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クエリ検索: "秋田大学教育文化学部附属特別支援学校"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 髙橋 基裕, 藤井 慶博
    発達障害研究
    2020年 41 巻 4 号 343-354
    発行日: 2020/02/29
    公開日: 2025/04/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は,知的障害特別支援学校A校において,学校主体で作成されてきた個別の教育支援計画を,本人・保護者が主体となって作成する「私の応援計画」へと改変したことに関し,その効果の検証を生徒の計画への記載内容と教員の意識の変容に基づき行った.その結果,生徒は「私の応援計画」の作成を通して,自らの生活に関する願いや目標と,それを達成するための方法を具体的に考えられるようになった.また,教員は生徒の変容を実感したことにより,計画を主体的・意欲的に活用し,有用性を強く感じるようになるなど,個別の教育支援計画に対する意識が大きく変容した.これらの実践と効果の検証により,「私の応援計画」は生徒が自らの夢や願いを大切にし,自分の将来をイメージして目標を設定したり,自己評価したりするといったキャリア発達に寄与する取組であるとともに,プランニングの能力を高めるためのツールとしても有効であると推察した.
  • -地方都市にある特別支援学校での調査から-
    今井 彩, 跡部 耕一
    Journal of Inclusive Education
    2023年 12 巻 91-104
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/08/30
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では、地方都市にある肢体不自由特別支援学校において、Googleフォームを用いたWebアンケート調査を行い、教員の生涯学習に関する取組の現状と課題を明らかにし、地方都市における生涯学習の推進を目指した組織的な方策について検討することを目的とした。A特別支援学校の教員107名に対して調査を実施し、62名(回収率57.9%)の有効回答を得た。調査結果からは、生涯学習を推進していく兆しは見えるものの、まだその必要性を感じられない教員がいることから、教員が障害のある子どもの生涯学習の必要性を理解できるような学習機会を設定することが考えられた。また、学校として「生涯学習に関する教育活動」をどのように教育課程上に位置付けていけばよいのかが難しいと感じている教員がいることから、学校全体で生涯学習を推進していけるよう、校内体制を整備していくことが考えられた。今後は、他の地方都市にある肢体不自由特別支援学校との比較を通じてより効果的な方策を検討、発信していくこと、学校全体で校内連携の体制を整えていくために調査結果を教員の属性から分析していくことが課題である。
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