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クエリ検索: "栗原貴子"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 武井 怜子, 中川 登, 伊藤 孝明, 山西 清文
    Skin Cancer
    2010年 25 巻 1 号 25-28
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル 認証あり
    70歳,女性。8年前より左頬部に褐色斑が出現。他院で良性と診断され,レーザー治療をうけたが変化がなかった。徐々に拡大し,色調が濃くなったため,レーザー治療1年半後に他院を受診し,病巣内生検で悪性黒色腫を疑われた。当科初診時,左頬部に境界不明瞭な淡い褐色斑を認め,中に色調の濃い部分を認めた。濃い褐色斑を切除後,さらに淡い褐色斑を含め拡大切除した。悪性黒色腫Stage IA(T1 N0 M0)と診断。レーザー治療後であり,病巣内生検から摘出まで期間があったことから,最適な術後療法をどのように選択すべきか苦慮した。術後療法としてダカルバジン点滴を3クール施行。現在,再発転移は認めていない。
  • 相良 英憲, 北村 佳久, 岡田 健男, 末丸 克矢, 荒木 博陽, 千堂 年昭, 五味田 裕
    医療薬学
    2006年 32 巻 10 号 1059-1064
    発行日: 2006/10/10
    公開日: 2007/11/09
    ジャーナル フリー
    Though there have been several reports on the usage of epithems and their adverse effects by doctors or pharmacists, very few researchers have conducted surveys on outpatients' awareness concerning these products. In this study, we gave outpatients a questionnaire on their experience of using epithems in order to gauge their awareness regarding them. The survey consisted of two parts, “usage of epithems and their forms”, and “side effects of epithems”. The survey found that the subjects were using epithems once a day and that they desired a small and thin form that did not have a smell. Most of them had experienced side effects due to epithems. However, eighty-five percent of the respondents did not realize that hypersensitivity to light was a severe side effect. The findings of the present study will prove useful in preventing side effects as well as in the development of improved forms of epithems.
  • 野田 智子, 鵜飼 恭子, 浅井 純, 西藤 由美, 竹中 秀也, 岸本 三郎
    皮膚の科学
    2009年 8 巻 2 号 207-210
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/08/22
    ジャーナル 認証あり
    73歳,女性。約8年前より右頬部に褐色斑を認めていた。1999年11月に近医形成外科を受診し,同部位にレーザー治療を受けた。翌年3月頃より同部位に黒褐色斑が再発して徐々に色調が増強し,範囲が拡大したため当科を受診した。生検の結果,悪性黒色腫と診断した。全摘術施行後,インターフェロンβ局注を行った。術後2年6ヵ月経過した現在,局所再発や転移を認めない。色素性病変に対してレーザー照射を行う際には生検を施行するなどして,慎重に行うことが望ましいと考えられた。
  • 照屋 美貴, 山本 雄一, 平良 清人, 具志 真希子, 安里 豊, 米須 麻美, 半仁田 優子, 上里 博
    皮膚の科学
    2007年 6 巻 3 号 261-267
    発行日: 2007年
    公開日: 2010/12/06
    ジャーナル 認証あり
    71歳女性。初診7年前より顔面に紅斑局面が出現した。病理組織学的に抗酸菌陰性の非乾酪性類上皮細胞性肉芽腫を認めた。胸部CT上でリンパ節の腫大,ツベルクリン反応陰性,血清中アンギオテンシン変換酵素の上昇から皮膚サルコイドーシスと診断した。1984年から2005年までの琉球大学皮膚科で診断したサルコイドーシス患者について集計した。当科を受診した患者数は28例であり,そのうち皮膚病変を有する患者数は27例であった。年齢は37才から86才(平均年齢60.3才)で,男5例,女23例であった。受診時の罹患部位は皮膚16例(57.1%),眼(ぶどう膜炎)5例(17.5%),肺3例(10.7%),神経(顔面神経麻痺)2例(7.1%),その他肝臓と心臓が各々1例であった。
  • 平井 由花, 武井 華子, 笠 ゆりな, 伊藤 雄太, 大歳 晋平, 中田 土起丈
    日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌
    2020年 3 巻 3 号 451-455
    発行日: 2020/10/30
    公開日: 2020/11/24
    ジャーナル 認証あり

     症例1 : 50代男性。1ヵ月前に下肢に掻痒感が出現したため液体ムヒ®S2aを外用, 2週間前には顔面, 頸部にも皮疹が拡大したため, ムヒアルファ®EXに変更したところ症状が増悪した。現症 : 顔面, 頸部に浮腫性紅斑と丘疹を認め, 四肢には丘疹が散在性に多発していた。パッチテストでムヒアルファ®EX (++) 。症例2 : 30代女性。6日前より肩こり, 背部痛に対してアンメルツ®ヨコヨコを外用していたところ, 皮疹が出現。現症 : 左側頸部および上背部に類円形の浮腫性紅斑が多発し, 脊椎両側では褐色の紅斑局面を認めた。パッチテストではアンメルツ®ヨコヨコ (++) 。症例1は接触皮膚炎症候群 (allergic contact dermatitis syndromeのstage 3A) と診断, 症例2は広範囲に皮疹を認めた接触皮膚炎と考えた。OTC薬は患者にとって簡便であるが, 記載が義務づけられている「症状の改善がみられない場合には服用を中止し, 医師, 歯科医師, または薬剤師に相談すること」の啓発が必要と考える。

    (日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌, 3 (3) : 451-455, 2020)

  • 牧野 英一, 林 宏明, 稲沖 真, 藤本 亘
    日本皮膚科学会雑誌
    2006年 116 巻 2 号 185-192
    発行日: 2006/02/20
    公開日: 2014/12/10
    ジャーナル 認証あり
    Eccrine angiomatous hamartoma(EAH)は真皮内エクリン汗腺と血管の増生を主体とする比較的稀な疾患で,1859 年に Lotzbeck により初めて報告された.本邦では 1976 年に sudoriparous angioma の名称で橋本らが記載して以来,現在までに 46 例が報告されている.自験例3 例はそれぞれ74 歳男性の仙骨部の結節,70 歳男性の足底の紫紅色局面,22 歳男性の右下腿の暗紫紅色結節で,いずれも摘出術を施行した.自験例を含めた EAH の本邦報告例49 例の臨床的特徴を検討したところ男女比は 17:32で,平均年齢は20.3歳であった.10 歳未満に発症した症例が 36/49 例(73.5%)と大部分を占めており,単発例が多く 7 割以上を占めていた.好発部位は四肢で全体の 9 割以上を占め,臨床像としては結節/腫瘤が 8 割を占めていた.自覚症状としては圧痛と多汗をそれぞれ6 割の症例にみとめた.さらに本邦報告例49 例を10 歳未満と 10 歳以上の症例に分けて検討したところ,10 歳以上の症例では足底発症例が多く手指発症例が少なく,多毛のみられる頻度が少ない傾向が認められた.
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