観光立国が経済を活性化させ、国際間の交流促進に資することがようやく理解されつつある。 このたび観光立国が宣言されたが、この施策を推進するためには国民的コンセンサスが必要である。 そのためには観光の意義や役割について、 初等・中等教育課程において生徒に理解させることが不可欠である。 さらに“ホスピタリティ精 神” の養を通して、 諸外国の人々を迎える心構えを身に付けさせる。 こうした観光教育はかなり長期的な観点 に立っておこなわれなければならない。 観光立国を推進するうえでの観光教育は、カリブ諸国の教育方針に見習う点が多々ある。 特に、小学校の低学年から、観光の国家財政への貢献を説き、観光産業や観光客に対して積極的な態度でのぞむべきであることを生徒に理解させている。
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