当院入院中の精神分裂病(Sc)患者23名,アルコール依存症(Al)患者18名,比較対照群として健常人19名の計60名に握力の10回連続測定を行った。その結果をグラフにすると,3群の各々に違う傾向が見られ,Sc群,Al群共に,健常群に多く見られた疲労曲線とは全く異質の線を描いた。これは,患者自身が自分の力というものをあらかじめ無意識に『想定』してしまっているためではないかと考えられた。
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岡田 拓郎, 太田 秀一, 風間 和男, 田代 浩二, 鎌田 康夫, 岡 潔, 世良田 和幸, 武重 千冬, 小林 真一, 上條 一也, 江頭 亨, 五味 邦英, 宮下 守, 山家 忠幸, 加藤 斉之, 会田 秀介, 浜井 貴人, 林 康夫, 米倉 正博, 伊藤 正吾, 志和池 成世, 国松 茂生, 小林 玄彦, 渋谷 徹, 井出 宏嗣, 杉崎 徹三, 高橋 昭三, 川上 保雄, 風間 敏英, 森川 孝一, 藤沢 竜一, 川内 章裕, 鈴木 親良, 小林 建一, 安藤 彰彦, 清水 敬介, 片岡 徹, 佐藤 正, 石井 淳一, 丹生 光明, 与儀 洋, 松石 正治, 小田切 光男, 島田 徹治, 渡辺 純, 中山 寿朗, 田崎 博之, 鈴木 快輔, 沖野 秀磨, 芝 和比呂, 劉 弘文, 今関 好晴, 松井 将, 調所 広之, 副島 和彦, 神田 実喜男, 佐川 文明, 河村 一敏, 幡谷 潔, 舟木 正明, 安藤 彰彦, 小泉 和雄, 薄井 武人, 石井 瑞弥, 片岡 徹, 石田 正統, 石井 淳一, 道端 哲郎, 松田 賢, 前田 洋, 高場 利博, 石井 淳一, 古川 俊隆, 鈴木 征夫, 丸山 俊章, 片桐 耿, 木村 康成, 松尾 一久, 上村 正吉, 新村 ヨシオ, 有田 要, 井上 道雄, 西尾 友三郎, 中川 之子, 奥山 清一
昭和医学会雑誌
1977年
37 巻
4 号
399-403
発行日: 1977/08/28
公開日: 2010/09/09
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