詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "篠田謙一"
76件中 1-20の結果を表示しています
  • ゲノムが解明する人類史
    中川 僚子
    日本科学技術ジャーナリスト会議 会報
    2024年 2024 巻 110 号 6-
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/30
    解説誌・一般情報誌 フリー

     新年の例会は人類学の第一人者である国立科学博物館の

    篠田謙一
    館長を迎え、15日に会場とオンラインを併用して開かれた。科博といえば、クラウドファンディングの成功が記憶に新しい。篠田さんは、はじめに博物館の社会的役割と「地球の宝を守る」ために寄付を募るに至った経緯を説明。続いて「ゲノムが解明する人類史」と題して、ゲ ノム解析技術と成果を解説してくれた。以下、講話の骨子を報告する。

  • その方法と問題点について
    國貞 隆弘, 篠田 謙一
    人類學雜誌
    1990年 98 巻 4 号 471-482
    発行日: 1990年
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    縄文時代人骨3体から DNA を抽出し, PCR 法を用いてミトコンドリア DNAを増幅して解析を行い,その方法論的な問題点を考察した。今回用いた方法では,試料の保存状態•部位にかかわらず,ほぼ安定して DNA の分離と増幅が可能であり,その有効性が確かめられた。分離された DNA は,そのほとんどがヒト由来のものではなかったが, PCR 法によりヒトミトコンドリア由来の DNA の増幅を確認することができた。ミトコンドリア DNAのV 領域および D ループ領域に対する制限酵素を用いた解析では多型は検出できなかった。しかし増幅した V 領域の塩基配列を決定したところ,1個体では1箇所の変異が見出された。
  • 篠田 謙一, 鵜殿 俊史, 吉原 耕一郎, 嶋田 誠, 竹中 修
    霊長類研究
    2003年 19 巻 2 号 145-155
    発行日: 2003年
    公開日: 2005/03/24
    ジャーナル フリー
    One of the primary objectives in the captive management of chimpanzees is to preserve to the greatest extent possible the genetic diversity that still exists in wild gene pools. Furthermore, it is desirable to prevent the occurrence of intersubspecific hybrids. It is possible to sort chimpanzees into their three subspecies (Pan troglodytes verus, P. t. troglodytes, P. t. schweinfurthii) by investigating mitochondrial DNA sequences. Thus, in order to obtain the basic data necessary to establish a future-breeding protocol, we have decided to evaluate the subspecies of all captive chimpanzees living in Japan. At present, a total of 373 animals including 193 known captive-born, 152 known wild-born, and 28 known captive-born from foreign countries have been raised in Japan. Data on the location of capture of most of these apes is unknown. The 249 chimpanzee samples used in the present study were obtained from 43 zoos in Japan. DNA samples from 180 chimpanzees were extracted from follicle-shed hairs: 67 were from blood samples and 2 were from tissues. We used PCR amplification and direct sequencing of the mitochondrial D-loop region. We compared these sequences with chimpanzees of known geographic origin. Finally, the subspecies of 332 chimpanzees that belonged to 217 maternal lineages were identified. The findings clarified that 230 individuals (61.7%) were P. t. verus. Additionally, four chimpanzees were P. t. troglodytes and 15 were P. t. schweinfurthii. The present findings have also confirmed the existence of another previously unrecognized subspecies of chimpanzee in Nigeria (Pan troglodytes vellerosus). Four of the captive chimpanzees we examined are referable to this subspecies. Examination of the registration book of pedigree and DNA data indicated that 56 chimpanzees born in Japan were actually hybrids of these three subspecies. Molecular data must be carefully examined and reconciled in order to establish a viable breeding plan for chimpanzees in Japan.
  • 馬場 悠男
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2014年 122 巻 1 号 102-108
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/06/24
    ジャーナル フリー
    初等中等教育の限られた授業時間の中で,生徒たちに人類学および人類進化の本質を理解させ,現在と未来の私たちのあるべき姿を考えるヒントを与えられるような試案を提示した。具体的には,教えるべき理解の要点,教える際の注意点,簡易なストーリー説明,「人間らしさ」を示す最新の研究結果によるトピックを簡略に述べた。
  • 情報・システムソサイエティ誌
    2019年 24 巻 2 号 18
    発行日: 2019/08/01
    公開日: 2019/08/01
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報
    2023年 2023 巻 109 号 10-
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/08
    解説誌・一般情報誌 フリー

    オピニオン 「ミソフォニア」を知ってますか?

     宮野きぬ

    理事会から

     滝順一

  • 北條 暉幸, 竹本 律子, 篠田 謙一
    Journal of UOEH
    1981年 3 巻 3 号 203-205
    発行日: 1981/09/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    最近, 日本の若い世代の身長が高くなった. このことはよく指摘されているが, 比座高(身長に対する座高の比率)の世代間の変化の研究は少なく, 特に九州人については, これまでのところみあたらない. 今回, 九州人女子407人を用いて比座高の時代的変化の存否について検討した. このうち, 北部九州人は297人(1973年および1980年のデータ)と中部九州人110人(1955年のデータ)であり,これらを1942-45年の日本人女その標準値と比較したところ, 身長および座高については, 現代九州人はいずれも高い値を示しているが, 比座高については変化が認められなかった.
  • 太田 公規
    ファルマシア
    2023年 59 巻 12 号 1065
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/01
    ジャーナル フリー
  • 木村 茲
    品質
    2017年 47 巻 4 号 295-300
    発行日: 2017/10/15
    公開日: 2020/03/07
    ジャーナル 認証あり
     Basis of improvement activities is supposed for all staff members to improve their capabilities, aiming at achieving self-realization and creating a bright and pleasant working environment while cooperating with each other. The management and their supervisors are required to provide instructive supports for such activities with high respect for humanity. However in looking back on my experience involving improvement activities in a hospital, I had less opportunity to refer to such basis of improvement activities.
     In addition, judging from case examples seen and heard in U.S. Kaizen Tour conducted by Chubu Medical Quality Management study group, and in Kaizen delegations from overseas accepted by Seki Central Hospital, such basis of improvement activities concept seems not to have been understood correctly by overseas people.
     Therefore, the main theme of this report is to seek the basis of such improvement activities by looking into Jomon people who had peaceful lives without conflict for an unprecedented long period of 15,000 years in order to contribute improvement activities in the future.
  • ――大野晋先生の研究人生とタミル語説――
    守谷 健弘
    日本音響学会誌
    2022年 78 巻 10 号 555-556
    発行日: 2022/10/01
    公開日: 2022/11/01
    ジャーナル フリー
  • ―人骨資料の整理と共同研究の経緯―
    土肥 直美, 廬 國賢
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2008年 116 巻 2 号 145-148
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/12/27
    ジャーナル フリー
  • 水野 文月, 五條堀 淳
    学術の動向
    2020年 25 巻 2 号 2_38-2_41
    発行日: 2020/02/01
    公開日: 2020/06/26
    ジャーナル フリー
  • 坂平 文博
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2007年 115 巻 2 号 85-95
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/22
    ジャーナル フリー
    茨城県東海村に所在する村松白根遺跡は,発掘された遺物と遺構から中世における製塩業に従事していた人々の専業集落であると推定されているが,遺跡自体がどのような来歴を持つ人々によって形成されていたかは明らかではない。本研究では,この遺跡から多数出土した中世人骨のミトコンドリアDNAを解析することによって得られた,村落の遺伝的な構成に関する情報からこの問題を検討した。古代DNA分析の手法を用いて,74個体の人骨のミトコンドリアDNAのコントロール領域と遺伝子のコーディング領域の塩基配列の決定とAPLP法による遺伝子のコーディング領域の一塩基多型の検出を試みた。その結果,解析した人骨の49個体からDNAデータが得られ,それらは29種類のハプロタイプから構成されていることが判明した。このことは村松白根遺跡が異なる母系を持つ多様な人々から形成されていたことを示している。また,ハプログループの頻度をもとに計算したクラスター分析の結果は,村松白根遺跡の人々が現代本土日本人や中世鎌倉の人々に近い集団であることも明らかにした。本遺跡がこの地方における製塩業の操業期間のなかでも最初期に属するものであることを考えると,村松白根遺跡における製塩業は様々な地域から移入してきた人々によって始められたものであったという可能性が示唆される。本研究は中世村落を対象とした古代DNA分析が,その形成過程の解明に有力な手掛かりを与えることができることを示している。
  • 篠田 謙一
    人類學雜誌
    1990年 98 巻 1 号 65-74
    発行日: 1990/03/10
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    ニホンザル152個体(♂R93,♀59)の足部骨格を交連状態で計測した.標本は,京都大学霊長類研究所所蔵のもので,成長途中のもの(83個体)と成体(69個体)の双方を含んでいる.足の長軸方向に21の計測項目を設定した.大きさの変化にともなう,この各部分のプロポーションの変化を明らかにするために多変量アロメトリーの手法を用いて解析することとした.成体群と発育途上群を分けて,それぞれのアロメトリー係数を導出し,両群の関係を明らかにした.
    全体に対して中足骨が優成長すること,足根部の劣成長が指の劣成長よりも著しいことなどは両群に共通で,これらの傾向は大きさが増すことによって獲得されるプロポーションの変化であると結論できる.両者に異なった傾向がみられる項目間については,二変量のアロメトリーを計算して解析した.足根の前方部分と後方部分を比較すると成長期には後部が優成長を示すのに成体では逆に劣成長となる.これは足根骨の成長の様式が長軸方向に関して一様に行われてはいないことに原因があると推測され,多数の骨をまたぐ形で計測される項目の解釈の困難さをうかがわせた.また,第一中足骨と基節骨の関係も両群で逆転しているが,こちらは各個体のこれらの骨の成長率にバリエーションがあることに起因する相違であると思われた.他の指ではこのような変異はなく,母指のみに現れることは興味深い.
    この様に成長途中のグループと成体の間には,大きさの変化に伴うプロポーションの変化の様式に差がみられる場合があり,一方から他方を類推することは危険である.
  • 十塚 正治, The Super Science High School Consortium, 佐藤 陽一, 田中 雅嗣
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2016年 124 巻 2 号 85-91
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/20
    [早期公開] 公開日: 2016/11/17
    ジャーナル フリー

    平成20~24年度に文科省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)コンソーシアムとして日本国内(八重山諸島,宮古島,沖縄本島,佐賀県,兵庫県,宮城県,青森県)の高校と共同で,Y染色体DNAとミトコンドリアDNA(mtDNA)のハプログループを解析し,日本各地における頻度分布を調査した。その結果,Y染色体ハプログループに関してはDE*は佐賀県,青森県と比較して,琉球地域で高い割合を示した。ハプログループC1は佐賀県,青森県と比較して,琉球地域で高く,逆にC3は佐賀県,青森県と比較して琉球地域で低い結果となった。ハプログループO2b1は沖縄本島において低頻度を示したが,O2b*, O3の頻度は地域間で大きな違いはみられなかった。mtDNAに関しては,佐賀県,兵庫県,青森県と比較し,琉球地域においてハプログループM7aは高頻度を示し,N9aは低頻度を示すことがわかった。N9bは頻度数値がどこも小さいが,青森,琉球地域に対し,中間に位置する兵庫・大阪・京都と佐賀が比較的低かった。日本本土と琉球地域ではY染色体DNAとmtDNAのハプログループの頻度に違いがみられることがわかった。

  • 奈良 貴史, 佐伯 史子, 萩原 康雄, 澤田 純明
    Anthropological Science (Japanese Series)
    2016年 124 巻 2 号 93-148
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/20
    ジャーナル フリー
  • *吉川 泰弘
    霊長類研究 Supplement
    2005年 21 巻
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/06/07
    会議録・要旨集 フリー
    文部科学省ナショナルバイオリソースプロジェクトの一環として開始された「チンパンジー研究利用に関するフィージビリティースタディ」によって、大型類人猿研究にはライフサイエンスを中心に様々な需要が存在することが示された。また、研究目的で大型の飼育コロニーを作ることが非現実的であることも判明し、大型類人猿を飼育している施設との間にネットワークを作成し、情報を含めたリソースの流れを生み出すことが研究支援として効果的という結論にいたった。「大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)」では、これらの調査結果と理念を引き継ぎ、ネットワークと情報のさらなる整備、および研究者へのリソース配布をおこなってきた。本集会では、まずGAINがおこなってきたこれまでの活動の概況を報告する。次に、これまでのGAIN利用者の立場から、これまでの研究の内容、GAINを利用することで得られた研究成果、またはGAINを利用することで今後実行可能になると考えられる研究内容などについて話題提供する。加えて、これまでにリソースの配布や情報の提供などで協力があった飼育施設の立場からの話題提供も予定している。こうした三者からの現状報告をふまえて、大型類人猿研究の現状と将来展望、リソース配布を中心とする研究支援システムの問題点やこれからの展開について検討したい。話題提供者として、GAINからは、吉川泰弘(東京大)、研究利用者からは、石田貴文(東京大学)、
    篠田謙一
    (国立科学博物館)、清水宏次(鳴門教育大学)を予定している。
  • 篠田 謙一
    学術の動向
    2015年 20 巻 5 号 5_15-5_19
    発行日: 2015/05/01
    公開日: 2015/09/04
    ジャーナル フリー
  • ファルマシア
    2023年 59 巻 12 号 1064-1065
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/01
    ジャーナル フリー
  • 中村 亮, アーディル ムハンマド サーリフ
    アフリカ研究
    2015年 2015 巻 87 号 77-90
    発行日: 2015/05/31
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    本稿では,海洋保護区において漁民と保護動物ジュゴンがいかに調和的に共存可能かについて,スーダン紅海北部ドンゴナーブ湾海洋保護区の漁撈活動より考察する。77漁場の水深と底質を分析した結果,水深30m以下の漁場が84%,底質がサンゴ礁の漁場が70%であった。この海域の漁撈活動は,サンゴ礁に生息する魚介類を主な漁獲対象とし,浅海の利用頻度が高い傾向がある。湾外の水深40~50mの深い海は,高級魚スジハタ(Plectropomus maculatus)の漁場である。スジハタは産卵期(5~ 6月)に集中して獲られるが,漁法は不確実性が高く効率の悪い一本手釣りである。魚群探知機の使用もほとんどない。商品価値の高い資源は深い海に潜んでいるが,漁撈技術との兼ねあいからその利用は難しい。加えて,強風や夏場の気温上昇により,漁撈は強い活動制限を受けている。これが天然の休漁となり,過剰な資源利用が抑制されていると推測できる。問題は,ジュゴン混獲を含む浅い海の資源管理である。これまでの調査研究より,ジュゴン混獲の主原因が「夜間に海草藻場周辺に仕掛けられる撚糸刺し網」であることが判明した。この地域では歴史的にジュゴンの利用があったが,現在の漁民はジュゴンが網にかかることを嫌う。今ではジュゴンの商品価値はほとんどなく,かかると高価な刺し網が破損してしまうからである。漁民とジュゴンの調和的共存をめざし,利害関係者との協議のうえ,ジュゴン発見時には漁を中止するや,海草藻場周辺では撚糸刺し網を使用しないという申し合わせは充分に達成可能である。
feedback
Top