を与えたスクワット動作で膝関節屈曲15°、30°、45°の等尺性収縮を行わせた。筋収縮は2秒間行わせ、筋電図は生波形をRMSに変換し、そのうちの1秒間の積分値を用いた。筋活動量はそれぞれの筋の最大収縮時の活動量に対する割合(%MVC)とした。
    【結果】
     6kg重錘負荷でSTは約12%から13%、BFは約10%から14%MVCであり、スクワットでSTは約10%から12%、BFは約13%から16%MVCであった。STの筋活動量は6kgの重錘負荷を加えたとき、全ての角度でスクワットよりも高くなった。BFの筋活動量はどの負荷重量でもスクワットよりも低かったが、負荷が増加するにつれて活動量が増す傾向がみられた。
    【考察】
     今回、下肢関節同時運動でハムストリングの活動量を増加させるためにエクササイズを考案した。50kgのバーベル負荷を与えたスクワットと考案したエクササイズのいずれにおいても、ST、BFの%MVCはともに20%未満であった。我々の先行研究で、ジャンプ着地動作時のハムストリングは膝関節屈曲15°から45°の範囲で約45%MVCを示していたことから、今後、さらに負荷重量を変化させてより高い筋活動量を得るにはどうしたらよいか考えていきたい。
  • POMS(Profile of Mood States)による検討
    *坂本 雅昭, 中澤 理恵, 小川 美由紀, 奈良 知彦, 佐久間 竜, 中村 楽
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 89
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
     本研究の目的は,気分プロフィール検査(Profile of Mood States, POMS)による,スポーツ選手のコンディション評価の可能性と問題点について検討することである。
    【方法】
     高校サッカー部に所属するサッカー部員111名(16.3±0.9歳,15-18歳)を対象とした。対象者は監督・コーチにより競技レベル別に4群(A: 29名,B: 24名,C: 37名,D: 21名)に分類した。
     これら対象者に検査時1週間前から続く慢性外傷(障害)の有無, POMS検査を実施した。POMS検査は2回実施し,1回目の検査は質問紙の回答に慣れるための予備調査とし,2回目の検査結果を分析対象とした。POMS検査の結果は,総合得点Total Mood Disturbance(TMD),POMS検査の構成因子である緊張・不安(Tension-Anxiety, T-A),抑うつ・落ち込み(Depression, D),怒り・敵意(Anger-Hostility, A-H),活気(Vigor, V),疲労(Fatigue, F),混乱(Confusion, C)の6尺度の項目に分類し尺度ごとの得点を算出した。
     TMD,T-A,D,A-H,V,F,C,について競技レベルおよび障害の有無別に比較・検討した。競技レベル別比較は一元配置の分散分析およびBonferroniの多重比較検定,障害の有無とPOMSの各得点の比較は対応のないt検定を行った。統計解析はSPSS11.5Jを用い危険率5%未満を有意とした。
    【結果】
     対象者111名のうち障害有りは72名,障害無しは39名であった。各検査項目の全体の平均はTMD140.20±33.10,T-A12.76±6.05,D12.07±10.90,A-H10.03±7.48,V14.94±6.81,F10.24±6.82,C10.04±4.48であり,スポーツ選手にみられるV尺度を頂点とする氷山型を示した。
     競技レベル間の比較では,POMSの各得点のうちTMD(F=2.72)とT-A(F=3.34),D(F=4.04),V(F=4.25)の3尺度で有意差が認められ,V尺度得点はA群で最も高得点を示し,次いでB,C,D群の順であった。障害の有無別POMS得点の比較では,全体および競技レベル間ともに有意差は認められなかった。
    【考察】
     以上のように,障害の有無にかかわらずPOMSの各得点は全体的に良好な傾向を示し,特に競技レベルの高い群でその傾向が強かった。POMS検査によるスポーツ選手のコンディショニング評価では,競技レベルを考慮しさらに対象者個々の継時的変化をモニタリングすることが必要である。
  • 三浦 雅史, 川口 徹, 小田 桐愛
    理学療法学Supplement
    2001年 2001.28.2 巻
    発行日: 2001/04/20
    公開日: 2018/03/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 坂本 雅昭, 中澤 理恵, 奈良 知彦, 粕川 晃, 草間 洋一
    理学療法学Supplement
    2001年 2001.28.2 巻
    発行日: 2001/04/20
    公開日: 2018/03/06
    会議録・要旨集 フリー
  • ─オフザボールに着目して─
    小川 美由紀, 中澤 理恵, 坂本 雅昭
    理学療法科学
    2008年 23 巻 3 号 407-411
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/07/28
    ジャーナル フリー
    〔目的〕サッカーにおける傷害は,コンタクトプレーに限らず,オフ・ザ・ボールのコンタクトのない状況下でも発生する可能性があり,本研究では,サッカーの試合中における移動動作の特徴を明らかにすることを目的とした。〔対象と方法〕先ず高等学校男子サッカー選手を対象に,試合の録画画像を用いてオフ・ザ・ボールの移動動作の様式分類を行った。次に各移動動作の実施状況を18名について調査・分析し,ポジション別に分けた3群間で比較検討した。〔結果〕移動動作の傾向およびポジション特性が明らかとなった。〔結語〕今後は各移動動作と傷害発生の関連性を検討し,傷害予防に継げることが課題である。
  • 福原 隆志, 坂本 雅昭, 中澤 理恵, 加藤 和夫, 川越 誠, 大澤 勇人
    理学療法科学
    2010年 25 巻 6 号 861-865
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/01/28
    ジャーナル フリー
    〔目的〕本研究は,理学療法士によるストレッチング指導が筋柔軟性およびストレッチング実施頻度に与える影響について検討した。〔対象〕群馬県内のサッカークラブチーム所属の中学1年生20名を対象とした。〔方法〕全対象者に対し,理学療法士によるストレッチング指導を計3回(1回/月)実施し,前後に筋柔軟性の測定及びストレッチング実施頻度の調査を行った。ストレッチング指導は下肢6筋について,理学療法士が個別に行った。調査・測定結果について指導前後で比較検討した。〔結果〕ハムストリングス,大腿四頭筋,腸腰筋は有意に筋柔軟性が改善した。またストレッチング実施頻度は有意に値が増加した。〔結語〕ストレッチング指導の実施は筋柔軟性を改善させるとともに,選手の日常的なストレッチング実施を促すと考えられた。ストレッチング指導による筋柔軟性の向上はスポーツ障害予防に有効であると考えられた。
  • 中澤 理恵, 坂本 雅昭, 草間 洋一
    理学療法科学
    2007年 22 巻 1 号 119-123
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/04/10
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,中学生サッカー選手における身長成長速度曲線の成長区分(phase)と下肢筋の柔軟性との関係について検討することである。対象は中学生男子サッカー部員107名とし,傷害の有無や身長成長速度,下肢筋柔軟性について調査・測定した。その結果,体幹・下肢に傷害のない70名のphaseの内訳は,phase I 4名(phase I群),phase II 28名(phase II群),phase III 38名(phase III群)であった。また,phase II群およびphase III群間で下肢筋柔軟性を比較した結果,phase III群の右腸腰筋,左大腿四頭筋,右ハムストリングス,左下腿三頭筋が有意に低下していた。これは,身長の成長促進現象に伴う骨および筋・腱の成長の不均衡の長期的な蓄積およびサッカーの競技特性のひとつであるキック動作が影響を及ぼしたものと考える。今後,縦断的に身長成長速度曲線と筋柔軟性の関係を検討していくことの必要性が示され,成長期スポーツ障害予防への関与の可能性が示唆された。
  • 高橋 有里
    形態・機能
    2018年 16 巻 2 号 68-76
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/09
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は、ハロペリドールデカン酸エステル注射液(以下、ハロマンス®)の筋肉内注射に起因する硬結の特徴を明らかにし、硬結に対する看護ケア方法の示唆を得ることである。

    事例研究と動物実験を行った。動物実験により事例に観察されたような硬結部を作製することができた。硬結部の筋組織を観察した結果、ハロマンス®は筋肉内で小滴状に分布し、その薬液周辺の炎症反応が長期間持続していることが分かった。この組織変化を皮膚上から触診で触れるのがハロマンス®筋注部位に観察される硬結部と示唆された。また、事例の経過から一度発生した硬結はなかなか消失しないことが明らかになった。したがって、硬結対策には発生を予防することが重要で、そのためには薬液をなるべく細かい小滴状に分散させる看護が必要と考えられた。

  • 体力科学
    1997年 46 巻 6 号 571-919
    発行日: 1997/12/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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