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8件中 1-8の結果を表示しています
  • 石塚 譲, 西岡 輝美, 大谷 新太郎, 細見 隆夫, 入江 正和
    日本畜産学会報
    2013年 84 巻 4 号 443-449
    発行日: 2013/11/25
    公開日: 2014/02/25
    ジャーナル フリー
    豚枝肉の筋出血と残血の発生と原因を調べるため, 全国主要食肉処理施設に対し,屠畜処理法等に関するアンケート調査を行った.大半の施設(37/57)で筋出血と残血が問題となり,それら発生間にはr=0.40(P<0.05)の相関があった.筋出血のオッズ比は,スタニング装置の手動/自動で0.31,血管切断法の大動脈/(大動脈+大静脈)で0.42,放血の向きの右肩上/左肩上で0.20,蹴り・痙攣の強/弱で2.54となった.また残血のオッズ比は,頸部切り口の大/中で0.36,小/中で2.75,血管切断法で0.24,放血の向きで0.16となった.以上から,豚枝肉の筋出血と残血は,放血の向き,血管切断法といった屠畜処理法により影響される可能性が示唆された.
  • 石塚 譲, 出雲 章久, 安松谷 恵子, 西田 眞治, 斉藤 恵子
    日本畜産学会報
    2016年 87 巻 1 号 11-16
    発行日: 2016/02/25
    公開日: 2016/03/26
    ジャーナル フリー
    我が国における現在のブロイラー(Ross 308)雄の血液生化学検査値の基準範囲の一つを示すことを目的として,14項目について21,28,35,42および49日齢の値を比較した.49日齢の平均体重は3696.2gであった.トリグリセライド値は日齢とともに増加したが(106.1mg/dL,平均値),49日齢で急激に減少した(P<0.0001).アルカリフォスファターゼ値は日齢とともに減少し(P=0.0333),逆に,アスパラギン酸トランスアミナーゼ値(P<0.0001),クレアチンキナーゼ値(P<0.0001)および乳酸脱水素酵素値(P=0.0012)は,日齢とともに増加した.本試験での乳酸脱水素酵素値(6420U/L)およびクレアチンキナーゼ値(51020U/L)は,既報と比較して約2倍の値であった.総タンパク質,アルブミン,血糖,尿酸およびアスパラギン酸トランスアミナーゼの各値は既報と大差はなかった.本結果では,血清酵素値が既報と比較して高かった.これは,筋肉の急成長を目指した改良が進められた結果と考えられ,我が国の現在のブロイラーでは基準範囲であると考えた.
  • 亀森 泰之
    産業動物臨床医学雑誌
    2012年 3 巻 2 号 51-57
    発行日: 2012/11/14
    公開日: 2013/05/18
    ジャーナル フリー
    胎盤停滞は,ウシにおいて分娩後12時間以内に胎盤が子宮から排出されない状態を指し,出産後の健康状態,乳汁産生および繁殖効率を低下させる.ヒトやげっ歯類において,脱落膜の剥離にはアポトーシスが関与していることから,ウシにおいても胎膜剥離におけるアポトーシスの関与が考えられる.本研究において,ウシ胎盤停滞の発生機序を明らかにする目的で,胎盤停滞牛および正常牛の胎盤節組織におけるアポトーシス関連因子 (FAS, cFLIP, caspase [CASP] 8, BAX, BCL2, CASP3) の発現量を比較したところ,母体側胎盤節におけるFAS mRNA発現は停滞牛において正常牛よりも低く,cFLIP mRNA 発現は母体側,胎子側ともに停滞牛において正常牛よりも高かった.CASP3 mRNA 発現は停滞牛において正常牛よりも低かった.また,胎盤節組織におけるアポトーシスの局在を単鎖DNA (ssDNA) の免疫染色により検討したところ,正常牛の胎盤節組織において停滞牛よりも染色された細胞が多く認められ,特に母体側組織に局在していた.本研究の結果から,ウシにおいて正常な胎盤の排出 (後産) には胎盤組織におけるアポトーシスが必要であること,特に母体側胎盤におけるアポトーシスの胎盤排出における重要性が示唆された.また,このアポトーシスの誘導経路はFASを介するものである可能性が示され,このアポトーシスが正常に機能しないことにより胎盤停滞の発生することが示唆された.
  • 竹内 洋文
    薬剤学
    2005年 65 巻 5 号 273-278
    発行日: 2005年
    公開日: 2019/04/20
    ジャーナル フリー
  • 平野 七恵, 江口 定夫, 織田 健次郎, 松本 成夫
    日本土壌肥料学雑誌
    2023年 94 巻 1 号 11-26
    発行日: 2023/02/05
    公開日: 2023/03/02
    ジャーナル フリー

    本研究では,日本の食飼料供給システムとその中の畜産業における窒素(N)フローの実態(1975~2015年)を,家畜のN排泄量原単位は使わず物流データに基づき算定し,当システムと畜産業を対象に窒素利用効率(NUE=生産物N/飼料・材料N)や農地を含む国内環境への排出N(=N収支)を求めた.この40年間,当システムのNUEは低下し(44.2%→40.5%),排出N(1.22~1.71 Tg-N y−1)の半分近くは畜産業由来だった.畜産業のNUEは低いが育種や給餌法の改良により上昇し(15.1%→17.4%),主な畜種別では,採卵鶏・ブロイラー・乳牛は向上,豚は横這い,肉牛のみが低下した.畜産業からの排出Nの90%前後は家畜飼養中に生じ,1990年以降,温室効果ガスインベントリ報告書の糞尿Nより0.08~0.10 Tg-N y−1大きくほぼ並行して減少した(0.76→0.60 Tg-N y−1).両者の差は主に飼料ロスNと考えられ,その発生率(10%前後)は食品ロスN発生率と同程度だった.屠畜体の内臓等可食副生物の食用は畜肉NUEの向上に有効だったが,消費者ニーズと生産効率を最優先する経営は家畜体の負担を増大させ,高い死廃率や内臓等廃棄率,抗生物質多用による薬剤耐性菌増大,遺伝的系統の画一化等を招き,リスク集中型管理を生んでいる.農地を含む環境へのN負荷削減には畜産業NUEの向上が不可欠であり,消費者理解の下,動物福祉に配慮した健康的な家畜飼養を進める必要がある.

  • -「包摂」「連携」「対話」「情報」の観点から-
    加藤 謙介
    自然災害科学
    2022年 41 巻 3 号 245-300
    発行日: 2022/11/30
    公開日: 2023/12/01
    ジャーナル フリー
    本論文では,「ペット(家庭動物)」をテーマに,災害時に誰もが助かる社会の構築に向け,日本における「人とペットの災害対策」の課題と展望について検討を行った。まず,現代社会におけるペットの両義性を指摘するとともに,「人とペットの災害対策」への議論の端緒として,「インクルージョン(包摂)」「コラボレーション(連携)」「コミュニケーション(対話)」「インフォメーション(情報)」の4 つのキーワードを導出した。次に,過去35年間の災害事例を7 つの時期に区切り,先行研究や記録に基づき,各災害でのペット対応の特徴とその歴史的変遷をまとめ,「包摂」「連携」「対話」「情報」の視点から諸課題の整理を行った。これを踏まえ,「人とペットの災害対策」に関わる論点として,ペットの「家族」化,飼い主-ペットの自助の備え,飼い主自身による多様な避難先の準備と選択,被災地コミュニティでの飼い主-ペットの包摂,の4 点を抽出した。しかし,人とペットの減災に関わるこれら4 つの「情報」が示されてなお,新たな災害の度にペット問が生じていることを課題として指摘した。その上で,「人とペットの災害対策」を進展させるためには,「包摂」を目指す規範の下,多様な主体の「連携」と「対話」を進める中で,減災に関わる「情報」を生成・洗練させるプロセスが必要となるとの試論を提示した。
  • 日本細菌学雑誌
    2019年 74 巻 1 号 44-142
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/25
    ジャーナル フリー
  • 日本細菌学雑誌
    2020年 75 巻 1 号 60-157
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/01/21
    ジャーナル フリー
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