詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "子宮内薬液注入器"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 金田 義宏, 百目鬼 郁男, 加茂前 秀夫, 中原 達夫
    家畜繁殖学雑誌
    1980年 26 巻 2 号 65-68
    発行日: 1980/06/25
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    授精後207~356日において,子宮内にミイラ変性胎児が確認された4頭の牛に,prostaglandin F。(PGF)を投与して胎児の排除を試みた。その結果,PGF。10mgを48時間間隔で2回分割子宮内注入した1頭では,処置後73~96時間の間に胎児が自然排出された。また,PGF15 mgを1回または2時間間隔で2回分割筋肉注射した3頭のうち,PGFを単独投与した1頭では処置後61時間,PGF投与時あるいはその24時間前にestriol 50 mgを投与した2頭では,いずれも処置後54時間に用手法により胎児を摘出することができた。
  • 西片 芳恵, 岡本 かをり, 野口 敦功, 月原 隆司, 山本 政生, 鈴木 達行
    家畜繁殖学雑誌
    1991年 37 巻 2 号 139-143
    発行日: 1991/06/25
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    胚移植の供胚牛と受胚牛においてPGFの筋肉内と子宮内投与による発情の発現率と発現時間を比較検討した.筋肉内投与区では供胚牛の17頭で朝昼夕の3回,受胚牛の50頭では朝夕の2回,PGFTHAM塩を10mgずつ殿筋内に注射した.また,子宮内投与区では供胚牛16頭と受胚牛55頭に試作した外筒付の金属製器具を用いて,PGF5mgを黄体形成卵巣側の子宮角内に1回注入した.
    その結果,供胚牛では,PGF投与後40~48時間に集中して子宮内投与区と筋肉内投与区でそれぞれ処置牛の93.8%と88.2%に発情が発現した.受胚牛では,子宮内投与区は筋肉内投与区と比べて発情発現までの時間のバラツキが小さく,PGF投与後40~72時間に,子宮内投与区で処置牛の87.3%,筋肉内投与区で46.0%に発情が発現した.以上のことから,今回試作した
    子宮内薬液注入器
    によるPGFの子宮内注入は,筋肉内注射と比べて薬液の投与量が少なくて済むこと,1回の処置で発情がほぼ確実に発現することから,ウシの発情誘起法として有効であることが認められた.
  • 百目鬼 郁男, 中原 達夫, 金田 義宏, 山内 亮
    家畜繁殖研究會誌
    1975年 21 巻 3 号 89-93
    発行日: 1975/11/10
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    牛において,排卵後2日ないし15日の黄体期にPGFを連日2回(1回用量0.5~1.0 mg)あるいは1回(用量3~6mg),黄体の存在する卵巣と同側の子宮角に注入して,処置後の黄体の変化にともなう末梢血中progesteroneの消長を追求して,次の成績を得た。
    1) 排卵後2~4日の黄体初期の早い時期に処置した8頭中4頭は処置後8~14日目に排卵した。処置後の血中progesterone値は,A)正常性周期におけるそれとほぼ同様のもの,B)処置後一時減少するが,ふたたび増加して以後A)と同様に維持されるもの,C)処置後暫時増加の傾向を示すが,結局早期に低下するもの,D)処置後いったん低下したのちふたたび増加するが結局早期に低下するもの,などの消長型を示した。
    2)排卵後4日および5日の黄体初期に連日処置した2頭の牛は,処置後4日目に排卵した。血中pro-gesteroneは処置後急激に減少して,2回目の処置後24時間には処置前の1/3の値を示した。
    3)排卵後9~11日の黄体開花期に処置した3頭の牛は,いずれも処置後4日目に排卵した。血中pro-gesteroneは処置後3時間にすでに減少の傾向を示し,24時間後には処置前の値の1/2~1/6に減少した。
    4) 排卵後15日目の黄体後期に処置した2頭の牛は,処置後4日および6日目に排卵した。処置後24時間の血中progesteroneは処置前の値のそれぞれ1/2および1/8以下に減少した。
    5)血中progesteroneの消長は触診による黄体の形状変化とほぼ一致した。
    6)以上の成績から,PGFの黄体退行作用は排卵後5日以降の黄体期の牛ではきわめて顕著であるが,排卵後4日までの間の牛では弱いことが明らかにされた。
  • 中原 達夫, 金田 義宏, 百目鬼 郁男, 山内 亮
    家畜繁殖研究會誌
    1974年 20 巻 2 号 62-66
    発行日: 1974/08/30
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    放牧牛において,PGFの子宮内注入による性周期同調効果ならびに同期化された発情期における受胎性について検討して,次の成績を得た。
    1.放牧牛52頭(ホルスタイン種49頭,黒毛和種3頭)において,黄体期(黄体初期7頭,黄体開花期41頭,黄体後期4頭)に,蒸留水0.75ml溶解したPGF4mgあるいは6mgを,黄体の存在する卵巣と同側の子宮角に注入した結果,処置後2,3および4日目に集中してそれぞれ12頭(23.1%),28頭(53.9%)および5頭(9.6%)が発情した。残りの7頭(13.4%)は処置後9日ないし16日の間に発情した。
    2.試験対象牛52頭のうち14頭は,供試前の期間において無発情の,鈍性発情牛であったが,このうち2頭は微弱発情,12頭は明瞭な発情徴候を示したことが注目された。
    3.処置後2日ないし4日の間に集中して発情した牛45頭のうち,授精を受けたものは37頭で,このうち27頭(73.0%)が受胎した。
    4.以上の成績から,牛の性周期同調技術として,PGFの子宮内注入は優れた方法であることを認めた。
  • 中原 達夫, 百目 鬼郁男, 金田 義宏, 加茂 前秀夫
    家畜繁殖研究會誌
    1976年 21 巻 4 号 135-140
    発行日: 1976/02/25
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    Prostaglandin F(PGF)を用いて牛の分娩誘起を試み,次の成績を得た。
    1. 妊娠116~159日の経産牛3頭において,総量25mgのPGFを6時間の間隔で3回分割子宮内注入し,うち1頭には21時間後に10mgを追加投与した結果,処置後51~91時間に流産が起こった。
    2. 妊娠252~258日の経産牛3頭,未経産牛2頭において,4頭には総量20~30mgのPGFを9~12時間の間隔で3回分割子宮内注入し,うち2頭にはそれぞれ26, 31時間後に10mgを追加投与した結果,処置後39~108時間に生存子牛が娩出された。他の1頭には10mgを1回筋肉注射して,69時間後に同量の追加投与を行った結果,処置後118時間に分娩が誘起された。
    3. 妊娠272~276日の経産牛2頭,未経産牛3頭において,4頭には10~15mgのPGFを1回,あるいは3時間の間隔で2回分割筋肉注射し,他の1頭には20mgを12時間の間隔で2回分割子宮内注入した結果,処置後29~49時間に生存子牛が娩出された。
    4. 妊娠後期に処置した牛10頭の後産排出はいずれも遅延して,分娩後2~6日以降にみられた。
    5. 末梢血中progesteroneの濃度はPGF投与前の3.6~5.3ng/mlから,投与後6~12時間には1.3~2.0ng/mlに急激に低下した。なお,頸管の ?? 開は1ng/mlある5いはそれ以下の濃度がしばらく続いた後に起こった。
  • 中原 達夫, 百目鬼 郁男, 金田 義宏, 山内 亮
    家畜繁殖研究會誌
    1974年 20 巻 1 号 35-40
    発行日: 1974/05/30
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    PGFを牛の子宮内に注入して,この処置が卵巣の活動状態ならびに性周期に及ぼす影響を検討して,次の成績を得た。
    1.排卵後5日ないし16日の黄体期にPGF 0.5mgあるいは1.0mg(蒸留水0.5mlに溶解)を連日2回,3mgあるいは4mg(蒸留水0.75mlに溶解)を1回,黄体の存在する卵巣と同側の子宮角に注入すると黄体は急激に退行して,これに伴って新たな卵胞の発育が起こり,処置後4日ないし6日に排卵することを認めた。
    2.排卵後2日ないし4日までの黄体初期の早い時期に同様の処置を行なうと,このような顕著な黄体の退行はみられなかった。排卵は処置後8日ないし22日におこって性周期は変化しないかあるいは若干短縮した。処置後の黄体は,正常性周期におけるそれとほぼ同じ消長型を示すものもあったが,大多数は一時萎縮するが再び発育を開始して正常性周期とほぼ同期間存続するもの,発育が一時停滞あるいは継続した後に早期に退行するもの,一時萎縮して再び発育を開始するか結局早期に退行するものなどの変化型を示した。
    3.黄体の存在する卵巣と反対側の子宮角に蒸留水0.5mlに溶解したPGF6mgを注入すると,処置後平均6.0日に排卵したが,6mg,8mgおよび10mgを5mlの生理食塩液に溶解して注入すると,平均それぞれ4.3日,4.0日および4.3日後に排卵した。
    4.以上の成績から,牛において排卵後5日ないし16日の黄体期に黄体の存在する卵巣と同側の子宮角に少量のPGFを1回注入することによって,性周期を同調しうる可能性を認めた。
  • 日本獣医師会雑誌
    1977年 30 巻 Supplement 号 184-228
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 日本獣医師会雑誌
    1961年 14 巻 9 号 347-390
    発行日: 1961/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
feedback
Top