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クエリ検索: "眼状紋"
245件中 1-20の結果を表示しています
  • 中家 修一, 二橋 亮, 藤原 晴彦
    日本蚕糸学会 学術講演会 講演要旨集
    2002年 jsss72 巻
    発行日: 2002年
    公開日: 2004/02/03
    会議録・要旨集 フリー
    アゲハ(Papilio xuthus)の幼虫は4令時までは黒と白の紋様からなり、鳥のフンに擬態しているといわれるが、5令では緑色の地色に
    眼状紋
    や複雑な線上紋からなる紋様に切り替わる。このような紋様の形成機構を調べる手始めに、脱皮時に発現しメラニン形成に関与するドーパデカルボキシラーゼ(DDC)の発現をin situハイブリダイゼーション法により調べた。その結果、4眠時にはDDCは、
    眼状紋
    と腹部線上紋に一致する位置で発現する一方、3眠時には
    眼状紋
    上だけで発現していた。この結果は、
    眼状紋
    などの形成はDDCによって制御されているが、鳥のフンの擬態紋様は別の遺伝子に支配されている可能性を示唆する。さらに
    眼状紋
    の内部には特殊な原基状の組織があることも確認した。一方、4眠時に紋様が切り替わることから紋様の形成にエクダイソンが関与していると考えた。20Eの局部的な塗布もしくは注射により、
    眼状紋
    の赤色紋様の形成は抑制され、5令時の緑色色素の合成も抑制されたが、鳥のフンの擬態紋様と
    眼状紋
    の黒色部分は影響が見られなかった。
  • 井上 武夫
    蝶と蛾
    2000年 51 巻 2 号 111-116
    発行日: 2000/03/31
    公開日: 2017/10/04
    ジャーナル フリー
    ベアティフィカアグリアスの後翅裏面には黒色斑が列をなし,外縁から第2列目の黒色斑は円形で内部に白色または青色の小斑点をともない,眼とひとみに例えられている.第2室から7室までの
    眼状紋
    には1個,1b室の
    眼状紋
    には2個の白色斑点が通常認められる.
    眼状紋
    の大きさは各個体では7個がほぼ同じであるが,亜種間では異なり,ベアータ亜種とスタウディンゲリ亜種は小さく,ベアティフィカ亜種とストゥアルティ亜種では大きい.白や青の小斑点をもたない極めて小さな
    眼状紋
    をペルー産4頭の雄に認めたので報告する.写真1-4は1996年7月15日にサティポ近郊のシャンキで採集された雄で,後翅赤色斑は基部に限られ,典型的なベアータ亜種である.7個の
    眼状紋
    はかなり小さいが,1b室と2室の
    眼状紋
    は特に小さい.ベアータ亜種では1b室の
    眼状紋
    が2個に分離している個体を半数に認めるが,この個体では一個の黒点しか認めない.拡大写真では左右の1b室
    眼状紋
    の辺縁に白色鱗粉が認められるが,中心部には認めない.第2室の
    眼状紋
    は7個の中では最も小さい.右側の拡大写真では黒線が交差しているだけで,円とは遠くかけはなれた形状をしている.左側のは虫が描かれたようで,円形とは言い難い形状をしている.写真5-8は1996年8月5日にチャンチャマーヨ(中部ジャングル地帯)コロラド河流域で採集された雄で,後翅赤色斑は基部に限られ,典型的なベアータ亜種である.7個の
    眼状紋
    はかなり小さいが,2,4,6室の
    眼状紋
    は特に小さい.1b室の
    眼状紋
    は2個に分離しており各々に青色小斑を認める.第2室の
    眼状紋
    は7個の中では最も小さい.右側の拡大写真では2-4室の
    眼状紋
    の辺縁に白色鱗粉が認められるが,中心部には白も青も認めない.左側の2室
    眼状紋
    には白の小斑が中心近くに認められるが,4室の白色鱗粉は
    眼状紋
    の辺縁にのみ見られる.写真9-12は1994年2月4日にペバス近郊アンピヤック河流域で採集された雄で,後翅鮮紅色斑は第4列黒色斑の内側まで拡がり,中室には2個の黒色斑の痕跡が認められ,典型的なベアティフィカ亜種である.2-4室の
    眼状紋
    は他と比べ2分の1以下であり,ひとみを認めない.右側の拡大写真ではやや大きい2室の
    眼状紋
    中心に,少数の青色鱗粉からなるひとみが認められる.3,4室の
    眼状紋
    の辺縁には白色鱗粉が認められるが,中心部には白も青も認めない.左側では4室
    眼状紋
    中心近くに白と青の鱗粉各1個が認められる.2室と3室の
    眼状紋
    には白も青も認めない.写真13-16は1985年8月21日にイキトス近郊イタヤ河流域で採集された雄で,後翅黄色斑は第3列黒色斑の内側まで拡がり,中室には黒色斑の痕跡が認められず,典型的なストゥアルティ亜種である.1b室の
    眼状紋
    は他と比べ3分の1以下であり,ひとみを1個しか認めない.右側の拡大写真では1b室の
    眼状紋
    は中央部でくびれ,外則部分には青色鱗粉に縁どられた白小斑が認められ,内側部分にも青色鱗粉が1個認められる.左側では1b室
    眼状紋
    は中央でほぼ2個の
    眼状紋
    に2分され,外側
    眼状紋
    には青色鱗粉に縁どられた白小斑が認められる.内側
    眼状紋
    は外側の半分以下の大きさしかなく,中心部分には白も青も認めない.しかし,その下部には白の切れ込みがあり,その上に青の鱗粉1個が認められるところから,通常の
    眼状紋
    が中心線で上下に2分され,下部が消失したと推測できる.ベアティフィカアグリアスの7個の
    眼状紋
    の形状は亜種間ではかなり異なる.著者が所有する137頭のベアータ亜種,36頭のスタウディンゲリ亜種,195頭のベアティフィカ亜種,107頭のストゥアルティ亜種をカラー写真にして比較した.1b室の
    眼状紋
    が2個に分離している個体は,各々全体の54%,39%,4%,4%であった.1b室の2個のひとみが全く認められない個体の比率は各々8%,6%,0%,0%であった.1b室のひとみが1個しか認められない個体の割合は各々6%,8%,0%,1%であった.
    眼状紋
    の形状は前2亜種間,後2亜種間では類似しており,異常型の出現頻度も似通っていたことから,各々は同一グループに属すと考えられる.後2亜種グループでは肉眼的にひとみを認めない個体は稀であるが,報告した第3と第4の個体以外では,写真を拡大すると
    眼状紋
    の中心に青色小斑を認めた.また,このグループで1b室にひとみが1個しかない個体は報告した第4の個体以外になく,極めて稀な変異と考えられる.7個の
    眼状紋
    の大きさが個体内で大きく異なることは極めて稀である.ベアータ亜種,スタウディンゲリ亜種の2亜種では,産地によって
    眼状紋
    の大きさは異なるが,ベアティフィカ亜種,ストゥアルティ亜種の2亜種のものよりかなり小さい.報告した第1と第2の個体の最小
    眼状紋
    の大きさは大差ないが,第3,第4の個体の最小
    眼状紋
    に比しかなり小さいのは,亜種グループが異なるためである.報告した4頭は,7個の
    眼状紋
    のいくつかが極めて小さく,その中心部に白や青の鱗粉を認めない点で稀な変異体であり,亜種を越えてparvulaocelli var.nov.と命名した.
  • 植村 好延
    やどりが
    1986年 1986 巻 127 号 26-33
    発行日: 1986/10/31
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
  • 植村 好延
    やどりが
    1985年 1985 巻 123 号 2-8,9
    発行日: 1985/11/08
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
  • 吉田 徹也
    蝶と蛾
    1968年 19 巻 1-2 号 53-
    発行日: 1968/10/31
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 化学と生物
    2001年 39 巻 11 号 764-770
    発行日: 2001/11/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 田中 義麿, 蒋 同慶
    遺伝学雑誌
    1936年 12 巻 1 号 17-20
    発行日: 1936年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    蠶の雌に於ては全然因子交叉が起らないから (PY×py) F1♀×py♂なる退交雜に在りては,PYとpyとの2表現型を1:1の比に期待されるが, F1雌蛾にX線を照射して上の如くpy♂と交配したものゝ子に1頭のpYを生じた。是は一見因子交叉の結果のやうであるが, 實はX線によりPYがpYに變じたものに過ぎない。
  • 高橋 真弓
    蝶と蛾
    2008年 59 巻 4 号 291-292
    発行日: 2008/09/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Morphological characteristics of the female of Ypthima wenlungi Takahashi (Nymphalidae, Satyrinae) are described in comparison with the male.
  • 原 聖樹
    蝶と蛾
    1974年 25 巻 3 号 85-
    発行日: 1974/08/01
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 四十万 智博
    蝶と蛾
    1981年 31 巻 3-4 号 188-
    発行日: 1981/02/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 井上 武夫
    蝶と蛾
    2000年 51 巻 2 号 108-110
    発行日: 2000/03/31
    公開日: 2017/10/04
    ジャーナル フリー
    ベアティフィカアグリアスの後翅裏面には黒色斑が列をなし,外縁から第2列目の黒色斑は円形で内部に白色の斑点をともない,眼とひとみに例えられている.第2室から7室までの
    眼状紋
    には1個,1b室の
    眼状紋
    には2個の白色斑点が通常認められる.ペルー産2頭の雄の後翅第3室
    眼状紋
    に2個の白色斑点を認めたので報告する.写真1,2は1993年6月10日にロレト州チャンビラ河流域で採集された雄の裏面で,後翅黄色斑は第3列黒色斑の内側まで拡がり,中室には2個の黒色斑点が認められ,典型的なベアティフィカアグリアスである.第3室の
    眼状紋
    内には2個の白色斑点が明瞭に認められる.第2室の白色斑点は中央でくびれているが拡大しても分離せず連続している.写真3は表面で,前後翅とも外縁の緑色帯は広く,灰色帯との間には連続した黒色線が認められる.前翅基部の青色斑は大きくなく,広い黒色帯で緑色帯とへだてられている.後翅中室は黒色で青色斑は認めない.写真4,5は1997年10月15日にロレト州ナウタ市近くのベサイダで採集された雄の裏面で,前者同様典型的なベアティフィカアグリアスである.第3室の
    眼状紋
    内の白色斑点は中央で強くくびれている.拡大してみると2個の白色斑点は充分離れており,その間には黒色鱗粉に混ざって白色鱗粉が2個認められる.写真6はその表面で,前者より緑色帯が広く,前翅第5,6,7室の大部分をおおっている.その内側には青色層が認められるが,前翅基部の青色斑とは広い黒色帯でへだてられている.後翅中室は黒色で青色斑は認めない.ベアティフィカアグリアスの
    眼状紋
    内白色斑点は,その大きさは個体間でかなり異なり,時に青色に変化したりするが,個数の変異は報告がない.著者が所有する191頭の他のベアティフィカアグリアス,107頭のストゥアルティアグリアス,および184頭のベアータアグリアスには白色斑点の数に異常を認めなかった.報告した2頭は稀な変異体であり,var.bipupulaと命名した.
  • 高橋 真弓
    やどりが
    1965年 1965 巻 40 号 12-14
    発行日: 1965/08/25
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
  • (IV) 数種の内皮色素の組織学的観察
    川瀬 茂実
    日本蚕糸学雑誌
    1956年 25 巻 5 号 327-332
    発行日: 1956/10/28
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    家蚕幼虫の数種の内皮色素の組織学的な調査を行い, 併せてそれら色素間の分布, 共存関係等について調べた。
    1) 形蚕 (+p) 等の
    眼状紋
    部にみられる赤色色素は, 大さ0.1-0.3μ の色素粒として真皮細胞の上辺 (外皮側) にのみ分布する。
    2) 黒縞 (ps), 虎蚕 (Ze) 等に出現する気門上線白条部, 腹脚基部の赤色色素も,
    眼状紋
    部のそれと等しく0.1-0.3μ で真皮細胞の上辺に分布する。
    3)「かすり」(+pq) の赤色色素は, 真皮細胞の基底部に0.2-0.6の暗赤色の粒状顆粒として分布する。
    4) 黄体色蚕 (lem) の黄色色素はxanthopterin-Bであるが, これは極めて微細な色素粒として真皮細胞の上辺に濃厚に分布し, 基底部には少ない。また黄体色蚕の
    眼状紋
    部に出現する赤色色素と黄色色素との関係は, 最上辺に赤色色素が, 次に黄色色素が分布し比較的判然と分布の域を異にする。
    5) 日1号, 日122号の
    眼状紋
    部の赤色色素部には, 真皮細胞の上辺に赤色色素のみが分布し, 他の部分に存在する赤体色色素 (基底部に存在する) はこの部分には存在しない。つまり両色素は同一細胞には共存しない。
  • 西村 正賢
    蝶と蛾
    2008年 59 巻 2 号 107-116
    発行日: 2008/03/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    The genus Ragadia in Indo-China is revised taxonomically, and four species, R. makuta, R. crisilda, R. crito and R. critias, are recognized. The latter three species are very similar to one another and have been variously treated in the past. The geographical variations including the male genitalia are described for these species.
  • *二橋 亮, 藤原 晴彦
    日本蚕糸学会 学術講演会 講演要旨集
    2003年 2003 巻 103
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    アゲハ(Papilio xuthus)の幼虫は4齢時までは白と黒の紋様からなり鳥のフンに擬態するが、5齢では緑色の地色に変化し胸部に
    眼状紋
    を生ずる。このような紋様の切り替えは脱皮を介して行われるため、まずエクダイソンと紋様の関係を調べた。4齢脱皮期では20E投与によって黒色部の阻害が見られたのに対し、3齢脱皮期では黒色部が淡色化する傾向が見られたものの、その影響は4齢脱皮期ほど顕著ではなかった。次にメラニン合成系に関わる2つの酵素TH, DDCをクローニングし、エクダイソンとの関係を調べたところ、20E投与によってTHは発現量が減少し、DDCは発現が阻害された。また、TH, DDCの発現パターンを定量的RT-PCRおよびin situ hybridizationで調べたところ、3齢脱皮期の将来の黒色部ではTH、4齢脱皮期の将来の黒色部ではDDCが強く発現していた。以上の結果から、4齢までの鳥のフン紋様の黒色部はTH、5齢幼虫の
    眼状紋
    などの黒色部はDDCによって制御されていることが確認された。
  • 布目 順郎
    日本蚕糸学雑誌
    1968年 37 巻 5 号 434-440
    発行日: 1968/10/30
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
    Several of the oracle bones have been explained to represent silkworms. In comparison those hieroglyphic characters with markings of the present silkworm larvae, the author assumed that above characters were inscribed to represent silkworms (Bombyx mori L.). Possibly, several strains of thc silkworm were reared in the Yin (殷) period.
    There is an oracle bone which is accepted to represent the ingathering of wild silkworm cocoons, and the kind of this wild silkworm seems to be “Pe-yen-tesan” (Rondotia menciana MOORE) which lives on mulberry trees.
    It is supposed that in the Yin period both the rearing of domesticated silkworms and the ingathering of wild silkworm cocoons were carried out.
  • 粟野 由美, 大住 雅之
    日本色彩学会誌
    2020年 44 巻 3+ 号 243-
    発行日: 2020/05/01
    公開日: 2021/09/06
    ジャーナル フリー

     自然界にあって変化に誘発される「綺麗」を導く貝殻の真珠層,蝶や甲虫,鳥の羽根などをモチーフとした文学や造形芸術,これら天然の構造色素材を用いた工芸品は数多ある.例えば孔雀(peafowl)のうち,インドクジャクの雄(peacock)の外観形象を図案化した意匠には,

    眼状紋
    の“図としての強さ”を背景の材質や色彩選択,綿状羽枝の表現で受けて優雅な雰囲気をたたえる系と,
    眼状紋
    の“図としての強さ”を畳み掛けるサイケデリックな系がある.本稿では帯匠・誉田屋源兵衛製「孔雀羽根織」帯を含む,孔雀羽根三態について顕微鏡での微細構造観察,変角分光イメージングシステムによる光学特性計測を行い,質感印象の関連を考察した.上尾筒において極めて目立つ
    眼状紋
    の光り輝く誘目性に対して脇役とみられる綿状羽枝が,構造色を「綺麗」と感じる時間的空間的変化を蓄えていることがわかった.また,誉田屋源兵衛製「孔雀羽根織」帯の意匠が,視覚優位に応じた素材としての雄孔雀羽根意匠の2つの系には偏重せず,より触感的な印象(絨毛のような柔らかみの上に艶と光輝感)を生起させること,その要因として重要な,密集した起毛であること,その“毛”が構造色発現の構造であること,という要件を雄孔雀の上尾筒の綿状羽枝が満たしていることを確認した.

  • 高橋 真弓
    蝶と蛾
    2007年 58 巻 3 号 276-280
    発行日: 2007/06/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Ypthima wenlungi sp. nov. is described and illustrated from the southern part of Taiwan especially in comparison with Y. multistriata and Y. esakii.
  • 川口 榮作
    遺伝学雑誌
    1942年 18 巻 2 号 81
    発行日: 1942年
    公開日: 2007/04/04
    ジャーナル フリー
  • 森下 和彦
    やどりが
    1970年 1970 巻 63 号 2-13
    発行日: 1970/12/20
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
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