インターネット上に築かれたWeb文化は, ここ数年, 多彩な操作性とマルチメディアを取り入れる方向で大きく発展した。Webサイト構築とアプリケーション開発に用いられる環境の一部は, シミュレーションとマルチメディアを利用した教材の開発環境としても有用である。このため, Web文化の進展は, 電子教材開発に必要な情報を充実し, 教材開発負荷を大きく軽減した。本論では, 電子教材開発を, シミュレーション, 及びマルチメディアの教育利用という観点から見直し, 電子教材の持つ教育効果について議論する。さらに, Flashコンテンツの作成に利用される
ActionScript
による教材開発に必要な体制と負荷, 具体的な教材例を紹介し, 実験授業での活用例を元に実践での課題を明らかにする。
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