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13,034件中 1-20の結果を表示しています
  • 運動負荷,cold pressor test, pithed rat電気刺激による検討
    越路 正敏, 伊藤 裕康, 湊口 信也, 今井 洋子, 宇野 嘉弘, 各務 雅夫, 横山 仁美, 平川 千里
    心臓
    1994年 26 巻 Supplement4 号 41-45
    発行日: 1994/10/25
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
  • 富澤 宏樹, 市本 範子, 市原 成泰, 深沢 英雄, 立石 満
    薬物動態
    1986年 1 巻 1 号 55-60
    発行日: 1986年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    3Hで標識したtrimoprostilをラットに1日あたり100μg/kgの用量で14日間連日経口投与し,蓄積性および残留性について検討を加えた.
    1.血中濃度推移
    連日投与期間中におけるラット血中放射能濃度は,投与後30~45minと4hrにそれぞれピークを有しその後徐々に減少する二峰性の推移を示した.連投期間中のこれらのピーク値は単回投与に相当する1日目の1~2.1倍であり,また,24hr値(最小値)は1日目の2.4~3.6倍の範囲にあった.血中未変化体濃度は,投与後4hrまでは血中放射能濃度とほぼ平行した推移(血中放射能の20~40%)を示したが,最終投与日には若干の減少傾向が認められた.24hr値はいずれの測定日においても検出限界以下であった.
    2.組織中濃度
    連日投与による各組織への放射能の蓄積性は低かった.白色脂肪を除くすべての組織中放射能は,投与終了後21日目までには,単回投与後24hr値以下あるいは検出限界以下にまで減少していた.また,21日目における白色脂肪中放射能は投与終了後1日目の20~24%にまで減少していた.
  • 神 勝紀, 唐澤 豊
    ペット栄養学会誌
    2004年 7 巻 Supplement 号 37-38
    発行日: 2004/07/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    カテキン類を主成分とする緑茶抽出物をネコに3週間(実験1)および5週間(実験2)給与し,糞のにおい強度と糞中の腐敗・悪臭物質(フェノール類,アンモニア,揮発性脂肪酸)含量の変化を調査した。その結果,腐敗産物であるフェノール類は糞から検出されないこと,および糞のにおい強度,糞中のアンモニアと揮発性脂肪酸含量は,緑茶抽出物給与によって必ずしも減少しないことが示された。以上の結果から,本実験で給与した程度の緑茶抽出物量(カテキン類含量27.5%の緑茶抽出物,50-75mg/kg体重/日)ではネコ糞の悪臭を効果的に低減しないと考えられた。
  • 深沢 英雄, 斉藤 広子, 市本 範子, 富澤 宏樹, 市原 成泰, 立石 満, 藤野 明治, 大谷 勇作, 矢島 多恵
    薬物動態
    1986年 1 巻 1 号 61-67
    発行日: 1986年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    1.胎仔移行
    3H-trimoprostilを妊娠14日目および19日目のラットに単回経口投与(100μg/kg)し,投薬後45minおよび24hrにおける胎仔移行を検討した.
    投薬後45minの胎仔中放射能は,妊娠14日目および19日目でそれぞれ母獣血液中濃度の6%および15%であった.投薬後24hrの胎仔中放射能は,妊娠14日目では検出限界(0.076ng eq./g)以下に,19日目では0.5(頭部)~1.7(胴部)ng eq./gと45min値の6.2~14%に低下した.投薬後45minにおける胎仔中の未変化体濃度/放射能比は,妊娠19日目の胎仔胴部で0.18と若干低い値が認められた他は,ほぼ母獣血液中の値と等しい値が観察された.
    さらに,上記実験に加え14C-trimoprostil(100μg/kg)を上記両妊娠日のラットに単回経口投与し,投薬後45minに全身オートラジオグラフィーを行い,本薬物の組織内分布を検討した.その結果,両妊娠日において胎仔への放射能の分布は観察されなかった.
    2.乳汁中移行
    3H-trimoprostilを分娩後9日目の授乳ラットに単回経口投与(100μg/kg)し,投薬後の母獣血液および乳汁中の放射能,および未変化体濃度を測定し,本薬物の乳汁への移行について検討した.
    乳汁中放射能は,投薬後徐々に増加し,7hrで最高濃度(7.7ng eq./ml)に達した.一方,血液中放射能は,投薬後速やかに増加し,投薬後40min(11ng eq./ml)~7hr(8.9ng eq./ml)までほぼ一定した値を示した.7hr以降は,乳汁中放射能は,血液中濃度とほぼ平行した減少を示した.
    乳汁および血液中未変化体濃度は,平行した経時変化を示すとともに,投薬後4hrに最高濃度(乳汁:1.1ng/ml,血液:3.3ng/ml)に達した.これらの未変化体濃度は,それぞれ対応する放射能濃度の17%(乳汁)および33%(血液)に相当した.4hr以後,乳汁および血液中未変化体濃度は速やかに減少した.
  • *中村 慎吾, 坂田 直美, 中矢 健介, 小木曽 洋一
    日本放射線影響学会大会講演要旨集
    2007年 2007 巻 BP-238
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/20
    会議録・要旨集 フリー
    低線量率(20 mGy/ 22時間/ day)でγ線をSPF環境下で長期連続照射したB6C3F1雌マウスは、非照射マウスと比較して有意に体重増加することが示された(Radiation Research 167, 417-437, 2007)。今回、個別飼育したマウスに低線量率γ線を長期連続照射し、体重変化と摂食量、飲水量及び排泄物(
    )重量との関連を調べる実験を行った。[結果]1)照射開始後12週から36週で照射群の体重に増加傾向が観察され、照射開始後33週(42週齢)で照射群の体重が非照射対照群と比較して有意に重くなった。2)42週齢時の体重の軽重は、17~41週齢までの体重の軽重に強く相関した。3)照射群(n=18)を体重が重いグループ(n=9)と軽いグループ(n=9)とに分け、同様に分類した非照射対照群と、それぞれのグループごとに照射期間中の体重の推移を比較したところ、体重が重い照射マウスの体重が有意に重いことが示された。4)体重増加に関わる要因として摂食量、飲水量及び排泄物(
    )重量の変化を検討したところ、これらの諸要因と体重増加との関連は明らかでなかった。しかし、照射開始後3週から10週で排泄物(
    )重量及び[排泄物(
    )重量/摂食量]比が非照射対照群と比較して有意に高くなることが分かった。本研究は青森県からの受託事業により得られた成果の一部である。
  • 田所 聖志
    文化人類学
    2013年 77 巻 4 号 607-611
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル フリー
  • 中村 琢磨, 藤田 卓, 鈴木 創, 杉田 典正
    日本花粉学会会誌
    2008年 54 巻 2 号 53-60
    発行日: 2008/12/31
    公開日: 2018/12/17
    ジャーナル フリー
    To assess the feeding habits of the Bonin Flying Fox (Pteropus pselaphon, Layard, 1829) pollen analysis was conducted on the faeces of the animals from Minami-Iwo-To Island and Chichi-jima Island, Ogasawara Archipelago. In total 23 plant species and two fern species were represented by the pollen and spores recovered from the faeces samples collected on the two islands. Notably, pollen of only one species was recovered on Minami-Iwo-To Island: Pandanus sp., while on Chichi-jima Island seven (5.4±1.3) species were identified from the pollen which had passed through the gut of P. pselaphon. The species represented include first records for the flowers of Syzygium sp. and Pandanus sp. as part of the diet of Bonin Flying Foxes. The pollen assemblage in the faeces also suggests that some alien plant species such as Agave americana, Ficus microcarpa and Syzygium jambos are major elements in the diet of the Bonin Flying Fox on Chichi-jima Island. In addition, on both islands, fern spores were found frequently in the faeces of these animals, suggesting that ferns also provide a major food resource (for example, Asplenium setoi), especially on Minami-Iwo-To Island. This paper documents for the first time, that ferns form part of the diet for P. pselaphon, the Bonin flying fox.
  • 平光, 星山 佳治, 川口 毅
    昭和医学会雑誌
    1996年 56 巻 6 号 585-590
    発行日: 1996/12/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    平成7年度SW大学病院とTR病院の経営状況について患者 (外来, 入院) 延数, 1日患者 (外来, 入院) 1人当たり収入, 1床当たり収入, 病床利用率, 職員1人当たり収入などについて比較検討した.その結果, 職員1人あたりの収入はSW大学病院はTR病院に比較して31.1%低く, 職員数は5.9%程多いことから収入が少なく職員数が多い.また病院経営支出の比較では医療収支比率はSW大学病院が3.2ポイント高くなっており人件費率も5.4ポイント高く, 材料費率も1.3ポイント高い.しかし, 経費率と委託比率はそれぞれ0.5ポイント, 3.5ポイント低くなっている.医科大学としての高度医療や教育・研修機能から見た場合には診療科における収支は別の問題であるが医療経済の観点から見た場合にはこれら赤字の原因はさらに検討される必要がある.赤字の診療科や収支差額がゼロの診療科においては支出に占める医療経費が高いことがその原因の一つとなっていた.
  • 宮崎 雅雄
    日本味と匂学会誌
    2020年 27 巻 1 号 3-9
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/05/22
    ジャーナル 認証あり
  • 宿澤 光世, 塚田 夏子, 米田 陽俊, 遠藤 哲代, 杉本 昌仁, 扇 勉
    北海道畜産草地学会報
    2014年 2 巻 1 号 45-50
    発行日: 2014/03/31
    公開日: 2019/10/17
    ジャーナル フリー

    黒毛和種去勢肥育牛におけるデンプン摂取量およびデンプン源の違いと、糞性状との関係を検討するため2つの試験を行った。試験1では肥育前期牛18頭を用いて12、15か月齢時に、試験2では肥育後期牛15頭を用いて25、28 か月齢時に飼料摂取量および糞性状の調査を行った。試験1では12、15か月齢時に濃厚飼料各々5.2、7.8kg、粗飼料3.1、1.5kgを給与した。試験2では粉砕トウモロコシ主体配合飼料(濃厚飼料A)を5.1、5.3kg、トウモロコシサイレージ(CS)を 5.4、4.8kg給与する濃ACS区(6頭)、粉砕玄米主体配合飼料(濃厚飼料B)を4.8、5.1kgCSを5.7、4.9kg給与する濃BCS区(6頭)、濃厚飼料Aを8.5、8.8kg、麦稈を1.6、1.3kg給与する対照区(3頭)を設けた(いずれも乾物ベース)。試験1では乾物摂取量(DMI)中デンプン含量は12、15か月齢で各々28.8、36.8%であったが、糞のデンプン含量およびpHに差はなかった。試験2ではDMI中デンプン含量は濃ACS区、濃BCS区、対照区各々41.3、38.3、38.8%と差は小さかったが、糞のデンプン含量は10.9、14.1、6.8%、

    pHは6.09、5.81、6.31と、糞のデンプン含量が高い濃ACS区および濃BCS区で、
    pHが低い傾向がみられた。また、
    pHは糞のデンプン含量および乾物率と負の有意な相関(各々r = -0.44、-0.47、p<0.01)がみられた。これらから、糞のデンプン含量が高まると、
    pHは低下することが明らかとなり、未消化デンプンが下部消化管に多く流入すると、下部消化管でデンプンが発酵し、
    pHが低下すると推察された。

  • 佐々木 寛幸, 柴田 昇平, 吉田 信威
    日本草地学会誌
    1998年 43 巻 4 号 492-496
    発行日: 1998/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 亀山 栄-, 猪熊 精-, 赤川 章, 桑村 常彦
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1974年 1974 巻 9 号 1789-1794
    発行日: 1974/09/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    α-オレフィンオキシドを利用する長鎖アミンィミドRCH(oH)cH2-NMe2NcoR嘱Aの合成とその界面活性剤としての諸性質を検討した。N-アルキルジメチルアミンアシルイミド(B)の合成にくらべ,α-オレフィンオキシド,1,1-ジメチルヒドラジンおよび脂肪酸エステルからのSlage1法sによるAの合成は反応操作が簡易で,高収率で目的物を与えることを確認し,R=H~n-C",R'=C,~n-CiSの試料9種を得た。AはBと同様に多くの点で非イオン界面活性荊としての挙動を示すことが観察され,とくに大部分の.A試料が100℃以下の曇り点を示した。AはBにくらべ,融点およびクラ7ト点はわずかに高いが水溶性大でCMCも大きい。また表面張力低下能はきわめて大きく,湿潤九乳化九可溶化力(対ペンゼン)にすぐれている。熱および光に対してAはBよりいちじるしく安定である。
  • 中田 浩二, 木下 博明, 広橋 一裕, 街 保敏, 長田 栄一, 久保 正二, 藤本 幹夫
    日本消化器外科学会雑誌
    1990年 23 巻 1 号 29-35
    発行日: 1990年
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    胆管内圧の抗生剤の胆汁中移行に及ぼす影響を健常雄性ビーグル犬を用い検討した.総胆管に挿入したチューブの他端を総胆管前壁から-10 (A), 0 (B), 10 (C), 20 (D) cmの高さで固定, flomoxef sodium (以下FMOX) 50mg/kgを静注後5時間まで血液, 胆汁のFMOX濃度を測定した.その結果, 胆汁分泌量 (ml), 総胆汁酸分泌量 (μmol) は胆管内圧の上昇に伴い低下し [A: 15.5ml;607μmol, B: 8.8;351, C: 7.7;201, D: 7.6;298], 胆汁中移行率 (%), 胆汁中最高濃度 (μg/ml) およびその時間 (hr) も胆管内圧の上昇に伴い低下, 遅延した [A: 9.6%;5,770μg/ml (1~1.5hr), B: 5.4;6,037 (1.5~2), C: 4.6;5,170 (2~3), D: 3.1;3,257 (2~3)].またphamacokinetic parameterである生物学的半減期, 血清中濃度曲線下面積, 全身クリアランスは胆管内圧の変化に関係なく一定であったが, 胆汁中移行過程の速度定数は胆管内圧の上昇に伴い減少し, 移行時間は遅延した.したがって胆管内圧は抗生剤の胆汁中移行に影響を及ぼすことが示唆された.
  • 小中 隆盛, 橋本 広志, 西村 理恵子, 来間 和男, 平内 三政
    CHEMOTHERAPY
    1987年 35 巻 Supplement1 号 137-144
    発行日: 1987/05/31
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    ヒト血漿中の6315-S (Flomoxef) およびその代謝物である6315-S oxideと1-(2-hydroxyethyl)-1H-tetrasole-5-thiol (HTT) の濃度測定のために高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により, 6315-SとHTTそれぞれ単独測定法と3者同時測定法の3方法を設定した。いずれの方法においても血漿はメタノール除蛋白法によって処理し, 上清は氷冷下1時間以内にHPLCに注入し, 妨害ピークがなく, 分離のよいクロマトグラムが得られた。6315-S, HTTおよび6315-S oxideの測定限界はそれぞれ0.5μg/ml, 0.1μg/mlおよび0.1μg/mlであり, 6315-SとHTTに関し, 単独法と同時定量法との間に差はなく, 両者とも良好な直線性を示す検量線が得られた。なお, 実検体においては6315-S oxideはいずれの場合も測定限界以下の濃度であった。
    ヒト尿中の6315-SとHTTの同時測定法と6315-S oxideの単独測定法を設定した。解凍後の尿試料は氷冷下4時間以内に濾過後, 直接HPLCに注入を行ない, 妨害ピークがなく分離のよいクロマトグラムが得られた。測定限界は6315-Sが2μg/ml, HTTが2μg/ml, 6315-S oxideが0.5μg/mlであり, また, それぞれについて良好な直線性を示す検量線が得られた。
  • 渡部 泰弘, 平尾 和也, 田原 雄一郎
    日本衛生動物学会地方支部大会要旨抄録集
    2003年 123 巻
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/07/01
    会議録・要旨集 フリー
    先に、チャバネゴキブリは糞や死骸を通常は食べないことを報告した。マウス固形試料(餌)、ゴキブリ乾燥糞、乾燥ゴキブリ死骸を並べておいた場合、チャバネゴキブリは常に餌を選んだ。また、糞や死骸のみでは成虫の寿命が短く繁殖も悪化した。
    今回、クロゴキブリ成虫(雌雄、幼虫)を供試して同様な試験を試みた。クロゴキブリ雌雄及び幼虫は3種の試料(マウス固形餌、乾燥クロゴキブリ糞、クロゴキブリ乾燥死骸)が並置されたときは、常に餌を最も好み、次いで死骸を選んだ。自身の糞はほとんど消費されなかった。これは、チャバネゴキブリと同じ傾向であった。
    2種の組み合わせ(餌と糞、餌と死骸、糞と死骸)が並置された場合、クロゴキブリは、餌>
    、餌>死骸、
    <死骸を選択した。
    餌と水以外の試験区では、共食いが頻繁に観察された。
    水と餌では、40日までほとんど死亡しなかった。他方、水と糞、水と死骸では15日経過後から死亡する個体が見られた。
  • 木仁, 楠田 哲士, 胡日査, 高須 正規, 後藤 佳恵, 齋藤 麻里子, 香坂 美和, 堀 泰洋, 土井 守
    日本野生動物医学会誌
    2014年 19 巻 3 号 87-99
    発行日: 2014/09/30
    公開日: 2014/12/06
    ジャーナル フリー
    木曽馬とモウコノウマの繁殖生理状態を把握するために,非侵襲的な方法である糞中性ステロイドホルモン代謝物含量の測定を行った。また,糞の採取条件を決定するため,木曽馬をモデルとして直腸糞を 20℃下に保管し,その時間経過ごとのホルモン値を酵素免疫測定法により調べた。その結果,黄体期と非黄体期の糞中プロジェステロン(P4)含量は 8時間以降徐々に増加し,糞中エストラジオール-17β(E2)とエストロン(E1)は 84時間以降有意に増加した。次に,木曽馬の糞中P4含量の年間動態を血中と比較した結果,同様の変動傾向を示し,両値間に相関係数0.46(p<0.01)の有意な正の相関が認められた。木曽馬とモウコノウマの糞中P4動態に基づく排卵周期はそれぞれ23.6±0.7と26.8± 0.7日間であった。また,通常の繁殖季節はそれぞれの種で5,6月~11月および3,4月~翌年1月までであったが,両種共に周年卵巣周期を示した個体が認められた。両種の妊娠期の糞中P4含量は,妊娠60~70日目に増加し,120~300日目の間に高値を維持し,出産直前に急激に増加した。E2とE1含量は両種共,最終交尾後 90日目から急激に上昇し,150~190日の間にピーク値を示した後,徐々に減少した。両種の妊娠期の糞中からは主に5α-pregnan-3β-ol-20-oneおよび5α-pregnane-3,20-dione,E2および E1が検出され,これらを指標とした測定は妊娠期のモニタリングに有効であることが明らかとなった。
  • 畠 佐代子
    環動昆
    2017年 28 巻 3 号 121-131
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/07/06
    ジャーナル オープンアクセス
  • *寺川 眞理, 井鷺 裕司, 西川 真理, 松井 淳, 湯本 貴和
    日本森林学会大会発表データベース
    2007年 118 巻 N15
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/03/26
    会議録・要旨集 フリー
  • 大槻虎男
    植物研究雑誌
    1930年 6 巻 10 号 308-313
    発行日: 1930/04/19
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー
  • *松木 吏弓, 島野 光司, 阿部 聖哉, 竹内 亨, 矢竹 一穂, 梨本 真
    日本生態学会大会講演要旨集
    2004年 ESJ51 巻 O1-W20
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/30
    会議録・要旨集 フリー
    はじめに
    野生動物の食性調査としては糞や胃内容物の観察による分析が一般的であるが,破砕・消化により形状が変化したものでは餌種の判別が困難な場合が多い。そこで,糞中の形状が変化した残渣からでも餌種が同定できるように,DNA解析を用いた食性調査法について検討した。

    材料と方法
    山地帯から亜高山帯にかけて生育している植物700種からDNAを抽出し、葉緑体遺伝子rbcLの一部領域(105bp-420bp)の塩基配列を決定し、データベース化した。糞の未消化の植物残渣からDNAを抽出し、上記DNA領域をPCRで増幅した。増幅産物をクローニングし、無作為に選んだ40ヶのコロニーについてダイレクトシークエンスした。得られたDNA配列を上記データベースと照合し、植物種を同定した。

    結果と考察
    データベース化した植物種は、シダ植物7科7属8種、種子植物110科381属692種(亜種23種を含む)で種子植物を中心に広範な分類群を含むものである。塩基配列の解析から476種類の配列が認められた。364種類については種特異的配列で種までの同定が可能であり、112種については複数の近縁種まで絞り込むことが可能であった。
    野外に排泄されたノウサギ糞から餌植物の同定を試みた。夏季のほぼ同じ時期に伐採跡地およびブナ自然林で採取した糞を解析した結果、それぞれ9種類および7種類の植物の配列が検出され、採食した餌植物を種レベルで同定することができた。1種を除き両地域では異なる植物種を餌としており、伐採跡地では主に草本植物が多く、ブナ自然林では木本植物が多く検出された。このように植生タイプの違う生息地では、異なる植物を採食していることが示された。また、カモシカおよびヤマドリの糞からも同様に分析を行い、餌植物を同定できることを確認した。したがって、本方法は植物食の動物の餌種同定に汎用的に適用できる可能性が高いと考えられた。
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