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クエリ検索: "矢萩喜從郎"
7件中 1-7の結果を表示しています
  • *猪狩 一裕, 両角 清隆
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2004年 51 巻 F02
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
     現代社会において、情報は受け手側に理解されるため、その行程がどんどん複雑化している。社会において受け手は、その情報を手に入れるために、いろいろな媒体を通して理解しなければならない。しかしそれら媒体は、受け手側ではなく発信する側の都合で作られているため、受け手は目的の情報を手に入れるまでに、時間と集中力を必要とする。また、情報の表現方法は、時代によって進化している。その背景には技術的な事や、その時代の流行という要素が関係していると思われる。現代社会では常に変化し続ける情報の中から、必要な情報とそうでない情報の区別を、受け手側がしなければならず、限られた時間内で目的の情報を理解しなければならないことが多い。以上の観点から、受け手側に立ち情報の「伝達」構造と問題点を分析し、受け手側の理解度を高めるための新たな情報伝達のデザインの表現方法を研究する。
  • 一リストカット事例を通して
    佐藤 仁美
    箱庭療法学研究
    2013年 25 巻 3 号 65-78
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/05/31
    ジャーナル 認証あり
    本事例は, 主に半分のサイズの砂箱を用いて自己テーマに取り組んだ20代後半の女性の箱庭療法過程である。彼女は, リストカットして辛さを封じていたが, 箱庭を通して困難に打ち勝っていく。彼女の暗闇に吸い込まれそうな怖さは, 子どもから大人へのイニシエーションの未完から起こり, 乗り越えるべき課題だった。語りとともに箱庭表現で取り組み始めるが, 核心に近づくと表現できず, 箱庭や語り以外の表現(夢・描画など)を借りて補った。半サイズの箱庭は, 上下軸(垂直-水平軸)を用いて, 自我境界を越え-再生-再構築し, その小さな空間では, かなしみと孤独が露呈され, 受けとめられた。
  • 矢萩 喜從郎
    すまいろん
    2006年 77 巻 36-41
    発行日: 2006年
    公開日: 2022/05/09
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 松浦 昇
    デザイン学研究
    1992年 1992 巻 89 号 71-78
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー
    1950年代は,ポーランドにとって不幸な時代であったが,ポーランドポスター史にとって重要な意味をもった時代であった。40年代後半から50年代の始めにかけてデビューしたデザイナーは,社会主義リアリズムの教義から脱し,個人の造形思考を優先させ,絶え間ない競争の中でその時期のポスターにおける様々な新しい造形形式の成立を促した。ポスターにおける新しい表現手段,方法への絶えざる追求は,広い人間的な見通しに立って直接的な実用性を超越し,具体的なメッセージばかりでなく幅広い普遍的な内容をもたらした。その結果,ポーランドポスターは,応用美術の産物ではなく,芸術的な価値あるものと認識され,多面性と多様性,多くの意味を含んだ伝達手段として,国民から支持されるようになった。そのポーランドポスターの特質は,傑出したデザイナー,ヤン・ムウォドゼニェツとミエチスワフ・グロフスキのポスターから考察すると,グロテスク,民族芸術の影響,そして,ヒューマニズムである,といえる。
  • 大崎 淳史, 西出 和彦
    人間・環境学会誌
    2009年 12 巻 2 号 1-10
    発行日: 2009/09/25
    公開日: 2019/03/19
    ジャーナル オープンアクセス
    一般住宅の中には部分的に天井を高くとる事例がある。天井高に変化をつけるのは、空間を豊かにするための工夫だといえるが、天井高に変化をつける工夫が居住者の生活にどう結びつくのかは検証されることが少なかった。そこで本研究では、以下の課題2項目を検討することで、人間にとって天井高がいかなる意味をもたらすのかについて考察する。1点目の課題は、空間体感から得る行為のイメージと天井高の関係をとらえることである。具体的には、平面・天井高が可変の実大空間を用い、被験者に「どのような室空間として使いたいか」イメージを記述してもらう。イメージの構造を分析し、平面が同寸法でも天井高が異なればイメージの質も変わることを明らかにする。2点目は、行為展開と天井高の関わりについて検討することである。比較的天井の高いリビング・ダイニング室がある住宅を対象にアンケート調査および訪問調査を行い、現実の行為展開からも天井高による影響が読みとれることを明らかにする。最後に、課題2項目の比較を行い、住宅設計には居住者の視点にたった十分な天井高の検討が欠かせないことを確認する。
  • 佐藤 幸男
    平和研究
    2016年 46 巻 23-42
    発行日: 2016年
    公開日: 2023/11/24
    ジャーナル フリー

    When conducting historical research on East Asia, the concept of kyousei with memories can readily connect the pre- and post-war periods along a single timeline. The history of the Japanese empire did not end just because of its defeat in the war. In fact, it should be acknowledged that the basic structure of post-war East Asia was determined by Japanese colonial rule before the war. It is necessary, simultaneously, to recognize the post-war period in East Asia as arising from a shared understanding that involved fierce war in China, Taiwan, Korea, and Okinawa and was linked to the occupation of the USA. In other words, East Asia transitioned from being under Japanese colonialism before the war to being under the hegemony of the USA after it, which maintained a structural continuity between the Japanese Empire and the escalation of the Cold War. In other words, any attempt to foresee the future of Asia from the time of the Japanese colonial rule to the post-war period, including the civil wars and dictatorships, implies efforts to transcend the USA. An intellectual act is required to obtain the right to live in peace in the historical context.

    Considering the perspective of Nishikawa Nagaoʼs postcolonial critique, my political analysis of colonialismʼs cultural history investigates its contemporary effects in connecting the past and the politics of the present. The catchphrase employed here is East Asia as an intellectual experiment. It is an attempt to drastically alter the archipelagic view that plots time and space on a Cartesian coordinate system, with the traditional and the modern as the vertical axis and the East and the West as the horizontal axis.

  • 細田 あや子
    宗教研究
    2011年 85 巻 2 号 555-582
    発行日: 2011/09/30
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    ヨーロッパ中世のキリスト教美術のなかから、マリア信仰や三位一体という教義が視覚化された彫像、マリアやアンナ信仰が反映された画像、ベネディクト派女子修道院で用いられた画像、ヨセフ崇拝に基づいたイエス降誕の図を取り上げ、このような造形物が信仰生活においてもたらす教育的機能・効果を考える。さまざまな画像から、正統な教義とはなっていなくとも、民衆の信仰や霊性に根ざした図像は、人びとに宗教の教えを理解させ信心を深めるために役立ったであろうことは推測される。とくに家族にかかわる画像などからは、家族のつながり、子どもの教育への配慮といった意味も読み取れる。宗教のなかの表象造形は、人びとの信仰心に基づいて生成、受容され、民衆の霊性を表現したものととらえることができるが、そこには信仰の教化、強化に役立つ機能も大きな意味を持っており、視覚イメージの効用の多様な可能性が指摘されうる。
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