詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "歌詞"
5,536件中 1-20の結果を表示しています
  • 増田 ゆい
    情報経営
    2022年 83 巻
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/02/16
    会議録・要旨集 フリー
  • *森 数馬, 中村 敏枝, 安田 晶子, 正田 悠
    日本認知心理学会発表論文集
    2008年 2008 巻 P3-12
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/10
    会議録・要旨集 フリー
    音楽の印象における
    歌詞
    の影響を定量的に検討した研究は数少なく、これまでの研究では、
    歌詞における意味内容と声質や歌い方を混同して歌詞
    の影響を測っている。本研究は、
    歌詞の言語の意味内容が認知できない演奏音と文字で書かれたその歌詞の邦訳を用いることで歌詞
    における意味内容と声質や歌い方を区別し、
    歌詞
    の意味内容が演奏音の印象に影響を与えるかを定量的に検討することを目的として実験を行った。演奏音と
    歌詞
    の意味内容の印象がかけ離れた作品2つを刺激とし、同一の参加者が3条件(演奏音のみ呈示、
    歌詞
    のみ呈示、演奏音+
    歌詞
    呈示)で実験を行い印象を測定した。実験の結果、両作品において演奏音+
    歌詞
    の印象は、
    歌詞
    よりも演奏音に近い印象を示すという傾向があった。したがって、本研究で用いたような作品の印象において、
    歌詞
    の意味内容という論理情報が及ぼす影響は弱く、演奏音という感性情報が及ぼす影響が強いということが示唆された。
  • 林 涛
    日本観光学会誌
    2019年 60 巻 1-9
    発行日: 2019/12/31
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿は、中国トップ音楽サイト「網易雲」で配信されている約40万曲の中国語曲を対象に、パイソンソフトで 行った調査の報告である。1970年代から2019年までの
    歌詞
    に反映された中国人の旅の変容や、中国語曲の中の日 本に対するイメージを分析した。さらに、異なる文化を持つ人々の持続的かつ直接的な接触による互いの文化の 変容、即ち「アカルチュレーション」理論のアプローチから、観光交流は如何に中国人観光客の文化の側面(具 体的に
    歌詞
    )に影響を与えたのかを明確にした。そこで筆者は、二つの結論を出している。一つ目は、中国人観 光客の活動範囲の広がりは忠実に
    歌詞
    の中の地名の増加に反映されているということ。そして二つ目は、中国語 曲に歌われている日本像はポジティブな傾向があるということ。本研究は、
    歌詞
    と旅文化の関係という研究の空 白地帯を埋める意義があると考える。
  • *齋藤 奏, 越智 景子, 大淵 康成
    画像電子学会研究会講演予稿
    2021年 20.03 巻 20-03-100
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/03/31
    会議録・要旨集 認証あり
    歌唱データと
    歌詞
    のアライメントを行う際、与えられた歌唱データの中に
    歌詞
    には無い歌唱があった場合、それに対しても
    歌詞
    のアライメントを行おうとしてしまう問題がある。これに対し、
    歌詞
    には無い歌唱なのであれば、音声認識をした際に出力される文も
    歌詞
    には無いものになるという観点から、音声認識文と
    歌詞
    の類似度判定を行うことにより、非
    歌詞
    音声を自動検出する手法を考案したものである。
  • 連声の技法をめぐって
    籾山 陽子
    音楽表現学
    2015年 13 巻 1-12
    発行日: 2015/11/30
    公開日: 2020/05/25
    ジャーナル フリー

     G. F. ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759)のオラトリオ《メサイア》(Messiah)(1741)の

    歌詞
    付けについては不自然な部分があるとしばしば指摘されてきた。本稿では、
    歌詞
    付けが特異とされる箇所のうちイタリア歌曲の連声 (elision)の技法が用いられている部分についてその
    歌詞
    付けを評価した。まず、作曲当時の自筆譜・指揮譜から現代譜までを参照してそれらの部分の対処の変遷を調べた。次に、英語学の視点から連声に関係する語句の発音の変遷について調べ発音と
    歌詞
    付けの関係を考察した。その結果、ヘンデルの
    歌詞
    付けは作曲当時の王侯貴族の正統派の発音に従っていること、 当時は違和感がなく滑らかな演奏がなされていたが後世市民階級の台頭により発音が変化したためそれらの
    歌詞
    付けで歌うことが難しくなったことが明らかになった。また、当時の発音を復元して演奏した結果、作曲時に想定されていた演奏は
    歌詞
    付けと発音が相俟って伸びやかなものだったことも明らかになった。

  • 櫻井 凜, 伏見 卓恭
    Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
    2023年 19 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/26
    会議録・要旨集 フリー

    歌詞
    の機械翻訳タスクにおいて,意味内容を重視した既存の機械翻訳では,
    歌詞
    のリズムを考慮することが困難である.そこで,発話において等時的に繰り返される長さの単位であるモーラを考慮した
    歌詞
    翻訳を提案する.具体的には,日本語
    歌詞
    を入力として,入力文のモーラ数に近い英語
    歌詞
    を出力するために,バイリンガルLLMに対して人間のフィードバックからの強化学習であるRLHFを用いたモーラ数制御を提案する.高品質なデータセットを作成することが難しい
    歌詞
    翻訳において,教師データに
    歌詞
    を用いずにモーラ数制御を報酬モデルとして強化学習させることで,
    歌詞
    翻訳タスクの難易度を下げることができると考えられる.実際の歌唱データを用いた評価実験では,ベースとしたLLMと比較して,15%近いモーラ数のRMSEの減少を確認した.

  • 田中 健二
    ポピュラー音楽研究
    2006年 10 巻 80-95
    発行日: 2006年
    公開日: 2009/10/29
    ジャーナル フリー
    アメリカの伝統的カントリーミュージックの
    歌詞
    の中には、暴力と死を歌ったものがある。男が女を理由も言わずに惨殺する
    歌詞
    がよく見られる。なぜなのか。カントリーミュージックの成立・発展過程を考えれば、アメリカの南部性も考察しなければならないことが分かる。その南部の人達の内面的精神を、いくつかの
    歌詞
    を例にとり、本論文では論じていく。そして南部のゴシック性をともなった
    歌詞
    は現代カントリーにまで受け継がれているのだろうか。現代アメリカのカントリー
    歌詞
    が南部の人達の気質を継承しつつ、時には荒々しい男の描写を好んで歌う実態を検証する。カントリーミュージック
    歌詞
    の残忍性と多様性を、その継続性の観点から検証する。
  • 石塚 賢吉, 鬼沢 武久
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    本論文では、形容詞・形容動詞の印象に基づいて照明、
    歌詞
    、音楽で構成される物語のシーンの演出効果を生成するシステムを設計するための予備調査として、照明、
    歌詞
    、音楽を組み合わせた際の印象の分析を行う。本論文では、まず予備実験で得られたデータに対して因子分析を行うことで、照明、
    歌詞
    と音楽の印象空間を構築する。そして、形容詞共起で求められた照明、
    歌詞
    と音楽の印象空間上の座標値に従って、照明、
    歌詞
    と音楽を生成する。本論文では、様々な印象の照明と
    歌詞
    、音楽を組み合わせた際に生じる相互作用について分析するための被験者実験を行う。被験者実験では、(1)同じ印象の形容詞から生成される照明、
    歌詞
    と音楽の組み合わせ、(2) 反対の印象の形容詞から生成される照明、
    歌詞
    と音楽の組み合わせ、(3)似た印象の形容詞から生成される照明、
    歌詞
    と音楽の組み合わせ、(4)違う印象の形容詞から生成される照明、
    歌詞
    と音楽の組み合わせの4種類の組み合わせを生成し、それぞれから感じられる印象を被験者に評価してもらう。実験の結果、(1)(3)(4)の組み合わせが物語のシーンの演出効果として有効であることが分かった。
  • 佃 洸摂, 濱崎 雅弘, 後藤 真孝
    Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
    2021年 17 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/11/07
    会議録・要旨集 フリー

    人はなぜ・どのように

    歌詞
    を閲覧するのだろうか.
    歌詞
    に基づく楽曲検索を始めとして,
    歌詞
    を用いた様々なシステムの開発が行われてきたが,この基礎的な疑問に関しては手つかずのままである.
    歌詞
    の閲覧行動を理解することは,研究者と音楽配信プラットフォームの双方にとって,
    歌詞
    に基づくシステムや機能を実現するうえで有用であると考えられる.そこで本稿では特にスマートフォンでの楽曲聴取時に,人がなぜ・どのように
    歌詞
    を閲覧しているのかについて調査する.「なぜ」に答えるためにアンケートを実施し,206名から得られた回答を分析する.また,「どのように」に答えるために,スマートフォンの音楽再生アプリから収集された2,300万件以上の
    歌詞
    閲覧ログを分析する.さらに,分析から得られた知見を活用することで,人々がより積極的に
    歌詞
    を閲覧したり未知の楽曲を聴いたりしたくなるようなアプリケーション例も提示する.

  • *中井 祐希, 伊藤 貴之
    人工知能学会全国大会論文集
    2022年 JSAI2022 巻 1M4-OS-20b-03
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/07/11
    会議録・要旨集 フリー

    J-POPなどの歌唱曲の鑑賞において

    歌詞
    が与える影響は大きい。そこで
    歌詞
    にもとづいた楽曲の分類・探索が有用となる。ここで
    歌詞
    に対して抱く印象は主観的であるため、
    歌詞
    の探索基準への満足度にも個人差が生じやすい。この問題に対して我々は、
    歌詞
    の分布を可視化することで、能動的な
    歌詞
    探索を支援する研究に取り組んでいる。しかし、論文や記事などと比べて
    歌詞
    は語彙の自由度が高いため、満足度の高い可視化結果を得ることが難しい。そこで本研究では、ガイド付きLDAを用いて対話的にガイド単語を入力し、そこから算出された
    歌詞
    の分布を可視化する手法を提案する。この手法により、ユーザの求める視点にもとづいた
    歌詞
    の分類結果を可視化によって示すことが容易になる。また,他の音楽要素を加味せずに
    歌詞
    のみに着目して楽曲群を探索することが可能になる.ユーザは可視化結果を用いることで,楽曲やアーティストの個性や傾向の違い,
    歌詞
    の流行や多様さを観察できる.

  • タイ北部、ミエン歌謡の歌詞の多様性
    *吉野 晃
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2021年 2021 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/01
    会議録・要旨集 フリー
    タイにおけるミエンの求愛歌1曲、悲嘆歌1曲、故事歌2曲、言祝ぎ歌数曲、定詞歌の「五音六郡」と「甲子歌」の
    歌詞
    を比較した。その結果、【漢語←→歌謡語・口語】、【テクスト化←→非テクスト化】、【抽象的・一般的叙述←→私事・歌掛け】、【流布←→一回限り】といった軸での特徴の分布が見られ、使用言語、テクスト化の度合い、
    歌詞
    の内容と形式、流布の度合いによって
    歌詞
    の多様性が見られることが明らかになった。
  • 宮野 友弥, 斎藤 博昭
    芸術科学会論文誌
    2021年 20 巻 2 号 129-138
    発行日: 2021/06/30
    公開日: 2023/05/03
    ジャーナル フリー
    ポピュラー音楽のボーカルメロディから,聴きやすさを考慮した自動
    歌詞
    生成についての研究を行った.
    歌詞
    については散文的意味に加え,音楽的な要素の双方を同時に考慮する必要がある.そのため生成段階においても評価段階においても困難な課題であると言える.本稿では人間の手助けを必要とするサポートシステムという形ではなく,ボーカルメロディを入力するだけで言語モデルが自動的に
    歌詞
    を出力するシステムを構築する.人間による解析を用いることなく,データを学習してメロディに対して柔軟性を持った
    歌詞
    生成することを目指した.具体的には音符列をシーケンスとみることにより,機械翻訳によく用いられるseq2seqとTransformerを適用した.評価には単語密度という簡易版の尺度を導入するとともに,各言語モデルが出力した
    歌詞
    をソフトウェアで音声合成し,7人の被験者による主観評価で,聴きやすさ,意味,全体的なクオリティについての評価を行った.また,データ数による学習到達度の違いにも簡易的に評価して考察した.全ての手法でテスト曲の
    歌詞
    生成時にある程度の言語的な乱れが見られたが,その中ではTransformerが最もメロディに応じた自然な
    歌詞
    を生成した.
  • 実行注意の個人差からの検討
    *吉田 拓哉, 中川 敦子
    日本認知心理学会発表論文集
    2013年 2013 巻 P3-24
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/11/05
    会議録・要旨集 フリー
    背景音楽の
    歌詞
    が文章課題の遂行を妨害することが報告されている。本研究は,この影響を実行注意の個人差から検討した。実行注意の効率を測定する尺度としてエフォートフル・コントロール(EC)尺度を用い,大学生をEC低群とEC高群に群分けした。そして両群ともに無音,音楽のみ,音楽・
    歌詞
    の3つの音楽環境条件で,文章課題と計算課題を行った。課題ごとに作業量を分析した結果,EC低群の音楽・
    歌詞
    条件で文章課題の作業量減少が認められたが,高群は両課題のどの条件でも差は認められなかった。よって課題遂行時の背景音楽の
    歌詞
    による妨害効果は,実行注意の働きで軽減される可能性が示された。また課題ごとに正答率を分析した結果,音楽のみ条件で正答率が低下した。この結果からは,音楽・
    歌詞
    条件では,より注意を喚起する
    歌詞
    に抵抗するために却って課題に集中した一方で,音楽のみ条件では,音楽によって弛緩状態に陥った可能性が考えられる。
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
    JSTnews
    2016年 2015 巻 2016.3 号 12-13
    発行日: 2016/03/01
    公開日: 2019/09/09
    ジャーナル フリー
    歌詞
    が踊るってどんなこと!? マンガ家Toriさんが、音楽の
    歌詞
    を誰でも簡単にアニメーションにできる「TextAlive」を開発した産業技術総合研究所の後藤真孝首席研究員と加藤淳研究員を訪ねた。
  • 森 数馬, 岩永 誠
    音楽知覚認知研究
    2012年 18 巻 1 号 23-28
    発行日: 2012年
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー
  • 小町 祐史
    日本画像学会誌
    2015年 54 巻 1 号 28
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/02/13
    ジャーナル フリー
  • *髙橋 麻衣子, 片岡 史絵, 田中 章浩
    日本認知心理学会発表論文集
    2016年 2016 巻 P3-16
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/10/17
    会議録・要旨集 フリー
    音楽を聴きながら,電車に乗りながら等,我々は背景に無関連な音が提示されている中で読書をする場合がある。本研究は,このような背景音の種類によって小説の読解成績がどのように異なるのかを検討することを目的としたものである。24名の参加者に,
    歌詞
    あり音楽,
    歌詞
    なし音楽,
    歌詞
    朗読,無音の4条件の背景音提示下で小説から抜粋した300字程度の文章を読ませ,主観的な理解度の評定と内容の要約,登場人物についての記述の作成を求めた。その結果,
    歌詞
    朗読条件の主観的理解度や文章要約の質が,他の3条件のものより低いことが明らかとなった。登場人物の記述の成績は条件間で差がなかった。さらに,読解活動中の参加者の視線を計測して分析したところ,
    歌詞
    朗読条件の読解中の注視時間と注視回数が他の3条件よりも多いことが示された。以上の結果から,小説の読解時には音楽にのせていない意味のある音声の提示が読解を妨害することが考えられた。
  • 歌詞とメロディの検討
    *寺田 知世, 三雲 真理子
    日本認知心理学会発表論文集
    2016年 2016 巻 P3-14
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/10/17
    会議録・要旨集 フリー
    音楽には聴取者に良いイメージを喚起させ、自信を持たせる力、自己効力感を向上させる力をもつと考えられるが、これまで調査された音楽は器楽曲が中心である。本研究では、
    歌詞
    のある音楽2曲に歌聴取条件とメロディ聴取条件を設け(計4条件)、音楽聴取後の気分および人格特性的自己効力感への影響、
    歌詞
    への共感とメロディの印象の差異を検討した。その結果、
    歌詞
    に物語性があり、メロディの変化が多い音楽からは、前向きな情動変化や高揚感が得られやすく、メロディから快活で力強い印象を感じやすいことが分かった。一方、
    歌詞
    に聴取者を安心させ、落ち着かせる言葉を多く含み、メロディの変化が少ない音楽からは、気分の鎮静化が促され、メロディから陰気で軽い印象を感じやすいことが分かった。さらに、人格特性的自己効力感の得点も高い傾向にあることが分かった。また、4条件で
    歌詞
    への共感に有意差は見られなかった。
  • 古屋 翔大, 木村 和哉, 山西 良典, 西原 陽子, 奥 健太
    Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
    2017年 11 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2022/11/07
    会議録・要旨集 フリー

    従来の

    歌詞
    検索システムは単語をクエリとして用いた楽曲検索であるため,ユーザの検索意図が充分に考慮されない問題がある.例えば,「恋」と入力したときに,恋という単語が含まれた楽曲を検索することは可能だが,恋を間接的に描写したフレーズは検索されない.本研究では,7万曲以上の
    歌詞
    コーパスを学習し,同一のベクトル空間で表現された
    歌詞
    の異なるレイヤーである「単語」「フレーズ」「楽曲」それぞれの分散表現を獲得する.この異なるレイヤー同士の類似度を用いることで,単語からフレーズ,フレーズから
    歌詞
    全体を検索できるなどのレイヤーを横断した探索的検索を実現する.ユーザ観察によって提案手法による
    歌詞
    検索の有用性を確認した.

  • *小槻 智彩
    日本心理学会大会発表論文集
    2020年 84 巻 PK-012
    発行日: 2020/09/08
    公開日: 2021/12/08
    会議録・要旨集 フリー

    日常の音楽聴取時に重要視される

    歌詞
    に焦点を当て,「記憶に残りやすい
    歌詞
    」の特徴を調べることを目的とし,「これまでに聴いたことのない歌を聴く」という日常生活で頻繁に起こりうる状況を想定した実験を行った。

    予備調査を実施し,大学生の参加者がこれまでに聴いた経験がなく,

    歌詞
    が聞き取りやすいと評定した1990年代のJ-POP1曲を選定し,その1番を本実験で用いた。本実験は個別に実施し,参加者には「音楽への感情反応に関する研究」と説明した。歌は3回呈示され,参加者は1回目と3回目の聴取後に感情評定を行った。3回目の感情評定後に,聴取した歌の
    歌詞
    の筆記再生が求められた。

    24名の再生

    歌詞
    を分析対象とし,単語ごとに正誤判定を行い
    歌詞
    再生の特徴を分析した。その結果,①
    歌詞
    はまとまって再生され,②呈示された歌の1番の最初と最後の再生がよく,またBメロやサビの冒頭の再生もやや良いという歌の構造との関わりがみられ,③二人称の単語の再生の良さが確認された。この結果は,先行研究で扱われたよく知った歌,すなわち繰り返し聴取されたなじみのある歌の記憶特性と一致しており,歌の記憶特性が聴取頻度に関わらず一貫している可能性が示唆された。

feedback
Top