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29,983件中 1-20の結果を表示しています
  • 村松 隆, 河西 直樹
    家畜繁殖研究會誌
    1975年 21 巻 3 号 94-97
    発行日: 1975/11/10
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    秋田県における1968~71年間の和牛産子記録について
    性比
    を調べた。
    性比
    は黒毛和種52.2±0.43,褐毛和種47.1±0.85,日本短角種51.2±1.23で,3品種の総
    性比
    は51.2±0.37であった。褐毛種の
    性比
    は他の2品種に比し顕著に低かった。
    種雄牛別
    性比
    では,全体で117頭の種雄牛のうち13頭が高または低
    性比
    を示した。とくに,褐毛種の2頭では低い
    性比
    がみられた(40.1±3.0および31.0±4.3)。
    黒毛種と褐毛種における
    性比
    は,人工授精では自然交配よりいずれも低かったが,その差は有意でなかった。
    性比
    の季節的差異は褐毛種においてのみ有意で,夏に低い
    性比
    (43.5)を示した。
  • 小串 祥子
    ファルマシア
    2024年 60 巻 2 号 154
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/01
    ジャーナル 認証あり
    子どもの性別について,受精時における
    性比を一次性比
    という.この時点では男児の方が多く1.1~1.7(男児/女児)とされているが,妊娠の経過に伴って男児の数が減少し,二次
    性比すなわち出生時の性比
    (以下,出生
    性比
    という)は1.05程度となることが知られている.厚生労働省「人口動態統計」によると,日本の出生
    性比
    はおおむね1.05~1.07で推移している.出生
    性比
    については,父母の年齢が若いほど,出生順が早いほど高くなることが知られているが,その他にも母体へのストレス,性交の頻度やタイミング,薬剤の使用,気温など様々な環境要因の関与が報告されている.本稿では,COVID-19のパンデミックがイングランドとウェールズにおける出生
    性比
    に与えた影響を調査した報告1)を中心に,出生
    性比
    に関わる環境要因について最近の報告を紹介する.
    なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
    1) Masukume G. et al., PeerJ, 11, e14618(2023).
    2) Bruckner T. A. et al., BMC Public Health, 10, 273(2010).
    3) Inoue Y., Mizoue T., Am. J. Hum. Biol., 34, e23750(2022).
    4) Tatsuta N. et al., Sci. Total Environ., 817, 152726(2022).
    5) DeVilbiss E. A. et al., Am. J. Epidemiol., 192, 587-599(2023).
  • *武山 智博, 柳澤 康信
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 C105
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    どちらの性にどの程度の強さの性淘汰がはたらくのかを予想する実効
    性比
    は,個体群全体で求められてきた.しかし,個体群中に複数のサイズクラスがあり,さらにサイズ同類交配が見られる場合,実効
    性比
    はサイズクラスごとに求められるべきである.本研究では,雄が口内保育を行うテンジクダイ科魚類を材料に,2つのサイズクラス(年齢群)を含む野外個体群において,実効
    性比
    の偏りと同性間闘争の強さの関係,また実効
    性比
    の変動させる要因について,サイズクラス(若齢・老齢群)ごとに検討した.実効
    性比
    は繁殖期内で変動し,両年齢群とも繁殖期中期に雌偏りに,それ以外は雄偏りであった.産卵直前に一時的に形成されるペアとそれに接近する個体との相互作用の観察の結果,両年齢群とも,繁殖期中期で雌同士の攻撃行動が顕著であったが,それ以外の時期は同性間闘争に両性間で違いはなかった.中期に実効
    性比
    を雌に偏らせた要因はそれぞれの年齢群で異なっていた.若齢群では
    性比
    はほぼ1:1であったが,雌の産卵間隔が雄の保護期間を含む繁殖間隔よりも短いことが,この時期の実効
    性比
    の偏りもたらしていた.逆に,老齢群では繁殖間隔に性差はなかったが,雌偏りの
    性比が実効性比
    を雌へ偏らせた要因であった.従って同一個体群内で実効
    性比
    が雌偏りになる傾向は同じであっても,年齢群ごとで実効
    性比
    の偏りをもたらす要因がどうはたらくのかが異なることが明らかになった.またこれらの結果は,実効
    性比
    が個体群中の年齢やサイズの分布に敏感に反応するという予想を初めて明らかにした実証的研究であると考えられる.さらに,同一個体群の継続調査より,個体群の年齢・サイズ構成は毎年大きく変動することから,数年の寿命を持つ本種が経験する性淘汰の強さは,毎年変化することが推察された.
  • 西田 司一, 仲間 一雅, 稲場 範昭
    家畜繁殖研究會誌
    1974年 19 巻 4 号 147-149
    発行日: 1974/03/29
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    前報と同系統のラットの1970, 12~1672, 2に生れた子6,155頭の
    性比
    を調べ次のことを知った。
    性比
    は49.8%(雄百分率)でかたよりは示さない。
    性比
    を月別にみると,第一,二次
    性比
    ともに,かたよりを示す月があるが,季節別にまとめると,第二次
    性比
    ではかたよりはみられず,第一次
    性比
    の冬でのみ雌へかたよる。今回の第二次
    性比
    を年度別にみると,第1年度では冬に雌へかたよるが,第2年度ではかたよりはみられない。前報と合わせると,冬に雌へかたよっている。
  • 西海 功
    日本鳥学会誌
    1999年 48 巻 1 号 83-100
    発行日: 1999/05/25
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    近年DNAを使った性判定がいくつか開発され,鳥類における性配分の研究が急速に発展している.鳥類における性配分の研究に関して個体群の一次
    性比
    の研究,条件的
    性比
    操作の研究,性に偏った給餌の研究の3点に分けて紹介した.個体群
    性比
    と性に偏った給餌の研究はまだあまり進んでいないが,最近の
    性比操作の研究は性比
    操作がこれまで考えられてきた以上に鳥類に広く見られることを示唆している.
    性比
    操作のメカニズムの解明はこれからの課題で,特に
    性比
    操作のコストの評価は性配分の量的な予測に不可欠である.また,上記3点の相互関係の研究はあまり進んではいないが,
    性比
    を操作する性と割り増しの投資をする性の分離がセキセイインコとオオヨシキリで見られ,このことが個体群の
    性比
    に影響を与える可能性を示唆した.
  • 今村 修, 中島 俊治
    日本体育学会大会号
    1988年 39B 巻 101R10
    発行日: 1988/08/20
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • *上野 直人
    日本生態学会大会講演要旨集
    2004年 ESJ51 巻 P1-102
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/30
    会議録・要旨集 フリー
     雌雄異株性植物個体群におけるメス・オスの個体数比(
    性比
    )は各個体の繁殖成功、ひいては適応度を決定する重要な生態学的要因である。一般に植物における個体の繁殖成功は周囲の異性個体の頻度や異性個体までの距離に依存する。もし個体群における
    性比
    に偏りが生じている場合には、メスとオスの間で繁殖成功や適応度に頻度・距離依存的な差が生じ、多数を占める性をもつ個体(メスが多ければメス、オスが多ければオス)に不利益が生じるだろう。このため、進化的な観点では、頻度・距離依存的な繁殖成功の制限が十分に強く働くなら
    性比
    の偏りは解消されてしまい、恒常的な
    性比
    の偏りは生じにくいと考えられる。しかしながら、いくつかの雌雄異株性植物においては
    性比
    の偏りが観察されている。例えば、冷温帯から亜寒帯にかけての河畔に生育するオノエヤナギは、雌雄異株性樹木であり、他のいくつかのヤナギ属樹木と同様に個体群の
    性比
    が強くメスに偏ることが報告されている。このような
    性比
    の偏りが維持されるメカニズムを明らかにするためには、各個体の繁殖成功に対し
    性比
    の偏りがどの程度の影響を与えているかを明らかにする必要がある。

     オノエヤナギは河川攪乱に依存し河畔に侵入する先駆性樹木である。河畔ではオノエヤナギのような先駆性樹木が個体数の異なる小集団を形成し、パッチ状に分布している。小集団を構成するメスにおける最近接オスまでの距離や周囲のオス密度は各パッチの
    性比
    に依存する。各小集団における
    性比
    は、小集団の個体数が少ないほどばらつくため、メスにおける最近接オスまでの距離や周囲のオス個体密度にかなり大きな変異が見られる。

     本研究では、個体群内におけるメスへの
    性比
    の偏りが、オノエヤナギメスにおける繁殖成功にどのように影響するかを明らかにするため、メスの結実率と最近接オスまでの距離・周囲のオス密度の関係を明らかにした。

  • 早矢仕 有子, 梅原 千鶴子
    日本鳥学会誌
    2000年 49 巻 3 号 119-129,158
    発行日: 2000/11/20
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    性染色体における雌雄の形態差,およびCHD遺伝子を利用した性判定によって,シマフクロウ Ketupa blakistoni 137個体(91巣)の巣立ち時
    性比
    を調べた(1985~99年).その結果,北海道個体群において,雄への有意な偏りが検出された(雄81個体,雌56個体,二項検定P=0.04).しかし,一腹雛数(1または2)ごとの
    性比
    には統計的に有意な偏りは検出されなかった(両側二項検定:一腹雛数=1:P=0.17;一腹雛数=2:P=0.10).また,巣立ち時
    性比
    が一腹雛数に応じて異なる,という仮説は支持されなかった(ロジスティック尤度比検定:X2=0.280,P=0.597).さらに,各繁殖つがい間および地域間で巣立ち雛
    性比
    を比較したが,有意な違いは認められなかった.
    巣立ち後,分散開始前までの死亡率は,雄が雌より高い傾向にあり,巣立ち時の雄に偏った
    性比
    は,分散開始までの期間に緩和されている可能性が示唆された.
    巣立ち時に
    性比
    の偏りが生じている原因として,まず性的二型が考えられた.すなわち,シマフクロウにおいては,雌の体サイズが雄より大きい性的二型を示すため,雄への巣立ち時
    性比
    の偏りはFisher理論からの予測を支持していた.しかし,巣立ち時の雌雄の体重差から得られた
    性比
    の期待値は,観測された
    性比
    を下回っており,両者の間には有意差が認められた(P=0.04,両側二項検定).したがって,巣立ち時の
    性比
    の偏りは,量的にはFisher理論のみでは説明ができなかった.そこで,巣立ち時の
    性比
    の偏りに影響を与える他の要因として,局所的資源競争•個体群サイズが小さいことに起因する人口学的確率性が考えられた.前者は,シマフクロウにおいて,雌が雄よりも出生地にとどまる傾向が強いという観察結果によって支持され,娘と親の間に局所的資源競争が生じ,親が子の
    性比
    を雄に偏らせている可能性も示唆された.さらに,北海道におけるシマフクロウ個体群が絶滅の危機に瀕していることから後者の要因が予測された.
    シマフクロウの巣立ち雛における
    性比
    には,これら,あるいはさらに複数の要因が複合的に影響を与えていることが推測されるが,現段階で主要因を特定することはできなかった.しかし,
    性比
    の偏りは,種の保全にとって重大な関心事であるため,個体群への今後の注意深いモニタリングが引き続き必要であると考えられた.
  • Naoko SAKAMOTO, Eiji MARUI, Tadao SHIMAO
    民族衛生
    2007年 73 巻 5 号 194-203
    発行日: 2007/09/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     HIV/AIDS感染者に関する論文において
    性比
    について論じているものは,発生初期の1980年代に多く発表されていたが,それ以降はほとんど見られなくなった.本報告では,近年に変化しっっある各地域や各国の近年の
    性比
    ,特に1999年から2003年にかけての
    性比
    の変化を考察することを目的とする.UNAIDS報告書『Report on the global HIV/AIDS epidemic』中のTable of country-specific HIV and AIDS estimates and dataに掲載されている1999年,2001年,2003年の国・地域別デ.._タを資料とし,国・地域別に男性と女性の感染者数
    性比
    を算出し分析した.国・地域別感染者数
    性比
    が1.00を下回る国はアフリカ地域に集中していた.2001年のバハマ,2001年と2003年のハイチ,2001年のジャマイカ,2001年と2003年のギニア,2001年と2003年のホンデュラスでも同様に1 .00未満であったが,他の地域では1.00を上回っていた.地域別に感染者数
    性比
    をみると,アフリカと中南米地域では1999年よりも2003年の方が
    性比
    の減少が統計学的に有意であった.1999年,2001年,2003年のいずれの年についても,HIV感染者率が高い国は
    性比
    が低く,HIV感染者率が低い国は
    性比
    が高い傾向がみられた.1980年代,主な感染経路が同性・両性間性交および薬物注射であった北米,オーストラリア,ヨーロッパの感染者
    性比
    は10-15:1であった.一方,主な感染経路が異性間性交であったアフリカでは1-5:1であった.本結果は,近年の感染者
    性比
    は1980年代よりも低下していることを示している.また,1999年から2003年という4年間だけをみても,アフリカおよび中南米では低下傾向が見られることを示している.
  • *中村 智, 徳永 幸彦
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 P2-161
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    寄生蜂の性決定様式は半数倍数性であり、雌は雄との交尾によって受け取った精子を腹部にある貯精嚢にためておくことができる。そのため、寄生蜂の雌は産卵時に貯精嚢にためてある精子を卵に受精させるかどうかで
    性比
    を調節することができる。また、寄主の体重とその寄主から出てきた寄生蜂の体重との間には正の相関が見られる。寄生蜂は体重を重くすることで繁殖成功度を高くすることができ、さらに雄に比べて雌の方が体重を重くすることで得られる繁殖成功度は高くなる。したがって、寄生蜂がより体重の重い寄主に雌を産卵するよう
    性比
    を調節できることには大きな意義がある。実際に、寄主の体重は寄生蜂の
    性比
    調節に影響を与える要因として広く知られている。
    マメゾウムシに外部寄生するDinarmus basalisにおいても、寄主の体重に伴った
    性比
    調節が確認されている。外部寄生している場合、寄生蜂が寄主の体重を直接感知して
    性比
    を調節することが困難であると考えられる。そこで、この寄生蜂が豆の外部から中にいる寄主の体重を推定できるような情報が必要になってくる。演者は前回大会で、寄生蜂が寄主の体重を推定する情報として寄主の活性(寄主が豆を摂食するときに生じる音の頻度)を提案した。本大会では、実際に寄生蜂の
    性比
    を測定し、寄生蜂の
    性比
    調節において寄主の活性が体重を推定するための情報として有効であるかを検討する。
  • 西田 司一, 稲葉 豊子
    家畜繁殖学雑誌
    1978年 24 巻 3 号 105-109
    発行日: 1978/09/30
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    著者ら(1974)1)は10系統のマウスの第二次
    性比
    について報告した。これに続くものとして,今回はddグループに属する4系統(DDD, DDY, ddY, DSD)の総子数13,280頭について
    性比
    をしらべた.その結果は次のようである。
    性比
    においては,1系統で雄へのかたよりがみられた。4系統合計では,
    性比
    のかたよりはみられなかった。産子
    性比
    のかたより(以下単に"かたより"とする)を示す個体の率は,父親では1.4~4.5%,母親では3.3~6.0%であった。世代では,1系統でかたよりがみられた。産次及び一腹子数では,2系統でかたよりがみられた。しかし,従来報告されているような,産次や一腹子数と平行する
    性比
    の変化はみられなかった。
    季節におけるかたよりは2系統でみられ,1系統では季節の
    性比
    間に有意差がみられたが,季節と
    性比
    との間に特殊な関連があるとはいえない。
    両親の月齢についてみると,2系統でかたよりがみられた(ddY系統では父月齢のみ)。 ddY系統以外の系統では,全部雄へかたよった。両親の月齢差では,かたよりはみられなかった(ddY系統)。初交配時の母月齢でも,かたよりはみられなかった。年度におけるかたより(雄へ)は2系統でみられた。
  • 大和田 国夫, 阪本 州弘, 田中 平三
    日本衛生学雑誌
    1971年 26 巻 3 号 315-320
    発行日: 1971/08/28
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    The sex ratio and birth order between siblings of parents and their children were surveyed on 4, 700 families of students who were attending 6 public junior high schools in the suburbs of a large city.
    Results obtained are as follows:
    (1) The sex ratios in the siblings of parents and their children were 103 and 97 respectively.
    (2) The mean number of the siblings of the children was 2.7 and that of parents was as high as 5.1.
    (3) When siblings were two in number, cases where both siblings were males appeared more frequently among the children than the parents, and vice versa in the case where both were females. This phenomenon appears to be characteristic of recent Japan.
    (4) When siblings were more than four, the birth order among males and females corresponded to the theory of“random walk”in case of the parents, but not so in the case of children.
    These results seem to imply that recent changes in socio-economic status as well as propagation of family planning have bearing on sex ratio and birth order.
  • ブタ(7)
    西田 司一, 大塚 順, 山岸 豊子, 菅谷 孝子
    家畜繁殖学雑誌
    1977年 23 巻 2 号 55-59
    発行日: 1977/07/30
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    秋田,群馬,神奈川,千葉,福岡5県の畜産試験場の総子数12,528頭について
    性比
    をしらべた結果,各場における合計の成績は次のように要約される。
    性比
    では,有意のかたよりは神奈川でみられるのみである。
    子の
    性比
    がかたよる個体の百分率は,父では3.4~11.2,母では4.3~7.8%の間にある。
    産次では,神奈川には
    性比
    のかたよる階級はないが,他の4場では1,2の階級でかたよりがみられ,その殆どが雄へかたよる。
    一腹子数では,秋田は
    性比
    のかたよりを示さないが,他の4場では各1階級でかたよりがみられ,その殆どが雌へかたよる。
    季節についてみると,5場ともに
    性比
    のかたよる季節はみられず,季節の
    性比
    間に有意差がみられるのは群馬のみである。
    自然交配,人工授精いずれも
    性比
    はかたよらず,両
    性比
    間に有意差もみられない(秋田)。
    父,母年齢のうち,父においては,秋田,群馬,干葉の3場では1,2の階級でかたより,その多くは雄へかたよる。母においては,神奈川,福岡の2場の各1階級で雄へかたよっている。
    父母年齢差では,年長の親と同性へかたよる場合(群馬,神奈川,千葉),反対性へかたよる場合(千葉,福岡)の両方の例がみられるが,父母同年齢では
    性比
    はかたよっていない。
    初交配時の母年齢では,
    性比
    のかたよるのは千葉の2階級のみで,それぞれ雌,雄へかたよっている。
    年度では,千葉の2ヵ年度でかたよりがみられるのみで,雌雄それぞれへかたよっている。
  • 一丸 俊雄, 中園 明信
    日本水産学会誌
    1999年 65 巻 4 号 680-688
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2008/02/01
    ジャーナル フリー
    ツクシトビウオの成熟と産卵の実態を明らかにする目的で, 定置網, まき網, 船曳網の漁獲物について
    性比
    , GSI, 卵径の測定, 卵巣の組織観察等を行った。岸側の漁獲物では漁期初めに雌の割合が低く, その割合は徐々に高まった。沖側では漁期を通じて約80%が雌であった。GSIは岸側で低く, 沖側で高かった。卵巣内には今後排卵されると思われる卵群の他に発達するであろうと考えられる卵群の分離が見られた。また, 最大の卵径は岸で小さく, 沖で大きい傾向を示し, 岸側の卵巣では97%の高い比率で排卵後濾胞が認められた。ツクシトビウオは産卵期に雌雄別群として来遊し, 最初雄が接岸し, 後から成熟した雌が接岸して産卵が行わると考えられ, 1産卵期中に複数回産卵を行っていると推察された。
  • 山本 正治, 足立 公子
    民族衛生
    1976年 42 巻 2 号 66-71
    発行日: 1976年
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
     われわれはさきに,ヒト妊娠初期の
    性比は出生時性比
    と著しく差を認めないことを,明らかにした.このことは,
    性比
    決定の主要因が妊娠ごく早期,とくに着床前にあることを示唆している.しかし, ヒトでは,着床前受精卵の分析が難しい為, 動物を用いてこの間の事情解明を試みた. 生後3~4ヵ月のマウス277匹の妊娠3.5,10。5の受精卵,胎仔の染色体分析および18.5日胎仔の肛門生殖結節間距離の測定によって性判定を行った.妊娠3.5,10.5,18。5日の
    性比
    はそれぞれ,98.3(179♂/182♀),109.5(138/126).111.7(686/614)であった.したがって,第1次
    性比
    は著しく高いとは思われない.また,妊娠中期以降は
    性比
    増加傾向を認めた.ここで,性の相違による淘汰を調べるため,受精卵の分割数,胎仔の頭臀長,体重など測定したが,性差を認めなかった.しかし,着床時点の前後で,有意の胎仔数減少を認めたので,この間に胎仔淘汰に性差が存在する可能性がある.
  • 渡辺 健一, 岡崎 孝博
    水産増殖
    1999年 47 巻 3 号 377-380
    発行日: 1999/09/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    徳島県太平洋岸の伊島周辺での3, 896個体と牟岐大島周辺での3, 184個体を用いてイサキの
    性比
    を調べた。資源の主群である2歳魚の
    性比
    の季節変化はないものと判断された。1989年から1996年の各発生群の
    性比
    の経年変化では, 1歳から3歳までの雌雄はほぼ1: 1で, 4, 5歳では年によるばらつきが大きいものの雌雄どちらかに偏る傾向は認められなかった。この結果, イサキの
    性比
    は1: 1で, 年齢による生残率にも差がないものと判断された。
  • 宮原 義雄
    日本応用動物昆虫学会誌
    1984年 28 巻 3 号 131-136
    発行日: 1984/08/25
    公開日: 2009/02/12
    ジャーナル フリー
    盛岡産アワノメイガを用い,人工飼料による飼育を実施中,飼育容器からの羽化虫のすべて,または,ほとんどが雌である異常
    性比
    現象がみられた。
    そこで,盛岡以外の産地について調べたところ,鳥取県大栄町個体群でも同様の現象がみられた。しかし,福島県郡山市および青森県黒石市の個体群は正常
    性比
    とみられた。北海道札幌個体群は異常
    性比
    の疑いが残り,なお検討を要する。
    このような雌への偏りは幼虫期における雄の死亡に起因した。また,異常
    性比
    個体群では卵の孵化率が著しく悪く,卵期の死亡による可能性も残される。異常
    性比
    群の雌の発育速度は正常群のそれと変わらず,蛹重はやや軽いと考えられた。
  • 高橋 英次
    民族衛生
    1972年 38 巻 5 号 210-222
    発行日: 1972年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     日本における出生
    性比
    の季節的変動から夏の暑さの影響がありはしないかという疑問がもたれ,他の地域についてこれを確かめたいと考えた.印度の出生統計は質において未だ完全とはいえないが,その量においては異つた気候の地方別や季節別の分析に耐えうる数値である.1962-64年の3年間の出生統計について出生
    性比
    の地理的分布と季節的変動の分析を行つた.地理的分布については,概して北西内陸部に高く,南部および東部の沿岸諸州に低い傾向を示している.北西部のことにラジヤスタン州とウツタルプラデシ州は出生
    性比
    120を越し,従来出生
    性比
    の高いことで知られた朝鮮の値よりも高い.出生
    性比
    の季節的変動は月別出生比率の季節的変動とともに北西部内陸諸州については顕著であるが,南部沿岸諸州では明らかでなく,気候との関係が考えられる.しかし北西部諸州における出生
    性比
    の季節的変動と月別出生比率の季節的変動との間には位相のずれがみられ,酷暑期の受胎率の低い値から高くなり始める時期に第一次の受胎
    性比
    が高くなるのではないかと推測される.これらの現象に対して二,三の仮説を当てはめて考察を行つた.
  • アンギオテンシン変換酵素活性比と味覚障害患者への応用
    高岡 司, 武田 憲昭
    口腔・咽頭科
    2005年 17 巻 2 号 221-226
    発行日: 2005/02/28
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    味覚障害患者のなかには, 血清亜鉛値が正常であるものの潜在的な亜鉛欠乏性味覚障害患者がかなり存在していると考えられている.本研究では, 亜鉛栄養状態の新しい評価法である血清ACE活
    性比
    を用いて, 特発性および亜鉛欠乏性味覚障害患者の亜鉛栄養状態を検討した.血清ACE活
    性比
    の正常値は2.3%以下である.味覚障害患者の血清亜鉛値は25%で異常であったが, 血清ACE活
    性比
    はほぼ全例で異常であった.亜鉛治療の前後で血清亜鉛値に有意差はなく, 血清ACE活
    性比
    は有意に改善した.血清亜鉛値と血清ACE活
    性比
    の間に相関はなかった.血清ACE活
    性比
    は潜在性の亜鉛欠乏味覚障害の診断に有用で, 亜鉛製剤による治療効果を血清亜鉛値より敏感に判定でき, 治療中止時期の決定や投与量の過不足の判断ができると思われた.
  • 小林 隆人, 稲泉 三丸
    蝶と蛾
    2003年 54 巻 3 号 156-162
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    野外で捕らえたオオムラサキの4齢幼虫,6齢幼虫および蛹の
    性比
    を,それらを飼育することによって明らかにした.さらにルートセンサスで見つけた成虫の
    性比
    も調べて,飼育個体の
    性比
    と比較した.4齢幼虫,6齢幼虫および蛹の
    性比
    は1:1に近かったにもかかわらず,ルートセンサスで見つけた成虫の
    性比
    は有意に雄に片寄った.成虫の
    性比
    の結果について精査するために,さらに多くの地点で雌雄成虫の個体数を調べたところ,雄の個体数はある特定の地点で多くなったが(集中分布),雌の個体数はいずれの調査地点間でも大差がなく,少なかった(一様分布).雌雄成虫の分布様式の違いが,ルートセンサスにおいて
    性比
    が雄に片寄った原因の一つかもしれない.
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