脊
椎骨
の形態及び計藪上の變化は既に多敷上研究者即ちDürr, Bergmann, Topmard, Luschka, Frenkel, Gegenbauer, Canningham, Valent, in, Waldeyel, Lu Double, Braus, 及びRosenberg等より報告せられて居ります.
第一胸
椎骨が頸椎骨に第一腰椎骨が胸椎骨に又薦骨が腰椎骨
に形態上上變化をなす時は臨牀上如何なる症状を現はすやを研究するは興味ある問題でありますDürr及びFrenkelは脊
椎骨
同化上際は側彎性屈曲を來ずと云つて居りますCramerも又腰
椎骨
と薦骨間に起れる骨上同化に際しては脊柱彎曲を來す事を報告して居ります.Adams, Sal've, Klemschmldt, Japrot, Couty, Bertolottl, 及ひRosssiは腰
椎骨
の薦骨化及び薦骨の腰椎化に就きて報告して居ります.
1924年にBenardlは若い婦入で坐骨紳経痛を訴へて來ました上をνントゲン検査上結果薦骨の腰椎化であつた1例を報告して居ります其上後Benardlは6例を發見し薦骨上腰椎化が神経痛上原因をなすと主張して居りますZenoは不確定なる即ち安静時には起らずして運動すると疼痛が起る38歳上婦人をレントゲン檢査上結果胡蝶の翼上様な突起を有せる第6腰椎上結果てBerlotがこの突起を勢除した結果疼痛が全く消失したと報告して居ります.
1928年にDanzigに於ける醫學會に於てCramerは薦骨の腰椎化上1例を報告して居りますRaedenerは薦骨上腰椎化は腰
椎骨上薦骨化よりは早く脊柱側彎を起し又夫れより誘發されたる疼痛は腰椎骨
の薦骨化の時よりも限局してよい様に見えると報告して居ります, Sramerは薦骨上腰椎化上数例に於て腰痛は腰
椎骨
カリエスによりて引き起される1報告して居ります.私が此處に報告せんと致します上は薦骨上1部が腰
椎骨
に變ずるのてありまして之れを薦骨性腰椎化と申します夫故に腰椎は6箇上椎體より成立して居ります.
抄録全体を表示