琉球豚, 喜瀬豚及びトカラ豚の3在来豚と, 外国種のランドレースの体型測定値を胸囲比に変換した後, 主成分分析法を適用し, 豚種間の比較を行った。得られた第1主成分は体高が高く, 中躯が長い体型を表す因子であった。第2主成分は胸が深く, 後躯の充実を表す因子で, 第3主成分は胸の深さと後躯の貧弱さを表す因子であった。琉球豚は, 体高が低く, 中躯は短い体型であった。喜瀬豚は前躯は深く, 後躯に幅がない体型であった。トカラ豚は, 体高は高く, 胴は長く, 前躯は深く, 後躯の貧弱な体型であった。ランドレースは体高は高く, 胴伸びが良く, 前躯は深く, 後躯の幅が広かった。
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