新しく開発されたセファロスポリン系抗生剤L-105を呼吸器感染症に使用し, 以下の結果が得られた。
1) L-105を細菌性肺炎8例, 肺膿瘍1例, 慢性気管支炎1例に対して, 1日量2~49を8~14日間点滴静注した。
2) 臨床効果は著効3例, 有効3例, やや有効2例, 無効1例, 判定不能1例で有効以上の有効率は67%) あった。
3) 副作用として,
自家感作性皮膚炎
を合併する例に発疹が出現した。臨床検査成績では2例にトランスアミナーゼの上昇, 2例に好酸球の増加, 1例にBUNの増加が認められた。
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