半たわみ性材料による空港コンクリート舗装の急速補修工法を開発するために, 室内試験ならびに現地試験を実施した. 室内試験では, 半たわみ性材料を構成するセメントミルクおよびアスファルト混合物の性状について検討した. 現地試験では, 室内試験に基づいて選定された材料を用いて試験施工を実施し, 載荷試験を行った.
その結果, 以下に示す知見が得られ, 半たわみ性材料による急速補修工法の実用性が検証された.
(1) セメントミルク注入時のアスファルト混合物の温度を高くすることで, 早期交通解放が可能となる.
(2) 改質アスファルトを用いることにより航空機荷重に対する耐荷性が確保できる.
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