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クエリ検索: "MUSIX!"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 運動ニューロン疾患と筋疾患の鑑別における運動単位数推定に関する考察
    阿部 達哉, 今井 富裕, 小森 哲夫
    臨床神経生理学
    2023年 51 巻 6 号 637-644
    発行日: 2023/12/01
    公開日: 2023/12/26
    ジャーナル フリー

    運動単位数推定(MUNE)やmotor unit number index (MUNIX)は,神経筋疾患の機能的な運動単位数を評価する検査法である。今回,運動ニューロン疾患(MND)および筋疾患(MYO)において,MUNIXとMUNEを用いた運動単位数の評価の意義について検討した。対象はMND 10例,MYO 13例,健常者10名である。短母指外転筋でMUNIXとMUNEを実施し,成績を比較した。MUNIXはMNDとMYOで共に低値であったが,運動単位サイズ指標(

    MUSIX
    ),MUNIXの算出に用いられる指数関数𝛼値で鑑別できる可能性がある。一方,MUNEもMNDとMYOにおいて低値であった。MUNIXやMUNEはCMAP振幅が低い場合に低値になるため,運動単位サイズを確認することが重要である。
    MUSIX
    とMUNEにおける単一運動単位電位の振幅はMNDで高値であり,MYOとの鑑別に役立つ。

  • 山口 卓宏, 和泉 勝一, 竹村 薫, 鳥越 博明, 松永 禎史, 永田 告治
    九州病害虫研究会報
    2000年 46 巻 118-122
    発行日: 2000/11/15
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    ヤンバルトサカヤスデについて,奄美大島での年間の発生経過と防除薬剤について検討を行った。
    1.奄美大島での産卵時期は11月頃から翌年3月頃までと推察された。亜成体は5月上旬から,成体は8月中
    旬からみられ,成体は翌年3月頃まで生息していた。群遊時期のピークは6月ならびに10月で,6月は亜成体,10月は成体が群遊の主体であった。これらの奄美大島における発生経過は沖縄本島とほぼ同じと推測された。
    2.野外個体群の性比は1:1,雌雄の齢期の進展速度もほほ同じと考えられた。
    3.防除薬剤としては,BPMCならびにMIPCを主成分とした薬剤の効果が最も高かった。
    4.BPMCを2%含有したベイト剤について,野外の林地で防除試験を行った結果,m2あたり10gの処理量で,少なくとも処理後7日間は残効が認められた。
  • 中屋 亮彦, 松本 有史, 金子 仁彦, 宮澤 康一, 永野 功
    臨床神経生理学
    2023年 51 巻 6 号 645-650
    発行日: 2023/12/01
    公開日: 2023/12/26
    ジャーナル フリー

    症例は養鶏業に従事していた右利きの26歳女性。運動不足を気にしてX-4月からトレーナー付きのスポーツジムへ通い始めた。20回のベンチプレス(10 kg)を行った翌日のX月某日起床時,右後頚部から右肩部および右側胸部に強い疼痛を自覚した。疼痛は緩徐に消失したが,右上肢挙上時の右肩部から右側胸部の重苦しさが持続したためX+7月に当科を受診した。神経診察上,右翼状肩甲を認め,MRIで右前鋸筋は萎縮していた。神経伝導検査で右前鋸筋の複合筋活動電位振幅は左の約30%で,針筋電図検査で同筋には多相性,長持続性の運動単位電位を認め早期の神経再支配を示唆する所見であった。その他の筋に特記すべき異常はなかった。臨床経過から神経痛性筋萎縮症による右長胸神経麻痺と診断し,保存的加療を行った。電気生理学的検査は,本症例の神経痛性筋萎縮症が右長胸神経単独の麻痺を呈したことを確認する上で有用であった。

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