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クエリ検索: "立山"
10,017件中 1-20の結果を表示しています
  • 川澄 隆明
    第四紀研究
    2007年 46 巻 1 号 37-46
    発行日: 2007/02/01
    公開日: 2008/02/14
    ジャーナル フリー
    中部日本の飛騨山脈
    立山
    (3,015m)とその西側に隣接する
    立山
    火山において,3段のモレーンと火山噴出物との層序的関係から,最終氷期後半の亜氷期における氷河前進と火山活動のタイミングを明らかにした.最終氷期後半の亜氷期は,
    立山
    期I(29cal ka直前),II(18~20 10Be ka),III(10~11 10Be ka)に細分される.
    立山期の氷河は立山
    期Iに最も前進し,その後順次後退した.飛騨山脈の高山では,最終氷期後半の亜氷期における氷河最前進がMIS 3の29cal ka直前に同時に起きた.
    立山
    火山は,
    立山
    期IとIIの間に水蒸気爆発を起こして類質溶岩片を放出したが,この溶岩片の降下は
    立山
    の氷河が後退・前進を開始する原因ではなかった.
  • 川澄 隆明
    地理学評論 Ser. A
    2000年 73 巻 1 号 26-43
    発行日: 2000/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    立山
    は,主に閃緑岩で構成される主稜部と,主稜部の西斜面に形成された
    立山
    火山からなる.
    立山
    火山北東部の室堂平とその周辺に堆積する氷成堆積物と火山噴出物の層序および層相によって,後期更新世前半における氷河前進の時代および氷河作用と火山活動の関係を検討した.層序は,下位から順に,
    立山
    第2期火砕流堆積物, K-Tz (95~90 ka),
    立山
    礫層,雷鳥台砂礫層(ca.70 ka),室堂礫層,玉殿溶岩, DKP (52~50 ka) である.
    立山
    礫層は主稜部から流下した氷河の氷底堆積物であり,
    立山
    第2期火砕流堆積物に形成された氷食谷の中に堆積した.雷鳥台砂礫層は, Tt-E (ca. 70 ka) に対比される軽石を多量に含み,
    立山
    火山活動によって主稜部の氷河が融解したときの土石流堆積物である.室堂礫層は,成長した
    立山
    火山から流下した氷河の氷成堆積物である.後期更新世前半の氷河前進は
    立山
    火山活動によって2期に区分され,それぞれ95~70 ka (MIS 5b~4) の間, 70-50 ka (MIS 4~3) の間に起こった.
  • *飯田 肇, 福井 幸太郎
    日本地理学会発表要旨集
    2013年 2013s 巻 S0904
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/04
    会議録・要旨集 フリー
    1. はじめに
    立山
    カルデラ砂防博物館では、平成24年春の特別展「
    立山
    に行こう-より楽しむコツ博物館が教えます-」で来館者に
    立山
    の自然の独自性、多様性について説明するために、「上昇する山」「氷の山」「火の山」「水の山」という4つのキーワードを使用した。さらに、
    立山
    の自然をめぐって平成24年に2つの大きな出来事があった。第1は、
    立山
    連峰の御前沢雪渓、三ノ窓雪渓、小窓雪渓で、厚い氷体やその流動が実測され、氷河が現存することが確認されたことである(福井・飯田,2012)。第2は、弥陀ヶ原台地の湿原が、ラムサール条約登録湿地となったことである。これらの新しい事象も含めて、4つのキーワードから「大地の遺産」としての
    立山
    を概観する。2. 上昇する山
    立山
    連峰を含む飛騨山脈は、新生代第四紀の隆起量が日本で最大である。ヒマラヤ山脈と同じく2つの大陸プレートの衝突が原因となり形成され現在でも隆起を続けている。ヒマラヤ山脈はガンジス河やインダス河を生み出したが、飛騨山脈も同様に黒部川や常願寺川等の日本を代表する急流河川を生み出した。これらの結果、
    立山
    連峰の主稜線付近には花崗岩類が露出し、また河況係数が大きい急流河川の下流には、砕石された花崗岩類が堆積した白い川原が分布している。3. 氷の山 
    立山
    連峰には、氷河により形成された圏谷、U字谷等の独特の地形が存在する。薬師岳の圏谷群は国指定の特別天然記念物に、山崎圏谷は天然記念物に指定されている。この地域の最大の特色は、これらの氷河地形内に残存する雪氷量が圧倒的に多いことである。主稜線の風下側では一冬の積雪量が20 mに達し、秋の終わりになっても残存して多年性雪渓が多く形成されている。これら中でも規模の大きな内蔵助雪渓には、30 mに達する厚い氷体(氷河氷)が存在し、ムーラン底部の氷の年代は1700年前の日本最古のものとされる。さらに規模の大きな多年性雪渓の中には、現存する氷河が確認された。このうち最大の規模を持つ三ノ窓雪渓(氷河)では、25 mに達する積雪の下に50 m以上の氷体が存在し、1ケ月間で30 cmの流動が実測された。4. 火の山 
    立山
    の大きな地形的特色は、
    立山
    カルデラの巨大な窪地と隣接して広大に張り出す弥陀ヶ原台地である。この独特の地形は、
    立山
    カルデラ付近にあった火山の活発な活動により流れ出た火砕流、溶岩流により形成された。現在でも地獄谷や
    立山
    カルデラでは活発な火山活動がみられ、弥陀ヶ原(
    立山
    )火山は活火山として分類されている。5. 水の山 標高2500 mの室堂平の平均積雪深は7mに達し、雪の大谷「雪の壁」の様な吹きだまりの積雪深は15~20 mに達する。これを冬期降水量に換算すると約3000 mmとなる。しかし、この雪のほとんどが一夏で融解してしまうのも大きな特徴だ。夏期の雨量とあわせると年降水量は6000 mmに達し、日本でも有数の量である。これらの豊富な水が作る地形の代表に、称名滝周辺のV字峡谷があげられる。称名滝は、約7万年間で現在の位置まで約7 km後退したといわれる。日本一の落差や深さを誇り、豊富な水が大地を侵食しつつ下流に一気に流れ下る。6. 資産の有機的なつながり 
    立山
    には日本で唯一の氷河が現存し、そのような環境下に氷河時代の遺存種である雷鳥や高山植物が多く分布する。また、
    立山
    火山が生み出した地獄谷、玉殿岩屋、材木石、餓鬼ノ田圃等の独特の景観は、古くから
    立山
    信仰の舞台となった。さらに、
    立山
    の自然は下流に脅威をもたらす。
    立山
    カルデラには、火山活動により形成された脆く風化されやすい火山岩が分布する。この不安定土砂に、日本有数の降水量を持つ融雪水や豪雨が流れ下る。さらに、付近には跡津川断層が走り数千年に一度の割合で大地震が発生する。安政の飛越地震(1858年)で発生した鳶崩れの崩壊土砂は、
    立山
    カルデラ内外に堆積し天然ダムを形成した。その後2度にわたり決壊して大土石流となって富山平野を襲い大被害をもたらした。
    立山
    カルデラ内には今でも膨大な量の不安定土砂が堆積している。これらが相まって、常願寺川は豪雨のたびに土砂災害が発生する暴れ川となった。
  • 河野 昭一
    日本生態学会誌
    1999年 49 巻 3 号 313-320
    発行日: 1999/12/25
    公開日: 2017/05/25
    ジャーナル フリー
  • 野崎 保, 菊川 茂
    日本地すべり学会誌
    2012年 49 巻 4 号 196-203
    発行日: 2012/07/25
    公開日: 2013/10/01
    ジャーナル フリー
  • 鳶崩れと多枝原谷-複合要因で発達した大規模山体崩壊-
    八木 浩司, 井口 隆
    日本地すべり学会誌
    2012年 49 巻 4 号 210-212
    発行日: 2012年
    公開日: 2015/09/29
    ジャーナル フリー
  • 赤羽 久忠, 古野 毅
    地質学雑誌
    1993年 99 巻 6 号 457-466
    発行日: 1993/06/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 赤羽 久忠
    岩鉱
    1993年 88 巻 10 号 469-477
    発行日: 1993/10/05
    公開日: 2008/03/18
    ジャーナル フリー
    Oolitic opal (siliceous oolite) and massive opal from Tateyama Hot Spring Shin-yu, Toyama Prefecture, Central Japan, have been investigated based on mineralogy, geochemistry, and SEM-observations.
    Both oolitic opal and massive opal are composed of amorphous spherical silica particles. Individual oolitic opals ups to their diameter to 10mm have cores of rock or mineral fragments. Each silica particles of oolitic opal or massive opal increased their diameter by combinations of smaller ones that assimilated each other by changing their forms. Oolitic opal and massive opal are ultimately the same.
    The water of the hot spring showing about 70°C, pH=3 and over-saturated with silica, contains abundant small silica particles. Oolitic opal and massive opal are precipitating at the Tateyama Hot Spring Shin-yu now.
    Some of siliceous oolites found in Japan would be formed through the same mechanism and circumstances such as Tateyama Hot Spring Shin-yu.
  • 藤田 寿雄
    砂防学会誌
    1985年 38 巻 1 号 23a-26
    発行日: 1985/05/25
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 烏田 直哉
    教育学研究ジャーナル
    2017年 21 巻 1-11
    発行日: 2017/12/13
    公開日: 2018/03/13
    ジャーナル フリー

    This paper clarifies the life courses of graduates of Yamaguchi Middle School by using the alumni bulletin to investigate both advancement (admission to higher stage of education) and employment. Findings illustrate the social function of Yamaguchi Middle School.

    First, the life courses of the Yamaguchi middle school graduates written in "The Annals of Yamaguchi Prefectural Yamaguchi High School" were established. Next, the relation between advancement and employment was analyzed using a register of graduates included in the alumni bulletin. Furthermore, above-mentioned relation was confirmed from the description of graduate's memoirs.

    Through the above analysis, this paper makes clear the following points.

    First, many graduates who were the subject of this analysis were engaged in government services and self-employment. Their fields of learning covered a variety of subjects. Second, there were a lot of cases in which those who learned science, engineering, politics and economics were engaged in commerce and manufacturing. They contributed to the development of commerce and manufacturing in Yamaguchi Prefecture. Third, there were cases of graduates engaged in overseas industry who had experienced a school excursion.

    In this paper, the relationship between middle school graduates and society was more concretely described than in previous research.

  • 中野 俊, 奥野 充, 菊川 茂
    地質学雑誌
    2010年 116 巻 Supplement 号 S37-S48
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/01/26
    ジャーナル フリー
    立山
    火山は20数万年前に活動を始めた複合火山である.現在,北東端の地獄谷で活発に噴気活動が続く.火山噴出物の分布域から見ると地域的には弥陀ヶ原地域と五色ヶ原地域に大別され,両者の間を浸食カルデラの
    立山
    カルデラが隔てる.カルデラ内では1858年飛越地震により山体崩壊が発生し,その未固結堆積物は日常的に崩壊が著しく,土砂流出を防ぐための大規模な砂防工事が明治時代以来盛んに行われている.日本地質学会主催による
    立山
    火山あるいは
    立山
    カルデラに関する見学旅行は,近年だけでも1966年,1990年,2001年に実施されている.今回は,交通の便がよい弥陀ヶ原地域を巡って火砕流・溶岩流・テフラ層の観察を行なう.特に称名滝火砕流堆積物のさまざまな岩相,また,水蒸気爆発による完新世テフラを観察する.カルデラ縁の展望台からは,カルデラ及び五色ヶ原地域の噴出物を遠望する.
  • 川澄 隆明
    地理学評論 Series A
    2022年 95 巻 1 号 59-74
    発行日: 2022/01/01
    公開日: 2024/03/16
    ジャーナル フリー

    飛騨山脈の

    立山
    西面では砂根山と呼ばれる尾根状の地形が山崎カール直下の浄土沢に分布し,モレーンであると指摘されたり,氷成堆積物で構成されていると説明されたりしているが,その根拠は示されていなかった.そこで,砂根山と周辺の地形・地質学的調査に基づいて,砂根山の形成過程を明らかにした.砂根山の構成礫層は,西側に隣接する弥陀ヶ原火山の降下軽石によって
    立山
    の氷河が融解して生じたラハール堆積物を主体とし,その上下に氷底堆積物を伴っている.堆積物はいずれも最終氷期前半の氷河前進期(95–47±9 ka)に浄土沢下流部に堆積したものである.これら堆積物の東側部分が最終氷期前半の氷河前進期の後(47±9 ka)から水蒸気爆発(30–18 ka)の前までの期間に浄土沢の流水によって侵食され,西側部分が水蒸気爆発で吹き飛ばされ,間に残された堆積物が砂根山を形成した.砂根山はモレーンではなく,氷河作用と火山活動および流水の侵食作用が重なって形成された尾根である.

  • 清水 大輔, 山崎 裕治
    保全生態学研究
    2021年 26 巻 2 号 論文ID: 2029
    発行日: 2021/08/31
    公開日: 2021/12/31
    [早期公開] 公開日: 2021/08/31
    ジャーナル オープンアクセス

    ミヤマモンキチョウは、高山帯から亜高山帯にかけて生息する高山蝶である。本種は、近年の温暖化によって、個体数の減少が危惧されており、 2019年の環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に指定されている。しかし、現在本種の生息域や生活環などの基本的な生態研究が十分に行われていない。本調査では、ミヤマモンキチョウの保全を目的とし、本種の主要な生息地である

    立山
    連峰弥陀ヶ原の標高約 1600 mから約 2100 mまでの範囲において、生息状況および利用環境に関する調査を行った。その結果、 2019年 7月 17日から同年 8月 18日までの間に、本種の成虫が延べ 529個体確認された。本種の確認地点は、標高 1700 m以上の草原地帯であり、森林地帯では確認されなかった。また、草原において本種の出現に与える影響を推測するために、本種の出現を目的変数とし、草原全体のメッシュの斜度と草原における地形の存在メッシュを説明変数としたロジスティック回帰分析を実施した。その結果、本種の出現に対してメッシュの斜度は正の影響を示し、池塘の存在は負の影響を示した。これは、本種の成虫が池塘周辺と比較して、傾斜が大きく水はけのよい草原地帯を多く利用する傾向があることを示唆する。また、本種が利用する吸蜜植物および寄主植物の種類や樹高、および日照状態などの生育環境を調査した。本調査の結果は、将来的な環境変化が本種のさらなる減少をもたらす可能性があることを示唆する。

  • 中村 浩志, 小林 篤
    山階鳥類学雑誌
    2014年 46 巻 1 号 34-40
    発行日: 2014/09/30
    公開日: 2016/09/30
    ジャーナル フリー
    Carcasses of 22 species of migrant birds were observed at the alpine area of Mt. Norikura in early spring (late April to middle May). These migrants died by snowstorms that they encountered during spring migration when they passed over the alpine area.
  • 赤羽 久忠, 古野 毅, 宮島 宏, 後藤 道治, 太田 敏孝, 山本 茂
    地質学雑誌
    1999年 105 巻 2 号 108-115
    発行日: 1999/02/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    温泉水の中で, 自然の倒木が珪化していることがあり, これが地質時代に形成された珪化木の一つの形成現場であるという報告がある(Leo and Barghoorn 1976;赤羽・古野, 1993).筆者らはさらにこれを確かめるため, 木片を7年間にわたって温泉水の流れに浸し, 珪化の進行を観察した.珪酸の増加は約1年で重量比~0.72%, 2年で~2.90%, 4年で10.65%, 5年で26.78%, 7年で38.11%に達した.珪化は, 珪酸の球状体が木材組織の細胞内腔を充填することによって行われている.珪酸が木材組織へ浸潤する機構について, 珪酸の球状体が道管~道管壁孔を経由し各細胞まで到達した痕跡を確認した.今回確認した珪化木の形成機構は, 地質時代の珪化木形成を説明するものである.すなわち, 条件が整えば, 地質時代に形成された珪化木も数年~数10年という驚くべき短期間で行われた可能性がある.
  • 地学雑誌
    1891年 3 巻 10 号 554-556
    発行日: 1891/10/25
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
  • *飯田 肇, 渡  正昭, 花岡 正明, 金子 正則, 本間 信一
    日本雪氷学会全国大会講演予稿集
    2006年 2006 巻 P1-25
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/01
    会議録・要旨集 フリー
  • 紙パ技協誌
    2015年 69 巻 5 号 561-564
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/01
    ジャーナル フリー
  • 紙パ技協誌
    2008年 62 巻 9 号 1169-1171
    発行日: 2008年
    公開日: 2011/04/22
    ジャーナル フリー
  • 和田 直也
    日本生態学会誌
    2008年 58 巻 3 号 205-212
    発行日: 2008/11/30
    公開日: 2016/09/17
    ジャーナル フリー
    北緯35°から北緯80°までの広い範囲に分布しているチョウノスケソウ(Dryas octopetala sensu lato)について、中緯度高山の
    立山
    個体群と極地ツンドラのニーオルスン個体群を比較しながら、生育環境、葉形質と花特性の変異や環境の変化に対する応答、集団内の遺伝的多様性について紹介し、諸変異の要因について論じた。夏季の積算温度は、
    立山
    の方がニーオルスンに比べ3.1倍高かったが、日射量はほぼ同じであった。但し、ニーオルスンにおける日射量は初夏に高く、夏至以降急激に減少していた。このような生育環境の違いに対応して葉形質に違いがみられ、
    立山
    を含む中緯度高山帯におけるチョウノスケソウの葉は、ニーオルスンを含む寒帯や亜寒帯の集団に比べてLMA (leaf mass per area)が小さく窒素濃度が高かった.また、雌蕊への投資比(雌蕊重量/雄蕊と雌蕊の重量)は花重量との間に正の相関を示したが、その変化率は
    立山
    個体群の方が低く、ニーオルスン個体群に比べて集団内における性表現の変異幅が小さい傾向にあった。さらに、
    立山
    個体群における遺伝的多様性は、これまで報告されている北極圏の個体群と比較して低かった。最後に、気候変動に対する本種の応答反応を予測する上で、いくつかの課題を指摘した。
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