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102件中 1-20の結果を表示しています
  • 旭 香代子, 石井 雅子, 生方 北斗, 羽入 貴子, 太田 正行
    日本視能訓練士協会誌
    2018年 47 巻 257-263
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/03/08
    ジャーナル フリー

    【目的】新潟市では、すべての認可保育園で3歳児以上の園児に対して毎年視力検査を実施しているが、医療機関の受診勧告を受けた約3割の園児が医療機関を受診していないことが報告されている。今回我々は、新潟市保育園保健統計を調査し、医療機関への受診勧告をされながら医療機関を未受診であった園児を中心に考察したので報告する。

    【対象および方法】平成20年度から平成27年度までの8年間の保育園保健統計のうち、視力検査の結果を対象として後ろ向きに調査し、新潟市保育園の視力検査受健者の推移と、医療機関の未受診率について行政区別に検討した。

    【結果】視力検査の総受健者数は8年間で微増の傾向を示し、医療機関の受診勧告者数は平成25年度が最も多かった。医療機関の未受診率は、8年間で27.3%から38.2%の間で変動がみられた。行政区別に未受診率をみると、各区での幼児の人口と未受診率の間には、特段の傾向はみられなかった。また、各保育園での未受診率は0%から60%以上と、施設によってばらつきがみられた。

    【結論】医療機関の未受診率は、医療機関の受診勧告者数の増減とは一致しない結果であった。未受診率の減少のあった年度については、その時期に保育士を対象とした視力検査実技講習会が開催されていた。このような啓発活動が広まることで、医療機関の未受診率が今後減少することが期待でき、ひいては就学前の弱視の検出につなげたい。

  • 阿部 永
    哺乳類科学
    2012年 52 巻 1 号 55-62
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/18
    ジャーナル フリー
    新潟県越後平野に分布域をもつエチゴモグラMogera etigoについて次の3つの地域個体群がもつ分布の現状をトンネル計測によって調べ,過去(1995–2005年)の調査結果と比較した.1.見附市及び長岡市栃尾地区にある孤立分布地,2.越後平野の主要分布域周辺の一部,五泉市市街周辺から北西部の新潟市秋葉区新津市街東側にかけての,阿賀野川,小阿賀野川,能代川に囲まれた水田地帯,3.主要分布域内中心部に位置する場所の一つ,新潟市江南区駒込・藤山南部水田(約600×850 m).調査の結果,No. 1の孤立個体群では,一部の水田中央の分布消失などを除き,全体として分布に大きな変化はなかった.No. 2の分布地では広い水田中央などにおいてエチゴモグラの分布消失が見られ,またアズマモグラM. imaizumiiの分布拡大による分布の置換があった.No. 3の調査地でもエチゴモグラの分布縮小が見られ,モグラの生息しない地帯が拡大した.No. 1,2地区は耕地環境改変に伴う生息環境悪化とアズマモグラとの種間競争により,また,No. 3地区では耕地環境改変の影響によりエチゴモグラの分布が縮小したものと考えられた.
  • 月山 陽介, 菅野 明宏, 新田 勇, 大川 永, 鈴木 正毅, 久保田 遼, 西脇 正, 磯部 光一
    精密工学会誌
    2014年 80 巻 7 号 675-681
    発行日: 2014/07/05
    公開日: 2014/07/05
    ジャーナル フリー
    In a production process of railway vehicles, several panels such as a ceiling panel and side panels are assembled by fusion welding. The welding heat causes the assembled vehicles to be slightly distorted. In the next interior fitting process of the railway vehicle production stage, a huge number of component parts must be fitted, such as air conditioning units and frame bars for straps, etc. It is very difficult for those parts to be fixed into the railway vehicles since the bolt holes are not in right positions because of the welding heat. Thus, it is of very importance to measure shapes of the panels and the bolt holes after the welding process. In a previous study, we had developed a new type of laser coordinate measuring machine with a laser distance meter and two galvano mirrors. The laser coordinate measuring machine can't cover the railway vehicle at a time. The railway vehicles have to be measured for the laser coordinate measuring machine to be moved three times and the measured data have to be connected by stitching technique. In this study we have developed two kinds of data stitching techniques and examined which method is suitable for the railway vehicles through the experiments.
  • 株式会社WELCON
    日本機械学会誌
    2014年 117 巻 1146 号 308-
    発行日: 2014/05/05
    公開日: 2017/06/21
    解説誌・一般情報誌 認証あり
  • 小林 量作, 佐藤 成登志, 古西 勇, 新井 春美, 康 徳龍, 内山 渉
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 P-YB-11-4
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】地域在住高齢者の介護予防において,町内会館等を通所のサロン会場として利用する「町内型」は,体育館等の大規模施設利用の「センター型」に比べて,自宅からの所用時間,距離において優位である。しかし,参加者の自宅とサロン会場との通所手段,所用時間,距離についての報告は少なく,その実態,適切な範囲については不明である。本研究の目的は,サロン参加者の自宅と会場における通所手段,所要時間,距離の実態を明らかにすることである。【方法】対象はN市A区の8か所のサロン会場に参加している在宅高齢者154人である。男性18人,女性136人,58歳から86歳,平均74.6±6.5歳である。方法は,サロン活動において年1回実施しているアンケート調査より自宅からサロン会場までの通所手段,MapFan Web,Googole Mapによる所要時間,距離をインターネットで検索・抽出した。統計的解析は,対応のないt検定,一元配置分散分析を実施した。【結果】1.全対象の通所手段は,徒歩が93人,60%,平均年齢76.1歳,自転車が20人,13%,72.7歳,自動車(同乗を含む)が41人,27%,74.1歳であった。3つの通所手段における年齢には有意差を示さなかった。2.所要時間は1分から20分,平均7.3±4.2分,10分以内に含まれる者が80人,88%であった。自宅からの距離は10mから2600m,平均837±553m,1000m以内に含まれる者が68人,75%であった。3.男女比較では,所要時間において男性平均5.6分,女性平均7.6分であった。距離において男性平均663m,女性平均869mであった。所要時間,距離のいずれも男女間に有意差を示さなかった。4.60歳代,70歳代,80歳代の比較(以下同順)では,所要時間において平均5.9分,7.6分,7.6分であった。距離において平均866m,942m,610mであった。3つの年齢層における所要時間,距離のいずれも有意差を示さなかった。5.通所手段の徒歩,自転車,自動車の比較(以下同順)では,所要時間において平均8.7分,7.0分,5.3分であった。距離においては平均521m,843m,1314mであった。3つの通所手段による所要時間,距離のいずれも有意差を示した(p<0.01)。【結論】高齢者が徒歩で買い物に行く範囲の所要時間は10分以内である(東京都調査,2011.李,2013)。平均年齢75歳の高齢者にとって,通所のために許容できる所要時間は買い物の範囲とほぼ同様であり,10分程度が目安として考えられる。また,距離は通所手段により明らかに異なった。本研究の実態から考えるには,徒歩では約500m程度の距離,所要時間では通所手段に依存しないで10分以内の条件なら参加しているといえる。結論は,介護予防のサロン参加者は,徒歩の参加者が多く500m程度の距離内であり,徒歩,自転車,自動車とも所要時間10分以内が良いアクセスの目安と考えられる。
  • 湯淺 かさね, 池邊 このみ
    ランドスケープ研究
    2017年 80 巻 5 号 677-682
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2017/09/13
    ジャーナル フリー

    The aim of this study was to investigate exterior greenery at public facilities. To clarify the relationship between the guidelines and the public’s evaluation of exterior spaces, we the following steps were taken: 1) a literature review was carr ied out on this subject and local government personnel were interviewed to compare the coverage of the greenery guidelines; 2) a questionnaire was distributed to determine the elements considered in the public’s evaluation of exterior spaces. The purpose of the greenery guidelines is not only to ensure environmental protection, but also to encourage user and regional contribution. Overall, the exterior spaces that had greenery as per the guidelines received a good evaluation from the public. However, qui te a few users were not satisfied with the greenery in external spaces. We found that the public had a strong emotional connection with greenery and thus sought more greenery in their external spaces. The future challenge of exterior greenery projects is maintenance and continuation. To enable this, exterior greenery must be perceived as an important asset.

  • 徳山 尚吾, 前田 武彦
    YAKUGAKU ZASSHI
    2014年 134 巻 3 号 371-372
    発行日: 2014/03/01
    公開日: 2014/03/01
    ジャーナル フリー
  • 野村 一樹
    高圧力の科学と技術
    2017年 27 巻 3 号 222-223
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 裕
    機械材料・材料加工技術講演会講演論文集
    2007年 2007.15 巻 F2
    発行日: 2007/11/16
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 認証あり
  • 山田 久陽
    ファルマシア
    2011年 47 巻 2 号 180-180_2
    発行日: 2011/02/01
    公開日: 2017/02/11
    ジャーナル フリー
  • 池田 幸弘
    ファルマシア
    2011年 47 巻 2 号 180-180_1
    発行日: 2011/02/01
    公開日: 2017/02/11
    ジャーナル フリー
  • 池田 幸弘
    ファルマシア
    2010年 46 巻 2 号 192
    発行日: 2010/02/01
    公開日: 2018/08/23
    ジャーナル フリー
  • 継田 雅美
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2011年 21 巻
    発行日: 2011/09/09
    公開日: 2019/01/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 北原 隆志
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2011年 21 巻
    発行日: 2011/09/09
    公開日: 2019/01/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 小林 量作, 佐藤 美和子, 地神 裕史, 古西 勇, 椿 淳裕, 佐藤 成登志, 佐久間 真由美, 今西 里佳
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】 高齢者の膝痛,腰痛などの関節痛は下肢の運動機能低下に影響し生活動作を阻害すると考えられている.特に女性の変形性関節症の罹患率は男性よりも高く,女性の関節痛予防対策が急がれる.第46回本学会では,生活動作における和式動作や昇降動作に関節痛が多いことを報告した.今回は事例数を増やし,動作毎における関節痛有無との関連を調べた. 研究目的は,運動指導サポーター養成教室(養成教室)に参加した成人・高年女性の関節痛と運動機能,生活動作の関連について検証することである.【方法】 対象はN市の養成教室に参加した女性95名である.年齢は43歳~79歳,平均67.3±6.5歳である.対象者は養成教室への自発的申込者であり,全員が支障なく日常生活を送っている.養成教室プログラムは事前・事後の体力測定および6回の講座で構成される.今回は平成22年度,23年度における事前の体力測定データを使用した.データは,個人の属性,体格,片足立ち,握力,膝関節伸展筋力,Timed Up & Go(TUG),ジャンプ時の下肢筋パワー,30秒椅子立ち上がり(CS-30),膝関節伸展筋力,背筋力,踵骨骨量である.アンケート項目は関節痛の部位,生活動作遂行時の関節痛有無,転倒経験,転倒の自己効力感(転ばない自信)などである.統計的解析は対応のないt検定,Mann-WhitneyのU検定,カイ二乗検定を用いた.p<0.05を有意差ありとした.【倫理的配慮、説明と同意】 本調査は新潟医療福祉大学倫理委員会の承認を受けた.参加者全員に直接研究内容を説明し書面による同意を得た.【結果】 1. 対象者の社会的活動では,この1年間に入院4%,この1年間にボランティア活動68%,この1年間にサークルなどの活動91%,日頃,決まった運動実施78%,農作業している52%であった. 2.慢性(6ヵ月以上)の関節痛は34名(36%)であった.関節別では,膝30名(32%),腰30名(32%),肩19名(20%),首17名(18%),股7名(7%)であった.この内,2つ以上の項目の重複した者は27名であった. 3.動作遂行時に関節痛がある者は,正座45%,起き上がる30%,階段昇降30%,床から起立28%,重い物を持つ23%,歩き始め22%,寝返る20%,小走り18%,30分以上の歩行18%,椅子から起立17%,洗面でかがむ16%,就寝中12%,平坦歩行11%,衣服の着替え10%であった.4.動作毎に動作遂行時の関節痛群と関節痛無し群に分けて,年齢,体格,運動機能,転倒経験,転倒自己効力感を比較した.その結果,正座における関節痛群は片足立ち,CS-30,膝伸展筋力,下肢の筋パワー,転倒経験,転倒の自己効力感で有意に劣っていた(以下同様の比較).起き上がりにおいては2群に差がなかった.階段昇降における関節痛群は年齢が高い,身長が高い,片足立ちが劣っていた.床から起立における関節痛群は片足立ち,CS-30,骨量で劣っていた,重い物を持つにおいては2群に差がなかった.歩き始めにおける関節痛群は片足立ちが劣っていた.小走りにおける関節痛群は,年齢が高く,片足立ち,CS-30,TUGが劣っていた.30分以上歩行において2群に差がなかった.椅子からの起立における関節痛群は,片足立ち,CS-30が劣っていた.【考察】 運動指導サポーターの役割は,地域サロンで高齢者を対象に運動指導することである.そのような集団であるため社会的活動は非常に活発であるが,慢性の関節痛を36%で訴え,サポーター自身も関節痛の問題を抱えている.動作遂行時の関節痛は,前回報告と同様に正座,起き上がる,階段昇降,床から起立など和式生活や昇降動作であり,これらの動作が膝関節・腰部に負担をかける動作であることを追認した.動作遂行時の関節痛有無と運動機能の関係では,正座の関節痛群において運動機能の低下,転倒経験あり,自己効力感低下していたことは,膝関節痛が運動機能,転倒に関連しやすいことが推察される.一方,腰痛に関連した動作の遂行では,運動機能との関連が明らかでなかった.【理学療法学研究としての意義】 女性の関節痛予防対策は,対象者が多く,生活動作に影響し介護予防の視点から喫緊の課題である.関節痛予防対策の基礎データとして関節痛と運動機能,生活動作との関連について検証することは重要であり,本研究はその予備的研究として意義あると考える.
  • 田宮 実
    有機合成化学協会誌
    2008年 66 巻 8 号 808-809
    発行日: 2008/08/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 倉重 祐二, 小林 伸雄
    園芸学研究
    2009年 8 巻 3 号 267-271
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/07/25
    ジャーナル フリー
    石川県能登地方には,江戸キリシマ品種群の樹齢100年以上と推定される古木が,能登半島の先端部の個人の庭園を中心に286個体が分布する.広域でこれだけ多数の江戸キリシマが保存されているのは他所には見られない特徴であり,地域で“のとキリシマツツジ”と命名され,観光や地域活性化に利用されている.形態調査から,これらは‘本霧島’,‘蓑霧島’,‘二順霧島’,‘八重霧島’,‘四季咲霧島’,‘紅霧島’,‘紫霧島’の7品種ならびに品種名不明の“けら性”の一重,不完全二重,八重の品種不明の3系統であることが確認された.古文献調査からは,能登地方に1738年以前に‘本霧島’が存在したこと,ならびに江戸および関西から移入されたことが明らかとなった.また,能登地方および群馬県館林市のつつじが岡公園の‘本霧島’をRAPD法により比較した結果,能登地方内でのバンドパターンの差異は見られなかったが,つつじが岡公園とは同一品種のクローンではないことが明らかになった.
  • 本間 利光, 白鳥 豊, 大峽 広智, 土田 徹, 牧野 知之, 安部 匡, 石川 覚
    日本土壌肥料学雑誌
    2017年 88 巻 3 号 213-220
    発行日: 2017/06/05
    公開日: 2018/06/05
    ジャーナル フリー

    (1)ごま葉枯病は有効態リン酸,交換性塩基,易還元性Mn,遊離酸化鉄および可給態ケイ酸含量が少ない土壌で発病が多かった.

    (2)茎葉中の無機成分ではK, Si, Mn, Fe含有率が低いと病斑数は増加した.

    (3)止葉のごま葉枯病病斑数はコシヒカリと比較しコシヒカリ環1号で多く,Mn資材の施用により減少する傾向であった.

    (4)コシヒカリ環1号はコシヒカリと比較しMn含有率が低く鉄含有率が高い.その結果,茎葉のMn/Fe比が低くなりゴマ葉枯病病斑数が増加した可能性が示唆された.

    (5)ごま葉枯病の多発ほ場ではコシヒカリ環1号の収量はコシヒカリより少ないが,Mn資材の施用によりコシヒカリと同等までに改善する傾向がみられた.

  • 倉重 祐二, 小林 伸雄
    園芸学研究
    2008年 7 巻 2 号 323-328
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/25
    ジャーナル フリー
    神奈川農事試験場“躑躅類調査 大正六年,七年”が2006年に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で発見された.ノートには338品種の常緑性ツツジ園芸品種,ならびに7種の野生種の詳細な形質のみならず,これらの交配記録も記述されていた.調査からは,現存すると推定される園芸品種は170品種であること,クルメツツジを中心とした花色や花型の多様化が大正の育種傾向であったことが明らかとなった.これらの結果は,ほとんど情報のない絶滅したツツジ園芸品種に関する形態情報を含み,またヨーロッパに先立って,ツツジ育種における交配実生の花色,花型の分離に関する調査結果が記述されている点で重要である.
  • 古西 勇, 小林 量作, 佐藤 美和子, 地神 裕史, 椿 淳裕, 佐藤 成登志, 佐久間 真由美, 今西 里佳
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 E-P-14
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】高齢者の体力が加齢に伴い低下することは,文部科学省が毎年公表している新体力テストの結果からもうかがえる.しかし,柔軟性に関する測定項目は長座体前屈のみでありで,立位で体をそらす伸展(以下,体そりかえり)の柔軟性は評価されていない.体そりかえり動作では、股関節屈筋の伸張と胸腰部の伸展,骨盤の前方移動により,重心を支持基底面内に保つのが通常である.股関節屈筋を充分に伸張できない場合,骨盤の前方移動が困難となり,膝を屈曲して体をそらす代償動作がみられる.それを補正して体そりかえり角度を簡便に測定できれば,胸腰部と股関節の複合的な伸展の柔軟性の有用な指標となるかもしれない.先行研究では,パーキンソン病患者の体幹伸展度を健常者と比較した江口らの研究があるが,体そりかえり角度を地域在住の中高齢者を対象とした新しい柔軟性の指標として用いることは意義があると考える.本研究の目的は,地域在住の中高齢者を対象に,体そりかえり角度の測定を行い,他の身体機能の評価指標との関連性を明らかにすることである.【方法】対象は,平成22年度と23年度にN市で行われた運動指導サポーター養成教室に参加した女性92名(平均年齢67.5±6.0歳)である.参加者自身には日常生活に支障となる障害は特になかった.体そりかえり動作は,肩幅に両足を開いた立位で,両手を胸の前で合わせた開始肢位から,目の高さの前方を見たまま,体をそりかえらせ,数秒止めてから元に戻るという流れとした.「止めて戻れるところまで」「膝はできるだけ曲げないように」「頸をそらさないように」との説明を行い,原則として1回の練習の後に1回で測定した.測定者は被検者の左外側に位置し、安全のため被検者の後方に補助者をつけた.測定の指標は,左の肩峰,大転子,大腿骨外側上顆,外果とし,触診によりその部位を特定し目印のシールを貼付した.測定にはゴニオメーターを使用し,5°単位で読み取った.測定者は,被検者が体を最大にそりかえらせたところで,基本軸を大転子と大腿骨外側上顆を結んだ線,移動軸を肩峰と大転子を結んだ線に合わせて,鋭角の角度を測定し,体そりかえり角度とした.次に,安静立位での膝肢位(伸展角度)と,治療台の上での他動的な膝伸展角度を測定した.これらの測定結果および年齢との間でスピアマンの順位相関係数の検定を行った.また,体そりかえり角度と,Timed Up & Go(TUG)テスト,ジャンプ動作時の下肢筋パワーおよび%標準値,膝伸展筋力,握力,背筋力との間でも同様に相関分析を行った.さらに,体そりかえり角度を目的変数,それと有意な相関関係が認められた変数を説明変数として,回帰分析を行った.いずれも有意水準は5%とした.【倫理的配慮、説明と同意】本研究は,発表者が所属する大学の倫理委員会の承認を受けて実施され,参加者全員に説明の上,書面により同意を受けた.【結果】体そりかえり角度の中央値は35°(範囲15~45°)であり,年齢との相関関係は有意ではなかったが,立位での膝肢位(rs = 0.55,p<0.001)と膝伸展可動域(rs = 0.51,p<0.001)で有意な正の相関関係が認められた.年齢と立位での膝肢位(rs = -0.27,p = 0.003),年齢と膝伸展可動域(rs = -0.17,p<0.015)の間では、有意な負の相関関係が認められた.体そりかえり角度と各種テストとの間では,膝伸展筋力(右,rs = 0.20,p = 0.082;左,rs = 0.24,p = 0.033)で有意な正の相関関係もしくはその傾向が認められたが,それ以外のテストとの相関関係は有意ではなかった.回帰分析では,膝伸展可動域を説明変数とした単回帰分析の結果,膝伸展可動域(x)から体そりかえり角度(y)を予測するのにy = 0.694 * x + 31.1という回帰式が役立つことが認められた(p<0.001).【考察】体そりかえり角度の測定は,簡便にでき,安全に行えるテストとして,地域在住の中高齢者を対象に新しい柔軟性の指標として勧められる.膝伸展可動域の制限が体そりかえり角度の低下と関連している可能性が示唆され,関節可動域測定の重要性が示唆された.本研究の限界は,特に障害のない人たちを対象者とした結果であるということであり,対象者の範囲を拡げたさらなる研究が必要である. 【理学療法学研究としての意義】本研究は,地域在住の中高齢者を対象とした新しい柔軟性の指標として,簡便かつ安全に行える体そりかえり角度の測定を提案し,実践的にその意義を明らかにしたものであり,理学療法学研究としての意義がある.
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